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第7章 レース編
第171話 日頃の息子たち
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普段のエアハルトとアロンソは別々に生活をしている。
エアハルトはエルフ国メディテッラネウスで、親衛隊隊長ジャックから歴史や文化に剣術とブランコ・マヒアなど基礎となる教育だ。
気まぐれでエルフ王からの指導も有る。
普段はブリンクス公爵の屋敷に住んでいて、学問と礼儀作法は”母親”とメイド長からみっちりと叩き込まれている。
気晴らしは屋敷に住んで居る年上のフリオ・カデラと遊ぶ事だ。
年が近いし剣士見習いなので良く2人で稽古をしている。
アロンソは移り住んだ聖魔法王国アルモニアの街、クラベルでリーゼロッテにオリビアとデイビットから学問と魔法に剣術を教えられていた。
森に住んで居た時とは違い人の目が有るのでオスクロ・マヒアは余り練習出来ないが、コツコツと1人で鍛錬しているとデイビットから聞いている。
エルヴィーノの小さい時と同じだ。
最近は、クララが産まれたおかげで別荘に連れて来てもらい、クララ付のメイドと四人で遊んでいるようだった。
だが、実際2人はコッソリ別荘から抜け出して山に入り、魔法の練習をしていると聞いている。
ロザリーは心配していたが、「俺も100歳までは1人で森の中で魔法の鍛錬をしていた」と説き伏せて黙らせてある。
「押さえつけるだけでは伸びないぞ」
そのように言ったのが効いたのかも知れない。
森に出る切っ掛けはエルヴィーノが作ってしまったのだが言わないでおこう。
2人は”父親”の使える魔法が使えて当たり前だと思っている。
それは種族で扱えない魔法が使える事だ。エアハルトはエルフだがオスクロ・マヒアが使えるようになった。
エルヴィーノと同じくアロンソはダークエルフだがサント・マヒアとディオス・マヒアが使えるようになる。
使えると言ってもどちらもまだ操作程度だ。
そして、最近はエスパシオ・マヒアの習得を目指しているようだ。
他のビダ・マヒアはある程度使えるようで、2人からのたっての要望だったからだ。
普段エルヴィーノが何も無い空間から色んな物を出すところを見て驚いていたから。
確かに、大事な物の保管場所としては最適だし、旅をするには必需魔法だ。
派生する魔法も便利な物ばかりなので指導して練習させている。
離れている時は、一日の出来事を手紙にしてエマスコで送り合っているそうだ。
まだ、幼いクララは仕方ないが、種族は違うが2人しか居ない兄弟だ。
互いを知り、心の支えとなるように説いた結果が夜のエマスコ交換だ。
ある意味どの親族よりも理解しているかも知れない。
ある時、偶然にモルテ・メリソスを使ってしまい、2人から質問責めに合った。
なぜならば念糸が細すぎて見えなかったからだ。
糸が見えずに物体が浮いたり、切り刻まれたりしたからだ。
「父さん、今のは何!」
「父様、僕にも扱えますか?」
普段からこうだ。
アロンソは普通に子供らしい話し方をする。
対してエアハルトは貴族風の話し方だ。
当然と言えば当然だが、お互いは理解しているようだった。
そして、お互いを羨ましがっている。
エアハルトから見れば、姿を変えて自由に街を歩ける事だ。
しかも護衛を付けずに。
そして一番の妬みは、父様と同じ黒髪黒目だと言う。
アロンソから見れば、いつも護衛を付けて綺麗な服で着飾り常に高い場所に居る憧れの存在だった。
何よりも母親が居るのが妬ましかったと言う。
これらは以前三人で”世界に三人しか居ない男の家族”と題して、互いの心の底に有る物を吐きださせた結果だ。
困った顔の子供たちに「2人共、無い物強請りだな。種族も違うし立場はこれから更に変わるだろうが、覚えておきなさい。俺の全てを2人が持っていると」と言うと幼い息子たちは真剣な眼差して頷いた。
流石にアロンソの呪いの事はまだ早いから言わないがいずれ説明する時の事を想像してクスクスと笑ってしまった。
2人は不思議がっていたが「俺はお前達が羨ましいぞ。俺は兄弟が居なかったからな。強いて言えばデイビッドとグンデリックかな?」すると2人は吹きだして笑いだした。
今ではパウリナの子で、双子の兄のセサルがいるが10年もすれば会話の中に入って来るだろう。
アロンソが物心付いてから魔力操作、主に体内に留めて外に出さない練習を最初に覚えさせていた。
だから普段は魔素を感じないのだ。
一般のエルフよりも強い魔素を持つエアハルトにも同様に魔力操作を教えてある。
この辺りは兄弟でコツを教え合っているようだった。
男同士の約束として”必殺技”を教える事にした。
オスクロ・マヒアの上達の為にも日々の鍛練を欠かせなくする為でもある。
自身が習得する為に何十年も費やした事も説明した。
当然約束事もだ。
今は使えなくとも大人になった時に有る程度使えれば、身を守る事もできるので、モルテ・メリソスを伝授する事にした。
自らの体験談を話しながら具体的に見せた。
「兎に角イメージだぞ。人差し指から細い糸を放出するようにゆっくりと体内の魔素を操るように指先へと集中する。俺は、数年かけて出来たのが両人差し指から直径1mmの黒い糸を出せるようになったんだ」
実演してみせる。
「「うわっ! 凄い!」」
面白そうに見ている子供達。
決して相手に向けない事。
人の居ない場所でする事など約束し、練習に励む2人だった。
まずは指先から出す事。
これに時間が掛ったのはエアハルトだ。
そして、太さ、操作に手こずったのはアロンソの方だった。
しばらくして、上達の成果を見ると大きな変化が無いのは仕方なかったが、意外な使い方をしていたのに驚いた。
2人は魔法剣を使えない。
教えていないからだ。
だが彼らは手から黒い棒を出して剣の代わりにしていた。
丸い棒状で1mほどの長さだ。
更に、短い棒(5cmほど)を腕に沢山出して、鎧か盾のようにしていたのだ。
「お前達、それは?」
エアハルトが屋敷でフリオ・カデラと剣の稽古をしているのでアロンソも稽古したいと言ってからだそうだ。
エアハルトは大人と稽古しているが、アロンソには同等の対戦相手が居ないからだ。
2人の発想は、相手を驚かせる為の物らしい。
如何に意表を突いた攻撃方法を繰り出すかを競い合っているそうだ。
だから剣も魔法の上達も"自分"より早く感じられた。
剣技は既に”父親”を越しているかも知れないが内緒にしておこう。
「凄いなお前達」
「「えへへへ」」
褒められて喜んでいるようだ。
「あんな使い方は俺も思いつかなかったぞ。やはり、兄弟は良いな」
照れている2人に助言した。
「腕に出しているのか?」
「うん」
「ちょっとやってみな」
2人共両腕に短い棒を出した。
「ふむ。悪く無い。今はそれで良いが、目指すのはこれだ」
そう言って、指先から肩までオスクロ・アルマドゥラを顕現させた。
「「うおおおおっ、すっげぇ!」」
2人は初めて見るオスクロ・アルマドゥラに感激しているようだった。
「俺は成人してからコレが出来る様になったな。お前達もガンバレ」
首を縦に降る2人についつい”父親”も調子に乗ってしまった。
「2人は他に何か考えたか? 俺が助言してやるぞ」
2人は話し合い
「後はアレかな?」
「うん、アレしか無いね」
気になって聞いてみた。
「体中どこからでもモルテ・メリソスを出せるよ」
それに何か意味が有るのかと思いったが否定はしない。
「ほぉ、見せてくれ」
すると2人は衣服を脱ぎ出して叫んだ。
「全身モルテ・メリソス」
そう言ったエアハルトの全身から黒くて細い線が1mほど伸びた。
なるほど、極細にして全方向に攻撃できるわけだ。
「俺のも見て。フェメロス!」
アロンソが叫ぶと体に変化が有った。
それを見てエアハルトは大爆笑しているが、エルヴィーノはディオス・マヒアを受けた位の衝撃が有った。
アロンソの・・・アロンソの相棒の上にもう1つ黒い相棒が有るのだ!
あとがき
とうとう、究極の魔法を息子が見つけてしまった。
エアハルトはエルフ国メディテッラネウスで、親衛隊隊長ジャックから歴史や文化に剣術とブランコ・マヒアなど基礎となる教育だ。
気まぐれでエルフ王からの指導も有る。
普段はブリンクス公爵の屋敷に住んでいて、学問と礼儀作法は”母親”とメイド長からみっちりと叩き込まれている。
気晴らしは屋敷に住んで居る年上のフリオ・カデラと遊ぶ事だ。
年が近いし剣士見習いなので良く2人で稽古をしている。
アロンソは移り住んだ聖魔法王国アルモニアの街、クラベルでリーゼロッテにオリビアとデイビットから学問と魔法に剣術を教えられていた。
森に住んで居た時とは違い人の目が有るのでオスクロ・マヒアは余り練習出来ないが、コツコツと1人で鍛錬しているとデイビットから聞いている。
エルヴィーノの小さい時と同じだ。
最近は、クララが産まれたおかげで別荘に連れて来てもらい、クララ付のメイドと四人で遊んでいるようだった。
だが、実際2人はコッソリ別荘から抜け出して山に入り、魔法の練習をしていると聞いている。
ロザリーは心配していたが、「俺も100歳までは1人で森の中で魔法の鍛錬をしていた」と説き伏せて黙らせてある。
「押さえつけるだけでは伸びないぞ」
そのように言ったのが効いたのかも知れない。
森に出る切っ掛けはエルヴィーノが作ってしまったのだが言わないでおこう。
2人は”父親”の使える魔法が使えて当たり前だと思っている。
それは種族で扱えない魔法が使える事だ。エアハルトはエルフだがオスクロ・マヒアが使えるようになった。
エルヴィーノと同じくアロンソはダークエルフだがサント・マヒアとディオス・マヒアが使えるようになる。
使えると言ってもどちらもまだ操作程度だ。
そして、最近はエスパシオ・マヒアの習得を目指しているようだ。
他のビダ・マヒアはある程度使えるようで、2人からのたっての要望だったからだ。
普段エルヴィーノが何も無い空間から色んな物を出すところを見て驚いていたから。
確かに、大事な物の保管場所としては最適だし、旅をするには必需魔法だ。
派生する魔法も便利な物ばかりなので指導して練習させている。
離れている時は、一日の出来事を手紙にしてエマスコで送り合っているそうだ。
まだ、幼いクララは仕方ないが、種族は違うが2人しか居ない兄弟だ。
互いを知り、心の支えとなるように説いた結果が夜のエマスコ交換だ。
ある意味どの親族よりも理解しているかも知れない。
ある時、偶然にモルテ・メリソスを使ってしまい、2人から質問責めに合った。
なぜならば念糸が細すぎて見えなかったからだ。
糸が見えずに物体が浮いたり、切り刻まれたりしたからだ。
「父さん、今のは何!」
「父様、僕にも扱えますか?」
普段からこうだ。
アロンソは普通に子供らしい話し方をする。
対してエアハルトは貴族風の話し方だ。
当然と言えば当然だが、お互いは理解しているようだった。
そして、お互いを羨ましがっている。
エアハルトから見れば、姿を変えて自由に街を歩ける事だ。
しかも護衛を付けずに。
そして一番の妬みは、父様と同じ黒髪黒目だと言う。
アロンソから見れば、いつも護衛を付けて綺麗な服で着飾り常に高い場所に居る憧れの存在だった。
何よりも母親が居るのが妬ましかったと言う。
これらは以前三人で”世界に三人しか居ない男の家族”と題して、互いの心の底に有る物を吐きださせた結果だ。
困った顔の子供たちに「2人共、無い物強請りだな。種族も違うし立場はこれから更に変わるだろうが、覚えておきなさい。俺の全てを2人が持っていると」と言うと幼い息子たちは真剣な眼差して頷いた。
流石にアロンソの呪いの事はまだ早いから言わないがいずれ説明する時の事を想像してクスクスと笑ってしまった。
2人は不思議がっていたが「俺はお前達が羨ましいぞ。俺は兄弟が居なかったからな。強いて言えばデイビッドとグンデリックかな?」すると2人は吹きだして笑いだした。
