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「うん。魔力、増えてるね。無理はしてないみたいだし魔力には問題なさそうだけど、何か体調に変化はない?」
「はい、とくに気になることはないです」
「そっか。小さい事でも変化があったら教えてね」
「はい。すぐに知らせにきます!」
「あはは。その意気だ」
五月下旬の月曜の朝。保健室で先生に魔力を測ってもらい、増えてることを確認した僕はよしっと小さく拳を握った。
先生はあまり良い顔をしなかったけど、魔力上げについて反対しないでいてくれた。
でも毎回の魔力測定と体調確認をすることは約束させられた。
ギリギリまで魔力を消費した方が魔力は増えるけど、泰雅によってそれは止められている。
漏れ出る泰雅の魔力に影響を受けないくらいでやめても、魔力は少しだけだけど増えることが分かったから。
平常時でも泰雅の魔力は緊張するんだけどね。
でもそれは泰雅のせいではないと思うし、あんまり言うのもあれなので、僕は黙っている。
泰雅の魔力はとても多いから制御しきれないんだろう。
「じゃあ先生、また来週来ます」
「うん。忘れないでね」
「はい。失礼しました」
保健室を出て、教室に向かう。
しっかり休んで魔力も体力も回復したし、鍛錬のおかげで実技の授業が少し楽になったし、いい感じだ。
「瑠衣、おはよう」
「あ、千寿。おはよう」
「今日薬学で抜き打ちテストあるって本当かな?」
「え、聞いてない!」
「だよなあ。復習しとこうよ!」
「範囲分かる?」
「うん、多分ここらへんかなってとこはわかる」
「助かるー」
一年の教室が並ぶ廊下で千寿と朝の挨拶を交わす。
勉強の方も秋山先輩に教えてもらっているからか、前よりも出来るようになった気がする。
周りに助けられてるなと思いながら、僕は千寿と自分達のクラスに入っていった。
「はい、とくに気になることはないです」
「そっか。小さい事でも変化があったら教えてね」
「はい。すぐに知らせにきます!」
「あはは。その意気だ」
五月下旬の月曜の朝。保健室で先生に魔力を測ってもらい、増えてることを確認した僕はよしっと小さく拳を握った。
先生はあまり良い顔をしなかったけど、魔力上げについて反対しないでいてくれた。
でも毎回の魔力測定と体調確認をすることは約束させられた。
ギリギリまで魔力を消費した方が魔力は増えるけど、泰雅によってそれは止められている。
漏れ出る泰雅の魔力に影響を受けないくらいでやめても、魔力は少しだけだけど増えることが分かったから。
平常時でも泰雅の魔力は緊張するんだけどね。
でもそれは泰雅のせいではないと思うし、あんまり言うのもあれなので、僕は黙っている。
泰雅の魔力はとても多いから制御しきれないんだろう。
「じゃあ先生、また来週来ます」
「うん。忘れないでね」
「はい。失礼しました」
保健室を出て、教室に向かう。
しっかり休んで魔力も体力も回復したし、鍛錬のおかげで実技の授業が少し楽になったし、いい感じだ。
「瑠衣、おはよう」
「あ、千寿。おはよう」
「今日薬学で抜き打ちテストあるって本当かな?」
「え、聞いてない!」
「だよなあ。復習しとこうよ!」
「範囲分かる?」
「うん、多分ここらへんかなってとこはわかる」
「助かるー」
一年の教室が並ぶ廊下で千寿と朝の挨拶を交わす。
勉強の方も秋山先輩に教えてもらっているからか、前よりも出来るようになった気がする。
周りに助けられてるなと思いながら、僕は千寿と自分達のクラスに入っていった。
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