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訪問者②
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フクロウさんがルマンダさんに連れられて応接室に入ってくる。
「昨日ぶりですね。そういえば自己紹介していませんでしたが、気軽にマ王と呼んでください」
僕を見て驚くフクロウさんに身分を明かす。
「マ王様、お知り合いでしたか?」
ルマンダさんに聞かれる。
「ええ。昨日色々あって会ってます。それで何の用ですか?」
「え……?商人だと言ってなかったか?」
フクロウさんは驚きながら聞いてくる。
「それは嘘です。昨日は身分を隠していました。スラムがどんなところか見に行っていただけです」
「マ王様!スラムに行ったなど聞いていません。危険です」
ルマンダさんに言われる。
「別に危険なことはなかったよ。たまたまかもしれないけど、親切にしてもらった。それにシトリーと一緒だったから、よっぽどのことがない限りはなんとかなったよ。今度からは先に言うことにするね」
「お願いします」
「話が逸れたね。それで、何の用かな?」
「……うまく説明出来ないが、金が全て急に無くなった。このままではスラムの人間は飢えて死んでしまう。だから、城で職を失った人を雇っているという話を聞いて、俺達を雇ってくれないかと頼みに来た。なんでもやるから雇ってほしい」
フクロウさんが頭を下げる。
「お金が急に無くなったということですが、そのお金は今までどうやって稼いでいたんですか?ここで働かなくても、また同じように稼げばいいのではないですか?」
「…………。」
フクロウさんは黙ってしまう。
昨日、スラムの会議の内容は聞いているので、悪事を働いて稼いでいたことを僕が知っているのは理解しているのだろうけど、こうやって公の場では言いにくいのだろう。
「言えないのであれば話は終わりです。お帰りください」
ルマンダさん含め、ここで働く人を納得させる為にも、一緒に働いても問題ないと思わせる必要がある。
その為には今までの罪を全て洗いざらい告白してもらう必要がある。
「……申し訳ありませんでした!」
フクロウさんが勢いよく頭を下げる。
「何も怒ってはいません。何を謝っているのか教えてください」
フクロウさんから、今まで犯した罪を聞く。
色々とやっているけど、全てはスラムを守るためのようだ。
「全て俺が主導したことだ。罰なら全て俺が受ける」
「ルマンダさん、処罰するならどの程度になりますか?」
「処刑です。もちろんこの男1人の命では足りません」
まあ、そうだよね。
ルマンダさんの発言を聞いてフクロウさんは青ざめる。
仕事を探しに来たわけであって、自首をしに来たわけではないのだから、まだ覚悟も出来ていなかったのだろう。
「そこをなんとか俺の命だけで許して欲しい。図々しい頼みだと言うことは分かっているが、俺の命ならくれてやるから、スラムの奴らが生活出来るように仕事を与えてやってくれ」
「死ぬのが怖くないんですか?」
「もちろん怖い。死にたくはない。だが、いつかこうなるとは思っていた」
「なんでもやるんですよね?」
「俺達に出来ることならなんでもやります」
「では、バレないように若い女性を拐ってきてください。僕が好む人を連れてきたら採用することにします」
僕はフクロウさんを試すことにする。
この回答次第でどうするか決める。
「マ王様!」
ルマンダさんが声を上げる。
「なに?何か文句でもあるの?」
「……いえ、ありません」
「マ王様はその女性をどうするおつもりですか?」
フクロウさんに聞かれる。
「若い女を拐ってくるように言っているんだ。わざわざ言わなくてもわかるよね?」
「……お断りします。悪事からは手を引きました。肉体労働でもなんでも真っ当な仕事であればなんでもやりますので、ご勘弁ください」
「そう。監禁していた人達はどうしたの?解放するような話を昨日してたよね?」
「この街で拐った者は既に解放しました。近くの村で拐った者に関しては、村の近くまで連れて行く予定で準備しています」
「なら新たに拐わなくてもいいや。その残っている人で我慢するから連れてきてよ」
「それも出来ません」
「いいの?無理強いするつもりはないけど、断るなら城でスラムの人を雇いはしないよ?」
「……悪事からは足を洗った。何を言われても考えを変えるつもりはない。だが、この通りだ。俺達を助けて欲しい」
フクロウさんが再度、頭を下げる。
「頭を上げてください。試すようなことをしたことを謝ります」
「……は?」
フクロウさんが、困惑しながら頭を上げる。
「本当に悪いことをもうしないのか知りたかっただけです。スラムに住んでいることは関係なく、真っ当に働く意思のある方は雇います」
「マ王様、勝手に決められては困ります。スラムに住んでいることとは関係なく、人は足りています。数人なら問題ありませんが、際限なく雇うことは出来ません」
ルマンダさんに言われる。
「今すぐに全員を雇う必要はないです。スラムは明日食べるものにも困るくらいに金欠なんです。少なくてもその分を稼げればいいはずです。それからフクロウさんにはやってもらわなければならないことがあります。スラムの人をどうするかの権限は僕がもらいます。ちゃんとルマンダさんにも何をやるのか報告はしますので安心して下さい」
「ありがとう。期待を裏切らないようにやらせてもらう。…………一つ聞いてもいいですか?」
「なんですか?」
「なんでフクロウと言う名を知っているんだ?そういえばまだ名乗ってなかったが、俺はクロウという。フクロウは裏の顔の時の名前だ。昨日も名乗ってなかったはずだが……」
確かに聞いてなかったな。
本名はクロウというのか。
「これから話すことはここだけの話にして下さい。ルマンダさんもですよ」
「承知しました」
ルマンダさんが承諾して、クロウさんが頷く。
「昨日、クロウさんの取引を潰したのは僕です。目隠ししていたけど、声は変えてません。聞き覚えありませんか?」
「……俺が本当に改心したのか確認しに昨日はスラムに来たのか?」
「違いますよ。元々スラムには行くつもりでした。どこにスラムがあるのか知らなかったので適当に歩いていたら、クロウさんが人身売買している現場に辿り着いただけです。当初の予定通りスラムに行ったら、たまたまクロウさんがスラムのボスだったというわけですね。もちろん、約束を破って監禁している人を解放しないつもりなら、手を出すつもりでしたよ」
「……判断は間違ってなかったということか」
「そうですね。あ、これお返しします」
僕はクロウさんから盗んだ物を返す。
「この指輪に見覚えが……、これも」
「それは元々クロウさんが持っていた物ですので、気にせず受け取ってください。なんで僕が持っているかは聞かないでください」
「マ王様、後ほど詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」
「あ……うん。もちろんだよ。それでクロウさん達にやってもらいたいことは、人探しだよ」
「……誰を探せばいいんだ?」
「もちろん、今までクロウさん達が拐って売ってきた人だよ。どこにいるのか見つけてくれれば、後は僕の方でなんとかする。クロウさん達が本当に真っ当に生きる為には、過去を精算しないといけないと思うんだよ。もちろん拐われた人は許してくれないと思う。今も苦しんでいるはずだからね。でもこのまま放置していけないのは分かるよね?」
「もちろんわかるが、それはマ王様が俺達を雇ってやることではないでしょう?見つけてきたら雇うという条件でも破格だと思うくらいです」
「そうだね。本当なら僕が手を出すことじゃないよ。でも、何の手助けもなく、雇ってもらいたいなら見つけてこい!と言っても無理だよね?だから僕が雇うという形をとるんだよ」
「ありがとうございます。感謝致します」
クロウさんが深く頭を下げた。
「拐った人のリストとかはある?」
「あります」
「今まで拐ったのは何人?」
「13人です」
思っていたよりは少ないな。
「当てがあるのは?」
「4……いや、5人です」
「なら、その5人はすぐに救出の準備を始めようか。残りの8人を必ず見つけ出すように」
「わかりました」
僕は当てのあるという5人の居場所を聞く。
「それから、今スラムがある所をすぐに片付けるように。住める場所はこちらで準備します」
「………。」
クロウさんは何も言わない。思うところがあるのだろう。
「クロウさん達にはもうあの場所は必要ありません。クロウさん達が今まで暮らしてきた所を悪くいうつもりはありませんが、ああいう場所があると同じような人が増えていきます。大事なのは真っ当に生きることが出来る環境が近くにあるかどうかだと僕は思います」
「わかった。片付けさせる」
「雇う条件だけど、クロウさんはスラムの人が生活出来ることが目的だよね?」
「そうです」
「なら、拐った人を全て見つけ出すまでは現物支給にします。生活するのに最低限の物資と寝床を提供します。全ての人を見つけ出した時を区切りとして、正式に雇うことにしましょう。いい暮らしは出来ませんが、飢えることはありません。それがあなた達への罰でもあります。早く良い暮らしをする為にも、探すのを頑張ってください。探す為に必要な物資やお金は用意しますので都度言ってください」
「ありがとうございます。必ずご期待に添えてみせます」
「他にもやって欲しいことはあるけど、それはまた後で決まったら話をするから、遣いの人が来たらまた城まで来るようにね」
「わかりました」
クロウさんは何度も頭を下げてから出て行った。
「マ王様、よろしかったのですか?」
「いいんだよ。やったことが許されるわけではないけど、自己利益の為にやったことじゃない。そうしないと生きていけなかっただけなんだよ。それならまだやり直せるはずだよ」
「かしこまりました。私に出来ることであれば何なりとお申し付けください」
「ありがとう。頼りにしてるよ」
