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崩壊 2
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10歳のある日、父と母が飛行機事故で亡くなった。それから孤児院に入り、中学校に入ってからは新しい親の援助と共に一人暮らしを始めた
将来どうなるかなど知った事ではない。
そもそも生きていて何か理由があるのだろうか。
そう思い、学校と家を行き来するだけだった。
しかしある時友達ができた。
彼女はどんな時でも私に明るく振る舞い、そんな彼女を私も大切に思った。
そんな幸福も長くは続かなかった。
彼女は交通事故で亡くなった。
またしても大切な人が消えた。
私は不幸だ
違う、私が彼らを殺したのだ。
私が大切に思えばその人は死ぬ。
だから友達なんて作らなかった。
不思議だった。
私が壊したいと思ったものはなんでも壊れた。
「本当に、疫病神」
いつもそうつぶやくのだった
将来どうなるかなど知った事ではない。
そもそも生きていて何か理由があるのだろうか。
そう思い、学校と家を行き来するだけだった。
しかしある時友達ができた。
彼女はどんな時でも私に明るく振る舞い、そんな彼女を私も大切に思った。
そんな幸福も長くは続かなかった。
彼女は交通事故で亡くなった。
またしても大切な人が消えた。
私は不幸だ
違う、私が彼らを殺したのだ。
私が大切に思えばその人は死ぬ。
だから友達なんて作らなかった。
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