イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)

こたろう文庫

文字の大きさ
200 / 201

決着②

しおりを挟む
リュート視点

王都の学院の学院長から魔術の存在を知った主人は、神と対抗すべき手段として魔術の習得を目指し、魂が魔術の使用により穢れ、闇に飲まれていくことを知ることになった。

ルフさんが主人に魔術の存在を教えなかったのは、忘れていたからではなく、魔術を使用することの代償を理解していたからだと今ならわかる。

多分主人も気付いているだろう。
それでも止まるという道を選ばない主人が闇に飲まれないようにするのが、僕の役目だ。

先程ノルンという神に、神を恨んではいないと答えたけど、あれは半分本当で、半分は嘘だ。

地獄の底で僕はこんな世界に連れてきた神を恨み続けていた。
負の感情のまま暴れて世界を壊さなかったのは、僕が勇者だったから。
どれだけ神を恨もうと、勇者としての僕の魂が、僕の意思とは関係なく魂を浄化し続けた。

そして、地獄の底から救い出されたことで神への恨みは完全に消えた。
神を恨んでいたことは覚えている。
しかし、怒りは全く湧いてこない。
これはもはや呪いだ。

そんな呪いのような力だけど、僕を地獄の底から救い、真実まで教えてくれたあの人の為にもう一度、今度は僕の意志で使う。

ノルンという神に忠告した後、僕は主人の魂に手を置いて、主人の魂の一部を取り込む。
取り込んだ魂は、僕の魂の中を循環させすことで浄化させてから元に戻す。
このサイクルを永遠と繰り返していく。

ノルンという神に忠告する為に循環を一時的に止めたことで、想定していたよりも早く魂が闇に飲まれているが、まだ対処するには余裕がある。
だけどこれ以上の遅れは許されない。
相手が神だろうと、これ以上邪魔するなら容赦は出来ない。


─────────

『ルナエルを解放する。肉体に戻ったら主神の所に来るように伝えてくれ。それから、まだ浄化は終わっていないと思うが、これ以上魂の牢獄の魔術を使う予定はない。悪魔にならずに済んだのはリュートのおかげだ。感謝する』
俺の魂を浄化し続けてくれているリュートに伝言を頼み、感謝も伝える。

『わかったよ。これで少しは恩を返せたかな』

『体を借りている時点で恩は返してもらっている。既に借りの方が大きくなっている』


少しして、リュートから伝言を伝えたと連絡をもらってからルナエルを魂の牢獄から解放する。

「ルナエルを解放した。すぐにここにくるだろう。言わなくともわかっていると思うが、ハマトに移っている力もルナエルに渡せよ。一度移した力を戻すことも許さない」
念の為釘を刺しておく。

「わかっておる。そのようなお主を騙すようなことをするつもりはない」

「ならいい」


「お待たせしました」
魂の牢獄から解放され、目を覚ましたルナエルが入ってくる。
ひどく疲れた様子だが、肉体から魂が抜けていた影響だろう。

「急なことでそなたには理解の追いつかないことだろうが、そなたに主神の座を譲ることにした。何があったかはハマトかその者から聞くがよい。後のことは任せた」
主神の体が光り輝き、ハマトからも溢れた光りを巻き込みながらルナエルへと流れる。
鑑定を使わなくとも莫大な力が流れたと肌で感じる。

説明する時間くらいくれてやるつもりだったんだかな……。

「……説明していただけるのでしょうか?」
主神の力を手に入れたルナエルが、急激に力を失った反動で気絶した元主神に視線を向けた後、鋭い視線を俺に向ける。

「ちゃんと答えてやる。だがその前にハマトに聞くことがある」

「今更何が聞きたいんだ」

「お前の小さな頭で計画し実行した行いの結果で主神の座が移り、元主神様はこれから死ぬわけだが、庇われ助けられたお前は今何を思う?」
挑発という意味合いが大きいが、実際何を考えているのか知りたいとも思っている。

「自身への憤り。それだけだ」

「俺に対する憎しみは無いと、そういうことか?」

「無い。貴様がここに乗り込んできたことも全て俺自身が招いたことだ。全ては俺が始めたこと。貴様を恨む理由はない」

「つまらない答えだな……アクセル!」
俺は目を逸らすことなく言い切ったハマトの前へと高速移動する。
そして、ハマトの顔に拳を叩き込んだ。

ハマトは地面を何度も跳ねながら壁にぶつかり、意識を失う。

「待たせて悪かったな。あいつが起きたらそれで勘弁してやると言っておいてくれ」

「…………わかりました。それでは説明をしてください」
あまりの出来事に一瞬呆けていたルナエルが再度説明を求める。

「もちろんだ。嘘偽りなく真実を話そう」

ルナエルに俺が強奪を使うことになった一部始終から、エルクの中に閉じめられたこと、その責を負って主神が死ぬことを選んだことまで順を追って説明する。

「あなたの事情は理解しました。しかし、あなたの魂は完全に闇に飲み込まれる寸前だったことは理解していますか?」

「リュートに任せた以上その心配はしていない。事実として俺は悪魔になっていない」

「その未来もあったという話です」

「そんな未来はない。例え完全に闇に飲まれ悪魔になろうとも、リュートは俺を引っ張り上げてくれる」

「そうですか。事情は理解しましたが、貴方が天界に侵入し、関係のない者にも危害を加えたのは事実です。決して許されることではありません」
ルナエルが小さな笑みを浮かべた後、俺を糾弾する。

