4 / 67
第四話 金毛剣女
しおりを挟む
「でもよ、本当にこいつで間違いないのか?」
俺がキョトンとしていると、破落戸たちは何やらヒソヒソと話し始めた。
「一応、背格好は聞いていた通りだ。17、8の小僧で髷を結ってねえ短髪。士大夫(貴族)でもねえのに、上等な長袍(男版のチャイナ服)を着てやがる」
「ああ、それに腰に差している奇妙な剣もそうだ。旦那から聞いた特徴と一致しているぜ」
「だが念のため、もう一度だけ本人に聞いても良くないか?」
そうだな、と6人の中でも体格の良い熊みたいな男が尋ねてくる。
「小僧、お前は本当に孫龍信か?」
「だから、そうだって言ってるだろ」
「やっぱりそうか。だったら、お前はここで死んで貰うぜ」
「おいおい、藪から棒に何を――」
言うんだ、と口にしようとしたときだ。
突如、6人の破落戸たちは後ろ腰に隠していた短剣を取り出した。
周囲から耳をつんざくような悲鳴が響き渡る。
同時に6人の破落戸たちは一斉に襲いかかってきた。
短剣も殺気も本物。
間違いなく、この6人の破落戸たちは俺を殺す気だ。
それでも俺はまったく動じずに饅頭を1口分だけ齧りついた。
そして最初に猛進してきた男の突きを颯爽と躱しただけでなく、絶好の時機を見計らって足を払う。
すると最初に突っ込んできた男は、そのまま勢いを落とさずに饅頭屋の仕切り台に激突した。
直後、俺は饅頭を1口分だけ齧りつくごとに反撃する。
ある者の顔面には突きを、ある者の腹へ蹴りを、またある者の首筋に手刀を――。
〈無銘剣〉を抜く気などさらさらなかったので、短剣の攻撃を紙一重で避けながら的確に急所へと攻撃を繰り出していく。
「くそっ、こんなに強えなんて聞いてなかったぞ!」
ようやく自分たちと俺との実力差を見極められたのか、頭目と思しき熊男は他の5人を連れて一目散に逃げだした。
「一体、何だったんだ?」
やがて俺が逃げていく破落戸たちを見つめながら、1個目の饅頭をすべて食べ終わったときだ。
なぜか、周囲から口笛と拍手喝采が沸き起こった。
「すげえぜ、あんた! 何て見事な立ち回りだ!」
「しかも饅頭を食いながら素手であしらうなんざ人間技じゃねえ。名のある武芸者なのか?」
「そこいらでやっている芝居を観るよりも胸が熱くなったわ」
次々と俺を褒めちぎる言葉を野次馬たちから投げかけられたとき、その中でも誰よりも大きく凛とした声で「実に見事な技だったわ!」と言われた。
俺はその凛とした声の持ち主に顔を向ける。
初めて見た異国の人間だった。
年齢は俺と同じ18ぐらいだろうか。
王都の東安でも見るのは珍しい金毛青眼の少女だった。
しかもかなりの美形の持ち主だ。
背中まで伸ばされている金毛は上等な絹のようであり、目鼻立ちもそこらの同年代の娘と比べても比較にならないぐらい整っている。
それだけではない。
金毛青眼の少女は、流暢な華秦国の言葉を喋っているのだ。
商人……いや、異国の武芸者か。
一般的に西方の国から異国人が華秦国に来る場合、ほとんどの目的が商売のためだという。
だが、中には武芸者と呼ばれる者が訪れることもあった。
目の前に現れた金毛青眼の少女もそんな武芸者の1人かもしれない。
なぜなら、腰に立派な長剣を差していたからだ。
さながら、金毛剣女と言うのがしっくりとくる。
そう思った直後、俺は誰かに自分の肩をポンと叩かれた。
振り返ると、そこには無愛想な饅頭屋の主人のムスっとした顔があった。
そして――。
「兄さん、全部で銀貨三両(約30000円)だ」
と、饅頭屋の主人は意味の分からない言葉を告げてきた。
「え? 何が銀貨三両(約30000円)なんだ?」
「店の修理代」
あっ、と俺は饅頭屋の露店を見て驚愕した。
先ほどの破落戸の1人に突っ込まれたせいだろう。
見事に露店の一部が損壊している。
饅頭屋の主人はこの損害分を払えと言ってきたのだ。
俺は正直に「すいません、もう金はないんです」と謝った。
