9 / 67
第九話 手合わせ
しおりを挟む
この人だけは他の道士と違うと思ったのに。
私は長剣の切っ先を龍信さんに向けながら、下唇を強く嚙み締める。
試験である魔物退治に同行してくれると言ってくれたとき、私は先ほども本人に言ったが本当の本当に嬉しかった。
そして同時にこうも思ったのだ。
異国人には冷たいという噂は聞き及んではいたが、やはり冒険者と同じく道士の中にも人種で差別などしない真っ当な人間はいるのだ、と。
孫龍信。
私と同じ10代でありながら、卓越した武術の腕前を持っている道士の少年。
この人はかつての仲間とは違うかもしれない、と道中で考えていた。
今でこそ1人旅を続けている私だが、こんな私にもかつては一緒に魔物と闘う仲間たちがいた。
しかし、互いに信頼性があったかと問われれば強く肯定できない。
なぜなら私のかつての仲間たちは人々の平和を脅かす巨悪と闘うため、国王に命じられて一時的にパーティーを組んだだけに過ぎず、それぞれ実力は持っていたものの連携性がほとんど欠けていたからだ。
しかも仲間たちの目的は巨悪を倒したあとの人々の平和ではなく、巨悪を倒したあかつきには貴族の仲間入りができるからという即物的な理由だったことは後になって知ったことである。
そんなかつての利己的な仲間たちとは違い、異国人である私に対しても誠意を見せてくれた龍信さんは尊敬に値すると思っていた。
同世代ということで、勝手に親近感が湧いていたこともある。
だが、結局のところ龍信さんには裏切られる結果になってしまった。
でも、それならそれで構わない。
私は気持ちを落ち着かせるため深呼吸をした。
続いて龍信さんをさらに睨みつける。
ほとんど脅しのような形になってしまったが、今の私は引くに引けない。
たとえ龍信さんに失望されたところで、龍信さんの匙加減1つで道士になれるかなれないかが決まるのなら、私は道士になれるほうに全力を尽くす。
たとえそれが最低な行為だと自分でも分かっていてもだ。
などと私が思考を巡らせていると、龍信さんは落ち着いた表情で尋ねてくる。
「どうしました? 俺は腰の剣を抜かずに防御に徹しますので、遠慮せずにどこからでも掛かってきてください」
その言葉にはさすがの私もカチンときた。
龍信さんが強いのはよく知っている。
けれども、素手の状態で剣を抜いた相手をするとは大口を叩きすぎだ。
私を女の剣士だからと舐めているの?
それともハッタリを言うことで私の油断を誘うつもり?
私は自然体で立っている龍信さんをじっと見つめる。
違う……この人は大口を叩いているわけじゃない。
本当に今の私を素手で相手にできると思っているんだ。
――武人の強さは立ち姿にこそ現れる。
このとき、大剣聖と呼ばれていた師匠の言葉が脳裏をよぎった。
固すぎず緩すぎない、理想的な立ち姿を見せた龍信さん。
それは身体の理に沿った、凄まじい修練を積み重ねた証拠に他ならない。
私とて大剣聖の師匠の元で剣の修行に打ち込んだ身だ。
本気の一端を垣間見せた、今の龍信さんの強さは目で見なくても大気を通して感じられる。
だとしても、もう後には引けないのも事実である。
ならばどうするか?
決まっている。
龍信さんを斬ることなく、私は道士になれると認めて貰うしかない。
「龍信さん……自分の言った言葉には責任を持ってくださいね」
私は中段に構えていた自分の剣を、顔の右横に立てるようにして構え直した。
八相と呼ばれる、師匠から習った剣術の構えの一つだ。
コオオオオオオオオオオオ――――…………
直後、私は猛獣の唸り声に似た独特な呼吸――息吹を上げる。
すると私の腹の底から、魔力とは異なる力が生み出されるのを如実に感じた。
その力はやがて陽炎のように揺らめいて、私の全身を覆い尽くす。
身体だけではない。
私が持っている剣の隅々にまで行き渡っていく。
しかし――。
やっぱり、これが今の私の限界なのね……。
私は本来の10分の1以下にまで落ちている力に改めて落胆した。
魔法を生み出す魔力とは違う力――〈聖気〉は肉体の状態に激しく影響する。
あいつのせいで肉体に制限が掛けられた今となっては、上手く呼吸もできずに一定以上の〈聖気〉が生み出せない。
果たしてこの程度の力で、龍信さんに認めて貰えるほどの力を振るえるのか?
答えは分からない。
だけど、ここで引くという選択肢だけはなかった。
そして、龍信さんに余計な小細工が通用しないことも分かっている。
だとしたら、私が取るべき行動は1つだ。
私は剣を握っていた両手にギュッと力を込める。
あの技を出すしかない。
本来だったら龍信さんの身体を傷つけてしまうあの技も、肉体と〈聖気〉が弱っている今だとせいぜい衣服を切り裂く程度だろう。
けれども、それだけで十分だった。
何せ龍信さん自身が言い出したことなのだ。
自分の服を斬ることができたならば、道家行には嘘偽りなく私の活躍を報告する、と。
やがて私はスッと両目を閉じてすべての雑念を消した。
そして――。
「チェエエエエエエエエエイ――――ッ!」
私は両目を見開くと同時に猿叫という独特な気合を発し、八相の構えを崩さず龍信さんに向かって突進した。
そのまま私は間合いを詰めると、龍信さんの脳天を狙って剣を振り下ろす。
この瞬間、私は龍信さんは後方に避けるだろうと読んでいた。
龍信さんほどの腕前ならば、私の斬撃を後方に飛ぶことで避けることなど造作もないだろう。
それが千載一遇の好機だった。
私は最初の斬撃をわざと龍信さんに躱させ、その瞬きをするかしないかの刹那に返す剣を真下から跳ね上げる。
秘剣・燕返し。
この技ならば龍信さんの衣服ぐらいは確実に切り裂けるはず。
そう思っていた私の考えは一瞬で崩れ去った。
「――――ッ!」
私はあまりの驚きに瞬きをすることも忘れてしまった。
なぜなら、龍信さんは最初の斬撃を避けなかったからだ。
それどころか、逆に踏み込んできて私の斬撃を受け止めた。
そう、素手で真剣を受け止めたのである。
「とても良い斬撃です、アリシアさん」
龍信さんは、左腕で私の斬撃を受け止めた状態で呟く。
「あなたの本来の力が発揮されていたのなら、さすがの俺も〈硬身功〉では受け止められなかった。ですが……」
続いて龍信さんは、握った右拳を私の腹部に軽く押しつけてきた。
「これが今のあなたの限界です」
次の瞬間、私の体内で何かが爆発したような衝撃が走る。
龍信さんが零距離から攻撃を放ってきたのだ。
私の視界はグチャグチャになり、両手から力が抜けて剣が地面に落ちる。
そして、私の意識は大きな疑問とともに深い暗闇へと落ちていった――。
私は長剣の切っ先を龍信さんに向けながら、下唇を強く嚙み締める。
試験である魔物退治に同行してくれると言ってくれたとき、私は先ほども本人に言ったが本当の本当に嬉しかった。
そして同時にこうも思ったのだ。
異国人には冷たいという噂は聞き及んではいたが、やはり冒険者と同じく道士の中にも人種で差別などしない真っ当な人間はいるのだ、と。
孫龍信。
私と同じ10代でありながら、卓越した武術の腕前を持っている道士の少年。
この人はかつての仲間とは違うかもしれない、と道中で考えていた。
今でこそ1人旅を続けている私だが、こんな私にもかつては一緒に魔物と闘う仲間たちがいた。
しかし、互いに信頼性があったかと問われれば強く肯定できない。
なぜなら私のかつての仲間たちは人々の平和を脅かす巨悪と闘うため、国王に命じられて一時的にパーティーを組んだだけに過ぎず、それぞれ実力は持っていたものの連携性がほとんど欠けていたからだ。
しかも仲間たちの目的は巨悪を倒したあとの人々の平和ではなく、巨悪を倒したあかつきには貴族の仲間入りができるからという即物的な理由だったことは後になって知ったことである。
そんなかつての利己的な仲間たちとは違い、異国人である私に対しても誠意を見せてくれた龍信さんは尊敬に値すると思っていた。
同世代ということで、勝手に親近感が湧いていたこともある。
だが、結局のところ龍信さんには裏切られる結果になってしまった。
でも、それならそれで構わない。
私は気持ちを落ち着かせるため深呼吸をした。
続いて龍信さんをさらに睨みつける。
ほとんど脅しのような形になってしまったが、今の私は引くに引けない。
たとえ龍信さんに失望されたところで、龍信さんの匙加減1つで道士になれるかなれないかが決まるのなら、私は道士になれるほうに全力を尽くす。
たとえそれが最低な行為だと自分でも分かっていてもだ。
などと私が思考を巡らせていると、龍信さんは落ち着いた表情で尋ねてくる。
「どうしました? 俺は腰の剣を抜かずに防御に徹しますので、遠慮せずにどこからでも掛かってきてください」
その言葉にはさすがの私もカチンときた。
龍信さんが強いのはよく知っている。
けれども、素手の状態で剣を抜いた相手をするとは大口を叩きすぎだ。
私を女の剣士だからと舐めているの?
それともハッタリを言うことで私の油断を誘うつもり?
私は自然体で立っている龍信さんをじっと見つめる。
違う……この人は大口を叩いているわけじゃない。
本当に今の私を素手で相手にできると思っているんだ。
――武人の強さは立ち姿にこそ現れる。
このとき、大剣聖と呼ばれていた師匠の言葉が脳裏をよぎった。
固すぎず緩すぎない、理想的な立ち姿を見せた龍信さん。
それは身体の理に沿った、凄まじい修練を積み重ねた証拠に他ならない。
私とて大剣聖の師匠の元で剣の修行に打ち込んだ身だ。
本気の一端を垣間見せた、今の龍信さんの強さは目で見なくても大気を通して感じられる。
だとしても、もう後には引けないのも事実である。
ならばどうするか?
決まっている。
龍信さんを斬ることなく、私は道士になれると認めて貰うしかない。
「龍信さん……自分の言った言葉には責任を持ってくださいね」
私は中段に構えていた自分の剣を、顔の右横に立てるようにして構え直した。
八相と呼ばれる、師匠から習った剣術の構えの一つだ。
コオオオオオオオオオオオ――――…………
直後、私は猛獣の唸り声に似た独特な呼吸――息吹を上げる。
すると私の腹の底から、魔力とは異なる力が生み出されるのを如実に感じた。
その力はやがて陽炎のように揺らめいて、私の全身を覆い尽くす。
身体だけではない。
私が持っている剣の隅々にまで行き渡っていく。
しかし――。
やっぱり、これが今の私の限界なのね……。
私は本来の10分の1以下にまで落ちている力に改めて落胆した。
魔法を生み出す魔力とは違う力――〈聖気〉は肉体の状態に激しく影響する。
あいつのせいで肉体に制限が掛けられた今となっては、上手く呼吸もできずに一定以上の〈聖気〉が生み出せない。
果たしてこの程度の力で、龍信さんに認めて貰えるほどの力を振るえるのか?
答えは分からない。
だけど、ここで引くという選択肢だけはなかった。
そして、龍信さんに余計な小細工が通用しないことも分かっている。
だとしたら、私が取るべき行動は1つだ。
私は剣を握っていた両手にギュッと力を込める。
あの技を出すしかない。
本来だったら龍信さんの身体を傷つけてしまうあの技も、肉体と〈聖気〉が弱っている今だとせいぜい衣服を切り裂く程度だろう。
けれども、それだけで十分だった。
何せ龍信さん自身が言い出したことなのだ。
自分の服を斬ることができたならば、道家行には嘘偽りなく私の活躍を報告する、と。
やがて私はスッと両目を閉じてすべての雑念を消した。
そして――。
「チェエエエエエエエエエイ――――ッ!」
私は両目を見開くと同時に猿叫という独特な気合を発し、八相の構えを崩さず龍信さんに向かって突進した。
そのまま私は間合いを詰めると、龍信さんの脳天を狙って剣を振り下ろす。
この瞬間、私は龍信さんは後方に避けるだろうと読んでいた。
龍信さんほどの腕前ならば、私の斬撃を後方に飛ぶことで避けることなど造作もないだろう。
それが千載一遇の好機だった。
私は最初の斬撃をわざと龍信さんに躱させ、その瞬きをするかしないかの刹那に返す剣を真下から跳ね上げる。
秘剣・燕返し。
この技ならば龍信さんの衣服ぐらいは確実に切り裂けるはず。
そう思っていた私の考えは一瞬で崩れ去った。
「――――ッ!」
私はあまりの驚きに瞬きをすることも忘れてしまった。
なぜなら、龍信さんは最初の斬撃を避けなかったからだ。
それどころか、逆に踏み込んできて私の斬撃を受け止めた。
そう、素手で真剣を受け止めたのである。
「とても良い斬撃です、アリシアさん」
龍信さんは、左腕で私の斬撃を受け止めた状態で呟く。
「あなたの本来の力が発揮されていたのなら、さすがの俺も〈硬身功〉では受け止められなかった。ですが……」
続いて龍信さんは、握った右拳を私の腹部に軽く押しつけてきた。
「これが今のあなたの限界です」
次の瞬間、私の体内で何かが爆発したような衝撃が走る。
龍信さんが零距離から攻撃を放ってきたのだ。
私の視界はグチャグチャになり、両手から力が抜けて剣が地面に落ちる。
そして、私の意識は大きな疑問とともに深い暗闇へと落ちていった――。
0
お気に入りに追加
300
あなたにおすすめの小説

