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第二十八話 異世界人の証明
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「い、異世界人やて?」
「それ、本気で言ってるッすか?」
武蔵の口から出た言葉に驚きの声を上げたあと、ルリと赤猫の二人は信じられないといった表情を浮かべた。
(やっぱり、この世界で異世界人って珍しいんだ)
伊織は昨日の黄姫との会話を思い出した。
三百年も生きているエルフの黄姫でさえ、今まで出会った異世界人は十数人しかいないと言っていたのだ。
となると、普通の人間であるルリと赤猫が驚くのも無理はない。
今まで異世界人に出会ったことなどなかったのだろう。
「この、宮本武蔵。天地神明に誓って嘘など吐いてはおらん。俺と伊織は違う世界から来た異世界人だ。もっと詳しく言えば、俺と伊織の仲間たち十数人が気がつけばあるびおん城内の一室にいたのだ」
と、きっぱりと断言した武蔵。
「いやいや、異世界人って冗談きついでホンマに」
そんな武蔵に激しく反論したのはルリであった。
「いくら何でもついてええ嘘と悪い嘘があるわ。召喚魔法でこの世界に来た異世界人なんて、吟遊詩人の唄の中だけの話やで。そもそも魔法に別の世界の人間を召喚することなんて――」
不意にルリは先ほどとは打って変わった神妙な面持ちになる。
「ちょい待てよ……アルビオン城ってことは当然やけど学院が絡んでるわな……そんで別の世界から人間を召喚したっちゅうことは……」
それだけではない。
ルリは虚空を見上げながら、ぶつぶつと独り言を言い始めたのだ。
「考えられるのは、空属性の空間転移魔法の応用……やけど、別の世界から人間を移動させてくるほどの魔力量と知識を持った奴なんてあいつしか……」
突如、ルリは「やっぱり信じられへん」と頭を左右に振った。
「証拠や。そこまで言うんなら、オッサンらが異世界からやってきたっちゅう証拠を見せてみい」
ルリは武蔵に一本だけ突き立てた人差し指を向けた。
「証拠も何もこの天下無双人、宮本武蔵がそう言うておるのだ。それでお主らは納得せぬのか?」
「するわけないやろ。それに天下無双人って何やねん。そんなわけの分からん称号を引き合いに出されて納得しろっちゅうんが無理やで」
「まったくッす。武蔵さんの強さは認めるッすが、それが異世界人である証拠にはならないッすよ」
さすがの武蔵も二人に指摘されて唸ってしまった。
そう言われると返す言葉がなかったのだろう。
(異世界から来た証拠か……)
などと考えた伊織であったが、すぐにある物を思い浮かべた。
「ねえ、これって私たちが異世界から来たっていう証拠にならない?」
伊織はスカートのポケットから、手のひらサイズのある物を取り出した。
ワインレッドカラーのスマホであった。
「何やそれ? 小さな鏡か?」
ルリの問いかけに、伊織は小さく頭を振って否定する。
「これはスマートフォンって言うの……今、電源を入れるからちょっと待って」
伊織は真っ黒の画面を見ながら電源ボタンを長押しする。
バッテリーの消耗を抑えるために電源を切っていただけなので、電源ボタンを長押しすると無事にスマホは起動してパスワード画面が映った。
四桁のパスワードを入力し、アプリが表示されている標準画面が映し出される。
「さすがにお師匠様の時代にはなかったものだけど、私がいた時代の人たちのほとんどはこれを持って生活してたの。複雑な機械で作られている物だから、多分だけどこっちの世界にはない――」
はずだけど、と伊織が言葉を続けようとしたときだ。
「ちょう待てや! よく見せてみい!」
「え! 何なんッすかそれ!」
「伊織! それは一体、何だ!」
三人はその場で全身を硬直させて目を見開いた。
ルリなどはベッドから飛び降り、目を爛々と輝かせて近づいてきた。