ここに破落戸たちがいれば話はまた別だったが、すでにどこかに逃げてしまっていて饅頭屋の主人としては俺に請求するしかなかったのだろう。
とはいえ、非常に困った。
本当にまったく金はもうない。
さりとて、〈無銘剣〉だけは金に換えたくはなかった。
「悪いがそれは通らねえぞ、兄さん。こっちも商売をしている身なんでな」
それはよく分かる。
だからこそ、俺はこうして逃げずにいるのだ。
その気になればこの場から逃走するぐらいわけないが、それをしてしまっては人間としても道士としても尊厳を大きく失ってしまう。
こうなったら、少しの間だけでも〈無銘剣〉を質屋に入れるか。
などと俺が〈無銘剣〉をちら見したときだった。
「お金なら私が立て替えましょう」
見ず知らずの金毛剣女は懐から小袋を取り出すと、おもむろに銀貨三両(約30000円)を出して饅頭屋の主人に渡した。
これには俺も饅頭屋の主人も目を丸くさせる。
「あなたの卓越した武芸の鑑賞料です」
そう言うと、金毛剣女は俺から饅頭屋の主人に顔を向けた。
「つかぬことをお聞きしたいのですが、この街の冒険者ギル……いえ、道家行はどこにありますか?」
「え……あ、ああ……ど、道家行なら」
饅頭屋の主人は何の前振りもない質問に対して、どもりながら口頭で道家行の場所を伝えた。
「ふむ、ここからはまだ距離があるのですね」
金毛剣女は「ありがとうございます、ご主人」と頭を下げた。
「近くに行ったらまた誰かに尋ねてみます……それでは」
用は済んだとばかりに、金毛剣女は通行人の中へと消えていく。
一方の俺はしばしの間、ポカンと呆けてしまっていた。
やがてハッと気づいたのは、10呼吸(約50秒)ほどが経ってからだろうか。
「いやいやいやいや、そんなもの駄目だろ!」
どこの誰かは知らないが、立ち回りの鑑賞料で銀貨三両(約30000円)なんて出されたら堪らない。
もしかすると、異国人のためこの国の通貨の価値がいまいち分かっていなかったことも考えられる。
だとしたら金毛剣女にとって一大事だ。
とにかく、もう一度会って話をするしかない。
俺はすぐに駆け出して金毛剣女の後を追った。
俺がキョトンとしていると、破落戸たちは何やらヒソヒソと話し始めた。
「一応、背格好は聞いていた通りだ。17、8の小僧で髷を結ってねえ短髪。士大夫(貴族)でもねえのに、上等な長袍(男版のチャイナ服)を着てやがる」
「ああ、それに腰に差している奇妙な剣もそうだ。旦那から聞いた特徴と一致しているぜ」
「だが念のため、もう一度だけ本人に聞いても良くないか?」
そうだな、と6人の中でも体格の良い熊みたいな男が尋ねてくる。
「小僧、お前は本当に孫龍信か?」
「だから、そうだって言ってるだろ」
「やっぱりそうか。だったら、お前はここで死んで貰うぜ」
「おいおい、藪から棒に何を――」
言うんだ、と口にしようとしたときだ。
突如、6人の破落戸たちは後ろ腰に隠していた短剣を取り出した。
周囲から耳をつんざくような悲鳴が響き渡る。
同時に6人の破落戸たちは一斉に襲いかかってきた。
短剣も殺気も本物。
間違いなく、この6人の破落戸たちは俺を殺す気だ。
それでも俺はまったく動じずに饅頭を1口分だけ齧りついた。
そして最初に猛進してきた男の突きを颯爽と躱しただけでなく、絶好の時機を見計らって足を払う。
すると最初に突っ込んできた男は、そのまま勢いを落とさずに饅頭屋の仕切り台に激突した。
直後、俺は饅頭を1口分だけ齧りつくごとに反撃する。
ある者の顔面には突きを、ある者の腹へ蹴りを、またある者の首筋に手刀を――。
〈無銘剣〉を抜く気などさらさらなかったので、短剣の攻撃を紙一重で避けながら的確に急所へと攻撃を繰り出していく。
「くそっ、こんなに強えなんて聞いてなかったぞ!」
ようやく自分たちと俺との実力差を見極められたのか、頭目と思しき熊男は他の5人を連れて一目散に逃げだした。
「一体、何だったんだ?」
やがて俺が逃げていく破落戸たちを見つめながら、1個目の饅頭をすべて食べ終わったときだ。
なぜか、周囲から口笛と拍手喝采が沸き起こった。
「すげえぜ、あんた! 何て見事な立ち回りだ!」
「しかも饅頭を食いながら素手であしらうなんざ人間技じゃねえ。名のある武芸者なのか?」
「そこいらでやっている芝居を観るよりも胸が熱くなったわ」
次々と俺を褒めちぎる言葉を野次馬たちから投げかけられたとき、その中でも誰よりも大きく凛とした声で「実に見事な技だったわ!」と言われた。
俺はその凛とした声の持ち主に顔を向ける。
初めて見た異国の人間だった。
年齢は俺と同じ18ぐらいだろうか。
王都の東安でも見るのは珍しい金毛青眼の少女だった。
しかもかなりの美形の持ち主だ。
背中まで伸ばされている金毛は上等な絹のようであり、目鼻立ちもそこらの同年代の娘と比べても比較にならないぐらい整っている。
それだけではない。
金毛青眼の少女は、流暢な華秦国の言葉を喋っているのだ。
商人……いや、異国の武芸者か。
一般的に西方の国から異国人が華秦国に来る場合、ほとんどの目的が商売のためだという。
だが、中には武芸者と呼ばれる者が訪れることもあった。
目の前に現れた金毛青眼の少女もそんな武芸者の1人かもしれない。
なぜなら、腰に立派な長剣を差していたからだ。
さながら、金毛剣女と言うのがしっくりとくる。
そう思った直後、俺は誰かに自分の肩をポンと叩かれた。
振り返ると、そこには無愛想な饅頭屋の主人のムスっとした顔があった。
そして――。
「兄さん、全部で銀貨三両(約30000円)だ」
と、饅頭屋の主人は意味の分からない言葉を告げてきた。
「え? 何が銀貨三両(約30000円)なんだ?」
「店の修理代」
あっ、と俺は饅頭屋の露店を見て驚愕した。
先ほどの破落戸の1人に突っ込まれたせいだろう。
見事に露店の一部が損壊している。
饅頭屋の主人はこの損害分を払えと言ってきたのだ。
俺は正直に「すいません、もう金はないんです」と謝った。
ここに破落戸たちがいれば話はまた別だったが、すでにどこかに逃げてしまっていて饅頭屋の主人としては俺に請求するしかなかったのだろう。
とはいえ、非常に困った。
本当にまったく金はもうない。
さりとて、〈無銘剣〉だけは金に換えたくはなかった。
「悪いがそれは通らねえぞ、兄さん。こっちも商売をしている身なんでな」
それはよく分かる。
だからこそ、俺はこうして逃げずにいるのだ。
その気になればこの場から逃走するぐらいわけないが、それをしてしまっては人間としても道士としても尊厳を大きく失ってしまう。
こうなったら、少しの間だけでも〈無銘剣〉を質屋に入れるか。
などと俺が〈無銘剣〉をちら見したときだった。
「お金なら私が立て替えましょう」
見ず知らずの金毛剣女は懐から小袋を取り出すと、おもむろに銀貨三両(約30000円)を出して饅頭屋の主人に渡した。
これには俺も饅頭屋の主人も目を丸くさせる。
「あなたの卓越した武芸の鑑賞料です」
そう言うと、金毛剣女は俺から饅頭屋の主人に顔を向けた。
「つかぬことをお聞きしたいのですが、この街の冒険者ギル……いえ、道家行はどこにありますか?」
「え……あ、ああ……ど、道家行なら」
饅頭屋の主人は何の前振りもない質問に対して、どもりながら口頭で道家行の場所を伝えた。
「ふむ、ここからはまだ距離があるのですね」
金毛剣女は「ありがとうございます、ご主人」と頭を下げた。
「近くに行ったらまた誰かに尋ねてみます……それでは」
用は済んだとばかりに、金毛剣女は通行人の中へと消えていく。
一方の俺はしばしの間、ポカンと呆けてしまっていた。
やがてハッと気づいたのは、10呼吸(約50秒)ほどが経ってからだろうか。
「いやいやいやいや、そんなもの駄目だろ!」
どこの誰かは知らないが、立ち回りの鑑賞料で銀貨三両(約30000円)なんて出されたら堪らない。
