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第7章 レース編
第189話 アレグリアからペンタガラマ2
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左に曲がり城壁を抜けて更に左に曲がる。
この大きなUターンでビエルナスとバスティアンがブオに急接近し、あっさりと内側から抜き去って行った。
ブオは魔弾を撃つのをためらってしまった。
ビエルナスを狙った魔弾がチームのバスティアンに当たる可能性が有ったからだ。
ローガンとカニーチェも同じく小回りの利く小が大の内側から抜き去る。
しかしローガンは躊躇う事無く魔弾を撃つ。
撃って来る事を予測していたカニーチェは躱すが、躱す事も想定済のローガンが続けて撃つ。
そして三発目で着弾してしまう。
最後尾の2人は、のろのろと飛行しながらも互いの機体にぶつかり合い弾き飛ばそうとしていた。
先頭のフリオは後ろを気にしながら前方に見えてきた右の矢印を発見し減速して行く。
(この凹みを2回越えれば・・・)
カミラも同じことを考えていた。
2人が先頭なので無駄な争いをせず、このまま行けば1位と2位が確定だと思っていた。
機体の差は旋回能力だけなので、このままフリオの後ろに付いて行けば良しと思っていたカミラに驚愕の事態が訪れた。
フリオとは多少差が付いてしまったが最初の凹みを越えると、直ぐ後ろに居たのはバスティアンだった。
ビエルナスはあっさりと追い越されてしまい、体当たりに魔弾も躱されてしまったのだ。
そして、カミラの思考は変わった。
自らが犠牲になってもフリオを1位にさせると。
その頃最後尾では激しい体当たり攻撃が展開されていた。
横並びでぶつかり合い最初の凹みに到達するとリアムを弾き飛ばそうとするネル。
巧みに交わし今度はネルを弾き飛ばそうとするリアム。
大の機体に乗るネルは曲がり角で機敏な動きが出来ず、体当たりを受けで壁に激突するも、後を付いて来る。
凹みは街角を利用した物で20mごとに直角に曲がるのだがその都度2人は激突していた。
勿論旋回能力差が有るが魔弾も使っているので、どんどん先頭との差が開いて行った。
2つ目の凹みに差し掛かるとバスティアンがカミラを抜きに掛かる。
抵抗するカミラを難なく交わし、魔弾も避けて凹みを抜ける。
フリオとの距離は魔弾の射程内だが遠すぎた。
例え魔弾を放っても簡単に交わされるだろう。
それよりも後続の方が近いのだ。
後ろからはカミラとビエルナスが追いかけている。
しかも、怒っている表情だ。
カミラは振り返り叫んだ。
「ビエルナス!」
驚いたのはビエルナスだった。
挨拶程度しかしていないのに急に呼ばれて手招きしている。
後方に近づき「何!」と問いただした。
いつでも魔弾が打てる距離を確保してだ。
「共闘しよう!」
その言葉で全て理解した。
ゴールは残りわずか。
後方は魔弾の範囲外に大の機体。
女2人で抜き去った男を追い越すのだ。
しかし、既に曲がり角はあと1か所で、南門を右に直角に曲がり大通りを真っ直ぐ城に向うのだ。
2人は上下で隊列を組み同じ速度で曲がり角に接近した。
一方の先頭のフリオは驚いた。
最終の角を曲がると、大通りに見えたのは道を埋め尽くす獣人に壁面の建物にも獣人がびっしり居て物凄い歓声が響き渡ったのだが、それでは無い。
空中に浮遊する透明の壁があっからだ。
その壁は薄い青色で赤い矢印が書いてあり、その方向に進めと理解したフリオだった。
今朝の説明にも無かった事だが、その場の状況を判断して矢印に向うフリオだった。
壁は上限高度まで有り、獣人達が手を伸ばせば届く高さなので潜る事も出来ない。
片方の壁面は壁すれすれの所で浮遊していた。
透明なのは魔法の壁だからだ。
これはマルソに作ってもらったが、最後まで悩んでいたマルソだ。
それは、そこまでする必要が有るのかと。
ベルデボラの特派員から最初の凹みを越えた時点でエマスコが有ったからだ。
上位者はメディテッラネウスとアルモニアの選手で、マルソにとっては”どちらでも”嬉しいのだ。
そこに
「大通りを埋め尽くす観衆に、最後の試練を乗り越える真の勇者を見せたいのですよ」
「・・・そうか。解かった」
そう言って用意した魔法を唱えるマルソだった。
最後の曲がり角に差し掛かり、減速せずに外側から突っ込んでバスティアンに近づき魔弾を放つ女2人だった。
しかし、その事も解っていたようなバスティアンは難なく交わし大通りの壁を見た。
最初の浮遊壁は左端を進めの矢印だったのだ。
カミラとビエルナスは速度超過で壁にぶつかりながらも速度を落とさずにバスティアンの後を追った。
透明な壁は全部で三か所だ。
最初の壁は、左端を通る。
次は右上に三角の隙間を作ってある。
そして最後は四角い立方体を配し、中央に上から下まで真っ直ぐ隙間を作った。
隙間の奥行きは25mだ。
間隔は大の機体が通れる隙間で、2機が横に並んで通過する事は出来ない。
当然だが小と小でも無理だ。
そして、その壁を境に住民の立ち入りを規制してある。
計算上かなりの衝撃が無ければ機体が壊れる事は無い。
”無茶をする者”が居ると想定しての対処だ。
バスティアンはイラついていた。
それはフリオ・カデラとの距離が縮まらないからだ。
龍戦隊のリーダーとして、日夜ブロエ・マルシベーゴォで訓練を積んで来たからで、ぽっと出のエルフに負けるなど自尊心が許さなかったのだ。
しかし、魔弾を撃っても容易に交わされる距離なので最後の直線で撃つ気でいた。
2つ目の壁も越えたカミラとビエルナス。
機体をズラし上下で呼び合う2人。
「カミラ!」
「ビエルナス!」
相手の名前を叫ぶだけで意思の疎通は出来た。
最後の壁は中央に隙間が有るのだ。
その隙間でバスティアンと並んだ時のタイミングで魔弾を縦一列上下に打てば・・・
2人の頬は緩んでいた。
最後の壁を越せば、第二城壁を越え最終到着地点。
ゴールだ。
フリオが無事に最後の壁を通過する。
思考はナタリーに褒められる事で一杯だった。
続くバスティアンが近づくと、後ろから魔弾が放たれた。
余裕の表情で上昇して交わすが、更に追撃して来る。
左右に躱すと壁に激突するか急停止急旋回しか無く、上下に避けるしか方法が無かったのだ。
上昇し2つ魔弾をかわしても更なる魔弾が襲い掛かっていた。
既に上昇限度なので急降下するしかないのだ。
するとそこでタイミング良く魔弾を撃つビエルナス。
上下から乱打され、着弾してしまうバスティアン。
「クソッ!」
返り討ちにされない様、カミラとビエルナスは上方と下方の二手から逃げ切る。
観衆たちは大騒ぎだ。
最後の最後で大番狂わせが有ったからだ。
しかも、目の前で。
そして後方から追い上げてきたブオ、ローガン、カニーチェの3人に抜かれてしまうがローガンとカニーチェに魔弾が着弾。
3人でゆっくりとゴールしたのだ。
「ビエルナス!」
手を伸ばすカミラに対して答えた。
「カミラ!」
何をしたいのか理解したビエルナスも手を差し出した。
手を繋ぎ機体を並べてゴールする2人だった。
続いてブオ、ローガン、カニーチェ、バスティアンとゴール。
残るは例の二人だけだった。
大通りに出た時は2人の機体はかなりの損傷を受けていた。
既に魔弾は撃ちつくし、体当たりだけで対峙していたのだった。
「この勝負我の勝ちだな!」
「まだ解らん」
「こちらの方が、耐久性が高いからな」
この2人は既に減速を行なっておらず、速度超過で曲がり角を越えて壁にぶつかりながら来たのだ。
壁に激突しながら2つの透明な壁を越え最後の壁を見て2人は一様に勝負に出た。
ペンタガラマに入ってからは横2列でぶつかり合ってきた2人はお互いの方向に傾きながら、大と中が並んで通れない隙間に向って行った。
「お前の負けだ、ネル」
「何を言うか、我は退かん。お前こそ負けを認めろ」
「「ムググググッ」」
お互いの顔を見ながら進む2人がふと前を見た瞬間。
「ドカァァァァン!」
2つの機体は透明な壁にぶつかり大破してしまった。
その衝撃で前方に飛ばされた2人。
空中をくるくると回転し無事に着地する2人は、何を思ったのかゴールに向かって駆け出した。
透明な壁は最後の選手が通過すると、自動的に消える様になっていたので2人の激突は観衆に一部始終見られていた。
吹き飛ばされながらも、カパシダ・フィジィカ・メホラを使い、必死で走るが関係者たちからは仲良く走っているようにしか見えなかった。
こうして、第1回3ヵ国同盟記念レースが終わりを告げる事となった。
☆
機体を壊した2人には罰が与えられる予定です。
この大きなUターンでビエルナスとバスティアンがブオに急接近し、あっさりと内側から抜き去って行った。
ブオは魔弾を撃つのをためらってしまった。
ビエルナスを狙った魔弾がチームのバスティアンに当たる可能性が有ったからだ。
ローガンとカニーチェも同じく小回りの利く小が大の内側から抜き去る。
しかしローガンは躊躇う事無く魔弾を撃つ。
撃って来る事を予測していたカニーチェは躱すが、躱す事も想定済のローガンが続けて撃つ。
そして三発目で着弾してしまう。
最後尾の2人は、のろのろと飛行しながらも互いの機体にぶつかり合い弾き飛ばそうとしていた。
先頭のフリオは後ろを気にしながら前方に見えてきた右の矢印を発見し減速して行く。
(この凹みを2回越えれば・・・)
カミラも同じことを考えていた。
2人が先頭なので無駄な争いをせず、このまま行けば1位と2位が確定だと思っていた。
機体の差は旋回能力だけなので、このままフリオの後ろに付いて行けば良しと思っていたカミラに驚愕の事態が訪れた。
フリオとは多少差が付いてしまったが最初の凹みを越えると、直ぐ後ろに居たのはバスティアンだった。
ビエルナスはあっさりと追い越されてしまい、体当たりに魔弾も躱されてしまったのだ。
そして、カミラの思考は変わった。
自らが犠牲になってもフリオを1位にさせると。
その頃最後尾では激しい体当たり攻撃が展開されていた。
横並びでぶつかり合い最初の凹みに到達するとリアムを弾き飛ばそうとするネル。
巧みに交わし今度はネルを弾き飛ばそうとするリアム。
大の機体に乗るネルは曲がり角で機敏な動きが出来ず、体当たりを受けで壁に激突するも、後を付いて来る。
凹みは街角を利用した物で20mごとに直角に曲がるのだがその都度2人は激突していた。
勿論旋回能力差が有るが魔弾も使っているので、どんどん先頭との差が開いて行った。
2つ目の凹みに差し掛かるとバスティアンがカミラを抜きに掛かる。
抵抗するカミラを難なく交わし、魔弾も避けて凹みを抜ける。
フリオとの距離は魔弾の射程内だが遠すぎた。
例え魔弾を放っても簡単に交わされるだろう。
それよりも後続の方が近いのだ。
後ろからはカミラとビエルナスが追いかけている。
しかも、怒っている表情だ。
カミラは振り返り叫んだ。
「ビエルナス!」
驚いたのはビエルナスだった。
挨拶程度しかしていないのに急に呼ばれて手招きしている。
後方に近づき「何!」と問いただした。
いつでも魔弾が打てる距離を確保してだ。
「共闘しよう!」
その言葉で全て理解した。
ゴールは残りわずか。
後方は魔弾の範囲外に大の機体。
女2人で抜き去った男を追い越すのだ。
しかし、既に曲がり角はあと1か所で、南門を右に直角に曲がり大通りを真っ直ぐ城に向うのだ。
2人は上下で隊列を組み同じ速度で曲がり角に接近した。
一方の先頭のフリオは驚いた。
最終の角を曲がると、大通りに見えたのは道を埋め尽くす獣人に壁面の建物にも獣人がびっしり居て物凄い歓声が響き渡ったのだが、それでは無い。
空中に浮遊する透明の壁があっからだ。
その壁は薄い青色で赤い矢印が書いてあり、その方向に進めと理解したフリオだった。
今朝の説明にも無かった事だが、その場の状況を判断して矢印に向うフリオだった。
壁は上限高度まで有り、獣人達が手を伸ばせば届く高さなので潜る事も出来ない。
片方の壁面は壁すれすれの所で浮遊していた。
透明なのは魔法の壁だからだ。
これはマルソに作ってもらったが、最後まで悩んでいたマルソだ。
それは、そこまでする必要が有るのかと。
ベルデボラの特派員から最初の凹みを越えた時点でエマスコが有ったからだ。
上位者はメディテッラネウスとアルモニアの選手で、マルソにとっては”どちらでも”嬉しいのだ。
そこに
「大通りを埋め尽くす観衆に、最後の試練を乗り越える真の勇者を見せたいのですよ」
「・・・そうか。解かった」
そう言って用意した魔法を唱えるマルソだった。
最後の曲がり角に差し掛かり、減速せずに外側から突っ込んでバスティアンに近づき魔弾を放つ女2人だった。
しかし、その事も解っていたようなバスティアンは難なく交わし大通りの壁を見た。
最初の浮遊壁は左端を進めの矢印だったのだ。
カミラとビエルナスは速度超過で壁にぶつかりながらも速度を落とさずにバスティアンの後を追った。
透明な壁は全部で三か所だ。
最初の壁は、左端を通る。
次は右上に三角の隙間を作ってある。
そして最後は四角い立方体を配し、中央に上から下まで真っ直ぐ隙間を作った。
隙間の奥行きは25mだ。
間隔は大の機体が通れる隙間で、2機が横に並んで通過する事は出来ない。
当然だが小と小でも無理だ。
そして、その壁を境に住民の立ち入りを規制してある。
計算上かなりの衝撃が無ければ機体が壊れる事は無い。
”無茶をする者”が居ると想定しての対処だ。
バスティアンはイラついていた。
それはフリオ・カデラとの距離が縮まらないからだ。
龍戦隊のリーダーとして、日夜ブロエ・マルシベーゴォで訓練を積んで来たからで、ぽっと出のエルフに負けるなど自尊心が許さなかったのだ。
しかし、魔弾を撃っても容易に交わされる距離なので最後の直線で撃つ気でいた。
2つ目の壁も越えたカミラとビエルナス。
機体をズラし上下で呼び合う2人。
「カミラ!」
「ビエルナス!」
相手の名前を叫ぶだけで意思の疎通は出来た。
最後の壁は中央に隙間が有るのだ。
その隙間でバスティアンと並んだ時のタイミングで魔弾を縦一列上下に打てば・・・
2人の頬は緩んでいた。
最後の壁を越せば、第二城壁を越え最終到着地点。
ゴールだ。
フリオが無事に最後の壁を通過する。
思考はナタリーに褒められる事で一杯だった。
続くバスティアンが近づくと、後ろから魔弾が放たれた。
余裕の表情で上昇して交わすが、更に追撃して来る。
左右に躱すと壁に激突するか急停止急旋回しか無く、上下に避けるしか方法が無かったのだ。
上昇し2つ魔弾をかわしても更なる魔弾が襲い掛かっていた。
既に上昇限度なので急降下するしかないのだ。
するとそこでタイミング良く魔弾を撃つビエルナス。
上下から乱打され、着弾してしまうバスティアン。
「クソッ!」
返り討ちにされない様、カミラとビエルナスは上方と下方の二手から逃げ切る。
観衆たちは大騒ぎだ。
最後の最後で大番狂わせが有ったからだ。
しかも、目の前で。
そして後方から追い上げてきたブオ、ローガン、カニーチェの3人に抜かれてしまうがローガンとカニーチェに魔弾が着弾。
3人でゆっくりとゴールしたのだ。
「ビエルナス!」
手を伸ばすカミラに対して答えた。
「カミラ!」
何をしたいのか理解したビエルナスも手を差し出した。
手を繋ぎ機体を並べてゴールする2人だった。
続いてブオ、ローガン、カニーチェ、バスティアンとゴール。
残るは例の二人だけだった。
大通りに出た時は2人の機体はかなりの損傷を受けていた。
既に魔弾は撃ちつくし、体当たりだけで対峙していたのだった。
「この勝負我の勝ちだな!」
「まだ解らん」
「こちらの方が、耐久性が高いからな」
この2人は既に減速を行なっておらず、速度超過で曲がり角を越えて壁にぶつかりながら来たのだ。
壁に激突しながら2つの透明な壁を越え最後の壁を見て2人は一様に勝負に出た。
ペンタガラマに入ってからは横2列でぶつかり合ってきた2人はお互いの方向に傾きながら、大と中が並んで通れない隙間に向って行った。
「お前の負けだ、ネル」
「何を言うか、我は退かん。お前こそ負けを認めろ」
「「ムググググッ」」
お互いの顔を見ながら進む2人がふと前を見た瞬間。
「ドカァァァァン!」
2つの機体は透明な壁にぶつかり大破してしまった。
その衝撃で前方に飛ばされた2人。
空中をくるくると回転し無事に着地する2人は、何を思ったのかゴールに向かって駆け出した。
透明な壁は最後の選手が通過すると、自動的に消える様になっていたので2人の激突は観衆に一部始終見られていた。
吹き飛ばされながらも、カパシダ・フィジィカ・メホラを使い、必死で走るが関係者たちからは仲良く走っているようにしか見えなかった。
こうして、第1回3ヵ国同盟記念レースが終わりを告げる事となった。
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機体を壊した2人には罰が与えられる予定です。
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