「どういう原理なんや……こんな小さくて赤い薄っぺらな板に物凄く綺麗な絵がぎょうさん入っとる。しかも全体的に光って目が痛くなるほどや」
「本当にこれって異世界の物なんすッか? もしかして魔法学院の魔道具ってオチじゃないッすよね」
「あほか。こんなえげつない作りの魔道具があるかい。うちかて学院の研究開発部門におったさかい、大抵の魔道具は知ってるわ」
ルリは赤猫に怒声を上げると、すぐに伊織を見て「これはどう使うんや?」と訊いてくる。
「え~とね……」
伊織はかいつまんでスマホの機能を三人に話していく。
黙って説明を聞いていた三人の中で、真っ先に口を開いたのはルリであった。
「つまり、これだけあっても何の役にも立たんっちゅうわけか?」
「だって電波がないからクラスメイトとも連絡がとれないし、Wi-Fiも通ってないからネットもアプリもできないからね。ダウンロードしてある音楽や動画は観れるけど、充電ができないとすぐにバッテリーがなくなっちゃうから、あんまり使いたくはないかな」
事実である。
こういうときに異世界転移物の小説や漫画ならば、チートやスキルで異世界でもスマホが当たり前のように使えたことだろう。
しかし、こうして実際に何のチートもスキルもない状態でスマホを使ってみるとよく分かる。
まったくの無用の長物であった。
だが、考えようによってはこのスマホにも使い道があるのかもしれない。
こうして異世界人であるという証拠としてなら、持っている意味があるのかもしれなかった。
そう思った伊織は、再び電源ボタンを長押しして電源を切る。
バッテリーの残量は現時点で82%。
もしもこのスマホが異世界人である証拠になるのならば、普段は電源を落としておいて無駄なバッテリーは使わないほうがいいだろう。
「ふむ、同じ世界でも歳月が変われば色々と進歩するものよな。魔法のみならず天掌板やすてえたすにも驚かされたが、そのすまほとやらも俺のいた時代から見れば相当に凄まじい代物よ」
武蔵の何気ない言葉に伊織が反応した。
「そう言えば、お師匠様の天掌板ってあのとき変化しましたよね?」
伊織が口にしたあのときとは、武蔵がギガントエイプと死闘を繰り広げたときのことだ。
武蔵がギガントエイプの尻尾による不意打ちを受けたあと、素手となった武蔵は右手の天掌板を顕現させた上に別の形へと変化させたのである。
刀であった。
それも三尺(約90センチ)はあろう長刀であり、伊織はまるで佐々木次郎の愛刀――〈備前長船長光〉のようだと思ったのである。
「ああ、それには俺も驚いた。まさか、あの人別帳もどきが刀に変わるとは思わなんだ。それも小次郎が使っていた長刀とは……」
武蔵は話しながら何気なく右手の掌を上に向けた。
すると武蔵の掌上に天掌板が顕現する。
「これは……」
唖然とした武蔵に代わり、言葉を発したのは伊織であった。
「〈備前長船長光〉じゃない……それって〈無銘・金重〉じゃないですか?」
伊織の目に映っていた武蔵の天掌板は、どう見ても三尺(約90センチ)の〈備前長船長光〉ではなかった。
武蔵の右手の掌上に浮かんでいたのは、武蔵の愛刀――〈無銘・金重〉であったのだ。
「どういうことだ? なぜ、あのときと今で姿かたちが変わっておるのだ……伊織、お主は異世界のことに詳しいおたくなのだろう? 何か知らないのか?」
などと聞かれた伊織にも理由はまったく分からなかった。
そもそも、伊織の異世界の知識には天掌板の「て」の文字もなかったのである。
ステータスにしてもそうだ。
この異世界はあまりにも自分の知る異世界とは違いすぎて、今さらになって異世界について詳しいと豪語した自分が恥ずかしくなってしまった。
「それは天掌板の固有能力に関係しているッすね」
今まで黙っていた赤猫がおもむろに口を開く。
「本当は冒険者章のない等級なしのお二人に教えることではないんッすが、うちの師父(お師匠)からこうなった場合には教えてもいいと言われてるッす」