スラムの方はこれでいい方向に進むはずだ。
問題はやっぱり商業ギルドだな。
「昨日ぶりですね。そういえば自己紹介していませんでしたが、気軽にマ王と呼んでください」
僕を見て驚くフクロウさんに身分を明かす。
「マ王様、お知り合いでしたか?」
ルマンダさんに聞かれる。
「ええ。昨日色々あって会ってます。それで何の用ですか?」
「え……?商人だと言ってなかったか?」
フクロウさんは驚きながら聞いてくる。
「それは嘘です。昨日は身分を隠していました。スラムがどんなところか見に行っていただけです」
「マ王様!スラムに行ったなど聞いていません。危険です」
ルマンダさんに言われる。
「別に危険なことはなかったよ。たまたまかもしれないけど、親切にしてもらった。それにシトリーと一緒だったから、よっぽどのことがない限りはなんとかなったよ。今度からは先に言うことにするね」
「お願いします」
「話が逸れたね。それで、何の用かな?」
「……うまく説明出来ないが、金が全て急に無くなった。このままではスラムの人間は飢えて死んでしまう。だから、城で職を失った人を雇っているという話を聞いて、俺達を雇ってくれないかと頼みに来た。なんでもやるから雇ってほしい」
フクロウさんが頭を下げる。
「お金が急に無くなったということですが、そのお金は今までどうやって稼いでいたんですか?ここで働かなくても、また同じように稼げばいいのではないですか?」
「…………。」
フクロウさんは黙ってしまう。
昨日、スラムの会議の内容は聞いているので、悪事を働いて稼いでいたことを僕が知っているのは理解しているのだろうけど、こうやって公の場では言いにくいのだろう。
「言えないのであれば話は終わりです。お帰りください」
ルマンダさん含め、ここで働く人を納得させる為にも、一緒に働いても問題ないと思わせる必要がある。
その為には今までの罪を全て洗いざらい告白してもらう必要がある。
「……申し訳ありませんでした!」
フクロウさんが勢いよく頭を下げる。
「何も怒ってはいません。何を謝っているのか教えてください」
フクロウさんから、今まで犯した罪を聞く。
色々とやっているけど、全てはスラムを守るためのようだ。
「全て俺が主導したことだ。罰なら全て俺が受ける」
「ルマンダさん、処罰するならどの程度になりますか?」
「処刑です。もちろんこの男1人の命では足りません」
まあ、そうだよね。
ルマンダさんの発言を聞いてフクロウさんは青ざめる。
仕事を探しに来たわけであって、自首をしに来たわけではないのだから、まだ覚悟も出来ていなかったのだろう。
「そこをなんとか俺の命だけで許して欲しい。図々しい頼みだと言うことは分かっているが、俺の命ならくれてやるから、スラムの奴らが生活出来るように仕事を与えてやってくれ」
「死ぬのが怖くないんですか?」
「もちろん怖い。死にたくはない。だが、いつかこうなるとは思っていた」
「なんでもやるんですよね?」
「俺達に出来ることならなんでもやります」
「では、バレないように若い女性を拐ってきてください。僕が好む人を連れてきたら採用することにします」
僕はフクロウさんを試すことにする。
この回答次第でどうするか決める。
「マ王様!」
ルマンダさんが声を上げる。
「なに?何か文句でもあるの?」
「……いえ、ありません」
「マ王様はその女性をどうするおつもりですか?」
フクロウさんに聞かれる。
「若い女を拐ってくるように言っているんだ。わざわざ言わなくてもわかるよね?」
「……お断りします。悪事からは手を引きました。肉体労働でもなんでも真っ当な仕事であればなんでもやりますので、ご勘弁ください」
「そう。監禁していた人達はどうしたの?解放するような話を昨日してたよね?」
「この街で拐った者は既に解放しました。近くの村で拐った者に関しては、村の近くまで連れて行く予定で準備しています」
「なら新たに拐わなくてもいいや。その残っている人で我慢するから連れてきてよ」
「それも出来ません」
「いいの?無理強いするつもりはないけど、断るなら城でスラムの人を雇いはしないよ?」
「……悪事からは足を洗った。何を言われても考えを変えるつもりはない。だが、この通りだ。俺達を助けて欲しい」
フクロウさんが再度、頭を下げる。
「頭を上げてください。試すようなことをしたことを謝ります」
「……は?」
フクロウさんが、困惑しながら頭を上げる。
「本当に悪いことをもうしないのか知りたかっただけです。スラムに住んでいることは関係なく、真っ当に働く意思のある方は雇います」
「マ王様、勝手に決められては困ります。スラムに住んでいることとは関係なく、人は足りています。数人なら問題ありませんが、際限なく雇うことは出来ません」
ルマンダさんに言われる。
「今すぐに全員を雇う必要はないです。スラムは明日食べるものにも困るくらいに金欠なんです。少なくてもその分を稼げればいいはずです。それからフクロウさんにはやってもらわなければならないことがあります。スラムの人をどうするかの権限は僕がもらいます。ちゃんとルマンダさんにも何をやるのか報告はしますので安心して下さい」
「ありがとう。期待を裏切らないようにやらせてもらう。…………一つ聞いてもいいですか?」
「なんですか?」
「なんでフクロウと言う名を知っているんだ?そういえばまだ名乗ってなかったが、俺はクロウという。フクロウは裏の顔の時の名前だ。昨日も名乗ってなかったはずだが……」
確かに聞いてなかったな。
本名はクロウというのか。
「これから話すことはここだけの話にして下さい。ルマンダさんもですよ」
「承知しました」
ルマンダさんが承諾して、クロウさんが頷く。
「昨日、クロウさんの取引を潰したのは僕です。目隠ししていたけど、声は変えてません。聞き覚えありませんか?」
「……俺が本当に改心したのか確認しに昨日はスラムに来たのか?」
「違いますよ。元々スラムには行くつもりでした。どこにスラムがあるのか知らなかったので適当に歩いていたら、クロウさんが人身売買している現場に辿り着いただけです。当初の予定通りスラムに行ったら、たまたまクロウさんがスラムのボスだったというわけですね。もちろん、約束を破って監禁している人を解放しないつもりなら、手を出すつもりでしたよ」
「……判断は間違ってなかったということか」
「そうですね。あ、これお返しします」
僕はクロウさんから盗んだ物を返す。
「この指輪に見覚えが……、これも」
「それは元々クロウさんが持っていた物ですので、気にせず受け取ってください。なんで僕が持っているかは聞かないでください」
「マ王様、後ほど詳しく聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」
「あ……うん。もちろんだよ。それでクロウさん達にやってもらいたいことは、人探しだよ」
「……誰を探せばいいんだ?」
「もちろん、今までクロウさん達が拐って売ってきた人だよ。どこにいるのか見つけてくれれば、後は僕の方でなんとかする。クロウさん達が本当に真っ当に生きる為には、過去を精算しないといけないと思うんだよ。もちろん拐われた人は許してくれないと思う。今も苦しんでいるはずだからね。でもこのまま放置していけないのは分かるよね?」
「もちろんわかるが、それはマ王様が俺達を雇ってやることではないでしょう?見つけてきたら雇うという条件でも破格だと思うくらいです」
「そうだね。本当なら僕が手を出すことじゃないよ。でも、何の手助けもなく、雇ってもらいたいなら見つけてこい!と言っても無理だよね?だから僕が雇うという形をとるんだよ」
「ありがとうございます。感謝致します」
クロウさんが深く頭を下げた。
「拐った人のリストとかはある?」
「あります」
「今まで拐ったのは何人?」
「13人です」
思っていたよりは少ないな。
「当てがあるのは?」
「4……いや、5人です」
「なら、その5人はすぐに救出の準備を始めようか。残りの8人を必ず見つけ出すように」
「わかりました」
僕は当てのあるという5人の居場所を聞く。
「それから、今スラムがある所をすぐに片付けるように。住める場所はこちらで準備します」
「………。」
クロウさんは何も言わない。思うところがあるのだろう。
「クロウさん達にはもうあの場所は必要ありません。クロウさん達が今まで暮らしてきた所を悪くいうつもりはありませんが、ああいう場所があると同じような人が増えていきます。大事なのは真っ当に生きることが出来る環境が近くにあるかどうかだと僕は思います」
「わかった。片付けさせる」
「雇う条件だけど、クロウさんはスラムの人が生活出来ることが目的だよね?」
「そうです」
「なら、拐った人を全て見つけ出すまでは現物支給にします。生活するのに最低限の物資と寝床を提供します。全ての人を見つけ出した時を区切りとして、正式に雇うことにしましょう。いい暮らしは出来ませんが、飢えることはありません。それがあなた達への罰でもあります。早く良い暮らしをする為にも、探すのを頑張ってください。探す為に必要な物資やお金は用意しますので都度言ってください」
「ありがとうございます。必ずご期待に添えてみせます」
「他にもやって欲しいことはあるけど、それはまた後で決まったら話をするから、遣いの人が来たらまた城まで来るようにね」
「わかりました」
クロウさんは何度も頭を下げてから出て行った。
「マ王様、よろしかったのですか?」
「いいんだよ。やったことが許されるわけではないけど、自己利益の為にやったことじゃない。そうしないと生きていけなかっただけなんだよ。それならまだやり直せるはずだよ」
「かしこまりました。私に出来ることであれば何なりとお申し付けください」
「ありがとう。頼りにしてるよ」
スラムの方はこれでいい方向に進むはずだ。
問題はやっぱり商業ギルドだな。
応援ありがとうございます!
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