これって普通じゃないの?~お隣の双子のお兄ちゃんと僕の関係~

syouki

文字の大きさ
上 下
11 / 13

11.告白

しおりを挟む
どれくらい眠っていたのだろう。
颯ちゃんと征ちゃんの腕の中で目が覚めた。

「亜樹、気が付いた?」
「「…無理させて、ごめん・・・」」

泣きそうな顔で颯ちゃんと征ちゃんが謝ってくる。
何を謝ってるんだろう?
起き上がろうとすると二人が背中を支えてくれた。
いつの間にか体のベトベトは無くなっていて、パジャマを着てた。
ベッドのシーツも新しいものになってた。
僕、お手伝いしてない!

「ごめん、颯ちゃん征ちゃん!僕、お片付けしてない!」

颯ちゃんと征ちゃんは目を丸くして驚いてる。

「「亜樹、体、大丈夫?痛いとこない?」」
「大丈夫だよ!あ!颯ちゃん、征ちゃん。大人にしてくれてありがとう!!」

ニコニコと、二人にお礼を言う。

「・・・亜樹には敵わないね」
「そうだな。・・・伝えないとな」
「「亜樹」」

颯ちゃんと征ちゃんがすごく真剣な顔をして、僕に話かけてくる。

「何?」

僕は、わからないをして、首を傾げる。

「亜樹、今から俺たちの言うことちゃんと聞いて答えて欲しい。
 俺たちは、亜樹のことを弟じゃなく、一人の人間として愛してる」
「初めて亜樹を見た時はカワイイ弟が出来たと思った。成長するにつれて
 だんだん気持ちが変化して、亜樹が欲しいと思った。亜樹の心も身体も・・」
「亜樹が、俺たちのことを兄として慕ってくれてるのを利用した。
 ・・すまないと思ってる」

颯ちゃんと征ちゃんが僕の手をとって、ギュっと握ってくる。

「亜樹が誰かのものになるとか耐えられなくて、ずっと騙してた」
「本当は、キスもセックスも兄弟、ましてや男同士ですることじゃないんだ」
「セックス?」
「ああ、お注射のことだよ。セックスって言って、ほんとは赤ちゃんを作る行為で、
 普通は愛し合ってる男と女でするんだよ」
「父さんと母さんみたいに、愛し合ってる人同士がすることなの?」
「そうだね」

僕は考える。颯ちゃんと征ちゃんを為の言葉をーーーー

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

お互いβだって言ったよね!?

わさび
BL
幼馴染の僕たちは2人ともβだ。 そのはずなのにどうしてこうなった...!?!?1話完結予定

俺の指をちゅぱちゅぱする癖が治っていない幼馴染

海野
BL
 唯(ゆい)には幼いころから治らない癖がある。それは寝ている間無意識に幼馴染である相馬の指をくわえるというものだ。相馬(そうま)はいつしかそんな唯に自分から指を差し出し、興奮するようになってしまうようになり、起きる直前に慌ててトイレに向かい欲を吐き出していた。  ある日、いつもの様に指を唯の唇に当てると、彼は何故か狸寝入りをしていて…?

普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。

山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。 お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。 サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

趣味で乳首開発をしたらなぜか同僚(男)が近づいてきました

ねこみ
BL
タイトルそのまんまです。

処理中です...