「初めからお前ら神に許されたいとは思っていない。が、しかしだ、取引の結果によっては許されてやってもいい。俺としてもお前と争い、下界を余波で滅ぼすつもりはない。そもそも、お前と争うつもりなら力を渡すことを許していない」

「聞きましょう」

「面倒な駆け引きは不要だろう。ノルンを含め、俺が取り込んだ神を全て解放する。お前は今回起きたことの全てを水に流し、俺に手を出さないことを誓え。お前を取り込んだ際に記憶は覗いている。俺が言わなくとも、お前ならこの取引を持ち掛けたはずだ。申し出を受けるなら誓約を結んでくれ」
多くの神が不在の状況は困るだろうから、ルナエルは俺に人質の解放を求めるしかない。
俺としても神を取り込んだままでは下界に戻ることが出来ないので解放する必要があるのだが、取り込んだ全ての神を解放した場合、ルナエルの考え一つで俺は塵となる可能性があるので、俺の敵とならないことは誓わせなければならない。

取り込まれた神を解放してもらわなければならないルナエルと、取り込んだ神を解放しないと困るだけの俺、やりたいことは同じだが、ルナエルが折れるまで天界で暮らすという手段が取れる俺の方に優位性はある。

「概ね異論はありません。ただ、一つ加えさせてください」
即答で了承すると思っていたが、何が不満なんだ?

「私に主神として神々を統べる器はありません。主神様の命を奪うのはおやめ下さい」

「こいつの命を奪わなければ、主神の座をこいつに返すつもりか?」

「その通りです」

「それなら断らせてもらう。俺はこいつに力が戻ることを許していない」

「あくまで主神様の命を奪うと、そういうことですか?」
ルナエルが哀しそうな目で俺に訴える。
主神が死ぬことを悲しんでいるのではなく、俺を哀れんでいるのだろう。

「いや、命を奪うつもりはない。自身の命か、ハマトの命か、選択をさせただけだ。力の譲渡を認めたのも、俺の想定していた範囲で事が進んだからに過ぎない」

「……一体何をしようとしているのですか?」

「こいつも下界に連れていく。神の力を失ったこいつが下界に降りても天変地異が起きることはない」

「…………わかりました。遠い未来、その時が来ると信じて主神としての役割を全うします」
聡いルナエルには俺の考えがわかったようだ。
俺にはこいつよりもルナエルのほうが優秀に思えるのだが、主神として統括し続けていた実績以外に、俺の知らない何かがあるのだろう。

ルナエルと再度誓約を結び、取り込んでいた神々を解放する。


「扉を開けてくれるか?今の俺に扉を開ける鍵はない」
元主神の襟を掴んで引きずりながらルナエルに頼む。

「貴方のこれからの人生に幸せが訪れることを願います」

ルナエルによって開かれた扉を通り、下界へと帰ってくる。

「お待ちしておりました。無事でなによりです」
ルフが未だに気を失っている元主神に視線を送った後、俺を出迎える言葉を口にする。

「今まで世話になったな。これ以上力を求める必要もなくなった。契約はここまでだ。天界に行く前にも言ったが、これからはエルクを支えてやってくれ」

「かしこまりました。エルク様に仕えます。しかし、この分身体の1つは貴方様の命が尽きるその時までお仕え致します」

「そうか。これからは友として支えてくれ。俺もお前の力になろう」


 完


あとがき

ご愛読ありがとうございます。
アフターストーリーを書く予定ではいますが、本編はこれにて完結となります。

この作品は作者の第二作品目となり、途中で主人公が変わるという異色の作品です。

そして、カクヨムにて日間、週間、月間のランキングにて1位になった記念すべき作品でもあります。

嬉しい反面、『無自覚無双系』の化けの皮を被った作品が、『無自覚無双系』として人気が出てしまったことに、内心複雑な気持ちになったことを覚えています。

このまま『無自覚無双系』として完結させた方がいいのかと迷いながらも、初志貫徹の精神で最後まで書きたいように書き切りました。

当然のように読者はガクッと減りましたが、後悔はしていないので判断は間違っていなかったと思ってます。

この作品を書くに当たって、エルクには時折……ちょくちょく……頻繁に?アホの子になってもらいました。
大人の記憶を持ってはいるが、思考能力は6歳というキャラクターをイメージしていたのですが、作者がポンコツだということも相まって、当初の予定よりも大分アホよりな印象のキャラクターになってしまいました。

作者としてはそんなエルクが可愛く思えるのですが、読者の皆さんにはどう写ったのか気になるところ……。

他にはない作品を書きたいというコンセプトの元書き上げた異色の今作、なんでもいいので感想を頂けるとそれが作者の書く意欲となります。

他にも作品を投稿していますので、アフターストーリー含め、今後とも応援よろしくお願いします!

※アフターストーリーは書いたら順次投稿しますので、不定期更新になります。
他の連載中の作品を優先して書くことになりますのでペースはだいぶ遅くなりますが、気長にお待ちいただければ幸いです。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~

月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』 恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。 戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。 だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】 導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。 「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」 「誰も本当の私なんて見てくれない」 「私の力は……人を傷つけるだけ」 「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」 傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。 しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。 ――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。 「君たちを、大陸最強にプロデュースする」 「「「「……はぁ!?」」」」 落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。 俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。 ◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!

処理中です...