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────私には4歳離れた妹ユイがいる。生まれた時から嫌いだった。
『レイはお姉ちゃんだから。お姉ちゃんでしょう!』
何かにつけて姉という義務を負わされて妹はそれに甘えて当り前、子供心に悔しい思いをした。
そんなのよくある話だよね。私だけの不満じゃない。
だから中学性になると気持ちを切り変え、義務として妹に接して愛情などという甘やかな気持ちは捨てた。
私は地がクールで可愛げのない子だった。
妹はお人好しで、要領が悪く、トロくて、すぐ泣いて、運動音痴、小学校入学当初から男の子の虐めの対象になっていた。
泣いて母に訴える妹をみても可哀そうと思う反面、なぜ上手く対処できないのかイラ立った。
泣いて誰かが庇ってくれるのを期待しているようで心からの同情はできなかった。
私は薄情で最低な姉だったかもしれない。
妹は家では反抗的だった。ダラしないからいつも部屋は汚く、身勝手で、外では泣かされるくせに家では注意しても偉そうに言い返し、非はなんでもこっちにあると思っていた。「だって、だって」と繰り返して最後に泣いて拗ねる妹を私は大嫌いだった。
妹にとって救いだったのは勉強が出来る事と母に愛されていた事だ。
母は何度も学校に出かけて担任と連絡を取り合って妹を守ってきた。
小中と虐めに会った妹も高校は進学校に入り虐め軍団とはお別れできた。
高校生活は友人にも恵まれて吹奏楽部で活躍し、私も母もこころ穏やかな3年間を過ごした。
父は東京に単身赴任中で女三人とポメラニアン一匹とで平和に過ごしていた。
私は高校を卒業すると地方の銀行員になって働いていた。
勉強も好きでなかったし、お金を貯めて高校2年生から付き合ってる恋人の圭ちゃんと早く結婚したいと思っていた。
妹は高校を卒業すると小学校の教師になりたいと言って私立の大学に進学し、家から1時間以上かけて電車とバスを乗り継ぎ通っていた。
部活はきっと吹奏楽部に入ると思っていたら、ボランティア部に入部したのだった。
お人好しで子どもが好きだから良いだろうと思っていたがこれが間違いだった。
どんな活動をしているか聞きもしなかったが帰宅が遅くなった。
うちは門限が10時なのだが毎日帰宅が12時近くになり、母と喧嘩の日々が続いた。
そして遂に大喧嘩になったのが妹が大学2年の元旦だった。
お雑煮を家族そろって食べていると妹が余計な事を言い出した。
「私、ボラ部の部長になるから。これからも帰るのが遅くなるからね」
────とんでもないと思った。
妹はストレスに弱い。高校生の時、中学時代のいじめ野郎に道で偶然出会って声を掛けられただけで突発性の胃炎を起こし、吹奏楽部でも発表会のストレスで十二指腸炎を患った。
「そんな責任のある立場は体に悪いからやめなさい。帰りも遅くなるならボラ部はやめてしまいなさい」
母は当然の事を言ったと思う。私も父も黙っていたが同感だった。
「お母さんは責任感なんか無いからそんなことを言うんだ。私はやるから!もう子どもじゃないから放っておいてよね」
ここから親子で言い合いが始まって喧嘩となり、母が不機嫌で最悪な三が日となった。
父が戻っている時くらい家族仲良くすればいいのに、可哀そうな父。
私は公平で寡黙な父だけは嫌いじゃなかった。
この頃の私は支店から本店転勤になり慣れない仕事や人間関係で悩んでいた。
また恋人の圭ちゃんとも結婚について話がすれ違い、何をやっても上手くいかない時期で二人の喧嘩など他人事だった。母が嘆いていてもどうでも良かった。
だって私は母も嫌いだった。
「レイちゃんは手がかからなかったけど、なんでユイはああなのかしらね、腹が立つわ」
それは私は甘えないけどユイは甘えているからだ。
姉妹でも母は妹だけを溺愛して、妹との共存症を疑ったくらいだ。
些細な差別は数え切れないほどあるがどうしても母を許せない件が2つある。
まず、小学校の卒業アルバムは購入してもらえなかった。
「あんなもの、どうせ見ないんだからいらないでしょう」
でもユイの時は違った。
「一生の思い出になるから買っておきなさい」
虐められた思い出を一生持っておくのか、どうせ見ないのはユイの方なのに。
中高のお弁当もそうだった。ごはんが多めでおかずが2品~卵焼きと昨夜の残り物、友達の豪華なお弁当が羨ましかった。
「お母さん、おかずもう1品増やしてくれないかな」
「そんな贅沢を言うなら自分で作りなさい。好きなおかずも自分で買ってきなさい」
次の日から母は本当にお弁当を作ってくれなかった。黙って私は中高と自分でお弁当を作った。パンを買う時もあったが母はパン代はくれず小遣いが減った。
もちろんユイもおかず2品に不服を申し立てた。
「そう? わかった」
母は快くおかず3品を受け入れ、大学に入ってからも作り続けた。
朝のテーブルの上にユイのお弁当が置かれているのを見ながら私は自分のお弁当を作っていた。
後にこの件を母に話したことがあった。
「アルバムなんか見ないからいらないって言ったじゃない。お弁当はレイちゃんが自分で好きなおかずを入れるから自分で作るって言ったんでしょう」
綺麗に母の記憶は書き換えられていた。ユイの身勝手な性格は母に似たのだ。
一生妹と二人で仲良くしていればいいと思った。
24歳になって早く家を出たかった。圭ちゃんは大学院を卒業して大手洗剤の会社に入社し、地元の支社で勤め始めた。私は後2年くらいしたら結婚できるかなと想像していた。
