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7.まずは話をしよう!
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「あ、あのさぁ・・・」
「何?」
「今更だけど、俺、チヒロの事よく知らないと思うんだ。だから、その・・・」
「・・・まぁ、俺の事”女の子”って思ってたくらいだしね。良いよ。俺の事ちゃんと教えてあげる」
「あ、ありがとう」
よし!一先ずこの空気からは逃げれそうだ!と、思ったが俺を離す気はないようだ。
「改めて名前は、間宮千尋。漢字で”千”に、ん~”尋ねる”で分かる?」
「えっ・・あ~・・・」
「・・・紙とペン貸して」
「はい・・・」
仕方なくといった感じで解放され、紙とペンをチヒロに渡す。
「・・・これで”千尋”。分かった?」
「わかった、”千尋”!」
ほんのり、千尋の耳が赤くなったような気がした。
「身長は?」
「188。ちなみに体重は73」
「誕生日は?」
「8月5日」
「好きなものは?」
「悠希」
「・・・嫌いなものは?」
「悠希が好きな子と、悠希を好きな子」
「いや、俺モテないし・・・。か、彼女は?」
「今まで、彼女も彼氏もいないよ」
「えっ?!その見た目で彼女いないとか嘘だろ?めっちゃもてたろ?」
「悠希以外興味ない。もういい?」
そう言って、また俺に抱き着いてきた。
「ずっと、会いたかったんだ・・・」
「千尋・・・」
切なげなその言葉に嘘は無いのだと思った。けど、俺は男で、千尋も男なわけで恋愛対象として見るにはやっぱり無理だと思った。
「あ、あのさ・・・何で俺なの?」
「ハル君は俺のヒーローなんだ。覚えてないと思うけど、俺、女の子みたいだったでしょ?そのせいでけっこー揶揄われてたんだけど、ハル君は助けてくれてたんだ。ま、ハル君は女の子を助けてんだろうけどね」
「ごめん、あんま覚えてないわ・・・。って、女の子みたいだから揶揄われてたってことは、みんな千尋が男だって知ってたって事?」
「当たり前じゃん。幼稚園の制服ズボンだったし」
えっ?!俺の記憶っていったいどうなってんの?顔しか見てなっかたのか?てか、助けてたのに揶揄ってた内容すら覚えてないし!
「ま、そんな感じでハル君は俺の初恋なんだよね」
「いや、当たり前に言ってるけど男に初恋っておかしくない?」
「ん~好きなんだから別によくない?」
そう言いながら、さらにギュウギュウ抱きしめてくる。そんな千尋からは、ふんわりといい匂いがしてちょっとドキドキしてしまった。
「何?」
「今更だけど、俺、チヒロの事よく知らないと思うんだ。だから、その・・・」
「・・・まぁ、俺の事”女の子”って思ってたくらいだしね。良いよ。俺の事ちゃんと教えてあげる」
「あ、ありがとう」
よし!一先ずこの空気からは逃げれそうだ!と、思ったが俺を離す気はないようだ。
「改めて名前は、間宮千尋。漢字で”千”に、ん~”尋ねる”で分かる?」
「えっ・・あ~・・・」
「・・・紙とペン貸して」
「はい・・・」
仕方なくといった感じで解放され、紙とペンをチヒロに渡す。
「・・・これで”千尋”。分かった?」
「わかった、”千尋”!」
ほんのり、千尋の耳が赤くなったような気がした。
「身長は?」
「188。ちなみに体重は73」
「誕生日は?」
「8月5日」
「好きなものは?」
「悠希」
「・・・嫌いなものは?」
「悠希が好きな子と、悠希を好きな子」
「いや、俺モテないし・・・。か、彼女は?」
「今まで、彼女も彼氏もいないよ」
「えっ?!その見た目で彼女いないとか嘘だろ?めっちゃもてたろ?」
「悠希以外興味ない。もういい?」
そう言って、また俺に抱き着いてきた。
「ずっと、会いたかったんだ・・・」
「千尋・・・」
切なげなその言葉に嘘は無いのだと思った。けど、俺は男で、千尋も男なわけで恋愛対象として見るにはやっぱり無理だと思った。
「あ、あのさ・・・何で俺なの?」
「ハル君は俺のヒーローなんだ。覚えてないと思うけど、俺、女の子みたいだったでしょ?そのせいでけっこー揶揄われてたんだけど、ハル君は助けてくれてたんだ。ま、ハル君は女の子を助けてんだろうけどね」
「ごめん、あんま覚えてないわ・・・。って、女の子みたいだから揶揄われてたってことは、みんな千尋が男だって知ってたって事?」
「当たり前じゃん。幼稚園の制服ズボンだったし」
えっ?!俺の記憶っていったいどうなってんの?顔しか見てなっかたのか?てか、助けてたのに揶揄ってた内容すら覚えてないし!
「ま、そんな感じでハル君は俺の初恋なんだよね」
「いや、当たり前に言ってるけど男に初恋っておかしくない?」
「ん~好きなんだから別によくない?」
そう言いながら、さらにギュウギュウ抱きしめてくる。そんな千尋からは、ふんわりといい匂いがしてちょっとドキドキしてしまった。
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