今ではパウリナの子で、双子の兄のセサルがいるが10年もすれば会話の中に入って来るだろう。
アロンソが物心付いてから魔力操作、主に体内に留めて外に出さない練習を最初に覚えさせていた。
だから普段は魔素を感じないのだ。
一般のエルフよりも強い魔素を持つエアハルトにも同様に魔力操作を教えてある。
この辺りは兄弟でコツを教え合っているようだった。
男同士の約束として”必殺技”を教える事にした。
オスクロ・マヒアの上達の為にも日々の鍛練を欠かせなくする為でもある。
自身が習得する為に何十年も費やした事も説明した。
当然約束事もだ。
今は使えなくとも大人になった時に有る程度使えれば、身を守る事もできるので、モルテ・メリソスを伝授する事にした。
自らの体験談を話しながら具体的に見せた。
「兎に角イメージだぞ。人差し指から細い糸を放出するようにゆっくりと体内の魔素を操るように指先へと集中する。俺は、数年かけて出来たのが両人差し指から直径1mmの黒い糸を出せるようになったんだ」
実演してみせる。
「「うわっ! 凄い!」」
面白そうに見ている子供達。
決して相手に向けない事。
人の居ない場所でする事など約束し、練習に励む2人だった。
まずは指先から出す事。
これに時間が掛ったのはエアハルトだ。
そして、太さ、操作に手こずったのはアロンソの方だった。
しばらくして、上達の成果を見ると大きな変化が無いのは仕方なかったが、意外な使い方をしていたのに驚いた。
2人は魔法剣を使えない。
教えていないからだ。
だが彼らは手から黒い棒を出して剣の代わりにしていた。
丸い棒状で1mほどの長さだ。
更に、短い棒(5cmほど)を腕に沢山出して、鎧か盾のようにしていたのだ。
「お前達、それは?」
エアハルトが屋敷でフリオ・カデラと剣の稽古をしているのでアロンソも稽古したいと言ってからだそうだ。
エアハルトは大人と稽古しているが、アロンソには同等の対戦相手が居ないからだ。
2人の発想は、相手を驚かせる為の物らしい。
如何に意表を突いた攻撃方法を繰り出すかを競い合っているそうだ。
だから剣も魔法の上達も"自分"より早く感じられた。
剣技は既に”父親”を越しているかも知れないが内緒にしておこう。
「凄いなお前達」
「「えへへへ」」
褒められて喜んでいるようだ。
「あんな使い方は俺も思いつかなかったぞ。やはり、兄弟は良いな」
照れている2人に助言した。
「腕に出しているのか?」
「うん」
「ちょっとやってみな」
2人共両腕に短い棒を出した。
「ふむ。悪く無い。今はそれで良いが、目指すのはこれだ」
そう言って、指先から肩までオスクロ・アルマドゥラを顕現させた。
「「うおおおおっ、すっげぇ!」」
2人は初めて見るオスクロ・アルマドゥラに感激しているようだった。
「俺は成人してからコレが出来る様になったな。お前達もガンバレ」
首を縦に降る2人についつい”父親”も調子に乗ってしまった。
「2人は他に何か考えたか? 俺が助言してやるぞ」
2人は話し合い
「後はアレかな?」
「うん、アレしか無いね」
気になって聞いてみた。
「体中どこからでもモルテ・メリソスを出せるよ」
それに何か意味が有るのかと思いったが否定はしない。
「ほぉ、見せてくれ」
すると2人は衣服を脱ぎ出して叫んだ。
「全身モルテ・メリソス」
そう言ったエアハルトの全身から黒くて細い線が1mほど伸びた。
なるほど、極細にして全方向に攻撃できるわけだ。
「俺のも見て。フェメロス!」
アロンソが叫ぶと体に変化が有った。
それを見てエアハルトは大爆笑しているが、エルヴィーノはディオス・マヒアを受けた位の衝撃が有った。
アロンソの・・・アロンソの相棒の上にもう1つ黒い相棒が有るのだ!
あとがき
とうとう、究極の魔法を息子が見つけてしまった。
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