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第7章 レース編
第196話 溺れる男達
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ある時、リアム殿とネル殿から呼び出しが有った。
まさか自分達から例の件を話してくるとは思ってもいなかったエルヴィーノは覚悟を決めて合うことにした。
場所はカスティリオ・エスピナの居住区でネル殿の執務室だ。
部屋に入ると神妙な顔の2人だった。
流石に何度も勝敗を頼むのが言いづらいのだろうと思っていた。
「時に黒龍王よ。何やら最近、男同士で飲みに行くのが流行っていると聞いたが、我が誘われていないのはどうしてなのか?」
「はぁ?」
真剣な顔で話すから何の事かと思った。
「あぁ、イグレシアでの事ですよ。向こうには人数が居ますからねぇ」
リアム殿がそんな事を告げ口したとは思えない。
何かの話しの中で喋ってしまったのだろう。
些細な事だと思っていた。
「まぁ良い。今後は我も参加するから忘れないで欲しい」
「分かりました」
「それでな、最近巷で流行っている店が有ると言うのだが、次回はそこに行ってみないか?」
(なるほど。そう言う事か)
「分かりました。何て言う店ですか?」
「それがな、店の名前は無いと言うのだ。しかも紹介者が居ないと入れないと聞いているのだ」
(んっ? 何か引っかかるなぁ)
「では紹介してくれる者は居るのですか?」
「おらん」
「店の名前も、場所も解らなくて、紹介者も居なければ無理な話ですね」
「しかし、その店に行ってみたいのだ」
(やれやれ、多分あそこだろう)
「じゃ誰に聞いたのですか?」
「それは私が説明しよう」
ずっと話を聞いていたリアム殿が入って来た。
「マルソ殿が教会建設で懇意にしている種族長から聞いたと言うのだが、ペンタガラマに有る名も無い店に、とても妖艶な美女達が居る店が有って、裕福な者はその店に通うのが獣人族における社会的地位が高い者と評価されている様なのだ」
「はあ・・・」
(そんな噂が出ていたのか)
「それをコイツに話したら是非行ってみたいと言ってな、どうせなら男同士の親睦会も、そこでやろうと思ったのだよ」
(やれやれだ)
「それで俺にどうしろと?」
「いやなに、夜の店はゲレミオの管轄だと思ってな、国王に聞けば分かると思ったのだ」
そんな所は目ざとく感が働く義父だと感心してしまった。
「俺も全ての事を把握していないので、聞いて見ます」
「「おおおっ」」
手の平を返す様に、神妙な顔が笑顔になった。
「しかし、ペンタガラマでとなるとフェブレロ殿をどうするかなぁ」
「内緒にして置けば大丈夫だ」
「ダメですよ。どうせボロが出てバレるから」
「では、マルソ殿に相談するか」
「それが良いでしょう。教会関係で何処かの少数種族が大司教に合いたがっているとか?」
「それで行こう!」
後はマルソ殿に任せて、あの店をどうするかだ。
「とりあえずドラゴ族に聞いて見よう」
転移してドラゴ族の住家にやって来た。
三階には行かず二階のドラゴ族達に会った。
何故ならばペルフメは店に出ておらず質問には答えられないからだ。
「皆に聞きたい事が有るけど良いか?」
そう切り出して話す。
まず、エルヴィーノの会員証を作ってもらう事。
初めての客を数人連れても大丈夫なのかの確認と料金体制、などなど。
人族は大丈夫だがネル殿は変化してもらおう。
あと、ヤツも。
(ヤツも心配していたからなぁ違う意味で)
ヤツとはフォーレの事だ。
勿論グラナダには内緒なので、グラナダが出勤していない日を選ぶ。
一度変化して来たそうだが会員証も無く、紹介者も居なかったので帰ったらしい。
それを事有るごとに言って来るのだ。
面倒臭いので連れて行くことにした。
そしてペルフメにも内緒だ。
自分が行くと知れば当然出て来るだろうから。
そうなれば、更に面倒な事になる。
ドラゴ族には案内するだけと言い聞かせて今回の事は秘密にするように伝えた。
まぁどこまで秘密を守れるか試す機会だと思った黒龍王でした。
エルヴィーノは誰かが妻にバレタ場合の為に紳士協定を作る事にした。
決行日に現地集合、現地解散(もしくは決められた場所から転移)で、もしも妻に見つかった場合は同志を巻き込まない事。
それが1人でも複数だとしても、他の同志の事は口にしない事。
また、同志が罰せられても保身第一として、その場は切り捨てる事。
証拠となる物は一切持ち帰らない事。
リンピエサとエクステンギル・オロールを必須習得魔法とし、店を出た後は必ず使用する事だ。
これを書面に書き、全員を回った。
勿論自筆のサイン入りだ。
そして保管場所はエルヴィーノのエスパシオ・ボルサだ。
全員のサイン入りなので裏切りは無いだろう。
それぞれが各自の妻に仕事や言い訳を用意して決行日を迎える。
その夜、エルヴィーノを筆頭にフェブレロ、マルソ、リアム、ネル、フォーレの六人が秘密の倶楽部へ向かっていた。
エルヴイーノとフォーレが会員証を見せた。
実は連れを伴って入れるのは本人と2人までなのだ。
これもグラナダが考えた事だ。
仕方が無いので事前にフォーレを連れて会員証を作ったのだ。
それ以来フォーレは結構な頻度で来ているらしい。
勿論グラナダの居ない時を狙ってだ。
店の前には屈強な戦士の様な獣人の店員が入口の左右に立ち、会員証を見せると筋骨隆々な店員が腰を折り、”いらっしゃいませ”と言って扉を開けられ中に入れる。
店内に入ると秘密にされる位の豪華さで圧倒されるが、それよりも目が釘付けになる者達が居た。
御揃いの衣装と化粧。
洗練された言葉使いに気品漂う仕草の妖艶な女達はエルヴィーノとフォーレ以外を歓喜させた。
エルヴィーノの横には人族で、他はドラゴ族が隣に座った。
そうするように手配したのだ。
そして繰り広げられる口撃の応戦だ。
皆、一様にドラゴ族の顔を見ながらウットリとしている。
あの体臭を嗅いでしまうとこうなってしまうのかと、目の前で実演してくれていた。
「私で良かったのですか?」
ワザワザ指定した人族の子が聞いて来た。
「ああ、いろいろ聞かせてよ」
そして、店の事を根掘り葉掘り聞いたのだ。
何気に周りを見ると鼻の下を伸ばしている見知った顔が幾つも有った。
デレデレとしている者達の顔を見ると、こちらが恥ずかしくなり視線を反らせてしまう。
しかし、1人だけ納得のいかない者が居た。
事も有ろうかガトー族の分際でドラゴ族にデレているのだ。
しかし、込み上げてくる憤りも、いつかその身に降りかかれと念じながら酒を飲んでいた。
爺さんは楽しそうだ。
エルフのおっさんも楽しそうに会話している。
赤い髪とガトー族は相変わらず弾けている。
・・・我が友は、何時に無く真剣に口説いている様だ。
それぞれが楽しんでいる光景を見ながら飲む酒は格別だった。
1人でニヤニヤしていると人族の子が「楽しそうですね」と声をかけて来た。
ウッカリと周りを気にしすぎて女性を無視してしまったようだ。
「ゴメンゴメンところで君の一番仲良しの子は誰かな?」
「私はぁ、ここの責任者のグラナダさんかなぁ」
一瞬だがその単語が耳に入り固まったエルヴィーノとフォーレだ。
「そっか。でも今日は居ないよね」
「さっき連絡が有ってもうすぐ来るって」
バッと立ち上がり「撤収!」と叫んでしまった。
目の前にはフォーレも立って居た。
長生きするには危険を如何に察知するかと、察知した場合に即座に行動する事だ。
直ぐに支払いを済ませ、顔を見られない様に出口に向かう。
本来ならば一階へ行くのだが、鉢合わせを避けて屋上へ向かった。
屋上からは転移するのだが帰りしな、用意してあった会員証を全員に渡し帰路に着く。
昨夜の作戦は成功し、敵には一切察知されずに床に就いた模様。
やはりあの店は危険度が高いと判断してしばらくは行かない様にしようと決めた。
とある日の夜。
酔っぱらった2人組が店から出て階段を下りてきたら、2人の女性が腕組みをして仁王立ちしていたそうだ。
初めて楽しんだ日から2人組はちょくちょくその店に行っていたらしい。
怪しい行動と不信な言動に尾行を付けられて事態が発覚。
妻達に現場を押さえられたそうだ。
その2人組は抵抗したそうだが、あっけ無く取り押さえられ厳しい折檻が待っていたと言う。
当然ながら2人でしでかした事なので紳士協定が有効になる。
そして、妻達から連絡があった。
(例の件ですが実行します)と。
☆
果たして、誰が犠牲者なのか?
犠牲は当然例の2人だがこっちは良い迷惑だ。
しかし案外、我が友はうまくやっているのか?
まさか自分達から例の件を話してくるとは思ってもいなかったエルヴィーノは覚悟を決めて合うことにした。
場所はカスティリオ・エスピナの居住区でネル殿の執務室だ。
部屋に入ると神妙な顔の2人だった。
流石に何度も勝敗を頼むのが言いづらいのだろうと思っていた。
「時に黒龍王よ。何やら最近、男同士で飲みに行くのが流行っていると聞いたが、我が誘われていないのはどうしてなのか?」
「はぁ?」
真剣な顔で話すから何の事かと思った。
「あぁ、イグレシアでの事ですよ。向こうには人数が居ますからねぇ」
リアム殿がそんな事を告げ口したとは思えない。
何かの話しの中で喋ってしまったのだろう。
些細な事だと思っていた。
「まぁ良い。今後は我も参加するから忘れないで欲しい」
「分かりました」
「それでな、最近巷で流行っている店が有ると言うのだが、次回はそこに行ってみないか?」
(なるほど。そう言う事か)
「分かりました。何て言う店ですか?」
「それがな、店の名前は無いと言うのだ。しかも紹介者が居ないと入れないと聞いているのだ」
(んっ? 何か引っかかるなぁ)
「では紹介してくれる者は居るのですか?」
「おらん」
「店の名前も、場所も解らなくて、紹介者も居なければ無理な話ですね」
「しかし、その店に行ってみたいのだ」
(やれやれ、多分あそこだろう)
「じゃ誰に聞いたのですか?」
「それは私が説明しよう」
ずっと話を聞いていたリアム殿が入って来た。
「マルソ殿が教会建設で懇意にしている種族長から聞いたと言うのだが、ペンタガラマに有る名も無い店に、とても妖艶な美女達が居る店が有って、裕福な者はその店に通うのが獣人族における社会的地位が高い者と評価されている様なのだ」
「はあ・・・」
(そんな噂が出ていたのか)
「それをコイツに話したら是非行ってみたいと言ってな、どうせなら男同士の親睦会も、そこでやろうと思ったのだよ」
(やれやれだ)
「それで俺にどうしろと?」
「いやなに、夜の店はゲレミオの管轄だと思ってな、国王に聞けば分かると思ったのだ」
そんな所は目ざとく感が働く義父だと感心してしまった。
「俺も全ての事を把握していないので、聞いて見ます」
「「おおおっ」」
手の平を返す様に、神妙な顔が笑顔になった。
「しかし、ペンタガラマでとなるとフェブレロ殿をどうするかなぁ」
「内緒にして置けば大丈夫だ」
「ダメですよ。どうせボロが出てバレるから」
「では、マルソ殿に相談するか」
「それが良いでしょう。教会関係で何処かの少数種族が大司教に合いたがっているとか?」
「それで行こう!」
後はマルソ殿に任せて、あの店をどうするかだ。
「とりあえずドラゴ族に聞いて見よう」
転移してドラゴ族の住家にやって来た。
三階には行かず二階のドラゴ族達に会った。
何故ならばペルフメは店に出ておらず質問には答えられないからだ。
「皆に聞きたい事が有るけど良いか?」
そう切り出して話す。
まず、エルヴィーノの会員証を作ってもらう事。
初めての客を数人連れても大丈夫なのかの確認と料金体制、などなど。
人族は大丈夫だがネル殿は変化してもらおう。
あと、ヤツも。
(ヤツも心配していたからなぁ違う意味で)
ヤツとはフォーレの事だ。
勿論グラナダには内緒なので、グラナダが出勤していない日を選ぶ。
一度変化して来たそうだが会員証も無く、紹介者も居なかったので帰ったらしい。
それを事有るごとに言って来るのだ。
面倒臭いので連れて行くことにした。
そしてペルフメにも内緒だ。
自分が行くと知れば当然出て来るだろうから。
そうなれば、更に面倒な事になる。
ドラゴ族には案内するだけと言い聞かせて今回の事は秘密にするように伝えた。
まぁどこまで秘密を守れるか試す機会だと思った黒龍王でした。
エルヴィーノは誰かが妻にバレタ場合の為に紳士協定を作る事にした。
決行日に現地集合、現地解散(もしくは決められた場所から転移)で、もしも妻に見つかった場合は同志を巻き込まない事。
それが1人でも複数だとしても、他の同志の事は口にしない事。
また、同志が罰せられても保身第一として、その場は切り捨てる事。
証拠となる物は一切持ち帰らない事。
リンピエサとエクステンギル・オロールを必須習得魔法とし、店を出た後は必ず使用する事だ。
これを書面に書き、全員を回った。
勿論自筆のサイン入りだ。
そして保管場所はエルヴィーノのエスパシオ・ボルサだ。
全員のサイン入りなので裏切りは無いだろう。
それぞれが各自の妻に仕事や言い訳を用意して決行日を迎える。
その夜、エルヴィーノを筆頭にフェブレロ、マルソ、リアム、ネル、フォーレの六人が秘密の倶楽部へ向かっていた。
エルヴイーノとフォーレが会員証を見せた。
実は連れを伴って入れるのは本人と2人までなのだ。
これもグラナダが考えた事だ。
仕方が無いので事前にフォーレを連れて会員証を作ったのだ。
それ以来フォーレは結構な頻度で来ているらしい。
勿論グラナダの居ない時を狙ってだ。
店の前には屈強な戦士の様な獣人の店員が入口の左右に立ち、会員証を見せると筋骨隆々な店員が腰を折り、”いらっしゃいませ”と言って扉を開けられ中に入れる。
店内に入ると秘密にされる位の豪華さで圧倒されるが、それよりも目が釘付けになる者達が居た。
御揃いの衣装と化粧。
洗練された言葉使いに気品漂う仕草の妖艶な女達はエルヴィーノとフォーレ以外を歓喜させた。
エルヴィーノの横には人族で、他はドラゴ族が隣に座った。
そうするように手配したのだ。
そして繰り広げられる口撃の応戦だ。
皆、一様にドラゴ族の顔を見ながらウットリとしている。
あの体臭を嗅いでしまうとこうなってしまうのかと、目の前で実演してくれていた。
「私で良かったのですか?」
ワザワザ指定した人族の子が聞いて来た。
「ああ、いろいろ聞かせてよ」
そして、店の事を根掘り葉掘り聞いたのだ。
何気に周りを見ると鼻の下を伸ばしている見知った顔が幾つも有った。
デレデレとしている者達の顔を見ると、こちらが恥ずかしくなり視線を反らせてしまう。
しかし、1人だけ納得のいかない者が居た。
事も有ろうかガトー族の分際でドラゴ族にデレているのだ。
しかし、込み上げてくる憤りも、いつかその身に降りかかれと念じながら酒を飲んでいた。
爺さんは楽しそうだ。
エルフのおっさんも楽しそうに会話している。
赤い髪とガトー族は相変わらず弾けている。
・・・我が友は、何時に無く真剣に口説いている様だ。
それぞれが楽しんでいる光景を見ながら飲む酒は格別だった。
1人でニヤニヤしていると人族の子が「楽しそうですね」と声をかけて来た。
ウッカリと周りを気にしすぎて女性を無視してしまったようだ。
「ゴメンゴメンところで君の一番仲良しの子は誰かな?」
「私はぁ、ここの責任者のグラナダさんかなぁ」
一瞬だがその単語が耳に入り固まったエルヴィーノとフォーレだ。
「そっか。でも今日は居ないよね」
「さっき連絡が有ってもうすぐ来るって」
バッと立ち上がり「撤収!」と叫んでしまった。
目の前にはフォーレも立って居た。
長生きするには危険を如何に察知するかと、察知した場合に即座に行動する事だ。
直ぐに支払いを済ませ、顔を見られない様に出口に向かう。
本来ならば一階へ行くのだが、鉢合わせを避けて屋上へ向かった。
屋上からは転移するのだが帰りしな、用意してあった会員証を全員に渡し帰路に着く。
昨夜の作戦は成功し、敵には一切察知されずに床に就いた模様。
やはりあの店は危険度が高いと判断してしばらくは行かない様にしようと決めた。
とある日の夜。
酔っぱらった2人組が店から出て階段を下りてきたら、2人の女性が腕組みをして仁王立ちしていたそうだ。
初めて楽しんだ日から2人組はちょくちょくその店に行っていたらしい。
怪しい行動と不信な言動に尾行を付けられて事態が発覚。
妻達に現場を押さえられたそうだ。
その2人組は抵抗したそうだが、あっけ無く取り押さえられ厳しい折檻が待っていたと言う。
当然ながら2人でしでかした事なので紳士協定が有効になる。
そして、妻達から連絡があった。
(例の件ですが実行します)と。
☆
果たして、誰が犠牲者なのか?
犠牲は当然例の2人だがこっちは良い迷惑だ。
しかし案外、我が友はうまくやっているのか?
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