10 / 67
第十話 保健功
しおりを挟む
「う~ん……」
ほどしばらくすると、アリシアさんの両目がゆっくりと開かれた。
目覚めたばかりのアリシアさんは、軽く混乱していたのだろう。
焚火の横で仰向けに寝かせていたアリシアさんは、夜空を見上げながら目をパチパチとさせ、次に上半身を起こして軽く周囲を見渡す。
一方の俺は、焚火を挟んだアリシアさんとは逆側で座っている。
「腹は痛くないですか? かなり手加減したので大丈夫だと思いますが、少しでも吐き気や頭痛があったら言ってください」
「りゅ、龍信さん?」
俺は意識を取り戻したアリシアさんと目が合った。
「……はッ!」
直後、アリシアさんは完全に目が覚めて思い出したのだろう。
意識を無くすまでに自分が何をしようとして、そして何をされたのかを――。
「私はまったく歯が立たなかったのですね」
アリシアさんは無傷の俺を見つめながら呟いた。
「そうでもありません。最後の攻撃は中々のものでした」
「お世辞はやめてください。そんなことを言われても、私が悲しくなるだけです」
「いいえ、俺は本当にそう思ったから言ったんです。それに、あなたの剣は俺の身体こそ傷つけられなかったものの、ちゃんと俺の衣服には傷をつけました」
そう言うと、俺は斬撃を受け止めた左腕をアリシアさんに見せつけた。
正確には、アリシアさんの剣を受け止めた部分の衣服をだ。
左腕の部分の衣服には、斬られた証拠として縦筋が入っている。
「約束はしっかりと守ります。道家行には、アリシアさんの活躍と道士になる資格があると伝えますよ」
「それは目付け役の道士として、ですよね? でも、本音は真逆にある」
「……はい」
こればかりは、嘘を言うわけにはいかなかった。
確かに道家行にはきちんと報告はするが、それでも今のアリシアさんが道士としてやっていけるとは思わない。
ただし、例外はあった。
アリシアさんが最低等級の第5級から上を目指さないのなら話は別だ。
それなら今のアリシアさんでも何とかやっていけるだろう。
しかし、アリシアさんがその程度で満足するはずがないことも分かっていた。
おそらく、アリシアさんはもっと上の等級を目指すはずだ。
道士というものは、等級が上に行けば行くほど危険な仕事は多くなるが、それに比例して成功報酬も高くなる。
それだけではない。
同時に集められる情報も広く深くなっていく。
そして、アリシアさんが欲しいのは上の等級の道士が得られる情報に違いない。
だが、今のアリシアさんでは上の等級の道士になるのは無理だ。
もしも本当にアリシアさんが上の等級の道士を目指したいのならば、まずは壊れている肉体を正常に戻す必要がある。
一拍の間を開けたあと、俺はアリシアさんに尋ねた。
「アリシアさん、俺があなたの身体を元に戻すと言ったらどうしますか?」
「私の身体を元に戻す?」
アリシアさんは頭上に疑問符を浮かべた。
「俺はあなたが異国人だから道士になることを否定したわけではありません。アリシアさん、あなたの肉体は何かが原因で壊れている……そうですね?」
どきり、とアリシアさんから聞こえたような気がした。
それほどアリシアさんの表情には、驚きの色が浮かんでいる。
「ですが、その原因がよく分からない。病気とも怪我とも違うような……もしかすると、誰かから〝呪い〟のようなものを受けたとか?」
どちらにせよ、と俺は言葉を続けた。
「実際に肉体を診て見ないことには判断できません」
「み、診る? 私の身体を?」
俺は真剣な顔で「そうです」と頷いた。
「絶対にとは言い切れませんが、もしかすると俺はアリシアさんの身体を元の健常な状態に戻せるかもしれない。そして、もしもアリシアさんの身体に本来の力が戻ったとしたら話は別です。そのときは道士でやっていくことは無理だなんて言いません。むしろ、アリシアさんはかなり上の等級の道士も目指せるでしょう」
唖然としたアリシアさんは、やがて重く閉じていた口を開いた。
「龍信さん……あなたは一体何者なんですか?」
どうして自分の身体のことを見抜かれたのだろう?
この人は一度も正式な仕事を受けたことがない、最低等級の道士ではないのか?
そんなことをアリシアさんは考えているんだろうな。
まあ、無理もない。
俺は数々の〈精気練武〉の技を使えるが、その中でも心身の不調を治す〈保健功〉をもっとも得意としていた。
武術と養生は表裏一体であり、本物の武人というのは人を傷つける殺法の技と一緒に、自他の身体を治す活法も身に付けているものだ。
そんな活法を会得している者は、常人よりも相手の心身の状態を見極められる。
これはどこの国の生まれや、どんな人種かはまったく関係ない。
それこそ西方の異国だろうと華秦国だろうと、武術を深く学んだ者なら行き着く先は一緒なはずだ。
そうなると、アリシアさんはひたすら殺法の技のみを修練してきたに違いない。
でなければ、肉体の不調のある程度は自分で何とかできるはず。
もしくは人体の理に詳しい、異国の薬師や医術者に自分の身体を治して貰うという選択肢もあったはずだ。
だが、もしも異国の1流の薬師や医術者が匙を投げたとしたら……。
そんなことを考えながら、俺はアリシアさんの問いに答える。
「今の俺は、単なる主人と記憶を無くした野良道士ですよ。けれども、そんな俺でも多少なりの武術と養生の技には自信を持っています」
どうしますか、と俺はアリシアさんに訊いた。
「俺を信じて、俺に身体を診せてくれますか?」
普通の女性ならばいくら目付け役の道士と言えども、薬師や医術者でもない男に自分の身体を調べて貰うことなど承諾しないだろう。
しかし――。
「分かりました。私の身体を調べてください」
アリシアさんは大きく首を縦に振った。
「ただし、もしもあなたから少しでも欲情した気配を感じたときは覚悟してくださいね」
ふっ、と俺は笑った。
「もちろんです。そのときは衣服とは言わず、黙って左腕を丸ごとあなたに差し出しますよ」
こうして俺は、アリシアさんの身体を診ることになった。
そして覚悟を決めたアリシアさんは、俺の指示に従って上半身の衣服を1枚ずつ脱いでいく。
さて、どうなるかな。
俺は久しぶりの施術に指の骨をボキボキと鳴らした。
ほどしばらくすると、アリシアさんの両目がゆっくりと開かれた。
目覚めたばかりのアリシアさんは、軽く混乱していたのだろう。
焚火の横で仰向けに寝かせていたアリシアさんは、夜空を見上げながら目をパチパチとさせ、次に上半身を起こして軽く周囲を見渡す。
一方の俺は、焚火を挟んだアリシアさんとは逆側で座っている。
「腹は痛くないですか? かなり手加減したので大丈夫だと思いますが、少しでも吐き気や頭痛があったら言ってください」
「りゅ、龍信さん?」
俺は意識を取り戻したアリシアさんと目が合った。
「……はッ!」
直後、アリシアさんは完全に目が覚めて思い出したのだろう。
意識を無くすまでに自分が何をしようとして、そして何をされたのかを――。
「私はまったく歯が立たなかったのですね」
アリシアさんは無傷の俺を見つめながら呟いた。
「そうでもありません。最後の攻撃は中々のものでした」
「お世辞はやめてください。そんなことを言われても、私が悲しくなるだけです」
「いいえ、俺は本当にそう思ったから言ったんです。それに、あなたの剣は俺の身体こそ傷つけられなかったものの、ちゃんと俺の衣服には傷をつけました」
そう言うと、俺は斬撃を受け止めた左腕をアリシアさんに見せつけた。
正確には、アリシアさんの剣を受け止めた部分の衣服をだ。
左腕の部分の衣服には、斬られた証拠として縦筋が入っている。
「約束はしっかりと守ります。道家行には、アリシアさんの活躍と道士になる資格があると伝えますよ」
「それは目付け役の道士として、ですよね? でも、本音は真逆にある」
「……はい」
こればかりは、嘘を言うわけにはいかなかった。
確かに道家行にはきちんと報告はするが、それでも今のアリシアさんが道士としてやっていけるとは思わない。
ただし、例外はあった。
アリシアさんが最低等級の第5級から上を目指さないのなら話は別だ。
それなら今のアリシアさんでも何とかやっていけるだろう。
しかし、アリシアさんがその程度で満足するはずがないことも分かっていた。
おそらく、アリシアさんはもっと上の等級を目指すはずだ。
道士というものは、等級が上に行けば行くほど危険な仕事は多くなるが、それに比例して成功報酬も高くなる。
それだけではない。
同時に集められる情報も広く深くなっていく。
そして、アリシアさんが欲しいのは上の等級の道士が得られる情報に違いない。
だが、今のアリシアさんでは上の等級の道士になるのは無理だ。
もしも本当にアリシアさんが上の等級の道士を目指したいのならば、まずは壊れている肉体を正常に戻す必要がある。
一拍の間を開けたあと、俺はアリシアさんに尋ねた。
「アリシアさん、俺があなたの身体を元に戻すと言ったらどうしますか?」
「私の身体を元に戻す?」
アリシアさんは頭上に疑問符を浮かべた。
「俺はあなたが異国人だから道士になることを否定したわけではありません。アリシアさん、あなたの肉体は何かが原因で壊れている……そうですね?」
どきり、とアリシアさんから聞こえたような気がした。
それほどアリシアさんの表情には、驚きの色が浮かんでいる。
「ですが、その原因がよく分からない。病気とも怪我とも違うような……もしかすると、誰かから〝呪い〟のようなものを受けたとか?」
どちらにせよ、と俺は言葉を続けた。
「実際に肉体を診て見ないことには判断できません」
「み、診る? 私の身体を?」
俺は真剣な顔で「そうです」と頷いた。
「絶対にとは言い切れませんが、もしかすると俺はアリシアさんの身体を元の健常な状態に戻せるかもしれない。そして、もしもアリシアさんの身体に本来の力が戻ったとしたら話は別です。そのときは道士でやっていくことは無理だなんて言いません。むしろ、アリシアさんはかなり上の等級の道士も目指せるでしょう」
唖然としたアリシアさんは、やがて重く閉じていた口を開いた。
「龍信さん……あなたは一体何者なんですか?」
どうして自分の身体のことを見抜かれたのだろう?
この人は一度も正式な仕事を受けたことがない、最低等級の道士ではないのか?
そんなことをアリシアさんは考えているんだろうな。
まあ、無理もない。
俺は数々の〈精気練武〉の技を使えるが、その中でも心身の不調を治す〈保健功〉をもっとも得意としていた。
武術と養生は表裏一体であり、本物の武人というのは人を傷つける殺法の技と一緒に、自他の身体を治す活法も身に付けているものだ。
そんな活法を会得している者は、常人よりも相手の心身の状態を見極められる。
これはどこの国の生まれや、どんな人種かはまったく関係ない。
それこそ西方の異国だろうと華秦国だろうと、武術を深く学んだ者なら行き着く先は一緒なはずだ。
そうなると、アリシアさんはひたすら殺法の技のみを修練してきたに違いない。
でなければ、肉体の不調のある程度は自分で何とかできるはず。
もしくは人体の理に詳しい、異国の薬師や医術者に自分の身体を治して貰うという選択肢もあったはずだ。
だが、もしも異国の1流の薬師や医術者が匙を投げたとしたら……。
そんなことを考えながら、俺はアリシアさんの問いに答える。
「今の俺は、単なる主人と記憶を無くした野良道士ですよ。けれども、そんな俺でも多少なりの武術と養生の技には自信を持っています」
どうしますか、と俺はアリシアさんに訊いた。
「俺を信じて、俺に身体を診せてくれますか?」
普通の女性ならばいくら目付け役の道士と言えども、薬師や医術者でもない男に自分の身体を調べて貰うことなど承諾しないだろう。
しかし――。
「分かりました。私の身体を調べてください」
アリシアさんは大きく首を縦に振った。
「ただし、もしもあなたから少しでも欲情した気配を感じたときは覚悟してくださいね」
ふっ、と俺は笑った。
「もちろんです。そのときは衣服とは言わず、黙って左腕を丸ごとあなたに差し出しますよ」
こうして俺は、アリシアさんの身体を診ることになった。
そして覚悟を決めたアリシアさんは、俺の指示に従って上半身の衣服を1枚ずつ脱いでいく。
さて、どうなるかな。
俺は久しぶりの施術に指の骨をボキボキと鳴らした。
0
お気に入りに追加
299
あなたにおすすめの小説
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。

隠して忘れていたギフト『ステータスカスタム』で能力を魔改造 〜自由自在にカスタマイズしたら有り得ないほど最強になった俺〜
桜井正宗
ファンタジー
能力(スキル)を隠して、その事を忘れていた帝国出身の錬金術師スローンは、無能扱いで大手ギルド『クレセントムーン』を追放された。追放後、隠していた能力を思い出しスキルを習得すると『ステータスカスタム』が発現する。これは、自身や相手のステータスを魔改造【カスタム】できる最強の能力だった。
スローンは、偶然出会った『大聖女フィラ』と共にステータスをいじりまくって最強のステータスを手に入れる。その後、超高難易度のクエストを難なくクリア、無双しまくっていく。その噂が広がると元ギルドから戻って来いと頭を下げられるが、もう遅い。
真の仲間と共にスローンは、各地で暴れ回る。究極のスローライフを手に入れる為に。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

復讐完遂者は吸収スキルを駆使して成り上がる 〜さあ、自分を裏切った初恋の相手へ復讐を始めよう〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「気安く私の名前を呼ばないで! そうやってこれまでも私に付きまとって……ずっと鬱陶しかったのよ!」
孤児院出身のナードは、初恋の相手セシリアからそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
淡い恋心を粉々に打ち砕かれたナードは失意のどん底に。
だが、ナードには、病弱な妹ノエルの生活費を稼ぐために、冒険者を続けなければならないという理由があった。
1人決死の覚悟でダンジョンに挑むナード。
スライム相手に死にかけるも、その最中、ユニークスキル【アブソープション】が覚醒する。
それは、敵のLPを吸収できるという世界の掟すらも変えてしまうスキルだった。
それからナードは毎日ダンジョンへ入り、敵のLPを吸収し続けた。
増やしたLPを消費して、魔法やスキルを習得しつつ、ナードはどんどん強くなっていく。
一方その頃、セシリアのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
冒険者ギルドでの評判も地に落ち、セシリアは徐々に追いつめられていくことに……。
これは、やがて勇者と呼ばれる青年が、チートスキルを駆使して最強へと成り上がり、自分を裏切った初恋の相手に復讐を果たすまでの物語である。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

竜騎士の俺は勇者達によって無能者とされて王国から追放されました、俺にこんな事をしてきた勇者達はしっかりお返しをしてやります
しまうま弁当
ファンタジー
ホルキス王家に仕えていた竜騎士のジャンはある日大勇者クレシーと大賢者ラズバーによって追放を言い渡されたのだった。
納得できないジャンは必死に勇者クレシーに訴えたが、ジャンの意見は聞き入れられずにそのまま国外追放となってしまう。
ジャンは必ずクレシーとラズバーにこのお返しをすると誓ったのだった。
そしてジャンは国外にでるために国境の町カリーナに向かったのだが、国境の町カリーナが攻撃されてジャンも巻き込まれてしまったのだった。
竜騎士ジャンの無双活劇が今始まります。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる