36 / 95
36 佐々木かすみのセイヘキ
しおりを挟む
「……っ!」
行先もともかく走っている。
というより、走ってはいけないので歩いている。
バレた…!確実に、キー子さんにバレた…!あんなにラッキースケベが決まる事なんてあるの…っ!?
給食時間なので廊下に生徒はいなかった。
顔を抑えて私は歩いている。
私も弁当を職員室横の部屋で食べなくてはいけないんだけど、恥ずかしいから別の所で食べよう…。
「変態って思われてるよ…」
数ヶ月、真面目で大人しい子とクラスでキャラは作っていた。
それがキー子さんには+変態、になる。
キー子さんの事だから図書委員長には言うかもしれないけど、バラすということはないはず…。
なんでパンツ履いてこなかったんだろ…。
スカートの上から自分の股を抑える。
「はぁ、ほんと何してるんだか…」
出来れば気にしないでいて欲しいな…。
弁当を取り、部屋を出る。
行く場所が無いので、とりあえず屋上への階段へ行ってみる。先生が確認に来るなんて事は無いはずだから…。
階段に座って弁当を開く。
「どうしよう…」
このままじゃダメだ、どうにかして誤解を解かないと(誤解ではいのだけど)、これからもっと気まずくなってしまう。
「どうして私、こんな子になっちゃったんだっけ…」
ーーーーー二年前
それは雨の日の放課後の事、私は学校の下校中からおしっこを我慢していて…。
走ると漏れそうになり、かといって遅くなるとそれはそれで限界に達しそう。
雨なのだから濡れたらバレないんじゃないか?なんて思ったりしてしまう。
「ダメ…我慢しないと…」
下腹部を抑えながら内股で歩いていく。
メガネは外し、バックに入れていた。
公園でもあれば…。
そう思って辺りを見回しても、トイレはない。 どうしよう…。
最悪、野ション?
それはダメだ…。
しとしとと音を立てて降る雨が尿意を誘い、膀胱がきゅん、となる度立ち止まって深呼吸をする。
「もう無理…だぁ…」
漏れるのを覚悟で走り出す。
周りに無くとも、少し進めばひとつある。
そこでなんとかするんだ、私!
少し漏れたんじゃないかと思う時もあったが、少し波が引いてトイレに到着した。
「良かった…!」
水溜りのある公園の和式トイレに入る。
スカートをたくしあげる。
その時、とても大きな波が来た。
「うぁっ…!」
パンツを下ろすだけなのに…!
急いでパンツに手を掛け、腰を屈めた。
それがダメだった。
膨張した膀胱は外から押され、決壊したダムのようにおしっこが溢れ出す。
「ひっ…だ、だめ…」
パンツに思いっきりかかってしまう。
なんとか便器の中に出す事は出来たが、性器と便器の間にはパンツがある。
「うぅ…やだぁ…」
涙が少し出てきて、顔を抑える。
チョロチョロと音が止んだ。
びしょ濡れのパンツからおしっこが滴っていた。少し黄色がかった、ほぼ透明の液体。
行先もともかく走っている。
というより、走ってはいけないので歩いている。
バレた…!確実に、キー子さんにバレた…!あんなにラッキースケベが決まる事なんてあるの…っ!?
給食時間なので廊下に生徒はいなかった。
顔を抑えて私は歩いている。
私も弁当を職員室横の部屋で食べなくてはいけないんだけど、恥ずかしいから別の所で食べよう…。
「変態って思われてるよ…」
数ヶ月、真面目で大人しい子とクラスでキャラは作っていた。
それがキー子さんには+変態、になる。
キー子さんの事だから図書委員長には言うかもしれないけど、バラすということはないはず…。
なんでパンツ履いてこなかったんだろ…。
スカートの上から自分の股を抑える。
「はぁ、ほんと何してるんだか…」
出来れば気にしないでいて欲しいな…。
弁当を取り、部屋を出る。
行く場所が無いので、とりあえず屋上への階段へ行ってみる。先生が確認に来るなんて事は無いはずだから…。
階段に座って弁当を開く。
「どうしよう…」
このままじゃダメだ、どうにかして誤解を解かないと(誤解ではいのだけど)、これからもっと気まずくなってしまう。
「どうして私、こんな子になっちゃったんだっけ…」
ーーーーー二年前
それは雨の日の放課後の事、私は学校の下校中からおしっこを我慢していて…。
走ると漏れそうになり、かといって遅くなるとそれはそれで限界に達しそう。
雨なのだから濡れたらバレないんじゃないか?なんて思ったりしてしまう。
「ダメ…我慢しないと…」
下腹部を抑えながら内股で歩いていく。
メガネは外し、バックに入れていた。
公園でもあれば…。
そう思って辺りを見回しても、トイレはない。 どうしよう…。
最悪、野ション?
それはダメだ…。
しとしとと音を立てて降る雨が尿意を誘い、膀胱がきゅん、となる度立ち止まって深呼吸をする。
「もう無理…だぁ…」
漏れるのを覚悟で走り出す。
周りに無くとも、少し進めばひとつある。
そこでなんとかするんだ、私!
少し漏れたんじゃないかと思う時もあったが、少し波が引いてトイレに到着した。
「良かった…!」
水溜りのある公園の和式トイレに入る。
スカートをたくしあげる。
その時、とても大きな波が来た。
「うぁっ…!」
パンツを下ろすだけなのに…!
急いでパンツに手を掛け、腰を屈めた。
それがダメだった。
膨張した膀胱は外から押され、決壊したダムのようにおしっこが溢れ出す。
「ひっ…だ、だめ…」
パンツに思いっきりかかってしまう。
なんとか便器の中に出す事は出来たが、性器と便器の間にはパンツがある。
「うぅ…やだぁ…」
涙が少し出てきて、顔を抑える。
チョロチョロと音が止んだ。
びしょ濡れのパンツからおしっこが滴っていた。少し黄色がかった、ほぼ透明の液体。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
【完結】【R18百合】女子寮ルームメイトに夜な夜なおっぱいを吸われています。
千鶴田ルト
恋愛
本編完結済み。細々と特別編を書いていくかもしれません。
風月学園女子寮。
私――舞鶴ミサが夜中に目を覚ますと、ルームメイトの藤咲ひなたが私の胸を…!
R-18ですが、いわゆる本番行為はなく、ひたすらおっぱいばかり攻めるガールズラブ小説です。
おすすめする人
・百合/GL/ガールズラブが好きな人
・ひたすらおっぱいを攻める描写が好きな人
・起きないように寝込みを襲うドキドキが好きな人
※タイトル画像はAI生成ですが、キャラクターデザインのイメージは合っています。
※私の小説に関しては誤字等あったら指摘してもらえると嬉しいです。(他の方の場合はわからないですが)
君は今日から美少女だ
藤
恋愛
高校一年生の恵也は友人たちと過ごす時間がずっと続くと思っていた。しかし日常は一瞬にして恵也の考えもしない形で変わることになった。女性になってしまった恵也は戸惑いながらもそのまま過ごすと覚悟を決める。しかしその覚悟の裏で友人たちの今までにない側面が見えてきて……
放課後の生徒会室
志月さら
恋愛
春日知佳はある日の放課後、生徒会室で必死におしっこを我慢していた。幼馴染の三好司が書類の存在を忘れていて、生徒会長の楠木旭は殺気立っている。そんな状況でトイレに行きたいと言い出すことができない知佳は、ついに彼らの前でおもらしをしてしまい――。
※この作品はpixiv、カクヨムにも掲載しています。
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる