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第13章 建国
第369話 準備中2
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慌ただしくしていたエルヴィーノにシオンとガンソから連絡が有った。
それも”会いたいと”と一言だけだ。
何事が起こったのかと心配してラ・ノチェ・デル・カスティリオ・インペリオに訪れた。
謁見の間では、従者として仕える身だが信頼深さから先陣を任されているシオンが申し立てていた。
「我らは陛下の特命を受けている身なれば、建国の準備よりも侵略のご命令を優先するべきだと何度も話し合ったのですが・・・」
シオンが困った表情で説明してくれた。
「陛下、何故我らを使っては下さらないのですか!?」
強面のガンソが涙ぐんで迫って来ると焦るエルヴィーノだ。
「何故だと? それは、かの国をゲレミオの配下に置く事を何よりも優先しているからで、その事を一番信頼しているお前達に託したからだ。余計な手間を取らせずに進めて欲しかったのだが・・・2人の言わんとする事も理解する」
「「陛下」」
「現状の計画準備を部下に任せるのか、一旦中断するのかは2人に任せる」
怖いオッサンが笑顔になった。
「確かに順調に進んだ計画も途中で変更を余儀なくされる事もあるだろう・・・何事も経験か。では、計画の変更を伝える。かの国の侵略計画を一旦中止し、ゲレミオの総力を挙げて我が国の建国に助力してくれ」
「「はは、畏まりました」」
「計画変更は侵略開始の延長だが、それに対しての対策を練ってからにしてくれよ。突発的だろうが偶発的だろうが、臨機応変に対応できるような体制を維持するようにしてくれ。今回の件を利用して部下の訓練をすれば良いだろう」
「は、このガンソとシオンにお任せあれ」
「早急に手配してサルクロスに馳せ参じます」
(ふぅ・・・とりあえず、本人達の意思を尊重しようかな)
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
事前にエマスコして、直系聖女達に集まってもらった場所に向かう国王だ。
「国王、連絡の内容だけどもう調べたわよ」
(はやっ、そんなに時間経ってないけど・・・)
「あなたの念願だもの、みんな協力してくれたわ」
それは公式に各国から来賓を呼んで開催される新しい国のお披露目の日だ。
しかし、その場に居る親族の顔を見れば解かるのだ。
目が輝いて、口元が緩んでいる。
(もう誰かに聞いたのかなぁ、自分達が旅行気分で楽しみたいだけだろうに・・・)
「ありがとうございます。既に占ってもらったのですね。それで運気的に何日が良いのですか?」
一族を代表して教祖であるエネロが説明してくれた。
「ふむ。国王よ、占いでは今から六ヶ月後の始まりの日が最も良いと出たのだが・・・」
「どうしました?」
「いや六ヶ月も先だと長くは無いかのぅ?」
「そんな事無いですよ、むしろホッとしてます。準備に時間が掛っているからその位が丁度良いと思ったんだ」
「そうか、国王が良ければ問題無しじゃ」
そしてエルヴィーノから一族に依頼した。
その内容は簡易宿泊施設などの増築だ。
国内には旅館は存在するが、圧倒的に足りないと予測される。
高級旅館は親族やゲレミオの重役の為に確保して、問題視される種族間の価値観を考慮した種族専用の簡易宿泊施設を大量に増設したいと提案したのだ。
勿論、アルモニアの親族からは”収益”が入るので大賛成された。
そして大まかな配置だが、アルモニア人及び旅のエルフ、獣人、クエルノ族の間隔で簡易宿泊施設を地域分けする予定だ。
種族に寛容な獣人の宿泊施設が緩衝剤のように区分けされれば、多少なりとも人族達の争いは少なくなるだろう。
さて、問題の収益だか参考までに前回のペンタガラマではバリアンテとアルモニアでは金銭の移動はほぼなかった。
理由は神龍に敬意を示したのだ。
実際にバリアンテからアルモニアに動いた金はブロマルの購入金額だけなのだ。
今も続いている教会の建設は、資材と労働者は現地調達でバリアンテ負担し、教会関係者が陣頭指揮をとる場合はアルモニア負担で、司祭の配置はアルモニア教の負担なのだ。
また、ペンタガラマの郊外に設置された仮設宿泊施設はアルモニア負担で収益はアルモニアの物となったからだ。
報告ではそれなりに収益は有ったらしく、バリアンテではそこまで手が回らなかったのも事実だ。
したがってサルクロスの場合も同じ作戦で依頼した。
面倒なのは宿泊施設が隣接しているとアルモニア人とクエルノ族が対立する可能性だが、エルヴィーノはさほど感じては無かった。
むしろ他種多様な種族が存在する獣人達の寝床が心配だったのだが、前例が有るのでマルソ殿に丸投げするエルヴィーノだ。
獣人族の”寝台の種類”は大人用で3mから0.5mまで有るのだから、まさに他種族だ。
便所も種族用で用意する必要が有る。
そして転移場所だが、式典期間は三か所に増やし入国規制も予定する。
これは一度に大量に入国しても対処できないからだ。
各国の一日における入国数を3,000人までとして、宿泊施設は完全予約制だ。
当然だが、初日は各国の主要な人物を厳選して選ぶ事となる。
当たり前だが、全ての親族と打ち合わせをして選ぶのだ。
またアルモニア、バリアンテ、ノタルムの王城付近に専用転移場所を設置する。
流石にメディテッラネウスには必要無いと判断した。
ただし、これは一般様だ。
親族は専用の部屋に直接転移出来るようにする。
その位の気は使わないと、後から妻達に”正座”させられるからだ。
同じ過ちは犯さないと、自分には学習能力が有ると自負するも、新たな失敗でちょくちょく”正座”するエルヴィーノだった。
☆
“まっぱ”の正座で聞くのは御小言とエロティックな体罰です。
それも”会いたいと”と一言だけだ。
何事が起こったのかと心配してラ・ノチェ・デル・カスティリオ・インペリオに訪れた。
謁見の間では、従者として仕える身だが信頼深さから先陣を任されているシオンが申し立てていた。
「我らは陛下の特命を受けている身なれば、建国の準備よりも侵略のご命令を優先するべきだと何度も話し合ったのですが・・・」
シオンが困った表情で説明してくれた。
「陛下、何故我らを使っては下さらないのですか!?」
強面のガンソが涙ぐんで迫って来ると焦るエルヴィーノだ。
「何故だと? それは、かの国をゲレミオの配下に置く事を何よりも優先しているからで、その事を一番信頼しているお前達に託したからだ。余計な手間を取らせずに進めて欲しかったのだが・・・2人の言わんとする事も理解する」
「「陛下」」
「現状の計画準備を部下に任せるのか、一旦中断するのかは2人に任せる」
怖いオッサンが笑顔になった。
「確かに順調に進んだ計画も途中で変更を余儀なくされる事もあるだろう・・・何事も経験か。では、計画の変更を伝える。かの国の侵略計画を一旦中止し、ゲレミオの総力を挙げて我が国の建国に助力してくれ」
「「はは、畏まりました」」
「計画変更は侵略開始の延長だが、それに対しての対策を練ってからにしてくれよ。突発的だろうが偶発的だろうが、臨機応変に対応できるような体制を維持するようにしてくれ。今回の件を利用して部下の訓練をすれば良いだろう」
「は、このガンソとシオンにお任せあれ」
「早急に手配してサルクロスに馳せ参じます」
(ふぅ・・・とりあえず、本人達の意思を尊重しようかな)
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
事前にエマスコして、直系聖女達に集まってもらった場所に向かう国王だ。
「国王、連絡の内容だけどもう調べたわよ」
(はやっ、そんなに時間経ってないけど・・・)
「あなたの念願だもの、みんな協力してくれたわ」
それは公式に各国から来賓を呼んで開催される新しい国のお披露目の日だ。
しかし、その場に居る親族の顔を見れば解かるのだ。
目が輝いて、口元が緩んでいる。
(もう誰かに聞いたのかなぁ、自分達が旅行気分で楽しみたいだけだろうに・・・)
「ありがとうございます。既に占ってもらったのですね。それで運気的に何日が良いのですか?」
一族を代表して教祖であるエネロが説明してくれた。
「ふむ。国王よ、占いでは今から六ヶ月後の始まりの日が最も良いと出たのだが・・・」
「どうしました?」
「いや六ヶ月も先だと長くは無いかのぅ?」
「そんな事無いですよ、むしろホッとしてます。準備に時間が掛っているからその位が丁度良いと思ったんだ」
「そうか、国王が良ければ問題無しじゃ」
そしてエルヴィーノから一族に依頼した。
その内容は簡易宿泊施設などの増築だ。
国内には旅館は存在するが、圧倒的に足りないと予測される。
高級旅館は親族やゲレミオの重役の為に確保して、問題視される種族間の価値観を考慮した種族専用の簡易宿泊施設を大量に増設したいと提案したのだ。
勿論、アルモニアの親族からは”収益”が入るので大賛成された。
そして大まかな配置だが、アルモニア人及び旅のエルフ、獣人、クエルノ族の間隔で簡易宿泊施設を地域分けする予定だ。
種族に寛容な獣人の宿泊施設が緩衝剤のように区分けされれば、多少なりとも人族達の争いは少なくなるだろう。
さて、問題の収益だか参考までに前回のペンタガラマではバリアンテとアルモニアでは金銭の移動はほぼなかった。
理由は神龍に敬意を示したのだ。
実際にバリアンテからアルモニアに動いた金はブロマルの購入金額だけなのだ。
今も続いている教会の建設は、資材と労働者は現地調達でバリアンテ負担し、教会関係者が陣頭指揮をとる場合はアルモニア負担で、司祭の配置はアルモニア教の負担なのだ。
また、ペンタガラマの郊外に設置された仮設宿泊施設はアルモニア負担で収益はアルモニアの物となったからだ。
報告ではそれなりに収益は有ったらしく、バリアンテではそこまで手が回らなかったのも事実だ。
したがってサルクロスの場合も同じ作戦で依頼した。
面倒なのは宿泊施設が隣接しているとアルモニア人とクエルノ族が対立する可能性だが、エルヴィーノはさほど感じては無かった。
むしろ他種多様な種族が存在する獣人達の寝床が心配だったのだが、前例が有るのでマルソ殿に丸投げするエルヴィーノだ。
獣人族の”寝台の種類”は大人用で3mから0.5mまで有るのだから、まさに他種族だ。
便所も種族用で用意する必要が有る。
そして転移場所だが、式典期間は三か所に増やし入国規制も予定する。
これは一度に大量に入国しても対処できないからだ。
各国の一日における入国数を3,000人までとして、宿泊施設は完全予約制だ。
当然だが、初日は各国の主要な人物を厳選して選ぶ事となる。
当たり前だが、全ての親族と打ち合わせをして選ぶのだ。
またアルモニア、バリアンテ、ノタルムの王城付近に専用転移場所を設置する。
流石にメディテッラネウスには必要無いと判断した。
ただし、これは一般様だ。
親族は専用の部屋に直接転移出来るようにする。
その位の気は使わないと、後から妻達に”正座”させられるからだ。
同じ過ちは犯さないと、自分には学習能力が有ると自負するも、新たな失敗でちょくちょく”正座”するエルヴィーノだった。
☆
“まっぱ”の正座で聞くのは御小言とエロティックな体罰です。
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