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46.ランチタイム②
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なんとかお弁当を食べ終わり、デザートタイムになった。
あの後も、フォアグラのテリーヌだったり、A5ランクのローストビーフだったり、ウニのゼリー寄せにキャビアがのってたりと、お弁当とは思えないおかずだった…。あまりにも豪華すぎるので、やんわりと「僕のお腹がびっくりしちゃうね」と釘を刺してみた。解ってくれたらいいけど…。
「ごめんね、今日はこんなのしか作れなくて…」
と、今朝作ったクッキーをお皿に広げる。
「歩が俺達の為に作ってくれたんだからこんなのじゃないよ」
「そうそう。それよりも、無理して作らなくても良いんだぞ?」
「歩の睡眠時間削ってまでしなくていいからな」
「「歩君の体の方が大事」」
「でも…」
僕が作るって言ったんだし、これくらいはしないと!
「でもじゃない」
ぐっと頭に手を回され、類君のおでこがコツンと僕のおでこに当たる。
「る、類君?!」
「作ってくれるのはすっごく嬉しいけど、無茶だけはするなよ」
「う、うん。わかった…」
どアップの類君の顔に、僕の顔がみるみる熱くなる。それに心臓がすっごくドキドキして、みんなに聞こえるんじゃないかってくらい!!
「はいはい、そこまでね」
圭君の手が僕と類君の間に入り、べりっと離された。ホッとするのと少し残念な気持ちが入り混じる。…残念?
「全く、油断も隙も無い…。てか、類。歩の為のデザートは?」
「チッ…。歩、少し待っててね」
舌打ち?!類君舌打ちした?!そう言えば、前にも舌打ちしてたような…。幼馴染だから、素のみんなが見れてるのかな?なんか、嬉しい…。
「はい、歩。歩のためのプリンだよ」
「え?あ、ありがとう!うわぁ~大きい!それに、生クリームもたっぷり!」
いつも買うプリンの3倍くらいの大きさのプリンが、生クリームで埋め尽くされたお皿の真ん中に鎮座していた。
「いただきま~す!」
さっそくスプーンでプリンと生クリームを一緒に掬って口に入れる。
「美味しい!プリンもプルプルでつるんとノドを通るし、生クリームも甘すぎなくてプリンの甘さと相性抜群!」
「気に入ってもらえて良かった。じゃ、俺達もいただきます」
「「「「いただきます」」」」
一斉にクッキーに手が伸び、パクパクとみんなの口の中にクッキーは消えていく。それなりの数は作ってきたんだけど、目の前のクッキーはあっという間になくなってしまった。
「「「「「ごちそうさまでした」」」」」
「あ、うん、お粗末様でした…」
「歩の作ったクッキーは格別だな」
「そ、そんな事無いよ!」
「あ、歩じっとして」
「へ?」
類君の顔が近づいてきて、頬っぺたをペロッと舐められた。
「またクリーム付けてたぞ」
また僕の顔が真っ赤になった。もしかしたら、頭から湯気も出てたかもしれない…。
あの後も、フォアグラのテリーヌだったり、A5ランクのローストビーフだったり、ウニのゼリー寄せにキャビアがのってたりと、お弁当とは思えないおかずだった…。あまりにも豪華すぎるので、やんわりと「僕のお腹がびっくりしちゃうね」と釘を刺してみた。解ってくれたらいいけど…。
「ごめんね、今日はこんなのしか作れなくて…」
と、今朝作ったクッキーをお皿に広げる。
「歩が俺達の為に作ってくれたんだからこんなのじゃないよ」
「そうそう。それよりも、無理して作らなくても良いんだぞ?」
「歩の睡眠時間削ってまでしなくていいからな」
「「歩君の体の方が大事」」
「でも…」
僕が作るって言ったんだし、これくらいはしないと!
「でもじゃない」
ぐっと頭に手を回され、類君のおでこがコツンと僕のおでこに当たる。
「る、類君?!」
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「う、うん。わかった…」
どアップの類君の顔に、僕の顔がみるみる熱くなる。それに心臓がすっごくドキドキして、みんなに聞こえるんじゃないかってくらい!!
「はいはい、そこまでね」
圭君の手が僕と類君の間に入り、べりっと離された。ホッとするのと少し残念な気持ちが入り混じる。…残念?
「全く、油断も隙も無い…。てか、類。歩の為のデザートは?」
「チッ…。歩、少し待っててね」
舌打ち?!類君舌打ちした?!そう言えば、前にも舌打ちしてたような…。幼馴染だから、素のみんなが見れてるのかな?なんか、嬉しい…。
「はい、歩。歩のためのプリンだよ」
「え?あ、ありがとう!うわぁ~大きい!それに、生クリームもたっぷり!」
いつも買うプリンの3倍くらいの大きさのプリンが、生クリームで埋め尽くされたお皿の真ん中に鎮座していた。
「いただきま~す!」
さっそくスプーンでプリンと生クリームを一緒に掬って口に入れる。
「美味しい!プリンもプルプルでつるんとノドを通るし、生クリームも甘すぎなくてプリンの甘さと相性抜群!」
「気に入ってもらえて良かった。じゃ、俺達もいただきます」
「「「「いただきます」」」」
一斉にクッキーに手が伸び、パクパクとみんなの口の中にクッキーは消えていく。それなりの数は作ってきたんだけど、目の前のクッキーはあっという間になくなってしまった。
「「「「「ごちそうさまでした」」」」」
「あ、うん、お粗末様でした…」
「歩の作ったクッキーは格別だな」
「そ、そんな事無いよ!」
「あ、歩じっとして」
「へ?」
類君の顔が近づいてきて、頬っぺたをペロッと舐められた。
「またクリーム付けてたぞ」
また僕の顔が真っ赤になった。もしかしたら、頭から湯気も出てたかもしれない…。
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