実家に帰らせていただきます!

syouki

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27.《完結》実家には帰りません?!

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おやつも食べ終わり、下の子たちの授乳も終わったので城に帰ることにした。お乳を飲んだ子は絶賛夢の中。

「ただいま~」
「「「「「「「「ただいま~」」」」」」」」

声を聞きつけたのか、部屋のドアがバーンと開きルキが駆け寄ってきた。

「お帰りジル!」

ギュ~っと抱きしめられ、首の辺りに頭を擦り付けスリスリとしてくる。もう!他の人の匂いなんて無いのに外出すると絶対するんだから。

「ただいまルキ」
「パパ、私達も帰ってきたんだけど?」
「あ、ああ!みんなもお帰り!!疲れただろ?夕食までお昼寝しておいで」
「はぁ~…。みんな~、お部屋戻るよ~」
「「「「「は~い」」」」」

長女のサラを筆頭に、下の子たちはぞろぞろと子供部屋へと移動していく。うん、長女空気読みすぎ。

「ガイ、リク。私達もお部屋に戻りましょう。お父さんが待ってるわ」
「「は~い。兄ちゃんまた後で~!」」

母さんと弟達も部屋へと戻って行った。そして、部屋には俺とルキとフェルの3人になった。

「フェルは行かないの?」
「いちゃダメなの?」
「ダメじゃないけど…そんなにジル母さんの側にいたいなんて、まだまだ赤ちゃんなんだな~と思って」
「なっ…!そ、そんなわけ無いだろ!今行こいうと思ってたんだよ!!」

顔を赤くしたフェルは、バンとドアを閉め走って部屋から出て行った。

「こらルキ。息子を虐めないの」
「あまりにもフェルの行動が可愛くて」

しっかりと腰に手を回し、チュチュっと顔中にキスの雨を降らすルキ。
もう!息子にヤキモチを焼くなんて。フェルには後でいっぱい抱きしめてあげようっと。

「ジル…」

グッと腰を引き寄せ、ルキは固くなったペニスを俺のお腹に押し当てる。

「まだお昼だよ?」
「夜までなんて我慢できない。みんな気を利かせてくれたんだし」

そう言いながら、両手はすでにお尻を撫でまわし揉んでいる。口ではダメって言いながらも、俺のお尻はすでにキュッと締まり、お腹はキュンキュンしてる。足に力が入らなくなり、ルキの腕に体を預けると、唇が重なり口内をくまなく貪られる。

「んん…」

片腕で腰を支えながら、もう片方の腕は服の中に侵入し直にお尻を揉みしだく。

「ジル、首に捕まって。このまま抱っこするから」

ストンとズボンと下着を脱がされ、首に手を回すとお尻から体を持ち上げられルキの腰に足を絡めた。お尻にはルキの硬いペニスが当たっている。

「挿れていい?」

コクンと頷くと、ズボンと下着を脱ぎ熱いペニスが肌に触れる。俺は少し腰を浮かし、自分のアナルをルキのペニスの先にあてがった。そしてそのままゆっくりと腰を降ろされ、ルキのペニスが体内に入ってくる。

「あ…あぁぁ…」
「ああ、ジル。気持ち良いよ…」

深く入ったところで、ルキに腰を固定され下から激しく突き上げられる。

「あっ!やっ!激し…!!」
「ジル、そんなに締め付けたら…!」
「あぁん!だって!あっ!イっちゃう~!!」

ルキと俺の体の間に白濁を飛ばすも、ルキの腰の動きか止まらずさらに大ききなったペニスが俺の体内を支配する。
ルキの首筋に唇を這わせながら胸元に手を入れると、カサっと何かが触れた。気になって取り出すと、俺の写真だった。

「ルキ~…」
「ジ、ジル!いや、それは、その…あっ!!」
「!!」

何故か達したルキは俺の中に白濁を流し込む。でも、全く萎えていない…。

「仕事中はジルに会えないから、ジルの写真で一緒にいる気分を味わってて、それで、その…」
「はぁ~…」
「あ、あの…」
「…実家に…」
「え?!ま、待って!!」
「って言いたいとこだけど、実家はもうこっちだし」
「だ、だよね」

ホッとしたルキに、俺はにっこりと微笑む。

「家庭内別居は出来るよ?」
「!!」

顔面蒼白になったルキに、俺はチュッとキスをする。

「ジ、ジル…?」
「冗談だよ。俺、写真の事ずっと知ってたし」
「え?」
「写真、カメラ目線だと思わなかった?」
「そういえば…」

ジークさんと話をすると、俺と離れてる間のルキはとてつもなくやる気が無いのだとか。なので、隠れて俺の写真を撮って渡していたのだそうだ。あの喧嘩の後はルキのいないとこでジークさんと撮影会をして、俺のベストショットをルキに渡していた。もちろん裸は無しで。

「ルキは、ホント俺がいないとダメダメだね」
「うっ…」
「もう、しっかりしてよね!もうすぐ11人のパパになるんだから!」
「えっ?!」
「多分、さっきので出来ちゃったかも」
「ジ、ジル~!!」
「あっ!ちょ、ルキ?!」

また暫くできなくなるからか、ルキは俺をベッドに連れ行くと夕飯までの間にさらに2回追加で注入した…。


魔王と勇者という出会いだったけど、俺達の出会いは必然で出会うべくして出会ったと思っている。
あの時、俺を勇者にしてくれた声の人ありがとう!
世界も平和になったし結果オーライって事で良いよね?

もう実家には帰らないから、ずっと一緒にいようねルキ!


                     莞





※※※※

これにて完結です。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
単にエロいのが書きたくて書いた作品でしたww

次作はまだ何も考えていませんが、また投稿したいと思います。(”乙女ゲームの~”の続編が濃厚かもw)
また見かけたらお読みいただけたらと思います。
ありがとうございました。            
                         syouki












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