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スタンピード
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「おめでとう」
休み明け、学院にてダイスくんが次の王に決まったことを祝う。
「ありがとう。エルクとラクネのおかげだ」
「ずっと忙しくしてたけど、これで落ち着けるの?」
「実際に王の仕事を始めるのは15になってからだから、これで当分は自由になるはずなんだがな。これで諦めてくれるかどうか」
「王様がみんなの前でダイスくんが次の王だって宣言したのに?」
「宣言しただけで、俺が王になったわけではないからな。ヤケになるかもしれないし、俺と妹を殺そうとしてくるかもしれない」
「ダイスくんとリリスちゃんが死んだらクウザくんが王になるから、強硬手段に出るかもしれないの?」
「ここだけの話にしてもらいたいが、クウザが王になることはない。それはあの女も知っている事だから、逆恨みだな。それに、今回俺は多くの貴族を敵に回し過ぎた。俺を消そうとしてくる連中もいるだろう」
「もしもそうなったら誰が王様になるの?」
「親父が指名することになる。親父が宣言した内容だと次の王に俺を指名したように聞こえるが、実際には違う。クウザの王位継承権が剥奪されたんだ。表向きにはそんなことを言えないから、先日の内容になっている」
「そうなんだ。命を狙われるかもしれないんだよね。大丈夫なの?」
「大丈夫かどうかはわからないが、命を狙われているのは今までどおりだからな。変わりはない」
「そんな軽く言うことではないよ」
「……そうだな。王族として生まれた時から常に命を狙われてきたから感覚が麻痺していたかもしれない。元々は良い話だったんだから暗い話はここまでにして、週末のチーム戦の作戦を立てようぜ」
3人で作戦を立てて、試合に備える。
「リーナさんには何か聞いた?」
作戦を立て終えた後、ラクネにリーナさんのことを聞く。
「うん。お姉ちゃんは、エルクくんにはもちろん恩を感じているけど、エレナちゃんのやりたい事に協力するのはそれとは関係なくて、自分の意思だって言ってたよ。もう少し準備を進めてから話をするつもりだったって言ってた」
「それならよかった」
僕に恩を感じてとかだったら止めようと思ってたけど、その心配はなさそうだ。
週末、チーム戦が開始する前、控え室で準備運動をしていると、外が慌ただしくなり、悲鳴も聞こえてくる。
「何かあったのかな?」
ラクネが不安そうに聞く。
「見てくる。2人はここで待っててくれ」
ダイス君がそういって控室から出て行った。
「大量の魔物が迫ってきているらしい。スタンピードだ。外はパニック状態になっている」
すぐにダイス君が戻ってきて、外の状況を伝える。
「え、ど、どうしたらいいのかな……」
僕はどうすればいいかわからず、オロオロしてしまう。
「チーム戦どころではないだろう。俺は城に行くから、2人は相手チームの確認だけした後、衛兵の指示に従って逃げてくれ」
ダイス君は冷静だ。
「う、うん。あ、ちょっと待って」
城に向かおうとするダイス君を引き止めて、防護魔法と身体強化の魔法を掛ける。
魔物に対してでもあるけど、命を狙われているという話を先日聞いたからだ。
ドサクサに紛れて殺される可能性もある。
「悪い。助かる」
ダイス君は走って行った。
『ルフ、状況は把握してる?』
僕はルフに念話で話し掛ける。
『見える範囲ですが、把握しております』
『お母さんとお父さんのこと、任せたからね。それから、ラクネの家族のことも頼んでいいかな?』
『かしこまりました。現在、お二方と逃げる準備をしておりますので、終わり次第向かいます』
『お願いね』
「行く前にラクネに話があるんだけど、ルフのことは覚えてる?」
「う、うん。覚えてるよ」
「僕はルフと離れてても意思の疎通が出来るんだ。それで、ルフにラクネの家族のことも見に行ってもらうように頼んだから、逃げ遅れることはないと思う。ルフは強いから、安心して大丈夫だよ」