【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。
これが全ての始まりだった。
声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。
なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。
加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。
平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。
果たして、芳乃の運命は如何に?

勇者パーティー追放された解呪師、お迎えの死神少女とうっかりキスして最強の力に覚醒!? この力で10年前、僕のすべてを奪った犯人へ復讐します。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
解呪師マモル・フジタニは追放された。
伝説の武器の封印を解いたあとで、勇者パーティーに裏切られて。
深い傷と毒で、死を待つばかりとなったマモル。
しかし。
お迎えにきた死神少女との『うっかりキス』が、マモルを変えた。
伝説の武器の封印を解いたとき、体内に取り込んでいた『いにしえの勇者パーティー』の力。
その無敵の力が異種族異性とのキスで覚醒、最強となったのだ。
一方で。
愚かな勇者たちは、魔王に呪いを受けてしまう。
死へのタイムリミットまでは、あと72時間。
マモル追放をなげいても、もう遅かった。
マモルは、手にした最強の『力』を使い。
人助けや、死神助けをしながら。
10年前、己のすべてを奪った犯人への復讐を目指す。
これは、過去の復讐に燃える男が。
死神少女とともに、失ったはずの幼なじみや妹を取り戻しながら。
結果的に世界を救ってしまう、そんな物語。

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!

~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!

どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる