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屋敷を出る事になった僕は、冒険者ギルドを訪れていた。
ギルマスに報告をする為だ。
今回、ルマンダさんが反旗を翻したという情報を得て、僕に教えてくれたのはギルマスだ。
その情報をもらった事で僕が動いたので、結果を報告するべきだと思った。
「――――――そういうことで僕が王ということであの地を治めることになりました。屋敷にはコロネさんが残りますので、何かあればコロネさんに伝えてください。コロネさんと連絡を取る方法は用意しています」
僕はギルマスに出来事を話す。
「は?」
ギルマスは呆気にとられる。
「ギルマスのおかげで内乱にならずに済みました。ありがとうございます」
「待て、俺は引っ掻き回すなと言ったはずだ。なんで侵略して建国することになっている!?」
「内乱を止めるにはルマンダさんを潰すしかありませんでした。結果としてルマンダさんを配下にしただけです」
「はぁ。そんな当たり前のように言わないでくれ。忠告はしたが、何かあっても庇えないからな」
「でも、ギルマスも僕がこうすると思って情報を持ってきてくれたんですよね?」
やり方に違いはあるとしても、僕が内乱を止めようとするとわかっていて話を持ってきたはずだ。
「違う!終わった後に知るよりは、前もって覚悟しておいた方がいいと思ったから話しただけだ。坊主にルマンダ侯爵を潰せなんて言ってない。動くにしても、坊主はもっと平和的な方法を取ると思っていた。…………もしかして誰かに入れ知恵されたか?」
只々、僕を心配して教えてくれていただけだったようだ。
「フェレスさんに相談しました」
「フェレスというのは、もしかして暴君のことか?」
確かファウスト家の暴君という通り名があるって言ってた。
「そうです」
「はぁ。王国もだが、帝国がどう動くか俺にはわからん。だが、やってしまったものは仕方ない。結果的に死人も出ていない事を考えると最善だった可能性もある。庇うことは出来ないが、相談くらいには乗ってやるから、こっちに戻ることがあれば顔くらい出せ。それから、帝国が坊主に手を出しそうになれば、坊主と争うとどれだけ被害が出るか、知り合いの貴族に話をすることにする。それでどうなるかはわからんがな。これは坊主の為ではなく、帝国の為だ。冒険者ギルドは帝国に所属しているわけではないが、帝国に住んではいるからな」
「心配していただきありがとうございます。また、何か僕に関係する情報があれば教えて下さい。お願いします」
なんだかんだでツンデレだったギルマスに報告を終わらせたので、預けていたお金を半分程受け取ってからギルドを出る。
次に行くのは魚屋である。
運搬をしているおじさんと僕が雇っている魔法使いの2人も来てもらっている。
氷魔法の使える人を2人雇ったはいいけど、肝心のユメも屋敷には住まなくなるので、必要がなくなってしまった。
まずは、雇った2人には勤務地が変わっても仕事を続けるかを確認する。
結果、2人ともこの街を出るつもりはないとのことなので、仕方ないけど解雇することになった。
ただ、急に解雇するのは流石にダメだと思ったので、後10回運搬するまでは雇うことにした。
それまでに次の仕事を見つけてもらい、路頭に迷わないようにしてもらう。
それまでは運搬の人にも今までと同じく謝礼を渡し、魚屋もそれまでは鮮度の良い魚が手に入ることで、2人にも納得してもらう。
魚屋も客に説明する時間があるので、急激に質が下がったとしても客がいなくなることはないだろう。
買ってきてもらうものに関しては屋敷にいるコロネさんにこれからは聞いてもらい、給金もコロネさんから渡してもらうように説明する。
この街でやることは終わり、引っ越しの準備も終わったので、コロネさんを残してある程度完成している予定の城へと向かう。
フェレスさんはああ言っていたけど、こんな短期間で城なんて建たないだろうから、まだ基礎を作っていたりしても何も言わないでおこう。
そう思っていたけど、目線の先には立派な城が建っていた。
「マオ様、あれが言っていた小さいお城ですか?」
「……お城ではあるね。あそこに建てるって聞いてるから、僕の城だとは思うけど、小さくはないね」
「ですよね。マオ様にとってはあれでも小さいのかなと一瞬思ってしまいました。一度帝都にあるお城を見たことがありますけど、そのお城より大きく見えます。私がまだ小さかったのでそう思っただけかもしれませんが……」
シトリーはまだ見た目は小さいけど、それを言ったら怒るかな……?
「僕も見るのは初めてだから、あれだけ大きいとは思ってもいなかったよ。フェレスさんはまずは小さくてもいいから城を建てるみたいな事を言ってたと思うんだけどなぁ」
「とりあえず、城に入りましょう。まだ寝れる状態でなければ宿を探さないといけません」
「そうだね。僕は野宿でもいいけど、シトリーには宿で泊まって欲しいね」
外観だけで、中はスカスカかもしれない。
「野宿する王様なんて聞いたことありません」
シトリーにツッこまれつつも、城に到着した。
「マ王様、お待ちしておりました。長旅お疲れ様です。すぐに湯浴みの準備をさせます」
ルマンダさんに迎えられる。
「……ありがとう。その前にフェレスさんと話がしたいんだけど、どこにいるかな?」
「フェレス殿は研究室におられるはずです。案内させます」
既に研究室が出来ているらしい。
知らない使用人の女性に地下の研究室に案内される。
地下室まで……。仕事が早すぎる。
「フェレス様、マ王様がお戻りになりました。フェレス様にご用があるそうです」
「マオ様!待ってました」
この様子はフェレスさんの方も僕が来るのを待っていたという感じだ。
さすがに話と違う規模の城になったことを説明しないといけないと思っているのだろう。
「フェレスさん、なんでこんなに城が大きいんですか?小さいのを作るって言ってましたよね?」
「何を言ってるんだ?まだこの城は作っている最中だから小さいだろう。そんなことよりも私に大事な用がありますよね?」
「これよりも大事な用なんてないです。この城は帝都の城よりも大きいんですよね?ちゃんと説明して下さい」
「確かに皇帝がいる城よりは大きいな。だが、まだ小さい。マオ様の今の領土は広いと思いますか?」
フェレスさんが不服そうに言った。
何かこれより大事な事を忘れているだろうか……
「……広いよ」
ルマンダさんが持っていた領土は侯爵家だったこともあり、十分広い。
「違います。今のマオ様の国は、他の国……例えば帝国に比べると1割もありません」
「そうなんだね」
フェレスさんは何が言いたいんだろう?
今は領土ではなく、城の話をしているのに……
「領土が少ないと、他の国から弱小国だと侮られる。それは貿易をする際に不利です。結果、この国に住む人達が苦しむことになり、国から出て行ってしまいます。いくらマオ様が莫大な資金をお持ちでも、税収無しではすぐに回らなくなります。それに、ここは今まで王国の領土でした。帝国や魔族がこの領土を狙った場合、今までは王国全てを敵に回すことになっていたのに、今はここを攻めればいいだけです。ですから、城を大きく作ることで力を示す必要があるんです。簡単には攻めれないと思わせます」
「なるほど。確かに小さい国とか大国からしたら狙い目だもんね」
「そうです。城の完成はこのようになる予定だが、希望があれば言ってほしい。私はこの部分にこだわるつもりだ」
フェレスさんは小さい城の模型を取り出して、一点を指した。
「そこはなんですか?」
他に気になることがあるけど、先にそれが何かを聞くことにする。
研究一筋のフェレスさんが城にこだわりがあるというのは気になる。
「魔導砲だ。魔力を増幅する術式を組み込むことで威力を上げ、追尾性能も加える予定だ。まずは今の私が出来る限界のものを作るつもりだ。そこから改良出来たなら、その時は今よりもそれだけ深淵に近づいたということだ」
なんだか、危ないものを作ろうとしている。
「そんな危険なものを作ってほしくないんだけど……」
「しかし、敵を殲滅する為の兵器は必要です。マオ様の領土で暮らす国民を守る為です」
「……フェレスさんが作りたいだけですよね?」
フェレスさんは国民のことを気にする人ではない。
「そうです。でも必要だということも本当です」
「出来るだけ安全なものにしてください。フェレスさんの目指すところは大量殺人兵器を作ることではないはずです。殺さずに無力化する。難しいかもしれないけど、これを成し得るものを作ろうと考えるのも魔法の勉強になるかもしれません。普段やらないことを考えるのも、他の視点で見れていいんじゃないですか?」
