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宿敵
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神殿の中に入り、隠れている神を探す。
多くの神を取り込んだことで、全てではないが、まだ若い神の居場所は感知出来るようになった。
ルナエルの魂が極上だったな。あいつを取り込んだ瞬間、急激に力が増した。
神の中でも格が高いやつだったのかもしれない。
俺が居場所を感知出来ていると気付かれ逃げられたら面倒なので、感知出来ていない神を探す為にも神殿の中の部屋を一つ一つ確認していく。
見つけた神を取り込みつつ進み、過去の記録がまとめられている保管室の中で足を止める。
「予定とは違うが、見つけたのだから先にやっておくか。しかし、これだけ数が多いとどれが目的のものかわからないな。全て持ち出すのは……流石にマズいか」
棚にぎっちり詰められたロール状に巻かれた紙のどれに必要な情報が書かれているのかわからず、一つ一つ確認するにはあまりにも時間が掛かりすぎる。
「おい!そこに隠れているお前。出て来い」
棚の後ろに隠れている天使に姿を現すように言う。
「……は、はい」
ビクビクしながら子供の姿をした天使が出てきて、頭に手を置きしゃがみ込む。
「危害を加えるつもりはないから安心しろ。お前はここの管理者だろ?」
「はい……。そう…です」
小さくなったまま天使は答える。
「数百年前、アリエラという女が黒いドラゴンによって殺された。その魂が今どこにあるのか調べてくれ」
「わ、わかりました。照合……アリエラ。照合……ドラゴン」
天使がビクビクしながら立ち上がり、アリエラと呟くと何千本ものロール紙が棚からひとりでに出てきて、さらにドラゴンと呟いた後5本のロール紙を除いて棚に戻る。
「こ、このどれかです」
天使が5本とも俺に差し出す。
「死んだ場所はダンジョンだ。どれかわかるか?」
「えーーーと、これです」
「なるほど、家系図のようなものだな。今はアイリスという名で生きているのか。転生しているなら下界にも天界にも反応がなくて当然だな。怖い思いをさせて悪かったな。これは貰っていく」
天使に渡されたロールを確認して、今現在の状態を確認する。
「こ、困ります」
天使が俺の持っているロールを掴む。
「痛っ!」
振り解こうと手を振ると、天使が引っ張られて転倒する。
「あ゛ぁ」
脳を抉るような痛みから思わず声が出る。
こんなことでも誓約の杭が反応したようだ。
警告といったところか。
「ちっ!返せばいいんだろ。ほら」
複製してアイテムボックスに仕舞い、本物は天使の方に投げる。
『ノルンって神が怪しい動きをしてるよ』
保管庫を出た後、引き続き神を取り込む為に探していると、リュートから知らせを受ける。
『怪しいってどんな感じだ?』
『まるでこうなるのがわかってたみたいに冷静で、何か力を隠している感じかな。力は使えなくなってるはずだよね?』
『スキルが使えないのは囚人で確認出来ているが、神の力まで使えなくなっているかの確証はない。使えないはずだがな。……何か動きがあれば教えてくれ。お前の判断で排除してもいい』
怪しいなら檻から出してしまおうかと思ったが、その分力を失うことになるので保留にしておく。
『わかったよ』
『闇に飲み込まれないようにするのはお前頼りだ。巻き込んで悪いが頼んだ』
ルイナとルフとは別れることにしたが、リュートだけは俺の復讐に巻き込んだままだ。
身体を借りているということもあるが、力の制御を担わせてしまっているので、気持ちが変化したからといって計画から除外することはできなかった。
リュートは地獄から救った俺に恩を感じているが、俺自身もリュートには感謝しなければならない。
引き続き神を探して回り、見つけられず隠れたままになっている神はまだいるだろうが、欲しい力は集まったので、装飾の施された一番大きな扉を開ける。
まだ主神の力の方が上のはずだが、下界を人質にとれば対等に話は出来るだろう。
「久しぶりだな。お前が時間をくれたことで俺は強くなりすぎたようだ」
椅子に座りこちらを見つめる主神を軽く挑発する。
主神の横には元凶であるハマトが立っている。
「随分と好き放題してくれたものだ。下界を飛び回っている悪魔もお主の仕業か?」
主神が口を開く。
「もちろんそうだ。天界に恨みのある者同士仲良くやっている」
「悪魔に喰われた魂は転生することが出来ず、消滅するまで苦しみ続ける。それがわかっているのか?」
「苦しみ続けるに値するだけのことをやらかした奴の魂しか喰わせていない。悪に染まった魂を取り除いてやったんだから、お前らの仕事を手伝ってやったようなものだ」
「そんなものは迷惑でしかない。悪魔の力にも手を出したようだな。どんな代償があるのかわかっているのか!?」
「俺を心配しているつもりか?ごちゃごちゃと言う前に、俺に言うことがあるだろ?話はそれからだ」
俺は床を指差し、謝罪を求める。
「……全ての責はわしにある。すまなかった」
土下座まではしなかったが、主神が頭を下げる。
「まあ、いい。俺の怒りの矛先はお前じゃないからな。ミスをした死神は処分したんだったか。ほら、お前がくれた力で死神の鎌を創ってやった。隣のそいつの処分に活用してくれ」
イメージで創った鎌を主神の方に投げる。
主神はキャッチせず、鎌はガシャンと床に落ちた。
「ノルンから聞いているだろう?わしらにおぬしと戦う理由はない」
「聞いたがそれが本当かどうか確かめる術はない。何か小細工されているようであいつの記憶は所々覗くことが出来ないからな。その隠された中に本当のことが隠されているんじゃないか?今も何かしようと画策しているだろ?あいつがわざと俺に取り込まれたこともわかっている。実力行使ではなく話し合いで終わらせたいと言うならもう少し考えたらどうだ?これでどうやってお前らを信用すればいい」
「わかった、おぬしの知りたいことを全て話そう。その後、わしの話を聞くか判断してくれ」
「なら、部下の神どもを犠牲にしてまで時間稼ぎをしていた理由を聞かせてもらおうか」
ノルン視点
取り込まれた体の中で龍斗さんを見つける。
狭いところに閉じ込められている私達とは違い自由に動き回っていることを考えると、龍斗さんの意思で彼に協力しているということだろうか。
主神様からお借りしたのは闇を切り裂く力と浄化する力の2つだけで、どちらも一度しか使えない。
龍斗さんに邪魔をされたら目的を達することは出来ない。
「今、あの人が自分の心に整理を付けようとしているんだ。邪魔しないであげてもらえないかな?」
どうするか迷っていると、龍斗さんがこちらに歩いてきて話しかけられる。
「龍斗さん、私達はあなたに申し訳ないことをしてしまったと思っています。瘴気が濃くあなたの事を知ることは叶いませんでしたが、長い間苦しめてしまったことはわかっています。恨まれても仕方ないことです」
「別に僕は神様を恨んではいないよ。そんなことよりも何かしようとしてるでしょ?大人しくしててよ」
「龍斗さんにはあの変質してしまった魂が見えませんか?あれが魔術に手を出した代償です。彼の魂を正常に浄化する為に私はここにいます」
「魔術を使えばああなることはわかっていることです。それに、あれは魔術の代償ですが、魔術を使わせた原因はあなた達が世界の為にあの人の人生を軽く扱ったからです」
龍斗さんに厳しいことを言われる。
軽く扱ったつもりはないが、結果として彼にそう思われたのなら受け止めるしかない。
でも……
「だからこそ、私は彼を助けなければなりません」
「あの人はあなたの助けを必要としてません。それはあなたの自己満足です。僕にもやらないといけないことがありますので、あの人の為だと言うのならそこで大人しくしていてください。不穏な動きをしたら排除するように言われてますが、それを僕にやらせないでください」
龍斗さんは私に忠告してから、闇に覆われた魂の核の方へと戻っていった。
多くの神を取り込んだことで、全てではないが、まだ若い神の居場所は感知出来るようになった。
ルナエルの魂が極上だったな。あいつを取り込んだ瞬間、急激に力が増した。
神の中でも格が高いやつだったのかもしれない。
俺が居場所を感知出来ていると気付かれ逃げられたら面倒なので、感知出来ていない神を探す為にも神殿の中の部屋を一つ一つ確認していく。
見つけた神を取り込みつつ進み、過去の記録がまとめられている保管室の中で足を止める。
「予定とは違うが、見つけたのだから先にやっておくか。しかし、これだけ数が多いとどれが目的のものかわからないな。全て持ち出すのは……流石にマズいか」
棚にぎっちり詰められたロール状に巻かれた紙のどれに必要な情報が書かれているのかわからず、一つ一つ確認するにはあまりにも時間が掛かりすぎる。
「おい!そこに隠れているお前。出て来い」
棚の後ろに隠れている天使に姿を現すように言う。
「……は、はい」
ビクビクしながら子供の姿をした天使が出てきて、頭に手を置きしゃがみ込む。
「危害を加えるつもりはないから安心しろ。お前はここの管理者だろ?」
「はい……。そう…です」
小さくなったまま天使は答える。
「数百年前、アリエラという女が黒いドラゴンによって殺された。その魂が今どこにあるのか調べてくれ」
「わ、わかりました。照合……アリエラ。照合……ドラゴン」
天使がビクビクしながら立ち上がり、アリエラと呟くと何千本ものロール紙が棚からひとりでに出てきて、さらにドラゴンと呟いた後5本のロール紙を除いて棚に戻る。
「こ、このどれかです」
天使が5本とも俺に差し出す。
「死んだ場所はダンジョンだ。どれかわかるか?」
「えーーーと、これです」
「なるほど、家系図のようなものだな。今はアイリスという名で生きているのか。転生しているなら下界にも天界にも反応がなくて当然だな。怖い思いをさせて悪かったな。これは貰っていく」
天使に渡されたロールを確認して、今現在の状態を確認する。
「こ、困ります」
天使が俺の持っているロールを掴む。
「痛っ!」
振り解こうと手を振ると、天使が引っ張られて転倒する。
「あ゛ぁ」
脳を抉るような痛みから思わず声が出る。
こんなことでも誓約の杭が反応したようだ。
警告といったところか。
「ちっ!返せばいいんだろ。ほら」
複製してアイテムボックスに仕舞い、本物は天使の方に投げる。
『ノルンって神が怪しい動きをしてるよ』
保管庫を出た後、引き続き神を取り込む為に探していると、リュートから知らせを受ける。
『怪しいってどんな感じだ?』
『まるでこうなるのがわかってたみたいに冷静で、何か力を隠している感じかな。力は使えなくなってるはずだよね?』
『スキルが使えないのは囚人で確認出来ているが、神の力まで使えなくなっているかの確証はない。使えないはずだがな。……何か動きがあれば教えてくれ。お前の判断で排除してもいい』
怪しいなら檻から出してしまおうかと思ったが、その分力を失うことになるので保留にしておく。
『わかったよ』
『闇に飲み込まれないようにするのはお前頼りだ。巻き込んで悪いが頼んだ』
ルイナとルフとは別れることにしたが、リュートだけは俺の復讐に巻き込んだままだ。
身体を借りているということもあるが、力の制御を担わせてしまっているので、気持ちが変化したからといって計画から除外することはできなかった。
リュートは地獄から救った俺に恩を感じているが、俺自身もリュートには感謝しなければならない。
引き続き神を探して回り、見つけられず隠れたままになっている神はまだいるだろうが、欲しい力は集まったので、装飾の施された一番大きな扉を開ける。
まだ主神の力の方が上のはずだが、下界を人質にとれば対等に話は出来るだろう。
「久しぶりだな。お前が時間をくれたことで俺は強くなりすぎたようだ」