「ありがとう。それじゃあ私達も逃げよう」
「僕は冒険者ギルドに行ってくるから、ラクネは相手チームの人に声を掛けたら逃げて」
ダイス君を見て、僕も僕に出来ることをやらなければと思った。
「エルク君は逃げないの?」
「多分ギルドで魔物を倒す為に冒険者が集まってると思うから、僕も参加してくるよ」
「わ、私も行く」
「危険だよ!」
「私にも出来ることはあるはずだから」
「……わかった。一緒に行こう」
控室を出て対戦相手の控室へ行き、説明をして逃げるように言った後、ラクネと冒険者ギルドに向かう。
ギルド内はごった返しとなっていた。
「状況を教えてもらってもいいですか?」
僕は近くの冒険者に聞く。
「ガキが何してる。早く逃げろ」
「僕も冒険者です。戦います」
「冒険者かどうかは関係ない。ガキがこんなところで命を落とす必要はない。王都はもうダメだ。俺達は1人でも多く逃す為にここに集まっているだけだ。参加したら死ぬことになるのは分かった上でここにいる。わかったらガキは気にせず逃げろ」
「嫌です。心配してくれているのは嬉しいですが、僕なら大丈夫です」
「……おい!誰か!ガキが参加しようとしている。追い出してくれ!」
男性が職員を呼ぶ。
「君は……エルク君ね。来てくれたのね。クラリスなら向こうにいるわ」
女性の職員が来て、クラリスさんがどこにいるか教えてくれる。
「待て、こんなガキまで死なせるつもりか。俺は追い出してくれと言ったんだ」
「エルク君の実力は確かです。参加させるかはギルマスに任せます」
僕は心配してくれた男性に礼をしてから、クラリスさんのところに行く。
「クラリスさん、魔物が迫ってきているって聞きましたけど、状況を教えてもらってもいいですか?僕も戦います」
「来てくれたのね。ありがとう。今ギルマスが作戦を考えているところなの。こっちよ」
クラリスさんに連れられて会議室に入る。
「ギルマス!エルク君が来てくれました」
「よく来てくれた。エルクが来てくれたなら、被害を最小限に抑えられるかもしれない」
「僕は何をすればいいですか?それから、状況を教えてください」
「大量の魔物がもう目の前まで迫ってきている。見たこともない魔物も多数確認されている。方向から考えるに、ルインダンジョンの魔物が何かしらの理由で地上に溢れてきたのではと考えている。王都は捨てるしかない。王都に住む人を少しでも多く逃す為に俺達は戦う。エルクには皆に支援魔法を掛けて欲しい。身体強化と防護魔法が使えると聞いている。掛け終わったら逃げてくれ」
「僕も戦います」
「駄目だ!犠牲は俺達だけでいい。エルクの支援魔法が規格外だという報告は俺のところにも届いている。それだけで十分だ。だからエルクは逃げろ」
「嫌です」
「わがままを言うな。お前はそこの嬢ちゃんを連れて逃げろ。それとも、その嬢ちゃんまで死なせる気か?俺の意見は変わらない。皆に支援魔法を掛けたら逃げてくれ」
「……わかりました」
僕は集まっている冒険者に身体強化とシールド、それから脚力強化を掛けてからラクネとギルドを出る。
「ギルマスには逃げろって言われたけど、僕は戦いに行くよ。ラクネは逃げて」
「……駄目だよ。エルク君も逃げよう」
「僕は逃げないよ」
「それなら、私も一緒に行く」
「ラクネまで巻き込めないよ」
「でも、私にも何か出来ることがあるかもしれない。……回復魔法が使えるようになったから、負傷した人を治せるよ」
「……それなら、逃げ遅れた人がいたら逃してあげて。パニックになってるから、倒れて動けなくなっている人もいると思う。だから、その人の怪我を治してあげて」
「どうしても行くの?」
「うん」
「……わかった。私に出来る事をする。死なないでね」
「僕も死にたくはないから、死ぬ前には逃げるよ。ラクネにも支援魔法を掛けておくね」
「約束だよ」
僕はラクネにも支援魔法を掛けてから、魔物が迫って来ているという南門へと向かう。
そこには騎士と衛兵が集まっており、既に戦いは始まっていた。
戦っている相手はスライムやゴブリン、オークやレッドハウンドだが、もっと奥の方にはドラゴンのような影が見える。
浅い階層の魔物から順に溢れ出て来ているのだろう。
時間が経つにつれて相手が強くなっていくのは辛い。
ただでさえ強敵を相手にしないといけないのに、戦う時には疲労困憊になっている可能性が高いからだ。
僕は集まっている騎士と衛兵にも支援魔法を掛ける。
「エルクも来たんだな」
呼ばれて振り向くとロック君がいた。
休み明け、学院にてダイスくんが次の王に決まったことを祝う。
「ありがとう。エルクとラクネのおかげだ」
「ずっと忙しくしてたけど、これで落ち着けるの?」
「実際に王の仕事を始めるのは15になってからだから、これで当分は自由になるはずなんだがな。これで諦めてくれるかどうか」
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「そうなんだ。命を狙われるかもしれないんだよね。大丈夫なの?」
「大丈夫かどうかはわからないが、命を狙われているのは今までどおりだからな。変わりはない」
「そんな軽く言うことではないよ」
「……そうだな。王族として生まれた時から常に命を狙われてきたから感覚が麻痺していたかもしれない。元々は良い話だったんだから暗い話はここまでにして、週末のチーム戦の作戦を立てようぜ」
3人で作戦を立てて、試合に備える。
「リーナさんには何か聞いた?」
作戦を立て終えた後、ラクネにリーナさんのことを聞く。
「うん。お姉ちゃんは、エルクくんにはもちろん恩を感じているけど、エレナちゃんのやりたい事に協力するのはそれとは関係なくて、自分の意思だって言ってたよ。もう少し準備を進めてから話をするつもりだったって言ってた」
「それならよかった」
僕に恩を感じてとかだったら止めようと思ってたけど、その心配はなさそうだ。
週末、チーム戦が開始する前、控え室で準備運動をしていると、外が慌ただしくなり、悲鳴も聞こえてくる。
「何かあったのかな?」
ラクネが不安そうに聞く。
「見てくる。2人はここで待っててくれ」
ダイス君がそういって控室から出て行った。
「大量の魔物が迫ってきているらしい。スタンピードだ。外はパニック状態になっている」
すぐにダイス君が戻ってきて、外の状況を伝える。
「え、ど、どうしたらいいのかな……」
僕はどうすればいいかわからず、オロオロしてしまう。
「チーム戦どころではないだろう。俺は城に行くから、2人は相手チームの確認だけした後、衛兵の指示に従って逃げてくれ」
ダイス君は冷静だ。
「う、うん。あ、ちょっと待って」
城に向かおうとするダイス君を引き止めて、防護魔法と身体強化の魔法を掛ける。
魔物に対してでもあるけど、命を狙われているという話を先日聞いたからだ。
ドサクサに紛れて殺される可能性もある。
「悪い。助かる」
ダイス君は走って行った。
『ルフ、状況は把握してる?』
僕はルフに念話で話し掛ける。
『見える範囲ですが、把握しております』
『お母さんとお父さんのこと、任せたからね。それから、ラクネの家族のことも頼んでいいかな?』
『かしこまりました。現在、お二方と逃げる準備をしておりますので、終わり次第向かいます』
『お願いね』
「行く前にラクネに話があるんだけど、ルフのことは覚えてる?」
「う、うん。覚えてるよ」
「僕はルフと離れてても意思の疎通が出来るんだ。それで、ルフにラクネの家族のことも見に行ってもらうように頼んだから、逃げ遅れることはないと思う。ルフは強いから、安心して大丈夫だよ」
「ありがとう。それじゃあ私達も逃げよう」
「僕は冒険者ギルドに行ってくるから、ラクネは相手チームの人に声を掛けたら逃げて」
ダイス君を見て、僕も僕に出来ることをやらなければと思った。
「エルク君は逃げないの?」
「多分ギルドで魔物を倒す為に冒険者が集まってると思うから、僕も参加してくるよ」
「わ、私も行く」
「危険だよ!」
「私にも出来ることはあるはずだから」
「……わかった。一緒に行こう」
控室を出て対戦相手の控室へ行き、説明をして逃げるように言った後、ラクネと冒険者ギルドに向かう。
ギルド内はごった返しとなっていた。
「状況を教えてもらってもいいですか?」
僕は近くの冒険者に聞く。
「ガキが何してる。早く逃げろ」
「僕も冒険者です。戦います」
「冒険者かどうかは関係ない。ガキがこんなところで命を落とす必要はない。王都はもうダメだ。俺達は1人でも多く逃す為にここに集まっているだけだ。参加したら死ぬことになるのは分かった上でここにいる。わかったらガキは気にせず逃げろ」
「嫌です。心配してくれているのは嬉しいですが、僕なら大丈夫です」
「……おい!誰か!ガキが参加しようとしている。追い出してくれ!」
男性が職員を呼ぶ。
「君は……エルク君ね。来てくれたのね。クラリスなら向こうにいるわ」
女性の職員が来て、クラリスさんがどこにいるか教えてくれる。
「待て、こんなガキまで死なせるつもりか。俺は追い出してくれと言ったんだ」
「エルク君の実力は確かです。参加させるかはギルマスに任せます」
僕は心配してくれた男性に礼をしてから、クラリスさんのところに行く。
「クラリスさん、魔物が迫ってきているって聞きましたけど、状況を教えてもらってもいいですか?僕も戦います」
「来てくれたのね。ありがとう。今ギルマスが作戦を考えているところなの。こっちよ」
クラリスさんに連れられて会議室に入る。
「ギルマス!エルク君が来てくれました」
「よく来てくれた。エルクが来てくれたなら、被害を最小限に抑えられるかもしれない」
「僕は何をすればいいですか?それから、状況を教えてください」
「大量の魔物がもう目の前まで迫ってきている。見たこともない魔物も多数確認されている。方向から考えるに、ルインダンジョンの魔物が何かしらの理由で地上に溢れてきたのではと考えている。王都は捨てるしかない。王都に住む人を少しでも多く逃す為に俺達は戦う。エルクには皆に支援魔法を掛けて欲しい。身体強化と防護魔法が使えると聞いている。掛け終わったら逃げてくれ」
「僕も戦います」
「駄目だ!犠牲は俺達だけでいい。エルクの支援魔法が規格外だという報告は俺のところにも届いている。それだけで十分だ。だからエルクは逃げろ」
「嫌です」
「わがままを言うな。お前はそこの嬢ちゃんを連れて逃げろ。それとも、その嬢ちゃんまで死なせる気か?俺の意見は変わらない。皆に支援魔法を掛けたら逃げてくれ」
「……わかりました」
僕は集まっている冒険者に身体強化とシールド、それから脚力強化を掛けてからラクネとギルドを出る。
「ギルマスには逃げろって言われたけど、僕は戦いに行くよ。ラクネは逃げて」
「……駄目だよ。エルク君も逃げよう」
「僕は逃げないよ」
「それなら、私も一緒に行く」
「ラクネまで巻き込めないよ」
「でも、私にも何か出来ることがあるかもしれない。……回復魔法が使えるようになったから、負傷した人を治せるよ」
「……それなら、逃げ遅れた人がいたら逃してあげて。パニックになってるから、倒れて動けなくなっている人もいると思う。だから、その人の怪我を治してあげて」
「どうしても行くの?」
「うん」
「……わかった。私に出来る事をする。死なないでね」
「僕も死にたくはないから、死ぬ前には逃げるよ。ラクネにも支援魔法を掛けておくね」
「約束だよ」
僕はラクネにも支援魔法を掛けてから、魔物が迫って来ているという南門へと向かう。
そこには騎士と衛兵が集まっており、既に戦いは始まっていた。
戦っている相手はスライムやゴブリン、オークやレッドハウンドだが、もっと奥の方にはドラゴンのような影が見える。
浅い階層の魔物から順に溢れ出て来ているのだろう。
時間が経つにつれて相手が強くなっていくのは辛い。
ただでさえ強敵を相手にしないといけないのに、戦う時には疲労困憊になっている可能性が高いからだ。
僕は集まっている騎士と衛兵にも支援魔法を掛ける。
「エルクも来たんだな」
呼ばれて振り向くとロック君がいた。
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