『レイはお姉ちゃんだから。お姉ちゃんでしょう!』
何かにつけて姉という義務を負わされて妹はそれに甘えて当り前、子供心に悔しい思いをした。
そんなのよくある話だよね。私だけの不満じゃない。
だから中学性になると気持ちを切り変え、義務として妹に接して愛情などという甘やかな気持ちは捨てた。
私は地がクールで可愛げのない子だった。
妹はお人好しで、要領が悪く、トロくて、すぐ泣いて、運動音痴、小学校入学当初から男の子の虐めの対象になっていた。
泣いて母に訴える妹をみても可哀そうと思う反面、なぜ上手く対処できないのかイラ立った。
泣いて誰かが庇ってくれるのを期待しているようで心からの同情はできなかった。
私は薄情で最低な姉だったかもしれない。
妹は家では反抗的だった。ダラしないからいつも部屋は汚く、身勝手で、外では泣かされるくせに家では注意しても偉そうに言い返し、非はなんでもこっちにあると思っていた。「だって、だって」と繰り返して最後に泣いて拗ねる妹を私は大嫌いだった。
妹にとって救いだったのは勉強が出来る事と母に愛されていた事だ。
母は何度も学校に出かけて担任と連絡を取り合って妹を守ってきた。
小中と虐めに会った妹も高校は進学校に入り虐め軍団とはお別れできた。
高校生活は友人にも恵まれて吹奏楽部で活躍し、私も母もこころ穏やかな3年間を過ごした。
父は東京に単身赴任中で女三人とポメラニアン一匹とで平和に過ごしていた。
私は高校を卒業すると地方の銀行員になって働いていた。
勉強も好きでなかったし、お金を貯めて高校2年生から付き合ってる恋人の圭ちゃんと早く結婚したいと思っていた。
妹は高校を卒業すると小学校の教師になりたいと言って私立の大学に進学し、家から1時間以上かけて電車とバスを乗り継ぎ通っていた。
部活はきっと吹奏楽部に入ると思っていたら、ボランティア部に入部したのだった。
お人好しで子どもが好きだから良いだろうと思っていたがこれが間違いだった。
どんな活動をしているか聞きもしなかったが帰宅が遅くなった。
うちは門限が10時なのだが毎日帰宅が12時近くになり、母と喧嘩の日々が続いた。
そして遂に大喧嘩になったのが妹が大学2年の元旦だった。
お雑煮を家族そろって食べていると妹が余計な事を言い出した。
「私、ボラ部の部長になるから。これからも帰るのが遅くなるからね」
────とんでもないと思った。
妹はストレスに弱い。高校生の時、中学時代のいじめ野郎に道で偶然出会って声を掛けられただけで突発性の胃炎を起こし、吹奏楽部でも発表会のストレスで十二指腸炎を患った。
「そんな責任のある立場は体に悪いからやめなさい。帰りも遅くなるならボラ部はやめてしまいなさい」
母は当然の事を言ったと思う。私も父も黙っていたが同感だった。
「お母さんは責任感なんか無いからそんなことを言うんだ。私はやるから!もう子どもじゃないから放っておいてよね」
ここから親子で言い合いが始まって喧嘩となり、母が不機嫌で最悪な三が日となった。
父が戻っている時くらい家族仲良くすればいいのに、可哀そうな父。
私は公平で寡黙な父だけは嫌いじゃなかった。
この頃の私は支店から本店転勤になり慣れない仕事や人間関係で悩んでいた。
また恋人の圭ちゃんとも結婚について話がすれ違い、何をやっても上手くいかない時期で二人の喧嘩など他人事だった。母が嘆いていてもどうでも良かった。
だって私は母も嫌いだった。
「レイちゃんは手がかからなかったけど、なんでユイはああなのかしらね、腹が立つわ」
それは私は甘えないけどユイは甘えているからだ。
姉妹でも母は妹だけを溺愛して、妹との共存症を疑ったくらいだ。
些細な差別は数え切れないほどあるがどうしても母を許せない件が2つある。
まず、小学校の卒業アルバムは購入してもらえなかった。
「あんなもの、どうせ見ないんだからいらないでしょう」
でもユイの時は違った。
「一生の思い出になるから買っておきなさい」
虐められた思い出を一生持っておくのか、どうせ見ないのはユイの方なのに。
中高のお弁当もそうだった。ごはんが多めでおかずが2品~卵焼きと昨夜の残り物、友達の豪華なお弁当が羨ましかった。
「お母さん、おかずもう1品増やしてくれないかな」
「そんな贅沢を言うなら自分で作りなさい。好きなおかずも自分で買ってきなさい」
次の日から母は本当にお弁当を作ってくれなかった。黙って私は中高と自分でお弁当を作った。パンを買う時もあったが母はパン代はくれず小遣いが減った。
もちろんユイもおかず2品に不服を申し立てた。
「そう? わかった」
母は快くおかず3品を受け入れ、大学に入ってからも作り続けた。
朝のテーブルの上にユイのお弁当が置かれているのを見ながら私は自分のお弁当を作っていた。
後にこの件を母に話したことがあった。
「アルバムなんか見ないからいらないって言ったじゃない。お弁当はレイちゃんが自分で好きなおかずを入れるから自分で作るって言ったんでしょう」
綺麗に母の記憶は書き換えられていた。ユイの身勝手な性格は母に似たのだ。
一生妹と二人で仲良くしていればいいと思った。
24歳になって早く家を出たかった。圭ちゃんは大学院を卒業して大手洗剤の会社に入社し、地元の支社で勤め始めた。私は後2年くらいしたら結婚できるかなと想像していた。
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