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第9章 魔王国編2
第245話 それぞれの報告
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ペンタガラマに戻った五人は一路大聖堂に向った。
エルヴィーノは四人に教祖に会って今回の事を説明する様に指示をした。
「陛下はどちらに?」
一応従者なので付き従う事が使命と思っているシオン。
「今回、両国の件は四人に説明してもらう事に意味が有る。俺が居ても仕方無いだろ。重要なのはアルモニア教の考えだからな」
例の大魔王の事だ。
アルモニア教にとっては都合が良すぎる。
唯一、国王が敵の親玉になってしまう事をどう対処するかだ。
逆の事も言える。
ノタルム国の大魔王(国王では無い)がアルモニア国の王となるのだから。
「シオンが行く事も重要だ。ジャンドール王からの献上品も有るし、唯一クエルノ族として謁見を認めてもらっているのだからな」
多少不満そうな四人だが、続けて教えられたことに納得する。
「昨日シーラの鎧を見ただろ? あのままでは危険だから龍人と会って来る」
かなり驚いた顔のシオンだが、納得してくれたようだ。
「仰せのままに」
大聖堂で別れて直ぐに念話した。
(コラソン、聞こえますか?)
(帰って来たのですねモンドリアンさん)
(何処に居る? ちょっと話したい事があるけど)
(トレ・デ・エスピナスに居ますよ)
(じゃ行くよ)
転移してコラソンに会う。
「参ったよ、今回は」
ニコニコと楽しそうに笑っているコラソンだ。
「それでさ、シーラの鎧だけど威力が強すぎるから調節出来ないかな?」
「可能ですがインスティントでなければ出来ないでしょう」
「じゃあさ、直接念話して良い?」
「やはりバレましたか」
「教えてもらったよ。でもフィドキア以外は先にコラソンに聞くよ」
「大丈夫ですよ」
「いいの?」
「ハイ」
「ところで二つ聞きたい事があるけど」
「何でしょうか?」
「フィドキアが念話に出てくれなくてさぁ」
「ああっ済みませんねぇ、ちょっと重要な仕事が有って係りっきりなのですよ。そのかわり私を含め全ての龍人に念話して構いませんから」
「えっ本当に!?」
「勿論です」
「だけどもう1つの問題が・・」
「何でしょうか?」
「インスティントがフィドキアと2人で”あの食事店”でデートしたいってさ」
「それはっ・・・」
流石のコラソンも困った様子だ。
「それで日時はインスティントが連絡して来るって」
「そうですか」
「あの店にも前もって言っとかないと困るだろうし、同席は俺とシーラだけだってさ」
考え込むコラソン。
「・・・モンドリアンさん。インスティントに日時はこちらで調整すると念話してください」
「それって」
「何とか手配して見ますよ」
「ありがとうコラソン!」
「では直ぐに念話してください。モンドリアンさんはこの後重要な役目が有りますからね」
「えっ?」
何を言っているのか解らなかったが、後ろから”ただならぬ気配”を感じ取ってしまった。
それは気配と一緒に漂って来る”とても良い香り”なので直ぐに”何の事”か分かった。
「じゃ念話するよ」
そう言ってインスティントに交信して見ると
(インスティントさん聞こえますか?)
(あら、この声はモンドリアン?)
(そうですよ。インスティントさんにお願いしたい事と報告が有ります)
(何だい言ってみな)
シーラの鎧の魔素調整を依頼した。
(分かったよ。それで今コラソン様と居るんだろ?)
(はい、良く知ってますねぇ)
(報告とは例の件か?)
(ええ、バッチリですよ)
(やたっあああぁぁぁっ!)
凄い叫び声だ。
(ただし、日時はコラソンから連絡するって)
(分かった。ありがとうモンドリアン)
(じゃまた連絡するよ)
(コラソン様に宜しく伝えてねぇ)
途中から念話のトーンが変わったのがはっきりと分かった。
「最後にもう1つ。可能であれば教えて欲しいけど」
「あの2人の事ですか?」
黙ってうなづくと
「・・・そうですねぇ。時が来たら教えますよ」
苦笑いのコラソンを見て、それ以上聞くのを止めたエルヴィーノだ。
「ではお話も終わった事ですし、行きましょうか」
頭上後方から聞こえて来る美しい声だ。
「行ってらっしゃいモンドリアンさん。ルルディ! 夕方には返してあげなさいよ」
エルヴィーノは問答無用で連れ込まれた紫の部屋で蹂躙されるのだった。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
イグレシアの中央教会に戻った四人は直ぐにエマスコで報告を入れた。
教祖に一族との会議は午後からとなり、食事を済ませ準備していた。
ノタルム国にシオンの事は極秘扱いの会議なので教会内にも協力者を得られず、全て自分達で段取りを進めて行った。
先に献上品をもらった手前、ノタルム国としても下心が有るのか、それとも面子の為か、もらった以上の献上品を親衛隊達に持たせたのだった。
会議室に入るや否や絶賛する者達が居た。
「これは見事だ」
クエルノ族と同じ様に異国の宝物に目を輝かせていた聖女達だ。
娘や孫が同じ様に浮かれていたので、咳払いで気づかせ威厳を取りもどす。
「んんっ。親衛隊の諸君、それとシオンよ。ご苦労であった」
「お前達の成果を聞かせてもらおうかのぉ」
しばしの沈黙の後、ブオが代表して説明した。
「まず、陛下が召喚された時点でノタルム国側が戦争の準備をされていたようですが、陛下が対処されて戦争には至らなかったのですが・・・」
複雑な思いの聖女達に「それで?」と話しを続けろと催促するリアム。
「我らの国と戦争にまで至らなかったのは、ジャンドール王の姫様を陛下が嫁にする事で血縁と成り、争う事を止めた次第です」
絶句する親族たちだが、薄々は感じていた事だった。
「そして今回アルモニア教として初めてノタルム国に訪問したにも関わらず、ジャンドール国王に王族の方々からも丁重な御持て成しを頂き恐縮する中の謁見を済ませました」
全員が真剣に聞いている。
「して、成果はどうなのじゃ?」
はやる気持ちが教祖の口から結果を求めて来た。
「条件付ですが、アルモニア教がノタルム国内における布教活動の許可と、教会建設の許可を頂きました。」
「おおおっ! それは出来したぞ」
「待て、条件付きと言っただろう。その条件を言ってみろ」
教祖と大司教だ。
「はっ、これは国王からの伝言ですが、その条件に関しては教祖様、大司教様、王族一同の采配を待つとの仰せです」
「うむ、早う申せ」
「はっ、ジャンドール王は我が国の国王を・・・大魔王に昇格する事を条件にアルモニア教を受け入れると申されました」
「なっなっなっ」
「どういう意味だ」
驚く教祖をよそにマルソが問いただした。
「その事に関しては我が説明しましょう」
親衛隊同様に跪いていたが、すっと立ち上がり話し出すシオン。
「我が祖国ノタルムは力が全てです。ジャンドール王に一族含めモンドリアン陛下の力を認めたとの認識で構いません。事実、我も力では陛下の足元にも及びません。然るに、ノタルム国では国王はジャンドール王ですが、両国の内情を考慮してモンドリアン陛下を大魔王に推薦する次第です。アルモニア国としては現国王が魔族を統一し頂点を極めたとした方が、都合が良いと判断した配慮で、名目上と認識して頂いても構わないと、言付かっております」
続けてブオが付け加える。
「なお、教祖様の承諾を頂けた時点で条件は発動するとの伝言です」
三人の婿は平然と聞いていたが、アブリルにプリマベラはプルプルと震え伴侶にヒソヒソと会話をしていた。
そして教祖は。
「しばし、時間を貰おう」
そう言って席を立った。
大司教も後に続く。
「皆、ご苦労だった。これから重要な会議をするので、返答の件は連絡するから待機して待つように。ただ・・・日数がかかると思うがな」
親衛隊とシオンに告げて奥に引き込むマルソだった。
「やはり驚いてたね」
「そりゃそうさ。誰だった驚くに決まってる」
「数日かかるってさ。どうするシオン殿」
「とりあえず陛下に報告して連絡を待つとしましょうか」
「じゃイグレシアの街を案内するよ」
「おお、それは忝いポヨォ殿」
仲良くなったシオンとポヨォでした。
☆
親族会議は長引きそうだ。
エルヴィーノは四人に教祖に会って今回の事を説明する様に指示をした。
「陛下はどちらに?」
一応従者なので付き従う事が使命と思っているシオン。
「今回、両国の件は四人に説明してもらう事に意味が有る。俺が居ても仕方無いだろ。重要なのはアルモニア教の考えだからな」
例の大魔王の事だ。
アルモニア教にとっては都合が良すぎる。
唯一、国王が敵の親玉になってしまう事をどう対処するかだ。
逆の事も言える。
ノタルム国の大魔王(国王では無い)がアルモニア国の王となるのだから。
「シオンが行く事も重要だ。ジャンドール王からの献上品も有るし、唯一クエルノ族として謁見を認めてもらっているのだからな」
多少不満そうな四人だが、続けて教えられたことに納得する。
「昨日シーラの鎧を見ただろ? あのままでは危険だから龍人と会って来る」
かなり驚いた顔のシオンだが、納得してくれたようだ。
「仰せのままに」
大聖堂で別れて直ぐに念話した。
(コラソン、聞こえますか?)
