9 / 430
第1章 エルフ国編
第9話 曲がり角でドン
しおりを挟む
夫亡き後ロザリーは内政の為、王宮に月に数回顔を出す用が有り用事を済ませタマタマその道で帰る途中ふと別の用を思いだし振り返った時に、”ドンッ”とぶつかり「キャ!」とロザリーは悲鳴を上げ小さな子は尻餅をつく。
あわててロザリーは小さな子の手をとり「大丈夫ですか?」と声をかける。
すると小さな子は立ち上がり「申し訳ありません」と深々とお辞儀をした。
ロザリーが心配そうに問いかけた。
「私は大丈夫よ、あなは?」
その時エルヴィーノは目を合わせないように、関わりを持たないようにと思い直ぐに立ち去ろうとしたら、ロザリーが「目上の者には名乗って挨拶するものよ。あなたは誰の召し使いなの?」と聞かれ、ヤバイって思ったけど認識阻害の魔法もかけられた頭巾で隠された顔と厳重に隠された身元は解らないと思い答える事にした。
「ミシェル様の元で召使いをしているエルヴィーノと申します」
「そう・・・頭巾を取ってくださる?」
こんな場合に考えてある答を口にする。
「申し訳ありません、頭の半分が火傷の後があり、不快な思いをされるのでご勘弁を・・・」
手を握り締めながら、じっくりと頭の先から足の先まで頭巾と服で肌は口元と手しか見えないが、それでもなめまわす様にエルヴィーノを後ろに向かせたりして軽いボディタッチをしながら、その女神にも似た美しい女性は顔が少し頬を染めて多少鼻息が強くなっていた。
口元しか見えない頭巾に全身を隠す服。
自分の事は何も解らないはずなのにと思っていたエルヴィーノは、後日初めて出会った時の事を思い出しロザリーに聞いてみた。
実に呆気ない答えだった。
ロザリーは子供の頭巾と返事を怪しいと思い透視の魔法を使ったのだった。
エルヴィーノは目と髪の色を見られないように、その時はロザリーを見てなかったが、当のロザリーは物凄く驚いたと言う。
エルフの王宮に召し使いに紛れて、怪しい頭巾をした子供がまさかダークエルフの子供だったとは。
目の色が見えなくとも、同じ耳で黒髪の答えは1つだけなのだ。
先の戦争でダークエルフは滅んだと聞いていたロザリー。
自らの夫もその戦争で亡くし辛く悲しい時を過ごす原因のダークエルフの子供が目の前にいる。
ロザリーは高速思考の魔法を使い、”何故? どうして?”と召し使いである子供を触りながら考えた。
王宮。姿を隠す。ダークエルフ・・・ロザリーの口元が歪む。
「そう・・・何か困った事が有れば私を訪ねて来なさい」
ロザリーは自分がしていた指輪を差し出してきた。
「あ、ありがとうございます」
返そうと思ったがロザリーの満面の笑みを前に面倒くさいと思いエルヴィーノはお辞儀をして足早に去ったのである。
手にはしっかりと伯爵家の紋章が刻印された指輪を握り締めて。
ロザリーは小さな召し使いが去って行くのを見えなくなるまで、まるで目に焼き付けるように見ていた。
その指輪には目印の魔法がかけられており、地図で検索すると居場所を特定出来る魔導具だった。
ロザリーは満面の笑みで自宅に帰り、騎士隊長のグンデリックとメイド長のナタリーを自分の執務室へ呼んだ。
二人が執務室に入るとロザリーは満面の笑みで語りかける。
「とうとう見つけましたわ、理想の子が。グンデリック、貴方の部下は何をやっているのかしら?」
自慢げに問いただすロザリーに困り顔のグンデリックだった。
「私が見つけた子の名前はエルヴィーノ。王宮侍女ミシェルの召し使いとして働いているわ。大至急エルヴィーノの素性とミシェルがエルヴィーノと、どのような関係なのかを調べなさい‼ 私の指輪も渡してあるので何処に住んでいるかも検索すれば容易でしょう?」
グンデリックは「ハッ」と答え速やかに部屋を出ていった。
「そんなにその子が気に入ったのですか?」
ナタリーが問いただすと
「えぇ!何としてでも、どんな策を使ってもあの子を手に入れるわ‼」
ロザリーの決意の顔を見たナタリーはにこやかに答えた。
「畏まりました。屋敷にお越しの際には当家の指導をしないといけませね」
既に決定事項のような事をおっしゃるメイド長。
ロザリーが「えぇお願いしますね」と、こちらも当事者を無視するように決めつける二人であった。
ロザリーは二人にはエルヴィーノがダークエルフだった事は伏せておいた。
数日が経ち、グンデリックから直接報告を申し出て来た。
わかっているのはエルヴィーノと言う名前と上司のミシェル。
あの愛くるしい口元と、魂に響く甘い声。
白く透き通る手。
あの時の一瞬を頭の中で何度もリプレイして過大妄想を繰り広げるのが最近ロザリーのお気に入りだ。
意外に早く連絡があり報告書を読むと「・・・なんですって‼」
エルヴィーノの管理者はミシェルなのは本当で、ミシェルの管理者は親衛隊隊長のジャック。
隊長の管理者は・・・エルフ王。
(エルヴィーノはブリンクス王に連なる者なの・・・イヤッ考え過ぎか。だが可能性がゼロでは無い。そもそもダークエルフが王宮に居ること事態が異常よ!それをブリンクス王が知らない訳が無い。子供にあの頭巾は不自然過ぎるわ!王の隠し子かしら?)
いきなり大きな壁にあたり意気消沈するロザリー。
「それで、解りましたか?」
ロザリーの質問にグンデリックが返答する。
「申し訳ございません。どうしても裏が取れないのです」
「そうですか・・・それはある程度想定していましたわ」
グンデリックはキョトンとした顔でロザリーの話しを聞く。
「王の親衛隊長と直属の部下。普通に如何なる事も隙がなく隠蔽しているでしょう?流石にグンデリックでも難しいですか・・・」
ロザリーの推理は的中しており、ダークエルフの生き残りが存在する事はエルフの国では秘中の秘であり、王と親衛隊関係の5人しか知らない事実である。
「どうしたものか・・・」
ロザリーはエルヴィーノを自分のモノにするために伯爵家専属の親衛隊であるグンデリックとメイド長のナタリーと計画を練る。
勿論グンデリックには、エルヴィーノが気にいったから自分の召し使いとして引き抜いて雇いたいと、胸の奥にあるドス黒い欲望のオーラを一切表には出さず美しい笑顔で2人に計画を考えさせた。
暫く考え込むロザリーが言い放つ。
「ナタリー、あの手で行きましょう‼」
「畏まりました」と答えるナタリー。
グンデリックが問う。
「あの手とは?」
ナタリーが説明する。
「ミシェル様と召し使いのエルヴィーノさんをお茶会に誘うのです‼」
グンデリックが「はぁ~そうですか・・・」と気の無い返事。
「調べて解らないなら、罠を仕掛けて誘き寄せるのです!」
ロザリーの言葉にグンデリックが何か言いたそうだったがロザリーとナタリーは無視して、どのような仕掛けをして、いつ呼ぶか?2人は真剣に話こんでいた。
暫く自分はもう用は無いと思い、グンデリックは「では何か御用が有ればお呼びください。失礼します」と告げ部屋を出て行った。
ロザリーはまず、ナタリーにまだ言って無い事と、自分の推理した事を説明する。
その召し使いは顔を覆う頭巾をしている事。
ナタリーは何故?と首を傾げ、ロザリーが説明する。
「これから非常に重要な事を話します。これは当家でもまだ私しか知りません!」
ナタリーが緊張に顔を強張らせるとロザリーが辺りに音声阻害の魔法を唱える。
広くない執務室でひそひそ話でも誰にも聞こえないのに、絶対に聞かれない様に音声阻害の魔法をかけられ、ナタリーが警戒する。
「其れほどまでの内容ですか!?」
魔法を掛け終わると二人はソファーに向き合って座り、ロザリーから爆弾発言をナタリーに投げてきた。
あとがき
次回、とうとう罠にかかります。
あわててロザリーは小さな子の手をとり「大丈夫ですか?」と声をかける。
すると小さな子は立ち上がり「申し訳ありません」と深々とお辞儀をした。
ロザリーが心配そうに問いかけた。
「私は大丈夫よ、あなは?」
その時エルヴィーノは目を合わせないように、関わりを持たないようにと思い直ぐに立ち去ろうとしたら、ロザリーが「目上の者には名乗って挨拶するものよ。あなたは誰の召し使いなの?」と聞かれ、ヤバイって思ったけど認識阻害の魔法もかけられた頭巾で隠された顔と厳重に隠された身元は解らないと思い答える事にした。
「ミシェル様の元で召使いをしているエルヴィーノと申します」
「そう・・・頭巾を取ってくださる?」
こんな場合に考えてある答を口にする。
「申し訳ありません、頭の半分が火傷の後があり、不快な思いをされるのでご勘弁を・・・」
手を握り締めながら、じっくりと頭の先から足の先まで頭巾と服で肌は口元と手しか見えないが、それでもなめまわす様にエルヴィーノを後ろに向かせたりして軽いボディタッチをしながら、その女神にも似た美しい女性は顔が少し頬を染めて多少鼻息が強くなっていた。
口元しか見えない頭巾に全身を隠す服。
自分の事は何も解らないはずなのにと思っていたエルヴィーノは、後日初めて出会った時の事を思い出しロザリーに聞いてみた。
実に呆気ない答えだった。
ロザリーは子供の頭巾と返事を怪しいと思い透視の魔法を使ったのだった。
エルヴィーノは目と髪の色を見られないように、その時はロザリーを見てなかったが、当のロザリーは物凄く驚いたと言う。
エルフの王宮に召し使いに紛れて、怪しい頭巾をした子供がまさかダークエルフの子供だったとは。
目の色が見えなくとも、同じ耳で黒髪の答えは1つだけなのだ。
先の戦争でダークエルフは滅んだと聞いていたロザリー。
自らの夫もその戦争で亡くし辛く悲しい時を過ごす原因のダークエルフの子供が目の前にいる。
ロザリーは高速思考の魔法を使い、”何故? どうして?”と召し使いである子供を触りながら考えた。
王宮。姿を隠す。ダークエルフ・・・ロザリーの口元が歪む。
「そう・・・何か困った事が有れば私を訪ねて来なさい」
ロザリーは自分がしていた指輪を差し出してきた。
「あ、ありがとうございます」
返そうと思ったがロザリーの満面の笑みを前に面倒くさいと思いエルヴィーノはお辞儀をして足早に去ったのである。
手にはしっかりと伯爵家の紋章が刻印された指輪を握り締めて。
ロザリーは小さな召し使いが去って行くのを見えなくなるまで、まるで目に焼き付けるように見ていた。
その指輪には目印の魔法がかけられており、地図で検索すると居場所を特定出来る魔導具だった。
ロザリーは満面の笑みで自宅に帰り、騎士隊長のグンデリックとメイド長のナタリーを自分の執務室へ呼んだ。
二人が執務室に入るとロザリーは満面の笑みで語りかける。
「とうとう見つけましたわ、理想の子が。グンデリック、貴方の部下は何をやっているのかしら?」
自慢げに問いただすロザリーに困り顔のグンデリックだった。
「私が見つけた子の名前はエルヴィーノ。王宮侍女ミシェルの召し使いとして働いているわ。大至急エルヴィーノの素性とミシェルがエルヴィーノと、どのような関係なのかを調べなさい‼ 私の指輪も渡してあるので何処に住んでいるかも検索すれば容易でしょう?」
グンデリックは「ハッ」と答え速やかに部屋を出ていった。
「そんなにその子が気に入ったのですか?」
ナタリーが問いただすと
「えぇ!何としてでも、どんな策を使ってもあの子を手に入れるわ‼」
ロザリーの決意の顔を見たナタリーはにこやかに答えた。
「畏まりました。屋敷にお越しの際には当家の指導をしないといけませね」
既に決定事項のような事をおっしゃるメイド長。
ロザリーが「えぇお願いしますね」と、こちらも当事者を無視するように決めつける二人であった。
ロザリーは二人にはエルヴィーノがダークエルフだった事は伏せておいた。
数日が経ち、グンデリックから直接報告を申し出て来た。
わかっているのはエルヴィーノと言う名前と上司のミシェル。
あの愛くるしい口元と、魂に響く甘い声。
白く透き通る手。
あの時の一瞬を頭の中で何度もリプレイして過大妄想を繰り広げるのが最近ロザリーのお気に入りだ。
意外に早く連絡があり報告書を読むと「・・・なんですって‼」
エルヴィーノの管理者はミシェルなのは本当で、ミシェルの管理者は親衛隊隊長のジャック。
隊長の管理者は・・・エルフ王。
(エルヴィーノはブリンクス王に連なる者なの・・・イヤッ考え過ぎか。だが可能性がゼロでは無い。そもそもダークエルフが王宮に居ること事態が異常よ!それをブリンクス王が知らない訳が無い。子供にあの頭巾は不自然過ぎるわ!王の隠し子かしら?)
いきなり大きな壁にあたり意気消沈するロザリー。
「それで、解りましたか?」
ロザリーの質問にグンデリックが返答する。
「申し訳ございません。どうしても裏が取れないのです」
「そうですか・・・それはある程度想定していましたわ」
グンデリックはキョトンとした顔でロザリーの話しを聞く。
「王の親衛隊長と直属の部下。普通に如何なる事も隙がなく隠蔽しているでしょう?流石にグンデリックでも難しいですか・・・」
ロザリーの推理は的中しており、ダークエルフの生き残りが存在する事はエルフの国では秘中の秘であり、王と親衛隊関係の5人しか知らない事実である。
「どうしたものか・・・」
ロザリーはエルヴィーノを自分のモノにするために伯爵家専属の親衛隊であるグンデリックとメイド長のナタリーと計画を練る。
勿論グンデリックには、エルヴィーノが気にいったから自分の召し使いとして引き抜いて雇いたいと、胸の奥にあるドス黒い欲望のオーラを一切表には出さず美しい笑顔で2人に計画を考えさせた。
暫く考え込むロザリーが言い放つ。
「ナタリー、あの手で行きましょう‼」
「畏まりました」と答えるナタリー。
グンデリックが問う。
「あの手とは?」
ナタリーが説明する。
「ミシェル様と召し使いのエルヴィーノさんをお茶会に誘うのです‼」
グンデリックが「はぁ~そうですか・・・」と気の無い返事。
「調べて解らないなら、罠を仕掛けて誘き寄せるのです!」
ロザリーの言葉にグンデリックが何か言いたそうだったがロザリーとナタリーは無視して、どのような仕掛けをして、いつ呼ぶか?2人は真剣に話こんでいた。
暫く自分はもう用は無いと思い、グンデリックは「では何か御用が有ればお呼びください。失礼します」と告げ部屋を出て行った。
ロザリーはまず、ナタリーにまだ言って無い事と、自分の推理した事を説明する。
その召し使いは顔を覆う頭巾をしている事。
ナタリーは何故?と首を傾げ、ロザリーが説明する。
「これから非常に重要な事を話します。これは当家でもまだ私しか知りません!」
ナタリーが緊張に顔を強張らせるとロザリーが辺りに音声阻害の魔法を唱える。
広くない執務室でひそひそ話でも誰にも聞こえないのに、絶対に聞かれない様に音声阻害の魔法をかけられ、ナタリーが警戒する。
「其れほどまでの内容ですか!?」
魔法を掛け終わると二人はソファーに向き合って座り、ロザリーから爆弾発言をナタリーに投げてきた。
あとがき
次回、とうとう罠にかかります。
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
ラストで死ぬ主人公に転生したけど死なないから!!
as
ファンタジー
前世で読んだ「孤高の女王」の小説の主人公ユーリアシェに転生した飛鳥。妹のリーシェ姫を溺愛しユーリアシェを空気扱いする両親である王や王妃、王太女であるユーリアシェを軽んじる家臣達。婚約者までリーシェに奪われ最後は国が滅び1人城で死ぬーーーそんな死に方あるかー!?こっちから捨ててやる!
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
勇者はいいですって言ったよね!〜死地のダンジョンから幼馴染を救え!勇者?いらないです!僕は好きな女性を守りたいだけだから!〜
KeyBow
ファンタジー
異世界に転生する時に神に対し勇者はやっぱいいですとやらないとの意味で言ったが、良いですと思われたようで、意にそぐわないのに勇者として転生させられた。そして16歳になり、通称死地のダンジョンに大事な幼馴染と共に送り込まれた。スローライフを希望している勇者転生した男の悲哀の物語。目指せスローライフ!何故かチート能力を身に着ける。その力を使い好きな子を救いたかっただけだが、ダンジョンで多くの恋と出会う?・・・
規格外で転生した私の誤魔化しライフ 〜旅行マニアの異世界無双旅〜
ケイソウ
ファンタジー
チビで陰キャラでモブ子の桜井紅子は、楽しみにしていたバス旅行へ向かう途中、突然の事故で命を絶たれた。
死後の世界で女神に異世界へ転生されたが、女神の趣向で変装する羽目になり、渡されたアイテムと備わったスキルをもとに、異世界を満喫しようと冒険者の資格を取る。生活にも慣れて各地を巡る旅を計画するも、国の要請で冒険者が遠征に駆り出される事態に……。
【R18】童貞のまま転生し悪魔になったけど、エロ女騎士を救ったら筆下ろしを手伝ってくれる契約をしてくれた。
飼猫タマ
ファンタジー
訳あって、冒険者をしている没落騎士の娘、アナ·アナシア。
ダンジョン探索中、フロアーボスの付き人悪魔Bに捕まり、恥辱を受けていた。
そんな折、そのダンジョンのフロアーボスである、残虐で鬼畜だと巷で噂の悪魔Aが復活してしまい、アナ·アナシアは死を覚悟する。
しかし、その悪魔は違う意味で悪魔らしくなかった。
自分の前世は人間だったと言い張り、自分は童貞で、SEXさせてくれたらアナ·アナシアを殺さないと言う。
アナ·アナシアは殺さない為に、童貞チェリーボーイの悪魔Aの筆下ろしをする契約をしたのだった!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる