185 / 201
魂
しおりを挟む
ハンナに連れられて家の中に入り、ガキを対面に座らせる。
「俺達は悪いことをする為に来たわけじゃない。お婆さんとはちょっとした食い違いがあっただけだ。名前は?」
外でハンナが暴れていた音は聞こえているだろうから、まずは仲直りしたということで話を始める。
表情から険悪なままだということはバレバレだろうが、表向きだけでもだ。
「……コテツ」
コテツは警戒したまま答える。
警戒というより恐怖に近いかもしれない。
「コテツだな。さっき何をしたか教えてくれるか?」
「お、お兄さん達がどんな人か見ようとしました」
「どうやったのか教えてもらえるか?」
あの感覚には覚えはあるが、コテツにそれらしきスキルはないのは鑑定を使えばわかる。
「どうやってって聞かれても、気付いたら出来るようになってたからわからないよ」
「聞き方を変えようか。あの魔物達とはどうやって仲良くなったんだ?」
「それはお婆ちゃんが……」
「嘘は聞きたくないな」
「…………人に限らず魔物でも何を考えているかを知ることが出来て、僕が何を考えているのか伝えることが出来るんだよ……ます」
コテツがハンナの方を見てから答える。
さっき俺の考えをこいつが勝手に見ようとした時、契約で魂のつながりを作った時と似た感覚を感じた。
こいつは一時的にでも一方的に魂を繋げることが出来る可能性がある。
「それを俺も出来るようになりたい。やり方を教えることは出来るか?」
「僕にもなんでこんなことが出来るのかわからないから教えられません」
「そうか。邪魔したな。渡し忘れていたが手土産だ」
嘘を言っている様子はないので、買っておいた手土産を置いて外に出る。
「子供の方が対象だったとは気付かず申し訳ありませんでした」
外に出た所でルフが頭を下げる。
「繰り返さなければそれでいい。それから何度も謝るな。昔を思い出して気分が悪い」
サラリーマンだった頃、無能な上司に使えない後輩の尻拭いで毎日のように頭を下げていた。
こいつにそんな気はないだろうが、頭を下げている姿を見るだけで意味もなく頭を下げていたあの頃ことを思い出す。
「かしこまりました」
「謝罪ではなく結果で示せ。許せないことをお前がしでかしたなら、謝罪の有無に関わらずお前の首を切り落とす。お前の首が繋がっている間は許されていると捉えて構わない。お前がやらかしてしまったと思うなら、それ以上に俺の役に立つように頭を働かせろ。いいな?」
「承知しました」
「よし、予定とは大分異なるが決めていた予定は済んだ。俺は帝都で手駒を鍛えつつ魔術の習得に力を入れる。お前は引き続きネットワークの拡大と情報収集だ。天使の確保も忘れるな。他を全て後回しにしてもいい。見つけたなら必ず確保しろ」
「承知しました。お気をつけて」
「お前もな」
ルフとは別れて、帝都へと飛んで向かう。
話し相手もおらず、速度を合わせる必要もないので移動は早い方がいい。
帝都に着いた俺は、食料を買い込んだ後近くの森に入る。
この森は最近立ち入り禁止区域となった。
原因は俺だ。
魔術を実用的にする為、ここに隠れて発動の練習をしていたが、少しやり過ぎたようでAランク指定以上の魔物が棲みついたと判断されてしまった。
討伐隊を組まれても面倒なので、結界を張ってこの森には俺の関係者しか入れないようにさせてもらった。
「調子はどうだ?」
小屋の前にいたカムイに声を掛ける。
「師匠!長旅お疲れ様です。おかげで以前より格段に魔力量が増えました」
カムイには気絶耐性と魔力タンクのスキルを与えて、ひたすら火魔法を使うように言っておいた。
「そうか。俺は修行の為に小屋に籠る。お前を弟子にした時の約束は覚えているな?」
「身の回りの世話と魔物の捕獲です」
「任せた。一応言っておくが何をしているのか詮索するなよ」
「わかっています」
「ルイナはどうした?」
もう1人の弟子の姿が見えない。
「魔力切れで向こうで休んでます」
「様子はどうだ?戦闘スタイルは固まったか?」
「色々と試していましたが、自身の身体を強化して戦うことにしたみたいです」
「無難なところに落ち着いたか。ルイナにはやってもらわなければならないことがある。連れて来てくれ」
「わかりました」
カムイが走って行き、小屋の中で待っているとルイナを連れて戻ってくる。
「お師匠様、お帰りなさい」
「調子はどうだ?アレは身体に馴染んだか?」
「大分制御出来るようになりました」
「そうか。俺の方は予定とは異なるがやることは終わった。訓練を手伝ってくれ」
「任せてください」
「あの、師匠。失礼は承知で聞かせてください」
訓練用の部屋にルイナと入ろうとした所でカムイに聞かれる。
「なんだ?」
「ルイナは特別なのでしょうか?」
「ルイナは特別だ。いや、特別になったと言った方が正しいかもしれないな」
「師匠がルイナを連れて来た時はまだ俺の方が強かった。あれからまだあまり日は経っていないのに、俺はルイナの足元にも及ばない」
ルイナには俺の秘密をカムイよりも深いところまで教えている。
成長に差があるのは当然だが、それを知らないカムイは悔しいのだろう。
「ルイナと比べるのはやめろ。ルイナは人の歩む道から足を踏み外している。お前はアイスドラゴンを倒すのが目標だと言っていたな。既に対峙出来る程度にはなっている。経験さえあれば討伐も可能だろう。ルイナのように強くなりたいと言うのであれば、お前も人の道から外れてもらう。その覚悟があるなら家族に別れを言ってお前もここに住め」
「ルイナにはその覚悟があるということですか?」
「私はお師匠様の為ならなんでもやります!」
カムイは俺に聞いたはずだが、ルイナが答える。
「そういうことだ。一つ誤解がないように言っておくが、ルイナは俺と出会ってから人の道を外れたわけじゃない。人の道から既に外れているところを俺が拾っただけだ。お前と違って家族は生きておらず友人もいない。生に執着はしていたが、生きる目的もなく、この世界に対して憎悪を抱いていた。だから俺の秘密を教えて面倒を見ることにした。答えを急ぐつもりはない。よく考えてから答えを出せ」
「わかりました」
「ルイナに何があったのか俺から話すつもりはない。気になるなら本人から聞け」
ルイナは両親から酷い虐待を受けていたが、両親は周りには良い父と母を演じていた。
ある日、ルイナは我慢の限界を超えて理性を失い、両親を刺し殺した。
ルイナは正気に戻った後、村長に虐待されていたことを話した後、両親を殺してしまったことを伝えたが信じてもらえず、悪魔の子だと言われ火あぶりの刑に処されることになり、ルイナは理不尽な人生に絶望し、憤りを覚えた。
そこに偶然通り掛かった俺がルイナを拾って弟子として育てることにしたという、なんともつまらない話で、兄弟子だからという理由では軽々しく話すことの出来ない話だ。
「ルイナから話そうとしない限り、俺がずかずかと踏み込むつもりはありません。……覚悟を決めたならルイナやロックのように俺もなれますか?」
「お前次第だが、世界を敵に回しても問題ない程度には強くなれる。俺みたいなイレギュラーと敵対しなければな」
「よく考えてから返事します」
「それがいい。飯を作ったら今日はもう帰って寝ろ」
「俺達は悪いことをする為に来たわけじゃない。お婆さんとはちょっとした食い違いがあっただけだ。名前は?」
外でハンナが暴れていた音は聞こえているだろうから、まずは仲直りしたということで話を始める。
表情から険悪なままだということはバレバレだろうが、表向きだけでもだ。
「……コテツ」
コテツは警戒したまま答える。
警戒というより恐怖に近いかもしれない。
「コテツだな。さっき何をしたか教えてくれるか?」
「お、お兄さん達がどんな人か見ようとしました」
「どうやったのか教えてもらえるか?」
あの感覚には覚えはあるが、コテツにそれらしきスキルはないのは鑑定を使えばわかる。
「どうやってって聞かれても、気付いたら出来るようになってたからわからないよ」
「聞き方を変えようか。あの魔物達とはどうやって仲良くなったんだ?」
「それはお婆ちゃんが……」
「嘘は聞きたくないな」
「…………人に限らず魔物でも何を考えているかを知ることが出来て、僕が何を考えているのか伝えることが出来るんだよ……ます」
コテツがハンナの方を見てから答える。
さっき俺の考えをこいつが勝手に見ようとした時、契約で魂のつながりを作った時と似た感覚を感じた。
こいつは一時的にでも一方的に魂を繋げることが出来る可能性がある。
「それを俺も出来るようになりたい。やり方を教えることは出来るか?」
「僕にもなんでこんなことが出来るのかわからないから教えられません」
「そうか。邪魔したな。渡し忘れていたが手土産だ」
嘘を言っている様子はないので、買っておいた手土産を置いて外に出る。
「子供の方が対象だったとは気付かず申し訳ありませんでした」
外に出た所でルフが頭を下げる。
「繰り返さなければそれでいい。それから何度も謝るな。昔を思い出して気分が悪い」
サラリーマンだった頃、無能な上司に使えない後輩の尻拭いで毎日のように頭を下げていた。
こいつにそんな気はないだろうが、頭を下げている姿を見るだけで意味もなく頭を下げていたあの頃ことを思い出す。
「かしこまりました」
「謝罪ではなく結果で示せ。許せないことをお前がしでかしたなら、謝罪の有無に関わらずお前の首を切り落とす。お前の首が繋がっている間は許されていると捉えて構わない。お前がやらかしてしまったと思うなら、それ以上に俺の役に立つように頭を働かせろ。いいな?」
「承知しました」
「よし、予定とは大分異なるが決めていた予定は済んだ。俺は帝都で手駒を鍛えつつ魔術の習得に力を入れる。お前は引き続きネットワークの拡大と情報収集だ。天使の確保も忘れるな。他を全て後回しにしてもいい。見つけたなら必ず確保しろ」
