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第14章 Sin fin
第415話 新天地5
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ペンタガラマの大聖堂にある教会関係者だけが使用できる転移魔法陣を使い、三人は聖魔法王国アルモニアの首都、王都イグレシアにある大聖堂、別名中央教会の地下にやって来た。
前日にはパウリナ親子を交えてアルモニアの事も大まかに聞いていたのだ。
「しかし親父殿、教会を通じて他国間を移動するとは流石だな」
「これを最初に考えたのは他の者だ。俺じゃないぞ」
「そうなのか?」
てっきり大魔法使いである父親の所業だと思っていたのだ。
街並みを歩き王城が見えて来た。
「親父殿、ここの城もデカいなぁ」
アルモニアの城と、バリアンテの城はどちらも巨大だ。
フロルとボノスに案内人が居なかったら確実に迷子になるだろう広さだ。
今回はサンクタ・フェミナの執務室での顔合わせとなった。
「紹介しよう、第三夫人のロリ・ヴァネッサ・シャイニングだ。この国では聖女の最上位でサンクタ・フェミナとも呼ばれている」
「初めまして、イスラ国から参りましたフロル・イスラと申します。これは我が子のボノス・M・イスラです」
「初めまして、ボノスだ」
(やはり美人だ。しかも凄く可愛い人だ・・・ずるいぞ親父殿め)
「ようこそ我が国へ、いらっしゃいました。フロルさん、ボノスさん楽にしてくださいね」
「ありがとうございます、お姉さま」
「あら、もう知っているのね」
「はい、お姉さま方から聞き及んでおります」
「良かったわ、礼儀正しい方で。こちらはわたくしの娘で長女のクララと次女ベルダーですわ。ボノスさんの年齢だと丁度中間よね」
「姉者と妹殿だったか。流石に兄弟が多くて混乱しそうだが、よろしく願いたい」
「弟君かぁ」
「兄様なのね」
2人の弟は数人いる。
セサル、スフィーダ、トゥルボ、レサルだ。
セサル、スフィーダはボノスの年齢に近いが、トゥルボ、レサルはまだ幼い。
クララとベルダーの相手をしてくれていたエアハルトとアロンソも最近は忙しいらしく、あまり相手にしてくれないのが不満だった二人だ。
そこに現れた国王経験のある同年代の弟とも兄とも呼べる兄弟の出現だ。
「ねぇ、私たち貴男に非常に興味が有るの」
じりじりと興味本位に近づく姉妹にたじろぐボノス。
「お手柔らかに頼みたいのだが・・・」
アルモニアでも、妻同士と子供たちで話が円満に進んでいた。
昼食を取り。午後からは街を視察しに出向いた。
なんと言って街の広さはアルモニアが一番だ。
普通に案内しては何日も必要なのだ。
だから案内書に向かった。
実際に行かなくてもどのような場所が有るのか分かるからだ。
「凄いわぁ、観光する所が沢山有るのねぇボノス」
「全く見習う箇所が多すぎますなぁ母上」
楽しそうな会話で笑顔の親子は目が真剣だった。
「親父殿、あれは何だ?」
それはブロマルの案内所だ。
導入以降ブロマル競技が盛んで案内所も多い。
基本的には同じ内容で、養成校の案内と出願書が出せる。
地方競技場の案内に年間競技予定の表と選手名簿だ。
そして競技券の販売だ。
何より違うのは販売店の説明だ。
選手の経歴や競技結果などを加味した時期競技の予測だ。
この予測情報の結果で信頼度が上り、売上が変わるからだ。
「あの乗り物で競技するのか?」
「あぁそうだ。年に一度の三か国をまたぐ大きな競技も有るぞ」
「ふぅ~ん」
余り興味を示さなかったので、賭博の事を囁いてやった。
「そうか、興味が無いか・・・かなりの収益が出るけどなぁ・・・」
「何ぃ!!! 親父殿本当か! 母上、聞きましたか!?」
「どういう事かしら、あなた」
「全くだ。我らにも教えて欲しいぞ」
エルヴィーノは大雑把に天文学的な売り上げと、各国の親族が喜んでいる事を教えた。
「「なんでもっと早く教えてくれないのぉ!!」だぁ!!」
「そんなに財政がひっ迫していたのか?」
「「・・・」」
2人は真剣だった。
「あまり余裕は無かったわ」
「しかし魔素が無いと無駄だからな」
「「あっ!!」」
どうやら肝心な事を忘れていたようだ。
「親父殿・・・」
「あなたぁ・・・なんとかならないかしら」
「無理だ」
魔素の無い人種で一族しか魔法が使えないから価値が有り国王の存在理由だ。
その事を再確認かる親子だった。
それでも何か出来ないか懇願する親子に適当な助言をした。
「向こうに馬が居るだろう? 馬に乗った競技はどうだ?」
「それはどんな競技だ?」
「単に速さを競うだけとか?」
「・・・」
「走りながら的に矢を当てるとかどうだ?」
「それの方が簡単で面白いかもしれないな」
「だろ? 直線で数カ所の街を設置するんだ。大きさと距離を変えてな」
「なるほど、難易度を上げれば得点も上がり、的を当てた点数で勝者が決まる訳か」
「そうだ。全て有るもので出来るから、細かな決まり事を作るだけで出来るぞ」
「親父殿、一緒に考えて欲しい」
「分かった」
「早くあの二人に知らせてやりたいな母上!」
ボノスの生き生きとした表情を嬉しそうに見ていたフロルだ。
しかしフロルには心配事が有った。
それはロリからそっと教えられた内容だ。
「明日ロザリーお姉さまから重要な質問をされるけど、どうするかは貴女次第よ」
☆
重要な質問?