(帰って来たのですねモンドリアンさん)
(何処に居る? ちょっと話したい事があるけど)
(トレ・デ・エスピナスに居ますよ)
(じゃ行くよ)
転移してコラソンに会う。
「参ったよ、今回は」
ニコニコと楽しそうに笑っているコラソンだ。
「それでさ、シーラの鎧だけど威力が強すぎるから調節出来ないかな?」
「可能ですがインスティントでなければ出来ないでしょう」
「じゃあさ、直接念話して良い?」
「やはりバレましたか」
「教えてもらったよ。でもフィドキア以外は先にコラソンに聞くよ」
「大丈夫ですよ」
「いいの?」
「ハイ」
「ところで二つ聞きたい事があるけど」
「何でしょうか?」
「フィドキアが念話に出てくれなくてさぁ」
「ああっ済みませんねぇ、ちょっと重要な仕事が有って係りっきりなのですよ。そのかわり私を含め全ての龍人に念話して構いませんから」
「えっ本当に!?」
「勿論です」
「だけどもう1つの問題が・・」
「何でしょうか?」
「インスティントがフィドキアと2人で”あの食事店”でデートしたいってさ」
「それはっ・・・」
流石のコラソンも困った様子だ。
「それで日時はインスティントが連絡して来るって」
「そうですか」
「あの店にも前もって言っとかないと困るだろうし、同席は俺とシーラだけだってさ」
考え込むコラソン。
「・・・モンドリアンさん。インスティントに日時はこちらで調整すると念話してください」
「それって」
「何とか手配して見ますよ」
「ありがとうコラソン!」
「では直ぐに念話してください。モンドリアンさんはこの後重要な役目が有りますからね」
「えっ?」
何を言っているのか解らなかったが、後ろから”ただならぬ気配”を感じ取ってしまった。
それは気配と一緒に漂って来る”とても良い香り”なので直ぐに”何の事”か分かった。
「じゃ念話するよ」
そう言ってインスティントに交信して見ると
(インスティントさん聞こえますか?)
(あら、この声はモンドリアン?)
(そうですよ。インスティントさんにお願いしたい事と報告が有ります)
(何だい言ってみな)
シーラの鎧の魔素調整を依頼した。
(分かったよ。それで今コラソン様と居るんだろ?)
(はい、良く知ってますねぇ)
(報告とは例の件か?)
(ええ、バッチリですよ)
(やたっあああぁぁぁっ!)
凄い叫び声だ。
(ただし、日時はコラソンから連絡するって)
(分かった。ありがとうモンドリアン)
(じゃまた連絡するよ)
(コラソン様に宜しく伝えてねぇ)
途中から念話のトーンが変わったのがはっきりと分かった。
「最後にもう1つ。可能であれば教えて欲しいけど」
「あの2人の事ですか?」
黙ってうなづくと
「・・・そうですねぇ。時が来たら教えますよ」
苦笑いのコラソンを見て、それ以上聞くのを止めたエルヴィーノだ。
「ではお話も終わった事ですし、行きましょうか」
頭上後方から聞こえて来る美しい声だ。
「行ってらっしゃいモンドリアンさん。ルルディ! 夕方には返してあげなさいよ」
エルヴィーノは問答無用で連れ込まれた紫の部屋で蹂躙されるのだった。
※Cerounodostrescuatrocincoseissieteochonuevediez
イグレシアの中央教会に戻った四人は直ぐにエマスコで報告を入れた。
教祖に一族との会議は午後からとなり、食事を済ませ準備していた。
ノタルム国にシオンの事は極秘扱いの会議なので教会内にも協力者を得られず、全て自分達で段取りを進めて行った。
先に献上品をもらった手前、ノタルム国としても下心が有るのか、それとも面子の為か、もらった以上の献上品を親衛隊達に持たせたのだった。
会議室に入るや否や絶賛する者達が居た。
「これは見事だ」
クエルノ族と同じ様に異国の宝物に目を輝かせていた聖女達だ。
娘や孫が同じ様に浮かれていたので、咳払いで気づかせ威厳を取りもどす。
「んんっ。親衛隊の諸君、それとシオンよ。ご苦労であった」
「お前達の成果を聞かせてもらおうかのぉ」
しばしの沈黙の後、ブオが代表して説明した。
「まず、陛下が召喚された時点でノタルム国側が戦争の準備をされていたようですが、陛下が対処されて戦争には至らなかったのですが・・・」
複雑な思いの聖女達に「それで?」と話しを続けろと催促するリアム。
「我らの国と戦争にまで至らなかったのは、ジャンドール王の姫様を陛下が嫁にする事で血縁と成り、争う事を止めた次第です」
絶句する親族たちだが、薄々は感じていた事だった。
「そして今回アルモニア教として初めてノタルム国に訪問したにも関わらず、ジャンドール国王に王族の方々からも丁重な御持て成しを頂き恐縮する中の謁見を済ませました」
全員が真剣に聞いている。
「して、成果はどうなのじゃ?」
はやる気持ちが教祖の口から結果を求めて来た。
「条件付ですが、アルモニア教がノタルム国内における布教活動の許可と、教会建設の許可を頂きました。」
「おおおっ! それは出来したぞ」
「待て、条件付きと言っただろう。その条件を言ってみろ」
教祖と大司教だ。
「はっ、これは国王からの伝言ですが、その条件に関しては教祖様、大司教様、王族一同の采配を待つとの仰せです」
「うむ、早う申せ」
「はっ、ジャンドール王は我が国の国王を・・・大魔王に昇格する事を条件にアルモニア教を受け入れると申されました」
「なっなっなっ」
「どういう意味だ」
驚く教祖をよそにマルソが問いただした。
「その事に関しては我が説明しましょう」
親衛隊同様に跪いていたが、すっと立ち上がり話し出すシオン。
「我が祖国ノタルムは力が全てです。ジャンドール王に一族含めモンドリアン陛下の力を認めたとの認識で構いません。事実、我も力では陛下の足元にも及びません。然るに、ノタルム国では国王はジャンドール王ですが、両国の内情を考慮してモンドリアン陛下を大魔王に推薦する次第です。アルモニア国としては現国王が魔族を統一し頂点を極めたとした方が、都合が良いと判断した配慮で、名目上と認識して頂いても構わないと、言付かっております」
続けてブオが付け加える。
「なお、教祖様の承諾を頂けた時点で条件は発動するとの伝言です」
三人の婿は平然と聞いていたが、アブリルにプリマベラはプルプルと震え伴侶にヒソヒソと会話をしていた。
そして教祖は。
「しばし、時間を貰おう」
そう言って席を立った。
大司教も後に続く。
「皆、ご苦労だった。これから重要な会議をするので、返答の件は連絡するから待機して待つように。ただ・・・日数がかかると思うがな」
親衛隊とシオンに告げて奥に引き込むマルソだった。
「やはり驚いてたね」
「そりゃそうさ。誰だった驚くに決まってる」
「数日かかるってさ。どうするシオン殿」
「とりあえず陛下に報告して連絡を待つとしましょうか」
「じゃイグレシアの街を案内するよ」
「おお、それは忝いポヨォ殿」
仲良くなったシオンとポヨォでした。
☆
親族会議は長引きそうだ。
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