「教えるとは何をだ?」
赤猫は真剣な表情で答える。
「武蔵さんが顕現させている天掌板の……本来の力のことッす」
「それ、本気で言ってるッすか?」
武蔵の口から出た言葉に驚きの声を上げたあと、ルリと赤猫の二人は信じられないといった表情を浮かべた。
(やっぱり、この世界で異世界人って珍しいんだ)
伊織は昨日の黄姫との会話を思い出した。
三百年も生きているエルフの黄姫でさえ、今まで出会った異世界人は十数人しかいないと言っていたのだ。
となると、普通の人間であるルリと赤猫が驚くのも無理はない。
今まで異世界人に出会ったことなどなかったのだろう。
「この、宮本武蔵。天地神明に誓って嘘など吐いてはおらん。俺と伊織は違う世界から来た異世界人だ。もっと詳しく言えば、俺と伊織の仲間たち十数人が気がつけばあるびおん城内の一室にいたのだ」
と、きっぱりと断言した武蔵。
「いやいや、異世界人って冗談きついでホンマに」
そんな武蔵に激しく反論したのはルリであった。
「いくら何でもついてええ嘘と悪い嘘があるわ。召喚魔法でこの世界に来た異世界人なんて、吟遊詩人の唄の中だけの話やで。そもそも魔法に別の世界の人間を召喚することなんて――」
不意にルリは先ほどとは打って変わった神妙な面持ちになる。
「ちょい待てよ……アルビオン城ってことは当然やけど学院が絡んでるわな……そんで別の世界から人間を召喚したっちゅうことは……」
それだけではない。
ルリは虚空を見上げながら、ぶつぶつと独り言を言い始めたのだ。
「考えられるのは、空属性の空間転移魔法の応用……やけど、別の世界から人間を移動させてくるほどの魔力量と知識を持った奴なんてあいつしか……」
突如、ルリは「やっぱり信じられへん」と頭を左右に振った。
「証拠や。そこまで言うんなら、オッサンらが異世界からやってきたっちゅう証拠を見せてみい」
ルリは武蔵に一本だけ突き立てた人差し指を向けた。
「証拠も何もこの天下無双人、宮本武蔵がそう言うておるのだ。それでお主らは納得せぬのか?」
「するわけないやろ。それに天下無双人って何やねん。そんなわけの分からん称号を引き合いに出されて納得しろっちゅうんが無理やで」
「まったくッす。武蔵さんの強さは認めるッすが、それが異世界人である証拠にはならないッすよ」
さすがの武蔵も二人に指摘されて唸ってしまった。
そう言われると返す言葉がなかったのだろう。
(異世界から来た証拠か……)
などと考えた伊織であったが、すぐにある物を思い浮かべた。
「ねえ、これって私たちが異世界から来たっていう証拠にならない?」
伊織はスカートのポケットから、手のひらサイズのある物を取り出した。
ワインレッドカラーのスマホであった。
「何やそれ? 小さな鏡か?」
ルリの問いかけに、伊織は小さく頭を振って否定する。
「これはスマートフォンって言うの……今、電源を入れるからちょっと待って」
伊織は真っ黒の画面を見ながら電源ボタンを長押しする。
バッテリーの消耗を抑えるために電源を切っていただけなので、電源ボタンを長押しすると無事にスマホは起動してパスワード画面が映った。
四桁のパスワードを入力し、アプリが表示されている標準画面が映し出される。
「さすがにお師匠様の時代にはなかったものだけど、私がいた時代の人たちのほとんどはこれを持って生活してたの。複雑な機械で作られている物だから、多分だけどこっちの世界にはない――」
はずだけど、と伊織が言葉を続けようとしたときだ。
「ちょう待てや! よく見せてみい!」
「え! 何なんッすかそれ!」
「伊織! それは一体、何だ!」
三人はその場で全身を硬直させて目を見開いた。
ルリなどはベッドから飛び降り、目を爛々と輝かせて近づいてきた。
「どういう原理なんや……こんな小さくて赤い薄っぺらな板に物凄く綺麗な絵がぎょうさん入っとる。しかも全体的に光って目が痛くなるほどや」