「マオ様がそう言うのであればそうしましょう」
殺人兵器を作るのは諦めてくれたようで良かった。
「それから、この城ってその模型と形が違うよね?作ってる最中って言ってたけど、これからこの形に変化させていくの?」
模型を見た時に、さっき見た城の外観と随分違うことが気になった。
「今はまだこの辺りしか出来ていない。まずは居住スペースを優先したからな」
フェレスさんは模型の一部を指差して言った。
模型の城の形は漢字の山ように、真ん中に大きな城があって、その両サイドに小さい城がくっついているような形だ。
くっついているだけで、ほとんど城が3つと変わらない。
デザインについてはよくわからないので別に思うところはないけど、フェレスさんが指を差したところは真ん中の大きい城ではなく、サイドにくっ付いている小さい城の方だ。
え……この城、本体じゃ無くてオマケの方なの?
「完成したら今の5倍くらいのサイズになるの?」
「そうです。居住スペースは急ピッチで作ったが、残りは私の研究も進めながら順次作る予定です。マオ様の為の王の間も作ってはありますので、今はそれで我慢してください」
どうしよう……。
必要性は聞いたけど、今でも明らかにデカすぎると思っているのに、まだまだ大きくするつもりらしい。
とりあえず、城の中を見て回ってから考えよう。
ギルマスに報告をする為だ。
今回、ルマンダさんが反旗を翻したという情報を得て、僕に教えてくれたのはギルマスだ。
その情報をもらった事で僕が動いたので、結果を報告するべきだと思った。
「――――――そういうことで僕が王ということであの地を治めることになりました。屋敷にはコロネさんが残りますので、何かあればコロネさんに伝えてください。コロネさんと連絡を取る方法は用意しています」
僕はギルマスに出来事を話す。
「は?」
ギルマスは呆気にとられる。
「ギルマスのおかげで内乱にならずに済みました。ありがとうございます」
「待て、俺は引っ掻き回すなと言ったはずだ。なんで侵略して建国することになっている!?」
「内乱を止めるにはルマンダさんを潰すしかありませんでした。結果としてルマンダさんを配下にしただけです」
「はぁ。そんな当たり前のように言わないでくれ。忠告はしたが、何かあっても庇えないからな」
「でも、ギルマスも僕がこうすると思って情報を持ってきてくれたんですよね?」
やり方に違いはあるとしても、僕が内乱を止めようとするとわかっていて話を持ってきたはずだ。
「違う!終わった後に知るよりは、前もって覚悟しておいた方がいいと思ったから話しただけだ。坊主にルマンダ侯爵を潰せなんて言ってない。動くにしても、坊主はもっと平和的な方法を取ると思っていた。…………もしかして誰かに入れ知恵されたか?」
只々、僕を心配して教えてくれていただけだったようだ。
「フェレスさんに相談しました」
「フェレスというのは、もしかして暴君のことか?」
確かファウスト家の暴君という通り名があるって言ってた。
「そうです」
「はぁ。王国もだが、帝国がどう動くか俺にはわからん。だが、やってしまったものは仕方ない。結果的に死人も出ていない事を考えると最善だった可能性もある。庇うことは出来ないが、相談くらいには乗ってやるから、こっちに戻ることがあれば顔くらい出せ。それから、帝国が坊主に手を出しそうになれば、坊主と争うとどれだけ被害が出るか、知り合いの貴族に話をすることにする。それでどうなるかはわからんがな。これは坊主の為ではなく、帝国の為だ。冒険者ギルドは帝国に所属しているわけではないが、帝国に住んではいるからな」
「心配していただきありがとうございます。また、何か僕に関係する情報があれば教えて下さい。お願いします」
なんだかんだでツンデレだったギルマスに報告を終わらせたので、預けていたお金を半分程受け取ってからギルドを出る。
次に行くのは魚屋である。
運搬をしているおじさんと僕が雇っている魔法使いの2人も来てもらっている。
氷魔法の使える人を2人雇ったはいいけど、肝心のユメも屋敷には住まなくなるので、必要がなくなってしまった。
まずは、雇った2人には勤務地が変わっても仕事を続けるかを確認する。
結果、2人ともこの街を出るつもりはないとのことなので、仕方ないけど解雇することになった。
ただ、急に解雇するのは流石にダメだと思ったので、後10回運搬するまでは雇うことにした。
それまでに次の仕事を見つけてもらい、路頭に迷わないようにしてもらう。
それまでは運搬の人にも今までと同じく謝礼を渡し、魚屋もそれまでは鮮度の良い魚が手に入ることで、2人にも納得してもらう。
魚屋も客に説明する時間があるので、急激に質が下がったとしても客がいなくなることはないだろう。
買ってきてもらうものに関しては屋敷にいるコロネさんにこれからは聞いてもらい、給金もコロネさんから渡してもらうように説明する。
この街でやることは終わり、引っ越しの準備も終わったので、コロネさんを残してある程度完成している予定の城へと向かう。
フェレスさんはああ言っていたけど、こんな短期間で城なんて建たないだろうから、まだ基礎を作っていたりしても何も言わないでおこう。
そう思っていたけど、目線の先には立派な城が建っていた。
「マオ様、あれが言っていた小さいお城ですか?」
「……お城ではあるね。あそこに建てるって聞いてるから、僕の城だとは思うけど、小さくはないね」
「ですよね。マオ様にとってはあれでも小さいのかなと一瞬思ってしまいました。一度帝都にあるお城を見たことがありますけど、そのお城より大きく見えます。私がまだ小さかったのでそう思っただけかもしれませんが……」
シトリーはまだ見た目は小さいけど、それを言ったら怒るかな……?
「僕も見るのは初めてだから、あれだけ大きいとは思ってもいなかったよ。フェレスさんはまずは小さくてもいいから城を建てるみたいな事を言ってたと思うんだけどなぁ」
「とりあえず、城に入りましょう。まだ寝れる状態でなければ宿を探さないといけません」
「そうだね。僕は野宿でもいいけど、シトリーには宿で泊まって欲しいね」
外観だけで、中はスカスカかもしれない。
「野宿する王様なんて聞いたことありません」
シトリーにツッこまれつつも、城に到着した。
「マ王様、お待ちしておりました。長旅お疲れ様です。すぐに湯浴みの準備をさせます」
ルマンダさんに迎えられる。
「……ありがとう。その前にフェレスさんと話がしたいんだけど、どこにいるかな?」
「フェレス殿は研究室におられるはずです。案内させます」
既に研究室が出来ているらしい。
知らない使用人の女性に地下の研究室に案内される。
地下室まで……。仕事が早すぎる。
「フェレス様、マ王様がお戻りになりました。フェレス様にご用があるそうです」
「マオ様!待ってました」
この様子はフェレスさんの方も僕が来るのを待っていたという感じだ。
さすがに話と違う規模の城になったことを説明しないといけないと思っているのだろう。
「フェレスさん、なんでこんなに城が大きいんですか?小さいのを作るって言ってましたよね?」
「何を言ってるんだ?まだこの城は作っている最中だから小さいだろう。そんなことよりも私に大事な用がありますよね?」
「これよりも大事な用なんてないです。この城は帝都の城よりも大きいんですよね?ちゃんと説明して下さい」
「確かに皇帝がいる城よりは大きいな。だが、まだ小さい。マオ様の今の領土は広いと思いますか?」
フェレスさんが不服そうに言った。
何かこれより大事な事を忘れているだろうか……
「……広いよ」
ルマンダさんが持っていた領土は侯爵家だったこともあり、十分広い。
「違います。今のマオ様の国は、他の国……例えば帝国に比べると1割もありません」
「そうなんだね」
フェレスさんは何が言いたいんだろう?
今は領土ではなく、城の話をしているのに……
「領土が少ないと、他の国から弱小国だと侮られる。それは貿易をする際に不利です。結果、この国に住む人達が苦しむことになり、国から出て行ってしまいます。いくらマオ様が莫大な資金をお持ちでも、税収無しではすぐに回らなくなります。それに、ここは今まで王国の領土でした。帝国や魔族がこの領土を狙った場合、今までは王国全てを敵に回すことになっていたのに、今はここを攻めればいいだけです。ですから、城を大きく作ることで力を示す必要があるんです。簡単には攻めれないと思わせます」
「なるほど。確かに小さい国とか大国からしたら狙い目だもんね」
「そうです。城の完成はこのようになる予定だが、希望があれば言ってほしい。私はこの部分にこだわるつもりだ」
フェレスさんは小さい城の模型を取り出して、一点を指した。
「そこはなんですか?」
他に気になることがあるけど、先にそれが何かを聞くことにする。
研究一筋のフェレスさんが城にこだわりがあるというのは気になる。
「魔導砲だ。魔力を増幅する術式を組み込むことで威力を上げ、追尾性能も加える予定だ。まずは今の私が出来る限界のものを作るつもりだ。そこから改良出来たなら、その時は今よりもそれだけ深淵に近づいたということだ」
なんだか、危ないものを作ろうとしている。
「そんな危険なものを作ってほしくないんだけど……」
「しかし、敵を殲滅する為の兵器は必要です。マオ様の領土で暮らす国民を守る為です」
「……フェレスさんが作りたいだけですよね?」
フェレスさんは国民のことを気にする人ではない。
「そうです。でも必要だということも本当です」
「出来るだけ安全なものにしてください。フェレスさんの目指すところは大量殺人兵器を作ることではないはずです。殺さずに無力化する。難しいかもしれないけど、これを成し得るものを作ろうと考えるのも魔法の勉強になるかもしれません。普段やらないことを考えるのも、他の視点で見れていいんじゃないですか?」
「マオ様がそう言うのであればそうしましょう」
殺人兵器を作るのは諦めてくれたようで良かった。
「それから、この城ってその模型と形が違うよね?作ってる最中って言ってたけど、これからこの形に変化させていくの?」
模型を見た時に、さっき見た城の外観と随分違うことが気になった。
「今はまだこの辺りしか出来ていない。まずは居住スペースを優先したからな」
フェレスさんは模型の一部を指差して言った。
模型の城の形は漢字の山ように、真ん中に大きな城があって、その両サイドに小さい城がくっついているような形だ。
くっついているだけで、ほとんど城が3つと変わらない。
デザインについてはよくわからないので別に思うところはないけど、フェレスさんが指を差したところは真ん中の大きい城ではなく、サイドにくっ付いている小さい城の方だ。
え……この城、本体じゃ無くてオマケの方なの?
「完成したら今の5倍くらいのサイズになるの?」
「そうです。居住スペースは急ピッチで作ったが、残りは私の研究も進めながら順次作る予定です。マオ様の為の王の間も作ってはありますので、今はそれで我慢してください」
どうしよう……。
必要性は聞いたけど、今でも明らかにデカすぎると思っているのに、まだまだ大きくするつもりらしい。
とりあえず、城の中を見て回ってから考えよう。
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