「承知しました。お気をつけて」
「お前もな」
ルフとは別れて、帝都へと飛んで向かう。
話し相手もおらず、速度を合わせる必要もないので移動は早い方がいい。
帝都に着いた俺は、食料を買い込んだ後近くの森に入る。
この森は最近立ち入り禁止区域となった。
原因は俺だ。
魔術を実用的にする為、ここに隠れて発動の練習をしていたが、少しやり過ぎたようでAランク指定以上の魔物が棲みついたと判断されてしまった。
討伐隊を組まれても面倒なので、結界を張ってこの森には俺の関係者しか入れないようにさせてもらった。
「調子はどうだ?」
小屋の前にいたカムイに声を掛ける。
「師匠!長旅お疲れ様です。おかげで以前より格段に魔力量が増えました」
カムイには気絶耐性と魔力タンクのスキルを与えて、ひたすら火魔法を使うように言っておいた。
「そうか。俺は修行の為に小屋に籠る。お前を弟子にした時の約束は覚えているな?」
「身の回りの世話と魔物の捕獲です」
「任せた。一応言っておくが何をしているのか詮索するなよ」
「わかっています」
「ルイナはどうした?」
もう1人の弟子の姿が見えない。
「魔力切れで向こうで休んでます」
「様子はどうだ?戦闘スタイルは固まったか?」
「色々と試していましたが、自身の身体を強化して戦うことにしたみたいです」
「無難なところに落ち着いたか。ルイナにはやってもらわなければならないことがある。連れて来てくれ」
「わかりました」
カムイが走って行き、小屋の中で待っているとルイナを連れて戻ってくる。
「お師匠様、お帰りなさい」
「調子はどうだ?アレは身体に馴染んだか?」
「大分制御出来るようになりました」
「そうか。俺の方は予定とは異なるがやることは終わった。訓練を手伝ってくれ」
「任せてください」
「あの、師匠。失礼は承知で聞かせてください」
訓練用の部屋にルイナと入ろうとした所でカムイに聞かれる。
「なんだ?」
「ルイナは特別なのでしょうか?」
「ルイナは特別だ。いや、特別になったと言った方が正しいかもしれないな」
「師匠がルイナを連れて来た時はまだ俺の方が強かった。あれからまだあまり日は経っていないのに、俺はルイナの足元にも及ばない」
ルイナには俺の秘密をカムイよりも深いところまで教えている。
成長に差があるのは当然だが、それを知らないカムイは悔しいのだろう。
「ルイナと比べるのはやめろ。ルイナは人の歩む道から足を踏み外している。お前はアイスドラゴンを倒すのが目標だと言っていたな。既に対峙出来る程度にはなっている。経験さえあれば討伐も可能だろう。ルイナのように強くなりたいと言うのであれば、お前も人の道から外れてもらう。その覚悟があるなら家族に別れを言ってお前もここに住め」
「ルイナにはその覚悟があるということですか?」
「私はお師匠様の為ならなんでもやります!」
カムイは俺に聞いたはずだが、ルイナが答える。
「そういうことだ。一つ誤解がないように言っておくが、ルイナは俺と出会ってから人の道を外れたわけじゃない。人の道から既に外れているところを俺が拾っただけだ。お前と違って家族は生きておらず友人もいない。生に執着はしていたが、生きる目的もなく、この世界に対して憎悪を抱いていた。だから俺の秘密を教えて面倒を見ることにした。答えを急ぐつもりはない。よく考えてから答えを出せ」
「わかりました」
「ルイナに何があったのか俺から話すつもりはない。気になるなら本人から聞け」
ルイナは両親から酷い虐待を受けていたが、両親は周りには良い父と母を演じていた。
ある日、ルイナは我慢の限界を超えて理性を失い、両親を刺し殺した。
ルイナは正気に戻った後、村長に虐待されていたことを話した後、両親を殺してしまったことを伝えたが信じてもらえず、悪魔の子だと言われ火あぶりの刑に処されることになり、ルイナは理不尽な人生に絶望し、憤りを覚えた。
そこに偶然通り掛かった俺がルイナを拾って弟子として育てることにしたという、なんともつまらない話で、兄弟子だからという理由では軽々しく話すことの出来ない話だ。
「ルイナから話そうとしない限り、俺がずかずかと踏み込むつもりはありません。……覚悟を決めたならルイナやロックのように俺もなれますか?」
「お前次第だが、世界を敵に回しても問題ない程度には強くなれる。俺みたいなイレギュラーと敵対しなければな」
「よく考えてから返事します」
「それがいい。飯を作ったら今日はもう帰って寝ろ」
0
お気に入りに追加
598
あなたにおすすめの小説
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
家ごと異世界ライフ
ねむたん
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる