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第7章 レース編
第178話 レース開催
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参加者と機体は参加国別で、エルフ国メディテッラネウスからは王宮兵士長のローガン【大】、メイドのカミラ【中】、見習い騎士フリオ・カデラ【小】。
聖魔法王国アルモニアからはリアム殿【中】、龍戦隊リーダーでバスティアン【小】、親衛隊のブオ【大】。
獣王国バリエンテからはネル殿【大】、龍騎士隊の副隊長カニーチェ【小】、ビエルナス【中】だ。
機体別で言うと
【大】に乗るのがローガン、ブオ、ネル殿。
【中】に乗るのがカミラ、リアム殿、ビエルナス。
【小】に乗るのがフリオ・カデラ、バスティアン、カニーチェだ。
リアム殿とネル殿の機体は違うが旋回性能と耐久性の差だ。
面白い勝負が見られそうだと一族の関係者は思っていた。
各国は専用機にそれぞれの色を塗っていた。
そして機体の前後左右には割り振られた番号が書いてある。
1,ローガン、2,カミラ、3,フリオ・カデラ、4,リアム、5,バスティアン、6,ブオ、7,ネル、8,カニーチェ、9,ビエルナスだ。
これが賭博の番号になっている。
エルフ国メディテッラネウスの色は機体が赤で白字の番号だ。
聖魔法王国アルモニアの色は勿論機体は白で黒字の番号だ。
獣王国バリエンテの色だがこちらは当然機体が黒で白字の番号だ。
会場で初めて他国の選手と色分けされた機体を見ていた一同。
バスティアン、ブオ、カニーチェ、ビエルナスは普段通りの衣服を身に付けている。
戦闘用に司祭の服だ。
そしてリアム殿、ネル殿だが、とても恥ずかしい衣装を着ていた。
それでも堂々としているのが救いなのかエルヴィーノは意識して見ない様にしていた。
そんな2人が(チッ、シマッタァ)(やられた、迂闊だった)と心で悔しがりながら見ていたのはエルフ達だった。
それは御揃いの真っ白な衣装で背中に番号が赤い布で縫い留められている。
そして、赤いストールだ。
風になびいて良い感じだ。
地味だが、かなり目立っているのだ。
実の所、この衣装はロザリーの提案で伯爵家で作られた物だ。
カミラの服は自作。
フリオの服は当然ナタリーが丹精込めて仕立てた物だ。
ローガンの服は他のメイド達が手分けして作り上げた物だが、ローガンはかなり照れていた様子だった。
城下街アルバの横を流れる川の畔に特設会場を作り、レース関係者や、開催挨拶場にスタート地点も作られた。
既にスタート地点は沢山の観光客で賑わっていて朝から司会者がレースの説明をしていた。
レース券売り場でもレースの説明書を渡していたのだが丁寧に詳しく放送されていた。
また、選手1人1人の説明も今日初めて一般人に詳しい説明されている。
前日までは出身国と性別に名前の開示だけだったのだ。
集計を事前に知っていた王族たち(出場者の2人を除く)も、初めての大会で予想外の金額と、前売り状況を見聞きして賛否両論だった。
それは、販売枚数は人口の多い国が当然の様に多く買われているが、買われた券に1と2と3が入っている券が多いのだ。
「何故エルフ達を選んだのか解らないが」
とポルトンが不思議に思ったらしい。
「それは三ヵ国で倍率が違うからだよ」
その事を教えたのはマルソ殿だった。。
理由は、エルフの入ったレース券(優勝予測)の方が倍率を高くしてあったからだ。
しかし、これこそが主催者側の利益に直結する倍率の賭けなので、エルフ国を除く国ではかなり揉めたらしい。
勿論予測なので当たるかは解らない。
「それを言葉巧みに買わせるのがベルデボラの会話技術ですよ」
そのようにガンソが言っていた。
言い換えればエルフが優勝者三人に入る可能性が低いとの認識が他国の運営側に有るようだ。
勿論、主催者側の王家とゲレミオは売れば売るほど掛け金が入る訳だから、みんなホクホク顔だった。
当然どの券が何枚販売したのかも把握しているので、一番購入の多い券や、倍率が高い券に賭け率を計算して当選した場合の費用も計算してある。
かなりの金額になるが、それでも関係者は無意識に頬が緩んでいる様だ。
だが、如何せん。
全てが初めての試みなので、関係者、競技者、観客含めて初日の結果では、追加の販売が見込まれると全ての者が考えていた。
だから前日からクラベルにはアベス族が多く来ていた。
それは結果が分かり次第、即座に飛び立てるようにしたのだ。
獣王国バリエンテの有力者からの依頼だったが、聖魔法王国アルモニアの有力者からも急遽依頼が有りパロマ族の若者が10人来ていた。
勿論ポルトンも手配していた。
何故ならば王族や有力な魔法使いで有れば転移して報告も可能だろうが、転移魔法を使い一部の者に有利になる行為を禁止したのだ。
当然ブロエ・マルシベーゴォを使っての報告も禁止だし教会の転移も禁止だ。
だからパロマ族も向かうのは各国の販売所で報告し当日の夜まで購入できる事にしたのだ。
因みに販売終了後、関係者の前で残った券を焼却処分するように通達してある。
このレースは国民の為の催しなので王族関係者には基本的にレース券購入を禁止していた。
(一部の2人から文句が出たが無視して”奥さん”たちに密告してやった)
後日特例として王族は1人五枚までは許可することにした。
”全ての者が楽しめる様に”と妻達と決めたのだ。
スタートして、川沿いを下り海沿いを進み半島を一周するようにすると、内地を挟んで城下街アルバの反対側にある第一検問地パルデルカ町だ。
そこから郊外をアルバに戻るように街道を進み第二検問地のカルビィ町に向う。
そして、川の河口から上る様に向かい難関の森林地帯を抜けて第三検問地のナコル町に向う。
そして最大の難所でも有る山越えだ。何が難所かと言えば、そこに生息している生物が邪魔してくる可能性があるからだ。
実はこれも対策済みで、とある黒い人に聞いてみたのだ。すると
「我が声を聞けば近づいて来ない」
と言っていたので龍戦隊数機に”龍の咆哮”を使えるようにした。
それは”奥義神龍変化”で使った物だ。
山を越えれば一直線にクラベルを目指し、ゴール地点には大きな旗を掲げてある。
予定としては夕方だ。
一番の問題は事故だ。
壁や木にぶつかり損傷だけだと良いが大破する可能性も有る。
特に森林区間だ。
森林区間は入口と出口を決め、どこを通っても良い事になっている。
迂回して安全なルートを通るか、木々が立ち込める最短ルートを選ぶ事になる。
最短ルートの場合は木々の間隔は誰も知らないので、木にぶつかる可能性が高い。
その為にも”救出隊”が空から見ているのだ。
運営委員会としては、状況の把握と事故の対応として一部の龍戦隊員と各検問地に待機しているベルデボラの要員にエマスコを渡してある。
順位、事故、不正等を随時連絡させる為だ。
それらは一度送れば自動的にエルヴィーノの両親と教会親族とアンドレアに妻達へ届くように設定した特別のエマスコだ。
一度出発すればゴールまでは誰にも状況は解らないが検問地で順位の変動が有れば、"老齢の親父"にも興味が湧くのでは無いかとエルヴィーノは考えたのだ。
開会式の挨拶も簡単に済ませ、待ちに待ったレースの幕が切って落とされようとしていた。
☆
なんかレースって難しいし、大変そう。
聖魔法王国アルモニアからはリアム殿【中】、龍戦隊リーダーでバスティアン【小】、親衛隊のブオ【大】。
獣王国バリエンテからはネル殿【大】、龍騎士隊の副隊長カニーチェ【小】、ビエルナス【中】だ。
機体別で言うと
【大】に乗るのがローガン、ブオ、ネル殿。
【中】に乗るのがカミラ、リアム殿、ビエルナス。
【小】に乗るのがフリオ・カデラ、バスティアン、カニーチェだ。
リアム殿とネル殿の機体は違うが旋回性能と耐久性の差だ。
面白い勝負が見られそうだと一族の関係者は思っていた。
各国は専用機にそれぞれの色を塗っていた。
そして機体の前後左右には割り振られた番号が書いてある。
1,ローガン、2,カミラ、3,フリオ・カデラ、4,リアム、5,バスティアン、6,ブオ、7,ネル、8,カニーチェ、9,ビエルナスだ。
これが賭博の番号になっている。
エルフ国メディテッラネウスの色は機体が赤で白字の番号だ。
聖魔法王国アルモニアの色は勿論機体は白で黒字の番号だ。
獣王国バリエンテの色だがこちらは当然機体が黒で白字の番号だ。
会場で初めて他国の選手と色分けされた機体を見ていた一同。
バスティアン、ブオ、カニーチェ、ビエルナスは普段通りの衣服を身に付けている。
戦闘用に司祭の服だ。
そしてリアム殿、ネル殿だが、とても恥ずかしい衣装を着ていた。
それでも堂々としているのが救いなのかエルヴィーノは意識して見ない様にしていた。
そんな2人が(チッ、シマッタァ)(やられた、迂闊だった)と心で悔しがりながら見ていたのはエルフ達だった。
それは御揃いの真っ白な衣装で背中に番号が赤い布で縫い留められている。
そして、赤いストールだ。
風になびいて良い感じだ。
地味だが、かなり目立っているのだ。
実の所、この衣装はロザリーの提案で伯爵家で作られた物だ。
カミラの服は自作。
フリオの服は当然ナタリーが丹精込めて仕立てた物だ。
ローガンの服は他のメイド達が手分けして作り上げた物だが、ローガンはかなり照れていた様子だった。
城下街アルバの横を流れる川の畔に特設会場を作り、レース関係者や、開催挨拶場にスタート地点も作られた。
既にスタート地点は沢山の観光客で賑わっていて朝から司会者がレースの説明をしていた。
レース券売り場でもレースの説明書を渡していたのだが丁寧に詳しく放送されていた。
また、選手1人1人の説明も今日初めて一般人に詳しい説明されている。
前日までは出身国と性別に名前の開示だけだったのだ。
集計を事前に知っていた王族たち(出場者の2人を除く)も、初めての大会で予想外の金額と、前売り状況を見聞きして賛否両論だった。
それは、販売枚数は人口の多い国が当然の様に多く買われているが、買われた券に1と2と3が入っている券が多いのだ。
「何故エルフ達を選んだのか解らないが」
とポルトンが不思議に思ったらしい。
「それは三ヵ国で倍率が違うからだよ」
その事を教えたのはマルソ殿だった。。
理由は、エルフの入ったレース券(優勝予測)の方が倍率を高くしてあったからだ。
しかし、これこそが主催者側の利益に直結する倍率の賭けなので、エルフ国を除く国ではかなり揉めたらしい。
勿論予測なので当たるかは解らない。
「それを言葉巧みに買わせるのがベルデボラの会話技術ですよ」
そのようにガンソが言っていた。
言い換えればエルフが優勝者三人に入る可能性が低いとの認識が他国の運営側に有るようだ。
勿論、主催者側の王家とゲレミオは売れば売るほど掛け金が入る訳だから、みんなホクホク顔だった。
当然どの券が何枚販売したのかも把握しているので、一番購入の多い券や、倍率が高い券に賭け率を計算して当選した場合の費用も計算してある。
かなりの金額になるが、それでも関係者は無意識に頬が緩んでいる様だ。
だが、如何せん。
全てが初めての試みなので、関係者、競技者、観客含めて初日の結果では、追加の販売が見込まれると全ての者が考えていた。
だから前日からクラベルにはアベス族が多く来ていた。
それは結果が分かり次第、即座に飛び立てるようにしたのだ。
獣王国バリエンテの有力者からの依頼だったが、聖魔法王国アルモニアの有力者からも急遽依頼が有りパロマ族の若者が10人来ていた。
勿論ポルトンも手配していた。
何故ならば王族や有力な魔法使いで有れば転移して報告も可能だろうが、転移魔法を使い一部の者に有利になる行為を禁止したのだ。
当然ブロエ・マルシベーゴォを使っての報告も禁止だし教会の転移も禁止だ。
だからパロマ族も向かうのは各国の販売所で報告し当日の夜まで購入できる事にしたのだ。
因みに販売終了後、関係者の前で残った券を焼却処分するように通達してある。
このレースは国民の為の催しなので王族関係者には基本的にレース券購入を禁止していた。
(一部の2人から文句が出たが無視して”奥さん”たちに密告してやった)
後日特例として王族は1人五枚までは許可することにした。
”全ての者が楽しめる様に”と妻達と決めたのだ。
スタートして、川沿いを下り海沿いを進み半島を一周するようにすると、内地を挟んで城下街アルバの反対側にある第一検問地パルデルカ町だ。
そこから郊外をアルバに戻るように街道を進み第二検問地のカルビィ町に向う。
そして、川の河口から上る様に向かい難関の森林地帯を抜けて第三検問地のナコル町に向う。
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実はこれも対策済みで、とある黒い人に聞いてみたのだ。すると
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それは”奥義神龍変化”で使った物だ。
山を越えれば一直線にクラベルを目指し、ゴール地点には大きな旗を掲げてある。
予定としては夕方だ。
一番の問題は事故だ。
壁や木にぶつかり損傷だけだと良いが大破する可能性も有る。
特に森林区間だ。
森林区間は入口と出口を決め、どこを通っても良い事になっている。
迂回して安全なルートを通るか、木々が立ち込める最短ルートを選ぶ事になる。
最短ルートの場合は木々の間隔は誰も知らないので、木にぶつかる可能性が高い。
その為にも”救出隊”が空から見ているのだ。
運営委員会としては、状況の把握と事故の対応として一部の龍戦隊員と各検問地に待機しているベルデボラの要員にエマスコを渡してある。
順位、事故、不正等を随時連絡させる為だ。
それらは一度送れば自動的にエルヴィーノの両親と教会親族とアンドレアに妻達へ届くように設定した特別のエマスコだ。
一度出発すればゴールまでは誰にも状況は解らないが検問地で順位の変動が有れば、"老齢の親父"にも興味が湧くのでは無いかとエルヴィーノは考えたのだ。
開会式の挨拶も簡単に済ませ、待ちに待ったレースの幕が切って落とされようとしていた。
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