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第9章 魔王国編2
第261話 決定事項と表敬訪問に内密の話
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「アルモニア教は調和を司る白龍と、共存を司る黒龍と、愛情を司る赤龍として教えを説き、正しい行いには調和を。共存を乱す者には厳罰が待ち受け、愛情を信じる者には湧き上がる闘志がもたらす。調和には繁栄と慈しみを。共存には清き心と力の加護を。愛情には思い人と結ばれる可能性と融和が訪れる。調和とは形の無い物を指し、共存とは形の有る物を示す。愛情とは知性ある者の慈しむ感情だが、愛国心、家族愛、友愛、恋愛、万物に対する慈愛の事を意味し、愛情に対する裏切りは身を滅ぼす厄災が降りかかる・・・か」
教祖エネロが教会の重要人物達の前で最終判断を決める時が来た。
事前に直系一族に聞き、サンクタ・フェミナであるロリにも新たな龍を加える事を、神託からの教えで決まったと話してあった。
当然ロリからの念話でラソンに聞くのだが、神の采配にラソンやロリから意見する事自体が間違いである事を教えられ、自信を持って受け入れなさいと諭されたのだった。
「皆の者。我がアルモニア教は本日から調和を司る白龍と、共存を司る黒龍と、愛情を司る赤龍を奉る事にする」
全員が拍手をして賛成の意を示していた。
因みに新たな取り決めなど具体的な実務はアブリルとマルソが行う。
次期教祖と次期大司教が三つの教えを説き全世界へ布教活動を始める事となる。
聖魔法王国アルモニア、エルフ国メディテッラネウス、獣王国バリエンテで愛情を司る赤龍の教えは女性から絶大な支持を受け、一部では共存を司る黒龍を上回っていた。
黒龍の支持はバリアンテが圧倒的に多いが、それに迫る勢いで受け入れられているようだった。
しかも三ヵ国とも同じ比率で信者を増やしている。
そうなると当然、面白く無い龍人が居る。
龍人の塔ではインスティントの彫刻を見に長蛇の列が街の外まで続いていると聞き、悔しい気持ちで一杯だったラソン。
イライラを紛らわしたいのだが、ロリは妊娠中でフィドキアは無関心。
モンドリアンは忙しそうなのでラソンの矛先は、とある人物に向っていた。
「バレンティア! 私の人型像を大きくして設置して頂戴!」
無茶を言いだす始末だ。
街の至る所に白龍の像を置いて人型も増やすと言う。
出来ない事は無い。
しかし、バレンティアが迷惑しているのは”愚痴”を聞く事だった。
それで事有る毎に”コラソン様が呼んでいる”を使って逃げていたのだ。
その噂を聞いてカマラダも近づかない様にしていた。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
マルソが進めるノタルムへの布教計画に、既存国の教会へ赤龍の像を設置する計画など仕事が増える一方だが、いつも嬉しそうなマルソだった。
最愛のアブリルと共に行動する事が何よりの生きがいで有り行動原理なのだ。
そしてノタルムにも訪問する事となる。
事前にシーラが父であるジャンドール王含め国内での受け入れ態勢を取りつつ、次期教祖と大司教が初めて訪れる記念となる行事で、これが万事進めば国王自らが他国に堂々と視察に行けると内心では待ち望んでいたのだ。
シーラが聖魔法王国アルモニアと、獣王国バリエンテに極秘で遊びに行った事は腹立たしいが、その報告と言うよりも自慢話が信じられない王族たちだった。
自国こそが武力に優れ、統率のとれた最強の国と自負していた王族に、獣人達の特殊能力を生かした警備体制など、自分達の城にも導入したいとシーラの説明を聞きながら考えていたほどだ。
まして、シオンからも龍騎士隊なるバリアンテ最強部隊の説明では自国の有翼種族を上回る攻撃力に機動性、戦略性など頭を抱える戦力を説明された。
バリアンテと戦争をする訳では無いが、種族柄の癖で対自した時を想定してしまうのだ。常に他国、他種族よりも武力を誇示したいのはバリアンテもノタルムも同様だった。
ノタルムも完全な一枚岩では無いので王都から離れた場所で力を持つ種族は沢山存在するのだ。
もしも万が一、不穏な種族がそのような戦力を手に入れられると、痛手を被るのは目に見えているからだ。
まして、両国にはブロエ・マルシベーゴォなる魔素を使って宙に浮く乗り物まで存在すると言う。
報告では観光や交通だけだが「”あのモンドリアン”が軍事に使わない訳が無い。アルモニアにも秘密の部隊が存在するのではないか?」と全員が話していた。
シーラとシオンの居ない場所では、アルモニア教を受け入れ他国の優秀な技術を取り込む事で自国の軍事力を増強する方針で王族に将軍たちの合意を得ていた。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
「「ようこそノタルム国へ」」
マルソ達が転移して出迎えてくれたのはシーラとシオンだった。
今回、聖魔法王国アルモニアからの表敬訪問するのは次期教祖のプリマベラ、次期大司教のマルソ、親衛隊の3人にメイドが2人と司祭が2人に司祭に扮している騎士が3人の12人と現国王のエルヴィーノだ。
武器などの類は一切携帯せず友好を結ぶための訪問だった。
四天王も同行しゲレミオからの指令で、城下街で有力地に人気店を再確認し、進出する為の資料を集める事だ。
訪問する一行は事前にシーラとシオンに会い質問等をかわして、来たるべき時に備える為、”角”にも免疫を付けるよう準備していた。
準備と言っても見るだけだが、プリマベラがマルソの後ろに隠れていたのは可愛かった。
メイドや司祭が震えるのは仕方が無いとして騎士までも同じ様に震えている様子を見て、今までの考えが信実と違い現実を受け入れられずに居ると改めて感じさせられた一幕だった。
しかし、そんな一行も日を改めて何度か会っている内に、会話も出来るようになっていた。
そして、作り物の角にも慣れてもらい、敬意を示す為だと説明したのだ。
そんな訳で、全員が角を生やしての訪問となった。
かなり前から予定を立てていたので出迎えの準備も万端の様だった。
まずはジャンドール王と王族が面談し挨拶を交わす。
またもや沢山の手土産の献上品を持ちこまれて嬉しそうにする王族だが、お返しの事を考えると引き攣ってしまうジャンドール王だった。
簡単な挨拶と会話を終え、異国を体感したいプリマベラとマルソに「では、夕食までの間、街を案内させましょう」とジャンドール王に進められ全員で向う事となる。
とは言ってもエルヴィーノは行かないし、四天王やシオンにも個別の指令が有ったので別行動となった。
すると
「モンドリアン殿」
「殿ぉぉぉ?」
いぶかし眼でジャンドール王を睨んでしまった。
「気に入らんか。ではこれからはどの様に呼べば良いかのぉ? 大魔王」
「却下」
「大魔王様」
「同じだよ」
「モンドリアンさん」
「なんかよそよそしい」
「ではどう呼べば良いのだ」
「アルモニアと同じで良いんじゃない? 婚儀が終わるまでは婿殿だったけど」
「なるほど婿殿か」
そこにブスカドールが口を挟んできた。
「バリアンテで黒龍王と呼ばれてるなら、ノタルムで大魔王でも良いんじゃねぇ?」
「あのさぁ、俺をそんなに悪者にしたいのかよ」
「ん? なんで大魔王が悪者なんだ?」
(あっ・・・)
魔王=悪の権化と、アルモニア的先入観が自身にも有った事を自覚したエルヴィーノだ。
「所で内密な話しが有るが、少し良いか?」
今更何を隠していたのだろうとジャンドール王を見ると真剣な眼差しだ。
デセオにレペスト、ブスカドールまでも見た事の無い真剣な表情だった。
シーラと一緒に国王の応接室で話しを聞いた”大魔王”だった。
「実は我らの大陸も様々な種族が存在し現在も覇権を争っている。遠隔地で小競り合いの場合が多いが、それが我が国の現状だ。我が一族が王と成り長き時間を守っているが、たまに内戦が起こる場合が有る。それも結構大きな内戦だ」
シーンとする室内。
良く無い事が起こっている感じがするが黙って聞いているエルヴィーノだ。
☆
内戦?!
教祖エネロが教会の重要人物達の前で最終判断を決める時が来た。
事前に直系一族に聞き、サンクタ・フェミナであるロリにも新たな龍を加える事を、神託からの教えで決まったと話してあった。
当然ロリからの念話でラソンに聞くのだが、神の采配にラソンやロリから意見する事自体が間違いである事を教えられ、自信を持って受け入れなさいと諭されたのだった。
「皆の者。我がアルモニア教は本日から調和を司る白龍と、共存を司る黒龍と、愛情を司る赤龍を奉る事にする」
全員が拍手をして賛成の意を示していた。
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次期教祖と次期大司教が三つの教えを説き全世界へ布教活動を始める事となる。
聖魔法王国アルモニア、エルフ国メディテッラネウス、獣王国バリエンテで愛情を司る赤龍の教えは女性から絶大な支持を受け、一部では共存を司る黒龍を上回っていた。
黒龍の支持はバリアンテが圧倒的に多いが、それに迫る勢いで受け入れられているようだった。
しかも三ヵ国とも同じ比率で信者を増やしている。
そうなると当然、面白く無い龍人が居る。
龍人の塔ではインスティントの彫刻を見に長蛇の列が街の外まで続いていると聞き、悔しい気持ちで一杯だったラソン。
イライラを紛らわしたいのだが、ロリは妊娠中でフィドキアは無関心。
モンドリアンは忙しそうなのでラソンの矛先は、とある人物に向っていた。
「バレンティア! 私の人型像を大きくして設置して頂戴!」
無茶を言いだす始末だ。
街の至る所に白龍の像を置いて人型も増やすと言う。
出来ない事は無い。
しかし、バレンティアが迷惑しているのは”愚痴”を聞く事だった。
それで事有る毎に”コラソン様が呼んでいる”を使って逃げていたのだ。
その噂を聞いてカマラダも近づかない様にしていた。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
マルソが進めるノタルムへの布教計画に、既存国の教会へ赤龍の像を設置する計画など仕事が増える一方だが、いつも嬉しそうなマルソだった。
最愛のアブリルと共に行動する事が何よりの生きがいで有り行動原理なのだ。
そしてノタルムにも訪問する事となる。
事前にシーラが父であるジャンドール王含め国内での受け入れ態勢を取りつつ、次期教祖と大司教が初めて訪れる記念となる行事で、これが万事進めば国王自らが他国に堂々と視察に行けると内心では待ち望んでいたのだ。
シーラが聖魔法王国アルモニアと、獣王国バリエンテに極秘で遊びに行った事は腹立たしいが、その報告と言うよりも自慢話が信じられない王族たちだった。
自国こそが武力に優れ、統率のとれた最強の国と自負していた王族に、獣人達の特殊能力を生かした警備体制など、自分達の城にも導入したいとシーラの説明を聞きながら考えていたほどだ。
まして、シオンからも龍騎士隊なるバリアンテ最強部隊の説明では自国の有翼種族を上回る攻撃力に機動性、戦略性など頭を抱える戦力を説明された。
バリアンテと戦争をする訳では無いが、種族柄の癖で対自した時を想定してしまうのだ。常に他国、他種族よりも武力を誇示したいのはバリアンテもノタルムも同様だった。
ノタルムも完全な一枚岩では無いので王都から離れた場所で力を持つ種族は沢山存在するのだ。
もしも万が一、不穏な種族がそのような戦力を手に入れられると、痛手を被るのは目に見えているからだ。
まして、両国にはブロエ・マルシベーゴォなる魔素を使って宙に浮く乗り物まで存在すると言う。
報告では観光や交通だけだが「”あのモンドリアン”が軍事に使わない訳が無い。アルモニアにも秘密の部隊が存在するのではないか?」と全員が話していた。
シーラとシオンの居ない場所では、アルモニア教を受け入れ他国の優秀な技術を取り込む事で自国の軍事力を増強する方針で王族に将軍たちの合意を得ていた。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
「「ようこそノタルム国へ」」
マルソ達が転移して出迎えてくれたのはシーラとシオンだった。
今回、聖魔法王国アルモニアからの表敬訪問するのは次期教祖のプリマベラ、次期大司教のマルソ、親衛隊の3人にメイドが2人と司祭が2人に司祭に扮している騎士が3人の12人と現国王のエルヴィーノだ。
武器などの類は一切携帯せず友好を結ぶための訪問だった。
四天王も同行しゲレミオからの指令で、城下街で有力地に人気店を再確認し、進出する為の資料を集める事だ。
訪問する一行は事前にシーラとシオンに会い質問等をかわして、来たるべき時に備える為、”角”にも免疫を付けるよう準備していた。
準備と言っても見るだけだが、プリマベラがマルソの後ろに隠れていたのは可愛かった。
メイドや司祭が震えるのは仕方が無いとして騎士までも同じ様に震えている様子を見て、今までの考えが信実と違い現実を受け入れられずに居ると改めて感じさせられた一幕だった。
しかし、そんな一行も日を改めて何度か会っている内に、会話も出来るようになっていた。
そして、作り物の角にも慣れてもらい、敬意を示す為だと説明したのだ。
そんな訳で、全員が角を生やしての訪問となった。
かなり前から予定を立てていたので出迎えの準備も万端の様だった。
まずはジャンドール王と王族が面談し挨拶を交わす。
またもや沢山の手土産の献上品を持ちこまれて嬉しそうにする王族だが、お返しの事を考えると引き攣ってしまうジャンドール王だった。
簡単な挨拶と会話を終え、異国を体感したいプリマベラとマルソに「では、夕食までの間、街を案内させましょう」とジャンドール王に進められ全員で向う事となる。
とは言ってもエルヴィーノは行かないし、四天王やシオンにも個別の指令が有ったので別行動となった。
すると
「モンドリアン殿」
「殿ぉぉぉ?」
いぶかし眼でジャンドール王を睨んでしまった。
「気に入らんか。ではこれからはどの様に呼べば良いかのぉ? 大魔王」
「却下」
「大魔王様」
「同じだよ」
「モンドリアンさん」
「なんかよそよそしい」
「ではどう呼べば良いのだ」
「アルモニアと同じで良いんじゃない? 婚儀が終わるまでは婿殿だったけど」
「なるほど婿殿か」
そこにブスカドールが口を挟んできた。
「バリアンテで黒龍王と呼ばれてるなら、ノタルムで大魔王でも良いんじゃねぇ?」
「あのさぁ、俺をそんなに悪者にしたいのかよ」
「ん? なんで大魔王が悪者なんだ?」
(あっ・・・)
魔王=悪の権化と、アルモニア的先入観が自身にも有った事を自覚したエルヴィーノだ。
「所で内密な話しが有るが、少し良いか?」
今更何を隠していたのだろうとジャンドール王を見ると真剣な眼差しだ。
デセオにレペスト、ブスカドールまでも見た事の無い真剣な表情だった。
シーラと一緒に国王の応接室で話しを聞いた”大魔王”だった。
「実は我らの大陸も様々な種族が存在し現在も覇権を争っている。遠隔地で小競り合いの場合が多いが、それが我が国の現状だ。我が一族が王と成り長き時間を守っているが、たまに内戦が起こる場合が有る。それも結構大きな内戦だ」
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良く無い事が起こっている感じがするが黙って聞いているエルヴィーノだ。
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内戦?!
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