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第13章 建国
第360話 築城開始3
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「ではモンドリアンさん、次は開墾の場所に行きますか」
大聖堂を確認した後でコラソンに案内されて港町の外れに移動した。
「予定では島の半分を開墾して畑と牧場にしますが良いですか?」
「ああ、大丈夫だ。それより半分だけって、残りの半分はどうするんだ?」
「そこには人族でも”食べられる魔物”を配置する予定ですよ。フィドキア達が世界中から美味しい魔物を用意するそうですから」
「美味しい魔物って・・・大丈夫かよ」
エルヴィーノの知識と多少異なるが、食いしん坊の龍人達が集める食材に多分に興味の有ったエルヴィーノはすんなりと受け入れたのだった。
話しをしながらコラソンが手を上げるとバレンティアが開墾を始めて行った。
大地に両手を付き呪文を唱えるとボコボコと大地が耕かされていく。
今回もアルセ・ティロが気を効かせて沢山の種類の野菜に穀物など果物の木を大量に生やしてくれて、建築に使える様な極太の木々を森のように作ってくれた。
牧場も同様で魔法を使い草木が枯れて岩は砕かれた後、アルセ・ティロが呪文を唱えると一瞬で牧草地帯に変貌した。
「相変わらず凄まじいよなぁ」
エルヴィーノが感心しているとメルヴィが遅れてやってきた。
「ごめんなさーい。昨日ちょっと遅くまで起きてたから・・・」
ニコニコと言い訳をするが只の寝坊なのだ。
そして誰も怒らない。
「では城内に行きましょうか」
大聖堂から横幅の広い石橋を渡り真ん中位で街並みを振り返って見た。
「俺達の街かぁ・・・良い眺めだなぁ」
「そうねぇ、頑張ったものお兄ちゃん」
色んな意味に取れる褒め言葉を素直に聞き入れて城門に向った。
(ハッ、そうだ妻達の専用の部屋を確保しないと! あっ、”あの人達”の部屋も必要か・・・)
ペンタガラマ同様に妻達一人一人の専用部屋と”2大国”の義父と義母の専用部屋だ。
(やっぱ最上階だよなぁ、あの人達は妻達の下の階で我慢してもらおう。あぁぁでも場所かぁ。部屋は上流側から下流側へと並んでいるから今度は公平に決めないと駄目だよなぁ。でもロザリーはどうしよう。一応エルフの女性は出禁にしてあるからなぁ・・・)
城内を案内されるが思考は妻達の事で一杯だった。
(取りあえず湖側の最上階は王族とゲレミオのものとすれば高級店も作れるし、コラソンとの約束も有るからなぁ)
コラソンとの約束。
それはコッソリと内緒で美味しい物を食べる事が出来る施設。もしくは専用の部屋だ。
「お兄ちゃん、ねぇったら、あなたっ!! 聞いてるの!!」
妻達に対する建前上の言い訳を考えていると、目の前にプンプンのメルヴィが居た。
「えっ、ご、ゴメン」
「もう、私がずっと説明してたのに聞いて無かったでしょ!?」
「聞いてたよぉ」
「嘘!!・・・じゃここの壁はどうするの?」
「ええっとぉそれは・・・」
焦りながら周りを見ると全員が穏やかで笑顔だった。
(何故だ、俺が困っているのが面白いのか??)
「ごめんよメルヴィ、もう一回いいか?」
「もう仕方ないわねぇ、そのかわり”今夜も”お仕置きだからね」
そんな事で良いなら喜んでっ、と言いそうになるが我慢する立場の無い夫だ。
「ここは応接室だから女王様の肖像画を飾る予定よ」
女王様とはリーゼロッテの事だ。
今さらだがエルヴィーノは気づいてしまった。
応接室の装飾は、白い大理石を基礎にした金と銀をあしらった模様が壁と天井に施されている。
壁面に備え付けてある魔石で照らす明かりにも豪華な模様に金と銀が施され豪華絢爛を体感するのだった。
床も大理石をモザイクの様に図柄で配置されていた。
「ちょ、ちょっとこの部屋凄く無いか!!?」
「もう、お兄ちゃん本当に見て無かったのぉ!?」
「へっ、何を?」
廊下も応接室同様に銀と銀を多用して模様を施してあったのだが、違う事を考えていたので記憶に無かったエルヴィーノだ。
メルヴィに怒られながらも城内を歩いて行き、家族の部屋を案内された。
流石に自分達の部屋は煌びやかな装飾はほとんど無く、白と黒の大理石で設えてある。
女王の部屋、自分達夫婦の部屋、エルヴィーノ専用の部屋、メルヴィ専用の部屋、オリビアとデイビットの部屋、アロンソの部屋、家族専用の応接室と自分の専用部屋を用意してくれた事に嬉しくてその場でメルヴィを抱きしめたエルヴィーノだった。
他にも専用の転移室、多数の執務室に会議室に、各階に数か所の男女別の便所、調理場に食材保管庫、多目的広場に図書室や寝泊まりできる小部屋を多数配置して有り、宝物庫に牢屋も完備されている。
実際には宝物庫や図書室に入れる物は今のところ無い。
そして大浴場だ。
一応、一般用と王族様が有る。
「後は謁見の間と地下だよな」
「そうね、でも地下は牢屋と宝物庫に荷物置場だけよ」
「まぁ一応見ておきたいだけさ」
「牢屋の入口は違う場所にしましたよ」
コラソンが教えてくれた。
確かに宝物庫と牢屋の入口が同じなのは良くないだろう。
一旦地下に降り大きな荷物置き場と”最下層”の宝物庫を確認した。
エルヴィーノが謁見の間に向う途中考えていたのは、最下層や自分達の部屋も同様だが、他の国の城と比べると全ての階層の天井が高い。
ハッキリ言って2階分以上は有るだろうと断言できる。
そうなると一見10階建の城も実は30階程の高さになる。
もっとも10階とは一番高い塔の事だ。
実際の城としての設備は5階までで構成されているので上層階は王族専用と言っていいだろう。
そして煌びやかな謁見室の扉の前に来た。
「それでは黄金の間へどうぞ」
コラソンが宣言して扉を開けてくれた。
するとどうだろう、入口の扉を開けると視界の全てが金色に輝いていた。
城全体は白い大理石を基調としていたが、謁見室は黒と白の大理石を基調とし、金と銀の比率が極めて多かった。
むしろ黒い大理石が模様では無いのかと、思わせる程だった。
入口から玉座に繋がる幅広の”黒い大理石の道”を進むと、数段上に金と銀に装飾され色とりどりの煌びやかな宝石が散りばめられた漆黒の玉座が鎮座し、壁面は金銀銅を使った龍の紋様が設えてあった。
「なぁ、ちょっと派手じゃないか?」
「あら、リーゼの悲願だったのよ。これでも妥協した位なんだから」
(何故お前が妥協する必要がある・・・)
文句は心の底に沈めて、何事も無かったかのように謁見室を見て回ったエルヴィーノだ。
「しかし今回は凄い内装だよなぁコラソン」
「ええ、今回はヴィオレタが頑張ったみたいですよ」
「ええっヴィオレタがぁ!?」
「城内の金や銀は妖精である彼女が精製した物ですからね」
(クッ、それが本当なら一体どれだけの時間を求めて来るだろう・・・? イヤこれも計算してやったに違いないな。あの女の事だ。先々の事を踏まえて手の込んだ装飾にしたのだろう。ああ、先が思いやられる・・・)
その頃ヴィオレタは満面の笑みで港町の装飾を鼻歌交じりでアルセ・ティロ一緒に施していた。
「ところでコラソン、港町も見たいけど」
「ええ、この後行きましょう」
誰にも聞かれ無い様に念話で語りかけるエルヴィーノだ。
(コラソン、例の施設の有る店はどうだい?)
(ええ、バッチリですよモンドリアンさん。カマラダとも確認しましたが、既に魚の通り道になっているようです)
(それは凄い、流石はカマラダだ。所でコラソン、専用の部屋は城下町に作るか? それとも港町に作るか?)
(どちらでも構いませんが、欲を言えば両方ですか?)
(解かったよ。御世話になってるから二カ所作ろうじゃないか。城下町の最高級な店と港町の鮮魚店に)
(ああ、モンドリアンさん。今から待ち遠しいです。もう口の中が涎で溢れて来ましたよ)
(まぁまぁその時まで待っていてほしい)
☆
全ての原動力は食なのか。
大聖堂を確認した後でコラソンに案内されて港町の外れに移動した。
「予定では島の半分を開墾して畑と牧場にしますが良いですか?」
「ああ、大丈夫だ。それより半分だけって、残りの半分はどうするんだ?」
「そこには人族でも”食べられる魔物”を配置する予定ですよ。フィドキア達が世界中から美味しい魔物を用意するそうですから」
「美味しい魔物って・・・大丈夫かよ」
エルヴィーノの知識と多少異なるが、食いしん坊の龍人達が集める食材に多分に興味の有ったエルヴィーノはすんなりと受け入れたのだった。
話しをしながらコラソンが手を上げるとバレンティアが開墾を始めて行った。
大地に両手を付き呪文を唱えるとボコボコと大地が耕かされていく。
今回もアルセ・ティロが気を効かせて沢山の種類の野菜に穀物など果物の木を大量に生やしてくれて、建築に使える様な極太の木々を森のように作ってくれた。
牧場も同様で魔法を使い草木が枯れて岩は砕かれた後、アルセ・ティロが呪文を唱えると一瞬で牧草地帯に変貌した。
「相変わらず凄まじいよなぁ」
エルヴィーノが感心しているとメルヴィが遅れてやってきた。
「ごめんなさーい。昨日ちょっと遅くまで起きてたから・・・」
ニコニコと言い訳をするが只の寝坊なのだ。
そして誰も怒らない。
「では城内に行きましょうか」
大聖堂から横幅の広い石橋を渡り真ん中位で街並みを振り返って見た。
「俺達の街かぁ・・・良い眺めだなぁ」
「そうねぇ、頑張ったものお兄ちゃん」
色んな意味に取れる褒め言葉を素直に聞き入れて城門に向った。
(ハッ、そうだ妻達の専用の部屋を確保しないと! あっ、”あの人達”の部屋も必要か・・・)
ペンタガラマ同様に妻達一人一人の専用部屋と”2大国”の義父と義母の専用部屋だ。
(やっぱ最上階だよなぁ、あの人達は妻達の下の階で我慢してもらおう。あぁぁでも場所かぁ。部屋は上流側から下流側へと並んでいるから今度は公平に決めないと駄目だよなぁ。でもロザリーはどうしよう。一応エルフの女性は出禁にしてあるからなぁ・・・)
城内を案内されるが思考は妻達の事で一杯だった。
(取りあえず湖側の最上階は王族とゲレミオのものとすれば高級店も作れるし、コラソンとの約束も有るからなぁ)
コラソンとの約束。
それはコッソリと内緒で美味しい物を食べる事が出来る施設。もしくは専用の部屋だ。
「お兄ちゃん、ねぇったら、あなたっ!! 聞いてるの!!」
妻達に対する建前上の言い訳を考えていると、目の前にプンプンのメルヴィが居た。
「えっ、ご、ゴメン」
「もう、私がずっと説明してたのに聞いて無かったでしょ!?」
「聞いてたよぉ」
「嘘!!・・・じゃここの壁はどうするの?」
「ええっとぉそれは・・・」
焦りながら周りを見ると全員が穏やかで笑顔だった。
(何故だ、俺が困っているのが面白いのか??)
「ごめんよメルヴィ、もう一回いいか?」
「もう仕方ないわねぇ、そのかわり”今夜も”お仕置きだからね」
そんな事で良いなら喜んでっ、と言いそうになるが我慢する立場の無い夫だ。
「ここは応接室だから女王様の肖像画を飾る予定よ」
女王様とはリーゼロッテの事だ。
今さらだがエルヴィーノは気づいてしまった。
応接室の装飾は、白い大理石を基礎にした金と銀をあしらった模様が壁と天井に施されている。
壁面に備え付けてある魔石で照らす明かりにも豪華な模様に金と銀が施され豪華絢爛を体感するのだった。
床も大理石をモザイクの様に図柄で配置されていた。
「ちょ、ちょっとこの部屋凄く無いか!!?」
「もう、お兄ちゃん本当に見て無かったのぉ!?」
「へっ、何を?」
廊下も応接室同様に銀と銀を多用して模様を施してあったのだが、違う事を考えていたので記憶に無かったエルヴィーノだ。
メルヴィに怒られながらも城内を歩いて行き、家族の部屋を案内された。
流石に自分達の部屋は煌びやかな装飾はほとんど無く、白と黒の大理石で設えてある。
女王の部屋、自分達夫婦の部屋、エルヴィーノ専用の部屋、メルヴィ専用の部屋、オリビアとデイビットの部屋、アロンソの部屋、家族専用の応接室と自分の専用部屋を用意してくれた事に嬉しくてその場でメルヴィを抱きしめたエルヴィーノだった。
他にも専用の転移室、多数の執務室に会議室に、各階に数か所の男女別の便所、調理場に食材保管庫、多目的広場に図書室や寝泊まりできる小部屋を多数配置して有り、宝物庫に牢屋も完備されている。
実際には宝物庫や図書室に入れる物は今のところ無い。
そして大浴場だ。
一応、一般用と王族様が有る。
「後は謁見の間と地下だよな」
「そうね、でも地下は牢屋と宝物庫に荷物置場だけよ」
「まぁ一応見ておきたいだけさ」
「牢屋の入口は違う場所にしましたよ」
コラソンが教えてくれた。
確かに宝物庫と牢屋の入口が同じなのは良くないだろう。
一旦地下に降り大きな荷物置き場と”最下層”の宝物庫を確認した。
エルヴィーノが謁見の間に向う途中考えていたのは、最下層や自分達の部屋も同様だが、他の国の城と比べると全ての階層の天井が高い。
ハッキリ言って2階分以上は有るだろうと断言できる。
そうなると一見10階建の城も実は30階程の高さになる。
もっとも10階とは一番高い塔の事だ。
実際の城としての設備は5階までで構成されているので上層階は王族専用と言っていいだろう。
そして煌びやかな謁見室の扉の前に来た。
「それでは黄金の間へどうぞ」
コラソンが宣言して扉を開けてくれた。
するとどうだろう、入口の扉を開けると視界の全てが金色に輝いていた。
城全体は白い大理石を基調としていたが、謁見室は黒と白の大理石を基調とし、金と銀の比率が極めて多かった。
むしろ黒い大理石が模様では無いのかと、思わせる程だった。
入口から玉座に繋がる幅広の”黒い大理石の道”を進むと、数段上に金と銀に装飾され色とりどりの煌びやかな宝石が散りばめられた漆黒の玉座が鎮座し、壁面は金銀銅を使った龍の紋様が設えてあった。
「なぁ、ちょっと派手じゃないか?」
「あら、リーゼの悲願だったのよ。これでも妥協した位なんだから」
(何故お前が妥協する必要がある・・・)
文句は心の底に沈めて、何事も無かったかのように謁見室を見て回ったエルヴィーノだ。
「しかし今回は凄い内装だよなぁコラソン」
「ええ、今回はヴィオレタが頑張ったみたいですよ」
「ええっヴィオレタがぁ!?」
「城内の金や銀は妖精である彼女が精製した物ですからね」
(クッ、それが本当なら一体どれだけの時間を求めて来るだろう・・・? イヤこれも計算してやったに違いないな。あの女の事だ。先々の事を踏まえて手の込んだ装飾にしたのだろう。ああ、先が思いやられる・・・)
その頃ヴィオレタは満面の笑みで港町の装飾を鼻歌交じりでアルセ・ティロ一緒に施していた。
「ところでコラソン、港町も見たいけど」
「ええ、この後行きましょう」
誰にも聞かれ無い様に念話で語りかけるエルヴィーノだ。
(コラソン、例の施設の有る店はどうだい?)
(ええ、バッチリですよモンドリアンさん。カマラダとも確認しましたが、既に魚の通り道になっているようです)
(それは凄い、流石はカマラダだ。所でコラソン、専用の部屋は城下町に作るか? それとも港町に作るか?)
(どちらでも構いませんが、欲を言えば両方ですか?)
(解かったよ。御世話になってるから二カ所作ろうじゃないか。城下町の最高級な店と港町の鮮魚店に)
(ああ、モンドリアンさん。今から待ち遠しいです。もう口の中が涎で溢れて来ましたよ)
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全ての原動力は食なのか。
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