椅子に座りこちらを見つめる主神を軽く挑発する。
主神の横には元凶であるハマトが立っている。
「随分と好き放題してくれたものだ。下界を飛び回っている悪魔もお主の仕業か?」
主神が口を開く。
「もちろんそうだ。天界に恨みのある者同士仲良くやっている」
「悪魔に喰われた魂は転生することが出来ず、消滅するまで苦しみ続ける。それがわかっているのか?」
「苦しみ続けるに値するだけのことをやらかした奴の魂しか喰わせていない。悪に染まった魂を取り除いてやったんだから、お前らの仕事を手伝ってやったようなものだ」
「そんなものは迷惑でしかない。悪魔の力にも手を出したようだな。どんな代償があるのかわかっているのか!?」
「俺を心配しているつもりか?ごちゃごちゃと言う前に、俺に言うことがあるだろ?話はそれからだ」
俺は床を指差し、謝罪を求める。
「……全ての責はわしにある。すまなかった」
土下座まではしなかったが、主神が頭を下げる。
「まあ、いい。俺の怒りの矛先はお前じゃないからな。ミスをした死神は処分したんだったか。ほら、お前がくれた力で死神の鎌を創ってやった。隣のそいつの処分に活用してくれ」
イメージで創った鎌を主神の方に投げる。
主神はキャッチせず、鎌はガシャンと床に落ちた。
「ノルンから聞いているだろう?わしらにおぬしと戦う理由はない」
「聞いたがそれが本当かどうか確かめる術はない。何か小細工されているようであいつの記憶は所々覗くことが出来ないからな。その隠された中に本当のことが隠されているんじゃないか?今も何かしようと画策しているだろ?あいつがわざと俺に取り込まれたこともわかっている。実力行使ではなく話し合いで終わらせたいと言うならもう少し考えたらどうだ?これでどうやってお前らを信用すればいい」
「わかった、おぬしの知りたいことを全て話そう。その後、わしの話を聞くか判断してくれ」
「なら、部下の神どもを犠牲にしてまで時間稼ぎをしていた理由を聞かせてもらおうか」
ノルン視点
取り込まれた体の中で龍斗さんを見つける。
狭いところに閉じ込められている私達とは違い自由に動き回っていることを考えると、龍斗さんの意思で彼に協力しているということだろうか。
主神様からお借りしたのは闇を切り裂く力と浄化する力の2つだけで、どちらも一度しか使えない。
龍斗さんに邪魔をされたら目的を達することは出来ない。
「今、あの人が自分の心に整理を付けようとしているんだ。邪魔しないであげてもらえないかな?」
どうするか迷っていると、龍斗さんがこちらに歩いてきて話しかけられる。
「龍斗さん、私達はあなたに申し訳ないことをしてしまったと思っています。瘴気が濃くあなたの事を知ることは叶いませんでしたが、長い間苦しめてしまったことはわかっています。恨まれても仕方ないことです」
「別に僕は神様を恨んではいないよ。そんなことよりも何かしようとしてるでしょ?大人しくしててよ」
「龍斗さんにはあの変質してしまった魂が見えませんか?あれが魔術に手を出した代償です。彼の魂を正常に浄化する為に私はここにいます」
「魔術を使えばああなることはわかっていることです。それに、あれは魔術の代償ですが、魔術を使わせた原因はあなた達が世界の為にあの人の人生を軽く扱ったからです」
龍斗さんに厳しいことを言われる。
軽く扱ったつもりはないが、結果として彼にそう思われたのなら受け止めるしかない。
でも……
「だからこそ、私は彼を助けなければなりません」
「あの人はあなたの助けを必要としてません。それはあなたの自己満足です。僕にもやらないといけないことがありますので、あの人の為だと言うのならそこで大人しくしていてください。不穏な動きをしたら排除するように言われてますが、それを僕にやらせないでください」
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