前日にはパウリナ親子を交えてアルモニアの事も大まかに聞いていたのだ。
「しかし親父殿、教会を通じて他国間を移動するとは流石だな」
「これを最初に考えたのは他の者だ。俺じゃないぞ」
「そうなのか?」
てっきり大魔法使いである父親の所業だと思っていたのだ。
街並みを歩き王城が見えて来た。
「親父殿、ここの城もデカいなぁ」
アルモニアの城と、バリアンテの城はどちらも巨大だ。
フロルとボノスに案内人が居なかったら確実に迷子になるだろう広さだ。
今回はサンクタ・フェミナの執務室での顔合わせとなった。
「紹介しよう、第三夫人のロリ・ヴァネッサ・シャイニングだ。この国では聖女の最上位でサンクタ・フェミナとも呼ばれている」
「初めまして、イスラ国から参りましたフロル・イスラと申します。これは我が子のボノス・M・イスラです」
「初めまして、ボノスだ」
(やはり美人だ。しかも凄く可愛い人だ・・・ずるいぞ親父殿め)
「ようこそ我が国へ、いらっしゃいました。フロルさん、ボノスさん楽にしてくださいね」
「ありがとうございます、お姉さま」
「あら、もう知っているのね」
「はい、お姉さま方から聞き及んでおります」
「良かったわ、礼儀正しい方で。こちらはわたくしの娘で長女のクララと次女ベルダーですわ。ボノスさんの年齢だと丁度中間よね」
「姉者と妹殿だったか。流石に兄弟が多くて混乱しそうだが、よろしく願いたい」
「弟君かぁ」
「兄様なのね」
2人の弟は数人いる。
セサル、スフィーダ、トゥルボ、レサルだ。
セサル、スフィーダはボノスの年齢に近いが、トゥルボ、レサルはまだ幼い。
クララとベルダーの相手をしてくれていたエアハルトとアロンソも最近は忙しいらしく、あまり相手にしてくれないのが不満だった二人だ。
そこに現れた国王経験のある同年代の弟とも兄とも呼べる兄弟の出現だ。
「ねぇ、私たち貴男に非常に興味が有るの」
じりじりと興味本位に近づく姉妹にたじろぐボノス。
「お手柔らかに頼みたいのだが・・・」
アルモニアでも、妻同士と子供たちで話が円満に進んでいた。
昼食を取り。午後からは街を視察しに出向いた。
なんと言って街の広さはアルモニアが一番だ。
普通に案内しては何日も必要なのだ。
だから案内書に向かった。
実際に行かなくてもどのような場所が有るのか分かるからだ。
「凄いわぁ、観光する所が沢山有るのねぇボノス」
「全く見習う箇所が多すぎますなぁ母上」
楽しそうな会話で笑顔の親子は目が真剣だった。
「親父殿、あれは何だ?」
それはブロマルの案内所だ。
導入以降ブロマル競技が盛んで案内所も多い。
基本的には同じ内容で、養成校の案内と出願書が出せる。
地方競技場の案内に年間競技予定の表と選手名簿だ。
そして競技券の販売だ。
何より違うのは販売店の説明だ。
選手の経歴や競技結果などを加味した時期競技の予測だ。
この予測情報の結果で信頼度が上り、売上が変わるからだ。
「あの乗り物で競技するのか?」
「あぁそうだ。年に一度の三か国をまたぐ大きな競技も有るぞ」
「ふぅ~ん」
余り興味を示さなかったので、賭博の事を囁いてやった。
「そうか、興味が無いか・・・かなりの収益が出るけどなぁ・・・」
「何ぃ!!! 親父殿本当か! 母上、聞きましたか!?」
「どういう事かしら、あなた」
「全くだ。我らにも教えて欲しいぞ」
エルヴィーノは大雑把に天文学的な売り上げと、各国の親族が喜んでいる事を教えた。
「「なんでもっと早く教えてくれないのぉ!!」だぁ!!」
「そんなに財政がひっ迫していたのか?」
「「・・・」」
2人は真剣だった。
「あまり余裕は無かったわ」
「しかし魔素が無いと無駄だからな」
「「あっ!!」」
どうやら肝心な事を忘れていたようだ。
「親父殿・・・」
「あなたぁ・・・なんとかならないかしら」
「無理だ」
魔素の無い人種で一族しか魔法が使えないから価値が有り国王の存在理由だ。
その事を再確認かる親子だった。
それでも何か出来ないか懇願する親子に適当な助言をした。
「向こうに馬が居るだろう? 馬に乗った競技はどうだ?」
「それはどんな競技だ?」
「単に速さを競うだけとか?」
「・・・」
「走りながら的に矢を当てるとかどうだ?」
「それの方が簡単で面白いかもしれないな」
「だろ? 直線で数カ所の街を設置するんだ。大きさと距離を変えてな」
「なるほど、難易度を上げれば得点も上がり、的を当てた点数で勝者が決まる訳か」
「そうだ。全て有るもので出来るから、細かな決まり事を作るだけで出来るぞ」
「親父殿、一緒に考えて欲しい」
「分かった」
「早くあの二人に知らせてやりたいな母上!」
ボノスの生き生きとした表情を嬉しそうに見ていたフロルだ。
しかしフロルには心配事が有った。
それはロリからそっと教えられた内容だ。
「明日ロザリーお姉さまから重要な質問をされるけど、どうするかは貴女次第よ」
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