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第10章 冒険編
第279話 旅の準備@
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「一夫多妻の中に知らない男が現れて、もしも奥さんに手を出すと殺しちゃうでしょ? 新しい嫁候補が現れる方がよっぽど楽しくなりますよ」
それを聞いて頭痛がしてきたエルヴィーノだった。
「あのさぁコラソン、俺を何だと思ってんだよぉ」
「勿論、私を救い出した恩人ですよ」
満面の笑みで答えるコラソンに本音で話した。
「これ以上妻が増えると非常に・・・良く無い状況になるから止めてくれないかなぁ」
「そうですよコラソン様。これ以上増えると私に回って来るのが更に遅くなりますからねぇ」
ベッタリと横に座り腕を絡めてくる愛人だったが、コラソンの楽しみを遠回しに否定されてしまうのだった。
「ではヴィオレタ・ルルディに渡すのか、他の女性か、それともモンドリアンさんに渡すかを決めてください」
バレンティアから三択を出された。
考える必要も無く自分が使う事を選択する。
「じゃ俺が・・・」
「私が・・・」
ほぼ同時に打ち明けた2人だ。
「おやおや、仲の良い事だねぇ」
茶化すバレンティアに赤くなるヴィオレタが「からかってないで私に・・・」と言いかけると「しかし、ルルディは妖精王ですからねぇ。前例も無いですし、余り宜しく無いのではないでしょうか?」とバレンティアがコラソンに告げた。
「他の妖精王との力関係が崩れると?」
コラソンの質問に、頷くバレンティア。
(そう言えば、この地域の妖精王って言ってなよな)
本来は星の妖精王として下界の妖精王たちの総括だったのだが、コラソンが封印されてから監視の役目で滞在していたのだが、”愛人”となり現在に至るルルディだ。
「私は特に問題は無いですわ」
「あなたが問題視しなくとも他の妖精王達が騒ぎ出します」
バレンティアに説得されて、しょぼくれるヴィオレタに優しく囁いた。
(今度、ゆっくりな)
(うん)
バレンティアの忠告も有り、二拓となって挙手による多数決となった。
他の女性に手を上げたのはコラソンで、エルヴィーノに手を上げたのは本人とヴィオレタだった。
「それでは二対一でモンドリアンさんに腕輪を渡します」
しかし両腕には腕輪をしている為、バレンティアの手に持つ腕輪が小さくなり指輪の大きさになった。
左手の薬指に直接はめてくれたバレンティア。
「ゆくゆく私の腕輪を渡しても良いと思える女性が現れたら教えてください」
「教えたら?」
「その女性が腕輪を持つ者に相応しいか確認してから渡す事としましょう」
「そんな事が出来るのか?」
「勿論です。それがモンドリアンさんとコラソン様の望みですから」
結局、今はエルヴィーノの意見を取り入れて、後に条件付きで新たな女性に譲渡しても構わないと言う事となった。
双方の要望を聞き入れて一応決着が付いたので帰ろうとすると、例によって紫の人が物申す。
「何処に行くの? あなたはこれから大事な用が有るでしょ」
当たり前のように腕に絡まれた。
「では御二方ごきげんよう」
そう言って獲物を連れて転移するヴィオレタだった。
ヴィオレタの甘い誘惑に何度も挫折しながら朝方に転移して戻る事を許してもらい、イグレシアに戻るが木賃宿で仮眠を取って城に向った。
(なんでこの国の王が木賃宿で寝なきゃいけないんだぁ?) と自問自答しながら歩いて行った。
後ろめたい事が有るからだが自己中心的な国王だ。
朝食の時間に合わせて戻ると、三人が仲良く食事中だった。
「おはよう皆」
「「「あなた!」」」
「朝帰りなのに随分余裕みたいね」
「私達がどれだけ心配したと思っているの?」
「解っていると思うけど、お仕置きよ。覚悟しなさい」
2人の妻と婚約者が次々と捲し立てて来る。
「ちょっ、ちょっと待てくれよ、最後の腕輪の事が解ったのに良いのかっ?」
「本当!」
「さぁ話して」
喜ぶシーラと所在を聞きたがるロリだ。
「詳しくは教えられないが、黄龍の腕輪を借りて来た」
「何で教えられないのよ」
全てを知りたがるロリだ。
「ラソンの事を誰にでも話せられないだろ? それと同じだよ」
不満そうなロリを置き去りに説明する。
「一応借り物だから、特別な魔法付与は無いし今回の件が終われば返す事になってる」
そして左手を見せた。
「何よ、それ。指輪じゃない」
不思議がるシーラ達に、本来1人に1つしか渡さない腕輪なので小さくして指輪にした事を説明した。
「とにかく全ての腕輪が揃ったわ。ありがとうアナタ、今夜はたっぷり尽くしてあげるわ」
嬉しそうに寄り添って来るシーラが余計な事を言った様だ。
「何を言っているのかしら、今夜は私の番よ」
「ええぇっお姉様ぁ、私の番じゃない?」
一難去って又一難と言った所か、三人で揉めているのでコッソリと抜け出そうとしたら三人の腕が伸びて来た。
「「「何処に行くのぉ!!」」」
@24
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
シーラの成人の日も次第に近づいて来たある日、ジャンドール王に呼び出された。
「何かあったのですか?」
「ふむ。旅に出る準備をしていると聞いたが婿殿はギルドの認識票はアルジェントゥムだったな?」
「そうですけど」
「婿殿の実力であれば、もっと上のグラドスを貰えるだろうから新しく作り直してはどうだ?」
言いたい事は分かるが、エルヴィーノに取って認識票のグラドスに意味が無いため全く持って興味の無い話だった。
要は旅先の街での身分証なのでそれ以外の意味は無く、手続きや試験を受ける事が面倒臭くて嫌だった。
「俺はこれで良いよ」
そう言って銀色の小さな板を出した。
「シーラでさえアウルムだぞ。婿殿ならば更に上の位は確実だろうに」
本人が嫌だと言っているのに、新しく作り直させたい義父になる魔王だ。
(どうして義父的な人達は面倒な事を次々と言いだすのかなぁ。やっぱ面子かぁ、あぁ来なきゃ良かった)
本音は言わずに、この場をどうやって逃げるか考え始めた。
「婿殿であれば、世界に数枚しか出回っていない虹色の認識票が貰えるかもしれないぞ」
(だから、そんなの要らないし。逆に目立つから嫌なんだよ。何で解んねぇかなぁ)
心では暴言を吐きながら困った顔をするエルヴィーノだ。
永遠と続く義父の説得に段々とイラついて来たので、つい本音を言ってしまう。
「ただでさえ女三人を連れて目立たない様にしたいのに逆効果だよ。まして、妻達はギルドに入って無いはずだから俺だけ変な認識票を持つわけにもいかないんだ」
「そうか、そこまで考えていたか」
多少険悪な雰囲気になったが、なんとかその場を誤魔化して退散するエルヴィーノを確認したジャンドール王が呟いた。
「ふぅむ、シーラに口説かせてみるか」
全然諦めていない魔王だった。
そして数日後ロリからエマスコが有った。
「話しが有るの。来て」
この様な要件も書かず呼び寄せる短文は何かしら怒っている証しだ。
近々で何か有ったか熟考するも思い当る事が無いのでそのまま向かう。
呼び出されたのはカスティリオ・エスピナの一族居住区にある共同応接室だ。
扉を開けると驚いた。
ロリと両親、パウリナと両親、シーラとリーゼロッテは1人ずつだが知らない男達2人も居た。
「聞いたぞ、黒龍王よ」
「神龍に認めてもらう旅に出るそうだな」
ルブルム・ディアボリスとエクソシズモが楽しそうに話しかけて来た。
この時点で事態を把握してしまったエルヴィーノだ。
何故ならシーラが微笑んでいた。
既に居住区まで許可されて裏工作も済ませてあると見える。
「あなたっ、その魔導具に手を翳して」
ロリが命令口調で指し示す物は、昔一度だけ見た事が有る魔導具だ。
溜息を付いてシーラを見るとリーゼロッテにすり寄っていた。
「俺はもうギルドの認識票を持って居るからお前達が作れば良いだろう?」
ロリは所有していたはずだが、パウリナは作って無いはずだ。すると
「パウリナは作ったわ。それに私達も作り直したのよ」
ロリが自慢げに認識票を出そうとすると、2人も同時に認識票を出した。
それは三枚の虹色に光り輝く認識票だ。
「女性三人がオリハルクムとは驚いたぞ」
「うむ流石はサンクタ・フェミナだ」
「そうだ。立派になったな。我が娘、聖戦士よ」
義父達が愛娘をべた褒めする姿を見て呆れるが、シーラも同じだったのが良かった。
ノタルム国に戻ると義父や義兄弟予定達が騒がしくなるので対処策を考える事にした。
☆
妻達の新しい身分証オリハルクム=オリハルコン
グラドス=等級、レベル、ランク
アウルム=金
アルジェントゥム=銀
久しぶりの@です。
それを聞いて頭痛がしてきたエルヴィーノだった。
「あのさぁコラソン、俺を何だと思ってんだよぉ」
「勿論、私を救い出した恩人ですよ」
満面の笑みで答えるコラソンに本音で話した。
「これ以上妻が増えると非常に・・・良く無い状況になるから止めてくれないかなぁ」
「そうですよコラソン様。これ以上増えると私に回って来るのが更に遅くなりますからねぇ」
ベッタリと横に座り腕を絡めてくる愛人だったが、コラソンの楽しみを遠回しに否定されてしまうのだった。
「ではヴィオレタ・ルルディに渡すのか、他の女性か、それともモンドリアンさんに渡すかを決めてください」
バレンティアから三択を出された。
考える必要も無く自分が使う事を選択する。
「じゃ俺が・・・」
「私が・・・」
ほぼ同時に打ち明けた2人だ。
「おやおや、仲の良い事だねぇ」
茶化すバレンティアに赤くなるヴィオレタが「からかってないで私に・・・」と言いかけると「しかし、ルルディは妖精王ですからねぇ。前例も無いですし、余り宜しく無いのではないでしょうか?」とバレンティアがコラソンに告げた。
「他の妖精王との力関係が崩れると?」
コラソンの質問に、頷くバレンティア。
(そう言えば、この地域の妖精王って言ってなよな)
本来は星の妖精王として下界の妖精王たちの総括だったのだが、コラソンが封印されてから監視の役目で滞在していたのだが、”愛人”となり現在に至るルルディだ。
「私は特に問題は無いですわ」
「あなたが問題視しなくとも他の妖精王達が騒ぎ出します」
バレンティアに説得されて、しょぼくれるヴィオレタに優しく囁いた。
(今度、ゆっくりな)
(うん)
バレンティアの忠告も有り、二拓となって挙手による多数決となった。
他の女性に手を上げたのはコラソンで、エルヴィーノに手を上げたのは本人とヴィオレタだった。
「それでは二対一でモンドリアンさんに腕輪を渡します」
しかし両腕には腕輪をしている為、バレンティアの手に持つ腕輪が小さくなり指輪の大きさになった。
左手の薬指に直接はめてくれたバレンティア。
「ゆくゆく私の腕輪を渡しても良いと思える女性が現れたら教えてください」
「教えたら?」
「その女性が腕輪を持つ者に相応しいか確認してから渡す事としましょう」
「そんな事が出来るのか?」
「勿論です。それがモンドリアンさんとコラソン様の望みですから」
結局、今はエルヴィーノの意見を取り入れて、後に条件付きで新たな女性に譲渡しても構わないと言う事となった。
双方の要望を聞き入れて一応決着が付いたので帰ろうとすると、例によって紫の人が物申す。
「何処に行くの? あなたはこれから大事な用が有るでしょ」
当たり前のように腕に絡まれた。
「では御二方ごきげんよう」
そう言って獲物を連れて転移するヴィオレタだった。
ヴィオレタの甘い誘惑に何度も挫折しながら朝方に転移して戻る事を許してもらい、イグレシアに戻るが木賃宿で仮眠を取って城に向った。
(なんでこの国の王が木賃宿で寝なきゃいけないんだぁ?) と自問自答しながら歩いて行った。
後ろめたい事が有るからだが自己中心的な国王だ。
朝食の時間に合わせて戻ると、三人が仲良く食事中だった。
「おはよう皆」
「「「あなた!」」」
「朝帰りなのに随分余裕みたいね」
「私達がどれだけ心配したと思っているの?」
「解っていると思うけど、お仕置きよ。覚悟しなさい」
2人の妻と婚約者が次々と捲し立てて来る。
「ちょっ、ちょっと待てくれよ、最後の腕輪の事が解ったのに良いのかっ?」
「本当!」
「さぁ話して」
喜ぶシーラと所在を聞きたがるロリだ。
「詳しくは教えられないが、黄龍の腕輪を借りて来た」
「何で教えられないのよ」
全てを知りたがるロリだ。
「ラソンの事を誰にでも話せられないだろ? それと同じだよ」
不満そうなロリを置き去りに説明する。
「一応借り物だから、特別な魔法付与は無いし今回の件が終われば返す事になってる」
そして左手を見せた。
「何よ、それ。指輪じゃない」
不思議がるシーラ達に、本来1人に1つしか渡さない腕輪なので小さくして指輪にした事を説明した。
「とにかく全ての腕輪が揃ったわ。ありがとうアナタ、今夜はたっぷり尽くしてあげるわ」
嬉しそうに寄り添って来るシーラが余計な事を言った様だ。
「何を言っているのかしら、今夜は私の番よ」
「ええぇっお姉様ぁ、私の番じゃない?」
一難去って又一難と言った所か、三人で揉めているのでコッソリと抜け出そうとしたら三人の腕が伸びて来た。
「「「何処に行くのぉ!!」」」
@24
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
シーラの成人の日も次第に近づいて来たある日、ジャンドール王に呼び出された。
「何かあったのですか?」
「ふむ。旅に出る準備をしていると聞いたが婿殿はギルドの認識票はアルジェントゥムだったな?」
「そうですけど」
「婿殿の実力であれば、もっと上のグラドスを貰えるだろうから新しく作り直してはどうだ?」
言いたい事は分かるが、エルヴィーノに取って認識票のグラドスに意味が無いため全く持って興味の無い話だった。
要は旅先の街での身分証なのでそれ以外の意味は無く、手続きや試験を受ける事が面倒臭くて嫌だった。
「俺はこれで良いよ」
そう言って銀色の小さな板を出した。
「シーラでさえアウルムだぞ。婿殿ならば更に上の位は確実だろうに」
本人が嫌だと言っているのに、新しく作り直させたい義父になる魔王だ。
(どうして義父的な人達は面倒な事を次々と言いだすのかなぁ。やっぱ面子かぁ、あぁ来なきゃ良かった)
本音は言わずに、この場をどうやって逃げるか考え始めた。
「婿殿であれば、世界に数枚しか出回っていない虹色の認識票が貰えるかもしれないぞ」
(だから、そんなの要らないし。逆に目立つから嫌なんだよ。何で解んねぇかなぁ)
心では暴言を吐きながら困った顔をするエルヴィーノだ。
永遠と続く義父の説得に段々とイラついて来たので、つい本音を言ってしまう。
「ただでさえ女三人を連れて目立たない様にしたいのに逆効果だよ。まして、妻達はギルドに入って無いはずだから俺だけ変な認識票を持つわけにもいかないんだ」
「そうか、そこまで考えていたか」
多少険悪な雰囲気になったが、なんとかその場を誤魔化して退散するエルヴィーノを確認したジャンドール王が呟いた。
「ふぅむ、シーラに口説かせてみるか」
全然諦めていない魔王だった。
そして数日後ロリからエマスコが有った。
「話しが有るの。来て」
この様な要件も書かず呼び寄せる短文は何かしら怒っている証しだ。
近々で何か有ったか熟考するも思い当る事が無いのでそのまま向かう。
呼び出されたのはカスティリオ・エスピナの一族居住区にある共同応接室だ。
扉を開けると驚いた。
ロリと両親、パウリナと両親、シーラとリーゼロッテは1人ずつだが知らない男達2人も居た。
「聞いたぞ、黒龍王よ」
「神龍に認めてもらう旅に出るそうだな」
ルブルム・ディアボリスとエクソシズモが楽しそうに話しかけて来た。
この時点で事態を把握してしまったエルヴィーノだ。
何故ならシーラが微笑んでいた。
既に居住区まで許可されて裏工作も済ませてあると見える。
「あなたっ、その魔導具に手を翳して」
ロリが命令口調で指し示す物は、昔一度だけ見た事が有る魔導具だ。
溜息を付いてシーラを見るとリーゼロッテにすり寄っていた。
「俺はもうギルドの認識票を持って居るからお前達が作れば良いだろう?」
ロリは所有していたはずだが、パウリナは作って無いはずだ。すると
「パウリナは作ったわ。それに私達も作り直したのよ」
ロリが自慢げに認識票を出そうとすると、2人も同時に認識票を出した。
それは三枚の虹色に光り輝く認識票だ。
「女性三人がオリハルクムとは驚いたぞ」
「うむ流石はサンクタ・フェミナだ」
「そうだ。立派になったな。我が娘、聖戦士よ」
義父達が愛娘をべた褒めする姿を見て呆れるが、シーラも同じだったのが良かった。
ノタルム国に戻ると義父や義兄弟予定達が騒がしくなるので対処策を考える事にした。
☆
妻達の新しい身分証オリハルクム=オリハルコン
グラドス=等級、レベル、ランク
アウルム=金
アルジェントゥム=銀
久しぶりの@です。
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