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12.

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(・・・朝!?)

ご主人様の布団の中にもぐって寝てしまったので、起きる前に出ようと思っていたのにすでに朝になってしまっていた。

「おはよう、レオン」
「お、おはようニャ…」

怒られると思ってビクビクしていると、ご主人様は頭をなでてくれた。

「ごめんね。レオンの方が人間になって一番不安なのに、ベッドが狭いかっらて一人で寝かせて…」
「ご、ご主人様~」

嬉しくて、またペロペロしてしまったけど、ご主人様は笑ってくれていた。いつものご主人様だ!

「さ、レオン。朝ごはんは何が食べたい?」
「玉子焼きが食べたいニャ!」
「了解」

ご主人様に頭にチューをしてもらって、お布団から出る。…ん?何かおちんちんが変だ?

「ご主人様、おちんちんがおかしいニャ」

ご主人様は僕の方を見て顔を真っ赤にした。何か病気?!

「あ、うん…。オシッコしたら治るから、トイレ行っておいで」
「わかったニャ!」

僕は急いでおトイレに行き、ちゃんとズボンとパンツを脱いで座ってオシッコをした。すると、おちんちんはいつも通りになった。人間はオシッコを我慢するとあんな風になるのかな?気をつけようっと!

「ご主人様!おちんちん治ったニャ!」
「…良かったねレオン。玉子焼きもう少し待ってね」
「はいニャ!」

僕はイスに座って、玉子焼きができるのを待った。ジュージューという音と、美味しそうな匂いがしてくる。出来上がるのをワクワクしながら待っていると、目の前にお皿に乗った黄色い玉子焼きが置かれた。

「お待たせ。熱いから気を付けるんだよ」
「ニャ~!!美味しそうニャ!!」

昨日ご主人様に教えてもらったフォークを使って、フーフーしながら玉子焼きを口に入れた。

「はぁ~おいしいニャ~」
「はい、ウインナーとミルク」
「ありがとうニャ!」

コップを落とさない様に両手でしっかり持ってミルクを飲む。猫の時はこんなにたくさんに飲めなかったからすっごく嬉しい!

「レオン、野菜も食べないとダメだよ?」
「…野菜は美味しくないニャ…」

野菜は苦かったり、噛んだら変な感じがしたりとちょっと苦手…。

「ほら、あ~ん」
「あ、あ~ん…」

?!野菜が美味しい!!

「ご主人様!美味しいニャ!これなら食べられるニャ!!」
「チーズソースを作ってみたんだ。気に入ってもらえて良かった」

お皿のお野菜にたっぷりのチーズソースをかけてもらって、僕は野菜も全部食べた。

「ごちそうさまでしたニャ」
「ごちそうさま。レオン、ちゃんと野菜食べれたね」

そう言って、ご主人様は僕の頭を撫でてくれた。今度から、ちゃんとお野菜も食べようと誓った。




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