もしかすると、異国人のためこの国の通貨の価値がいまいち分かっていなかったことも考えられる。
だとしたら金毛剣女にとって一大事だ。
とにかく、もう一度会って話をするしかない。
俺はすぐに駆け出して金毛剣女の後を追った。
0
お気に入りに追加
300
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。
これが全ての始まりだった。
声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。
なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。
加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。
平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。
果たして、芳乃の運命は如何に?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
勇者パーティー追放された解呪師、お迎えの死神少女とうっかりキスして最強の力に覚醒!? この力で10年前、僕のすべてを奪った犯人へ復讐します。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
解呪師マモル・フジタニは追放された。
伝説の武器の封印を解いたあとで、勇者パーティーに裏切られて。
深い傷と毒で、死を待つばかりとなったマモル。
しかし。
お迎えにきた死神少女との『うっかりキス』が、マモルを変えた。
伝説の武器の封印を解いたとき、体内に取り込んでいた『いにしえの勇者パーティー』の力。
その無敵の力が異種族異性とのキスで覚醒、最強となったのだ。
一方で。
愚かな勇者たちは、魔王に呪いを受けてしまう。
死へのタイムリミットまでは、あと72時間。
マモル追放をなげいても、もう遅かった。
マモルは、手にした最強の『力』を使い。
人助けや、死神助けをしながら。
10年前、己のすべてを奪った犯人への復讐を目指す。
これは、過去の復讐に燃える男が。
死神少女とともに、失ったはずの幼なじみや妹を取り戻しながら。
結果的に世界を救ってしまう、そんな物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
さんざん馬鹿にされてきた最弱精霊使いですが、剣一本で魔物を倒し続けたらパートナーが最強の『大精霊』に進化したので逆襲を始めます。
ヒツキノドカ
ファンタジー
誰もがパートナーの精霊を持つウィスティリア王国。
そこでは精霊によって人生が決まり、また身分の高いものほど強い精霊を宿すといわれている。
しかし第二王子シグは最弱の精霊を宿して生まれたために王家を追放されてしまう。
身分を剥奪されたシグは冒険者になり、剣一本で魔物を倒して生計を立てるようになる。しかしそこでも精霊の弱さから見下された。ひどい時は他の冒険者に襲われこともあった。
そんな生活がしばらく続いたある日――今までの苦労が報われ精霊が進化。
姿は美しい白髪の少女に。
伝説の大精霊となり、『天候にまつわる全属性使用可』という規格外の能力を得たクゥは、「今まで育ててくれた恩返しがしたい!」と懐きまくってくる。
最強の相棒を手に入れたシグは、今まで自分を見下してきた人間たちを見返すことを決意するのだった。
ーーーーーー
ーーー
閲覧、お気に入り登録、感想等いつもありがとうございます。とても励みになります!
※2020.6.8お陰様でHOTランキングに載ることができました。ご愛読感謝!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる