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第14章 Sin fin
第414話 新天地4
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翌朝、三人はペンタガラマに転移して来た。
「おおおっ、ここが獣王国かぁ・・・暑いな親父殿」
自国ともサルクロスとも違う灼熱の国に感じたボノスだ。
そして例によってブロマルで上空からの視察だ。
「高い! デカい! 広い! 凄いぞ、親父殿!!」
ボノスにフロルも興奮しているようだ。
自国の城の数倍はある巨大な王城にそれを取り囲む城下町だ。
そしてあの場所だ。
「なんだアレは!! もしかして神龍が城と一体化しているのか親父殿!!」
2人はフィドキアの巨大な彫像を凝視して褒め称えていた。
聞かなかった事にして操縦するエルヴィーノだ。
城の外回りを一周して城門を潜る。
城下町はゆっくりと進み、街の喧騒を肌で感じてもらうのだ。
城下町にでは獣人の質問攻めだった。
サルクロスでも数種の獣人が兵士として勤めているが、種族の豊富さでは”本家”が勝るのだ。
見た事も無い獣人達を指さして聞いてくるので、周りからも注視される三人だ。
すると獣人達から”黒龍王”と声が呼びかけられる。
調子に乗って手を振ると、一斉に黒龍王の連呼が聞こえて来た。
「あなた、凄いわね」
「全くだ。獣人達の表情が良い」
活気に溢れた街に老若男女問わず笑顔で手を振る獣人達にわずかな嫉妬を覚える二人だったが、見どころは後からのお楽しみとして王城のパウリナに会いに向かう一行だ。
エルヴィーノには一抹の不安があった。
それは国民からどちらも黒龍王の妻と認知されているからだ。
もっともパウリナの場合は聖戦士として国を代表する存在とした認知されているようだ。
今回も謁見の間では無く親族の応接室を使った。
「紹介しよう。獣王国バリエンテで群青の聖戦士として名高い妻のパウリナ・モンドラゴンだ」
ここでは妻の肩書を前面に押し出した夫だ。
シーラの時はメルヴィが居たので勇者の肩書は言わなかったし、特に問題は起きなかった。
「初めまして、イスラ国から参りましたフロル・イスラと申します。これは我が子のボノス・M・イスラです」
「初めまして、ボノスだ」
(またもや美人だ!!)
ボノスの第一印象だった。
「第4夫人のパウリナです。こちらは兄のセサルと妹のアナですわ」
「セサルだ」
「アナと申します」
「あー確かボノスの方が、少し生まれが遅かったはずだ」
「おぉ、それでは兄者と姉者になるのか」
「あ、兄者だとぉ!!」
(カッコいいではないか・・・)
「姉者だなんて」
なぜかアナは恥ずかしそうにしていた。
邂逅一番にフロルを抱きしめたパウリナだ。
「フロルさん、若返って良かったわ。大変だったでしょ? 辛かったでしょ? わたくし達が居るからもう大丈夫よ」
「えっ? は、はい・・・」
パウリナの対応に驚くフロルだ。
「フロルさん、お姉さまとシーラからわたくし達の決まり事は聞いているのでしょ?」
「はい、パウリナお姉さま」
「そう。では簡単だけど案内するわ」
にっこりと微笑んで城内の案内を始めたパウリナだ。
自ら率先して案内するのは、単に自慢したいからなのだ。
その辺は先代の血を引いているらしい。
数々の自慢は有るけれども、他国には無い唯一無二の存在がこれだ。
「さぁ、ここが黒龍騎士団への入り口よ」
龍に騎乗し、大空を制す。
それがこの国の頂点である黒龍騎士団だ。
獣人だろうが、人族だろうが、種族を問わず羨望の眼差しを送る騎士達だ。
もっとも体重制限のある龍騎士に入れない重量級の種族やその他大勢の種族の為に新たに作った一団がある。
獣人族として、鍛錬を積めば比較的に誰でも成りえる”あの魔法”だ。
以前は獣神変化と言う、身体強化の奥義だった魔法で変化出来る者達だけで構成された一団だ。
その名も超獣騎士団と言う。
もっとも、”生前のアンドレア”と協議して、黒龍王が手ほどきしたと言う”魔法補助の腕輪”を与えて変化出来るのだ。
その腕輪の事は極秘扱いで、騎士団の証ともなっている。
空と陸の騎士団を得て盤石の態勢を持つバリアンテなのだ。
多くの龍を目の当たりにして歓喜する母子だ。
「まぁ小さな黒龍様みたい」
「すげえぇぇぇ!!」
2人の驚き様に、ご満悦のパウリナ達だ。
「龍に乗っているぞ、兄者!!俺たちも乗れるのか?」
「龍騎士隊になるには厳しい試験と訓練乗り越えた者達だけだ」
「兄者は乗れるのか?」
「俺もようやく訓練に参加できるようになったばかりだ」
自慢するセサルに、うらやましそうなボノスだ。
間近で見る小型の龍たちが隊員や世話係と話し込んでいる。
振り返れば発着場から飛び立つ龍や、戻って来た龍も見受けられる。
ボノスの、ここに住みたい度がグングン上昇している様だった。
フロルは龍に乗ったことがある。
フィドキアの頭の上にだ。
だから目の前の獣人達をうらやましく見ていた。
母子の妄想は既に龍に跨り大空を飛翔しているようだ。
その後昼食を取り、城下町を案内する。
始めて食べるバリアンテの料理に舌鼓を打つ二人は夜の食事会も同様だった。
驚きは沢山あるが神龍の塔が五カ所有り、それぞれの巨大な石像を見て驚いた二人だ。
そして誰もが尋ねる質問だ。
「どうして、この神龍は人の形をしいるの?」
フロルの問に丁寧に答えるエルヴィーノだ。
愛を語るには人の姿が最適なのだと。
赤い龍人の人気が、また少し上がった様だった。
☆
いつの間にか二大騎士団が出来てました。
「おおおっ、ここが獣王国かぁ・・・暑いな親父殿」
自国ともサルクロスとも違う灼熱の国に感じたボノスだ。
そして例によってブロマルで上空からの視察だ。
「高い! デカい! 広い! 凄いぞ、親父殿!!」
ボノスにフロルも興奮しているようだ。
自国の城の数倍はある巨大な王城にそれを取り囲む城下町だ。
そしてあの場所だ。
「なんだアレは!! もしかして神龍が城と一体化しているのか親父殿!!」
2人はフィドキアの巨大な彫像を凝視して褒め称えていた。
聞かなかった事にして操縦するエルヴィーノだ。
城の外回りを一周して城門を潜る。
城下町はゆっくりと進み、街の喧騒を肌で感じてもらうのだ。
城下町にでは獣人の質問攻めだった。
サルクロスでも数種の獣人が兵士として勤めているが、種族の豊富さでは”本家”が勝るのだ。
見た事も無い獣人達を指さして聞いてくるので、周りからも注視される三人だ。
すると獣人達から”黒龍王”と声が呼びかけられる。
調子に乗って手を振ると、一斉に黒龍王の連呼が聞こえて来た。
「あなた、凄いわね」
「全くだ。獣人達の表情が良い」
活気に溢れた街に老若男女問わず笑顔で手を振る獣人達にわずかな嫉妬を覚える二人だったが、見どころは後からのお楽しみとして王城のパウリナに会いに向かう一行だ。
エルヴィーノには一抹の不安があった。
それは国民からどちらも黒龍王の妻と認知されているからだ。
もっともパウリナの場合は聖戦士として国を代表する存在とした認知されているようだ。
今回も謁見の間では無く親族の応接室を使った。
「紹介しよう。獣王国バリエンテで群青の聖戦士として名高い妻のパウリナ・モンドラゴンだ」
ここでは妻の肩書を前面に押し出した夫だ。
シーラの時はメルヴィが居たので勇者の肩書は言わなかったし、特に問題は起きなかった。
「初めまして、イスラ国から参りましたフロル・イスラと申します。これは我が子のボノス・M・イスラです」
「初めまして、ボノスだ」
(またもや美人だ!!)
ボノスの第一印象だった。
「第4夫人のパウリナです。こちらは兄のセサルと妹のアナですわ」
「セサルだ」
「アナと申します」
「あー確かボノスの方が、少し生まれが遅かったはずだ」
「おぉ、それでは兄者と姉者になるのか」
「あ、兄者だとぉ!!」
(カッコいいではないか・・・)
「姉者だなんて」
なぜかアナは恥ずかしそうにしていた。
邂逅一番にフロルを抱きしめたパウリナだ。
「フロルさん、若返って良かったわ。大変だったでしょ? 辛かったでしょ? わたくし達が居るからもう大丈夫よ」
「えっ? は、はい・・・」
パウリナの対応に驚くフロルだ。
「フロルさん、お姉さまとシーラからわたくし達の決まり事は聞いているのでしょ?」
「はい、パウリナお姉さま」
「そう。では簡単だけど案内するわ」
にっこりと微笑んで城内の案内を始めたパウリナだ。
自ら率先して案内するのは、単に自慢したいからなのだ。
その辺は先代の血を引いているらしい。
数々の自慢は有るけれども、他国には無い唯一無二の存在がこれだ。
「さぁ、ここが黒龍騎士団への入り口よ」
龍に騎乗し、大空を制す。
それがこの国の頂点である黒龍騎士団だ。
獣人だろうが、人族だろうが、種族を問わず羨望の眼差しを送る騎士達だ。
もっとも体重制限のある龍騎士に入れない重量級の種族やその他大勢の種族の為に新たに作った一団がある。
獣人族として、鍛錬を積めば比較的に誰でも成りえる”あの魔法”だ。
以前は獣神変化と言う、身体強化の奥義だった魔法で変化出来る者達だけで構成された一団だ。
その名も超獣騎士団と言う。
もっとも、”生前のアンドレア”と協議して、黒龍王が手ほどきしたと言う”魔法補助の腕輪”を与えて変化出来るのだ。
その腕輪の事は極秘扱いで、騎士団の証ともなっている。
空と陸の騎士団を得て盤石の態勢を持つバリアンテなのだ。
多くの龍を目の当たりにして歓喜する母子だ。
「まぁ小さな黒龍様みたい」
「すげえぇぇぇ!!」
2人の驚き様に、ご満悦のパウリナ達だ。
「龍に乗っているぞ、兄者!!俺たちも乗れるのか?」
「龍騎士隊になるには厳しい試験と訓練乗り越えた者達だけだ」
「兄者は乗れるのか?」
「俺もようやく訓練に参加できるようになったばかりだ」
自慢するセサルに、うらやましそうなボノスだ。
間近で見る小型の龍たちが隊員や世話係と話し込んでいる。
振り返れば発着場から飛び立つ龍や、戻って来た龍も見受けられる。
ボノスの、ここに住みたい度がグングン上昇している様だった。
フロルは龍に乗ったことがある。
フィドキアの頭の上にだ。
だから目の前の獣人達をうらやましく見ていた。
母子の妄想は既に龍に跨り大空を飛翔しているようだ。
その後昼食を取り、城下町を案内する。
始めて食べるバリアンテの料理に舌鼓を打つ二人は夜の食事会も同様だった。
驚きは沢山あるが神龍の塔が五カ所有り、それぞれの巨大な石像を見て驚いた二人だ。
そして誰もが尋ねる質問だ。
「どうして、この神龍は人の形をしいるの?」
フロルの問に丁寧に答えるエルヴィーノだ。
愛を語るには人の姿が最適なのだと。
赤い龍人の人気が、また少し上がった様だった。
☆
いつの間にか二大騎士団が出来てました。
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