「本当にこれって異世界の物なんすッか? もしかして魔法学院の魔道具ってオチじゃないッすよね」
「あほか。こんなえげつない作りの魔道具があるかい。うちかて学院の研究開発部門におったさかい、大抵の魔道具は知ってるわ」
ルリは赤猫に怒声を上げると、すぐに伊織を見て「これはどう使うんや?」と訊いてくる。
「え~とね……」
伊織はかいつまんでスマホの機能を三人に話していく。
黙って説明を聞いていた三人の中で、真っ先に口を開いたのはルリであった。
「つまり、これだけあっても何の役にも立たんっちゅうわけか?」
「だって電波がないからクラスメイトとも連絡がとれないし、Wi-Fiも通ってないからネットもアプリもできないからね。ダウンロードしてある音楽や動画は観れるけど、充電ができないとすぐにバッテリーがなくなっちゃうから、あんまり使いたくはないかな」
事実である。
こういうときに異世界転移物の小説や漫画ならば、チートやスキルで異世界でもスマホが当たり前のように使えたことだろう。
しかし、こうして実際に何のチートもスキルもない状態でスマホを使ってみるとよく分かる。
まったくの無用の長物であった。
だが、考えようによってはこのスマホにも使い道があるのかもしれない。
こうして異世界人であるという証拠としてなら、持っている意味があるのかもしれなかった。
そう思った伊織は、再び電源ボタンを長押しして電源を切る。
バッテリーの残量は現時点で82%。
もしもこのスマホが異世界人である証拠になるのならば、普段は電源を落としておいて無駄なバッテリーは使わないほうがいいだろう。
「ふむ、同じ世界でも歳月が変われば色々と進歩するものよな。魔法のみならず天掌板やすてえたすにも驚かされたが、そのすまほとやらも俺のいた時代から見れば相当に凄まじい代物よ」
武蔵の何気ない言葉に伊織が反応した。
「そう言えば、お師匠様の天掌板ってあのとき変化しましたよね?」
伊織が口にしたあのときとは、武蔵がギガントエイプと死闘を繰り広げたときのことだ。
武蔵がギガントエイプの尻尾による不意打ちを受けたあと、素手となった武蔵は右手の天掌板を顕現させた上に別の形へと変化させたのである。
刀であった。
それも三尺(約90センチ)はあろう長刀であり、伊織はまるで佐々木次郎の愛刀――〈備前長船長光〉のようだと思ったのである。
「ああ、それには俺も驚いた。まさか、あの人別帳もどきが刀に変わるとは思わなんだ。それも小次郎が使っていた長刀とは……」
武蔵は話しながら何気なく右手の掌を上に向けた。
すると武蔵の掌上に天掌板が顕現する。
「これは……」
唖然とした武蔵に代わり、言葉を発したのは伊織であった。
「〈備前長船長光〉じゃない……それって〈無銘・金重〉じゃないですか?」
伊織の目に映っていた武蔵の天掌板は、どう見ても三尺(約90センチ)の〈備前長船長光〉ではなかった。
武蔵の右手の掌上に浮かんでいたのは、武蔵の愛刀――〈無銘・金重〉であったのだ。
「どういうことだ? なぜ、あのときと今で姿かたちが変わっておるのだ……伊織、お主は異世界のことに詳しいおたくなのだろう? 何か知らないのか?」
などと聞かれた伊織にも理由はまったく分からなかった。
そもそも、伊織の異世界の知識には天掌板の「て」の文字もなかったのである。
ステータスにしてもそうだ。
この異世界はあまりにも自分の知る異世界とは違いすぎて、今さらになって異世界について詳しいと豪語した自分が恥ずかしくなってしまった。
「それは天掌板の固有能力に関係しているッすね」
今まで黙っていた赤猫がおもむろに口を開く。
「本当は冒険者章のない等級なしのお二人に教えることではないんッすが、うちの師父(お師匠)からこうなった場合には教えてもいいと言われてるッす」
「教えるとは何をだ?」
赤猫は真剣な表情で答える。
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