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第11章 分岐点
第297話 La Torre infinita 3
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四階は一体だけで扉が現れた。
「見てぇ、扉が出たわ!」
嬉しそうにシーラが教えてくれた。
よくよく考えれば自分と同じ能力を持つゴーレムが相手だとゲンナリするが、弱点を責めれば簡単な話で、あえて立ち向かったシーラを三人で褒めてあげた。
(まぁ自分の弱点を暴露するような物だが、シーラはグラキエース系が弱点じゃないと思うけどなぁ・・・)
「良く頑張ったシーラ。龍人の作ったシーラと同じ能力のゴーレムと全くの互角だったぞ」
「出来れば敵よりも強い炎で倒したかったけどね」
(やっぱりそうか)
シーラはインスティントから特別なアルマドゥラを授かっているので炎系に特化した攻撃に選んでいた。
勿論オスクロ・マヒアも他の魔法を使えるが義理堅いシーラだった。
「でも勝ちは勝ちよ」
「そうそうシーラは最強だぁ」
エルヴィーノ、シーラ、ロリ、パウリナの順で感想を述べた。
今のシーラと同じだけの力を発揮するゴーレムを作れる龍人達にも驚かされるが、わざと弱点を残したように思えたエルヴィーノだ。
彼らが何を期待して、何を目的にしているのか解らないが、自分にその事が解るはずは無いと、嬉しそうな妻達に加わる夫兼婚約者だ。
そして五階だ。
中間地点の五階。
次は休憩室の六階になる。
一体どんな魔物が出て来るのか。
とは言え、おおよその予測は出来る。
二階から全てゴーレムだ。
明らかに黒い龍人が関与している事がうかがえる。
何故なら以前迷宮を作る時に生物よりもゴーレムの方が衛生的にも、処理的にも簡単で容易だと意見が一致したのだ。
その辺りに関しては女性も賛同しやすい。
想定するのは、自分達と同様の能力を持ったゴーレムが128体だ。
ただし、その場合不確定要素がある。
1つはエルヴィーノの相手だ。
今までオスクロ・ゴーレムは出現して居ない。
もう1つはパウリナの神獣降臨だ。
まさかゴーレムが変化する事は無いだろうと考えていた。
四人で話しながら部屋に入る。
「ねぇ」
「あれっ?」
「これはっ」
妻達が驚いていた。
五階には壁も天井も無いのだ。
見渡す限り石の床が広がっている事に戦慄したエルヴィーノが指揮を高める。
「みんな、気合を入れろ。今度の敵は空間を最大限に使っても構わないぞ」
すると辺り一面に魔法陣が発し、多分128体のゴーレムが出てきている。
当然ながら四属性に別れてだ。
「ロリ、サントゥアリオ・ディオスを。パウリナは神獣変化したらイラ・デ・ディオスを放て」
夫の指示が妥当だと思った妻達は頷いて従った。
雷撃の爆音と共に四分の三が崩れてった。
残ったのはブランコ・ゴーレムだが、自ら防御魔法と治癒魔法を使ったのだろう。
再度イラ・デ・ディオスとシーラのお気に入りで原初の炎を使った鳥で、あっけなく葬り去ることが出来た。
「やっぱりお前達の魔法は凄いなぁ」
ここは誰では無く三人を褒めるエルヴィーノだ。
差別も区別も無く、均等に褒めて愛する事が平和を維持する秘訣だと密かに思っているエルヴィーノ。
そこにパウリナが扉を見つけた。
「ねぇ見てぇ、扉が出たよぉ」
ようやく休憩室の六階に来た。
妻達の頑張りで昼食時間に辿り着く事が出来たのだ。
一階同様に部屋の中心に机と椅子が置いて有った。
今まで実際に戦ったと言えるのはシーラと、魔法を使ったロリとパウリナの功績が大きい。
エルヴィーノも多少は魔法を使ったが、ほぼ傍観していただけだ。
「みんな、どうだ?」
エルヴィーノが問い掛ける”どうだ?”とは、今の体調の事だ。
「私は大丈夫よ」
「私も」
「問題無いわ」
女性陣の返事は特に問題無しとの事。
「じゃ、どうする?」
この場合の質問は、直ぐに次の部屋に行くかどうかだ。
六階から屋上までは休憩所が無い。
だが、明らかにパウリナの魔法に頼った形だ。
言葉にしなくとも理解しているシーラとロリ。
「一度戻って魔力を万全にしたいわ」
ロリからの提案だった。
「良いわねシーラ」
「ハイ」
パウリナの広域電撃魔法に頼る今、パウリナの魔力を補充が必要不可欠だ。
本来は転移魔法陣の為に使う愛の腕輪だったが、シーラ、ロリ、パウリナが修練している時に腕輪の魔素を使う事で魔法の連発を可能にする事を思い付いたのだ。
一度戻る事となったが、この場で反省会を開く事になる。
シーラの試練なのでシーラの戦いを見て意見が出された。
「シーラの戦い振りには特に問題を無いと思ったわ」
ロリの褒め言葉にも聞こえる意見を聞いて嬉しそうなシーラだ。
「私もシーラは凄く頑張ったと思うよ」
パウリナも褒め称える。
「ありがとうございます。お姉様」
満面の笑顔でロリとパウリナの手を取ってお礼をするシーラ。
そこに文句を入れる者が居た。
「しかしシーラ。敵の弱点が解かるなら、そこを責めた方が良いぞ」
突き刺すような三人の眼差しがエルヴィーノを捕らえた。
「いや、いくら試練と言ってもだな・・・」
「あなた!」
小言の様に文句を言おうとするとロリに制された。
「シーラはその位、解ってて戦っているからね」
すかさずパウリナが援護してきた。
2人は立ち上がりエルヴィーノの前で立ちはだかっていた。
まるで”五階の魔物はお前だ”みたいに睨んでいる。
「だからさぁ、俺はシーラの為を思って・・・」
「まだ言うの!」
「解ってて、あえてそうしているって言ったでしょ」
ロリとパウリナは完全にシーラ派だ。
どうやら妻達は念話でたえず話しているらしい。
納得いかない態度を取っていると
「どうやらお仕置きが必要みたいね」
ロリが場違いな事を言ってきた。すると
「そうね。私の事が信じられないようだし。お姉様、帰ってタップリとお仕置きしましょうか」
シーラが参戦してきた。
その横から狙いを定めた獣の目でエルヴィーノを睨むパウリナが居た。
「わかった。解かったから」
「あら、何が解かったのかしら?」
「それじゃ、後でゆっくり聞かせてもらおうかしら」
降参しているのに、腰に手を当てて顔を近づけてくるロリとシーラに、のけ反るエルヴィーノだ。
慌てて弁明するが妻達には一切通用せず、魔法陣を作らされて別荘に転移する。
別荘に戻ると今後の打ち合わせが始まった。
子供達には乳母や召使い達に早く戻ったと連絡して、エルヴィーノは風呂の準備をする。
その間も、明日の予想を立てて四人で話し合っている。
「ゴーレムだったら良いなぁ」
「そうだけど、強さは変わるんじゃない?」
「流石に今までと同じようには行かないでしょうね」
シーラ、パウリナ、ロリの順で意見を出している。
「念のために私の腕輪を渡しておくわ」
ロリがエルヴィーノの魔素が詰まった”愛の腕輪”をパウリナに渡そうとする。
「ダメよ、お姉様。私の腕輪を渡すからお姉様の腕輪は持って居てください。この先もしもの場合はお姉様が頼りになりますから」
シーラにもロリしか使えないレスシタシィオンの魔法は教えてあった。
事実三人で魔素の保有量はシーラが一番多い。
そんな訳でシーラの愛の腕輪をパウリナに貸し出す事となった。
「ありがとうシーラ。大事に使うわ」
パウリナが礼を言って腕輪を受け取る。
エルヴィーノは風呂の水が溜まる時間を考えながら、自分が試練を出す立場で考えていた。
「俺だったらゴーレムと魔物を一緒に出すなぁ」
「「「ええぇぇっ、魔物おぉ!?」」」
否定的な妻達だ。
ゴーレムを倒しても身体や周りが綺麗な事が理由だろう。
どうしても生物が相手だと色んな物を撒き散らすのは仕方のない事だが龍人が考える事なので、あくまでも予測だ。
その為に対処する必要が有る。
このままゴーレムだけ出てくる場合と、ゴーレムと魔物の混成で対峙する場合と、魔物だけの場合だ。
改めて考えられる事を意見として出し合う四人だ。
重要なのは自分達よりも強い敵が現れた場合の対応を考える。
当然ながら龍の召喚は出来ないし、四人よりも強いゴーレムを作りだす事も可能だと説明して対策を考えた。
そんな話し合いの中、エルヴィーノの魔素をパウリナの”愛の腕輪”に詰め込む作業が終わった頃に思い出した。
「やばっ、水がもう溜まったかも」
慌てて風呂場に行くと案の定、湯船から水が溢れていた。
元栓を閉めて、水を魔法で温めて行く。
妻達の元には戻らずに、1人で黙って風呂に入り肉体的な疲れよりも精神的な疲れを癒すエルヴィーノだ。
☆
風呂場から、なかなか戻らないので女三人が乱入してきたのは言うまでもない。
「見てぇ、扉が出たわ!」
嬉しそうにシーラが教えてくれた。
よくよく考えれば自分と同じ能力を持つゴーレムが相手だとゲンナリするが、弱点を責めれば簡単な話で、あえて立ち向かったシーラを三人で褒めてあげた。
(まぁ自分の弱点を暴露するような物だが、シーラはグラキエース系が弱点じゃないと思うけどなぁ・・・)
「良く頑張ったシーラ。龍人の作ったシーラと同じ能力のゴーレムと全くの互角だったぞ」
「出来れば敵よりも強い炎で倒したかったけどね」
(やっぱりそうか)
シーラはインスティントから特別なアルマドゥラを授かっているので炎系に特化した攻撃に選んでいた。
勿論オスクロ・マヒアも他の魔法を使えるが義理堅いシーラだった。
「でも勝ちは勝ちよ」
「そうそうシーラは最強だぁ」
エルヴィーノ、シーラ、ロリ、パウリナの順で感想を述べた。
今のシーラと同じだけの力を発揮するゴーレムを作れる龍人達にも驚かされるが、わざと弱点を残したように思えたエルヴィーノだ。
彼らが何を期待して、何を目的にしているのか解らないが、自分にその事が解るはずは無いと、嬉しそうな妻達に加わる夫兼婚約者だ。
そして五階だ。
中間地点の五階。
次は休憩室の六階になる。
一体どんな魔物が出て来るのか。
とは言え、おおよその予測は出来る。
二階から全てゴーレムだ。
明らかに黒い龍人が関与している事がうかがえる。
何故なら以前迷宮を作る時に生物よりもゴーレムの方が衛生的にも、処理的にも簡単で容易だと意見が一致したのだ。
その辺りに関しては女性も賛同しやすい。
想定するのは、自分達と同様の能力を持ったゴーレムが128体だ。
ただし、その場合不確定要素がある。
1つはエルヴィーノの相手だ。
今までオスクロ・ゴーレムは出現して居ない。
もう1つはパウリナの神獣降臨だ。
まさかゴーレムが変化する事は無いだろうと考えていた。
四人で話しながら部屋に入る。
「ねぇ」
「あれっ?」
「これはっ」
妻達が驚いていた。
五階には壁も天井も無いのだ。
見渡す限り石の床が広がっている事に戦慄したエルヴィーノが指揮を高める。
「みんな、気合を入れろ。今度の敵は空間を最大限に使っても構わないぞ」
すると辺り一面に魔法陣が発し、多分128体のゴーレムが出てきている。
当然ながら四属性に別れてだ。
「ロリ、サントゥアリオ・ディオスを。パウリナは神獣変化したらイラ・デ・ディオスを放て」
夫の指示が妥当だと思った妻達は頷いて従った。
雷撃の爆音と共に四分の三が崩れてった。
残ったのはブランコ・ゴーレムだが、自ら防御魔法と治癒魔法を使ったのだろう。
再度イラ・デ・ディオスとシーラのお気に入りで原初の炎を使った鳥で、あっけなく葬り去ることが出来た。
「やっぱりお前達の魔法は凄いなぁ」
ここは誰では無く三人を褒めるエルヴィーノだ。
差別も区別も無く、均等に褒めて愛する事が平和を維持する秘訣だと密かに思っているエルヴィーノ。
そこにパウリナが扉を見つけた。
「ねぇ見てぇ、扉が出たよぉ」
ようやく休憩室の六階に来た。
妻達の頑張りで昼食時間に辿り着く事が出来たのだ。
一階同様に部屋の中心に机と椅子が置いて有った。
今まで実際に戦ったと言えるのはシーラと、魔法を使ったロリとパウリナの功績が大きい。
エルヴィーノも多少は魔法を使ったが、ほぼ傍観していただけだ。
「みんな、どうだ?」
エルヴィーノが問い掛ける”どうだ?”とは、今の体調の事だ。
「私は大丈夫よ」
「私も」
「問題無いわ」
女性陣の返事は特に問題無しとの事。
「じゃ、どうする?」
この場合の質問は、直ぐに次の部屋に行くかどうかだ。
六階から屋上までは休憩所が無い。
だが、明らかにパウリナの魔法に頼った形だ。
言葉にしなくとも理解しているシーラとロリ。
「一度戻って魔力を万全にしたいわ」
ロリからの提案だった。
「良いわねシーラ」
「ハイ」
パウリナの広域電撃魔法に頼る今、パウリナの魔力を補充が必要不可欠だ。
本来は転移魔法陣の為に使う愛の腕輪だったが、シーラ、ロリ、パウリナが修練している時に腕輪の魔素を使う事で魔法の連発を可能にする事を思い付いたのだ。
一度戻る事となったが、この場で反省会を開く事になる。
シーラの試練なのでシーラの戦いを見て意見が出された。
「シーラの戦い振りには特に問題を無いと思ったわ」
ロリの褒め言葉にも聞こえる意見を聞いて嬉しそうなシーラだ。
「私もシーラは凄く頑張ったと思うよ」
パウリナも褒め称える。
「ありがとうございます。お姉様」
満面の笑顔でロリとパウリナの手を取ってお礼をするシーラ。
そこに文句を入れる者が居た。
「しかしシーラ。敵の弱点が解かるなら、そこを責めた方が良いぞ」
突き刺すような三人の眼差しがエルヴィーノを捕らえた。
「いや、いくら試練と言ってもだな・・・」
「あなた!」
小言の様に文句を言おうとするとロリに制された。
「シーラはその位、解ってて戦っているからね」
すかさずパウリナが援護してきた。
2人は立ち上がりエルヴィーノの前で立ちはだかっていた。
まるで”五階の魔物はお前だ”みたいに睨んでいる。
「だからさぁ、俺はシーラの為を思って・・・」
「まだ言うの!」
「解ってて、あえてそうしているって言ったでしょ」
ロリとパウリナは完全にシーラ派だ。
どうやら妻達は念話でたえず話しているらしい。
納得いかない態度を取っていると
「どうやらお仕置きが必要みたいね」
ロリが場違いな事を言ってきた。すると
「そうね。私の事が信じられないようだし。お姉様、帰ってタップリとお仕置きしましょうか」
シーラが参戦してきた。
その横から狙いを定めた獣の目でエルヴィーノを睨むパウリナが居た。
「わかった。解かったから」
「あら、何が解かったのかしら?」
「それじゃ、後でゆっくり聞かせてもらおうかしら」
降参しているのに、腰に手を当てて顔を近づけてくるロリとシーラに、のけ反るエルヴィーノだ。
慌てて弁明するが妻達には一切通用せず、魔法陣を作らされて別荘に転移する。
別荘に戻ると今後の打ち合わせが始まった。
子供達には乳母や召使い達に早く戻ったと連絡して、エルヴィーノは風呂の準備をする。
その間も、明日の予想を立てて四人で話し合っている。
「ゴーレムだったら良いなぁ」
「そうだけど、強さは変わるんじゃない?」
「流石に今までと同じようには行かないでしょうね」
シーラ、パウリナ、ロリの順で意見を出している。
「念のために私の腕輪を渡しておくわ」
ロリがエルヴィーノの魔素が詰まった”愛の腕輪”をパウリナに渡そうとする。
「ダメよ、お姉様。私の腕輪を渡すからお姉様の腕輪は持って居てください。この先もしもの場合はお姉様が頼りになりますから」
シーラにもロリしか使えないレスシタシィオンの魔法は教えてあった。
事実三人で魔素の保有量はシーラが一番多い。
そんな訳でシーラの愛の腕輪をパウリナに貸し出す事となった。
「ありがとうシーラ。大事に使うわ」
パウリナが礼を言って腕輪を受け取る。
エルヴィーノは風呂の水が溜まる時間を考えながら、自分が試練を出す立場で考えていた。
「俺だったらゴーレムと魔物を一緒に出すなぁ」
「「「ええぇぇっ、魔物おぉ!?」」」
否定的な妻達だ。
ゴーレムを倒しても身体や周りが綺麗な事が理由だろう。
どうしても生物が相手だと色んな物を撒き散らすのは仕方のない事だが龍人が考える事なので、あくまでも予測だ。
その為に対処する必要が有る。
このままゴーレムだけ出てくる場合と、ゴーレムと魔物の混成で対峙する場合と、魔物だけの場合だ。
改めて考えられる事を意見として出し合う四人だ。
重要なのは自分達よりも強い敵が現れた場合の対応を考える。
当然ながら龍の召喚は出来ないし、四人よりも強いゴーレムを作りだす事も可能だと説明して対策を考えた。
そんな話し合いの中、エルヴィーノの魔素をパウリナの”愛の腕輪”に詰め込む作業が終わった頃に思い出した。
「やばっ、水がもう溜まったかも」
慌てて風呂場に行くと案の定、湯船から水が溢れていた。
元栓を閉めて、水を魔法で温めて行く。
妻達の元には戻らずに、1人で黙って風呂に入り肉体的な疲れよりも精神的な疲れを癒すエルヴィーノだ。
☆
風呂場から、なかなか戻らないので女三人が乱入してきたのは言うまでもない。
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