100 / 201
ドラゴンの味
しおりを挟む
僕達はクラリスさんの家でレッドドラゴンを焼く
肉の味を楽しむためにステーキだ!
焼き加減をどうするか迷ったけど、魔物だし中までじっくりと焼くことにした
僕はレッドドラゴンのステーキに齧り付く
「うん、美味しいけど期待した程じゃないね」
確かに美味しいけど、創造で創った牛肉の方が断然美味しい
「何言ってるのよ。すごく美味しいわよ。このレベルのお肉を売ってるお店なんてないわよ」
お姉ちゃんに言われる
クラリスさんは無言で頬張っている
僕はいつの間にか舌が肥えてしまったようだ
「そうだね。期待しすぎていただけで美味しいよ」
僕はそう言いながら、こっそりとお姉ちゃんの皿に牛肉を乗せる
「うーん!今食べたところすごく美味しいわ!どこの部位だったのかな?」
お姉ちゃんは僕が置いた牛肉を食べた後に言った
やっぱりレッドドラゴンの肉は牛肉に劣るらしい
「お姉ちゃん、それ僕が持ってた違う肉だよ」
僕はお姉ちゃんに真実を伝える
「……そうね。エルクの言う通りドラゴンの肉もそこそこの美味しさね」
一瞬でお姉ちゃんは意見を変えた。
僕はそんなお姉ちゃんを見ないフリをしつつも、皿には牛肉を乗せてあげた
肉に夢中で僕達のことを忘れていそうなクラリスさんの皿にも乗せておいた
少ししてクラリスさんもお姉ちゃんと同じような反応をしたので、クラリスさんにも焼きそばの時の肉だと伝えた
結果としてレッドドラゴンの肉が薄れてしまい、目的がズレてしまったことに、僕はしまったと思う。
お腹の膨れた僕達は、クラリスさんの家をお暇することにした。
寮に戻る前にお姉ちゃんから、明日放課後に学院長のところに行くと言われた。
なんでも、僕の力を隠してもらっていた件で話をしに行くらしい。
僕は了承の返事をしてお姉ちゃんと別れた
翌日、訓練が始まる前にローザ達に僕の魔力について話をした。
パーティをどうするか決めるためだ
「自分の力に気づいたのね」
ローザに言われる
「うん、色々とやらかしてたみたいでごめんね」
「そんなことはいいのよ。それでパーティを抜けたいってこと?」
「抜けたいわけじゃないよ。楽しかったから……。でもカッシュさんに力量差が大きいパーティは良くないって言われてね。僕は抜けたくないんだけど、ローザ達を困らせるのは嫌だなって」
「それなら抜ける必要なんてないわよ。何を勘違いしてるのか知らないけど、私達はエルクの力には前から気づいていたわ。その上で一緒にパーティを組んでいたんだから、今更言われたところで困らないわよ」
「そっか、変なこと言ってごめんね、これからもよろしく」
良かった
「エルクは変わらないのね。なんか色々気にしていた私の方がバカみたいね」
「そんなことないよ。僕のためにしてくれたってことが嬉しいよ」
いい友達を持ったと本当に思う
「聞かないようにしてたんだけど、別荘に向かった時にルドガーに何かした?」
フレイに聞かれる
「回復魔法を掛けたよ」
「それだけ?」
「……防護魔法も掛けたよ」
フレイ達には話してもいいだろう。創造の事は言わないけど、疑われたところで悪いようにはしないはずだ
「防護魔法も使えたのね。他には何もしてない?」
僕は思い返す……。
「してないよ」
「テントにはなにかした?」
「結界と遮音……」
「遮音はなんとなくわかるけど、結界って何かしら?」
「指定した相手しか入れない見えない壁かな。こういうの」
僕は自分の周りに結界を張る
「この辺り触ってみて」
僕はフレイに結界に触るように言う
「本当だ。ここに見えない壁がある」
フレイは結界をペタペタと触る
ローザも触ろうとして、結界をすり抜ける
「ローザは指定してあるから結界に当たらないんだよ」
「ありがとう。大体謎が解けたわ。後一つだけ、私がおかしくなった時に回復魔法掛けたよね?あれって本当に回復魔法?」
あの時に使ったスキルのほとんどが怪しまれていたようだ
「本当は浄化魔法だよ。けがれたものを取り除く魔法なんだけど、服とか身体の汚れが取れるんだ」
「そう、わかったわ」
「ねえ、なんでそんなにスキルが使えるのよ?」
ローザに聞かれてしまう
「ごめん。それは言えない」
嘘で誤魔化したくなかったので、言わないと宣言した
「そう、無理には聞かないわ」
「うん、他の人にはスキルがたくさん使える事は内緒にしておいてね」
「それはもちろん構わないけど、既にみんなの前で色々と使っちゃってるじゃない」
確かにそうではある
「これ以上は秘密って事でお願い」
「わかったわ」
「訓練を始めるぞ。全員集まれ」
サウス先生が入ってきた
「それじゃあね」
訓練を終えた後、今度はラクネとダイス君に話をした
「エルク君は神の遣いってことだよね?」
話をした後にラクネに言われた
最近は普通だったのに、また崇拝モードになってしまった
「違うよ」
僕は否定しながら思う。経緯はどうあれ、転生した僕が神の遣いというのも、あながち間違いではないのかもしれないと……
「ラクネ、エルクが困ってるだろ。自分の力に自覚しただけでこいつは何も変わってないぜ」
「う、うん。そうだね」
「ラクネもダイス君もありがとうね」
「お礼を言うのは私の方だよ。お姉ちゃんの事ありがとね」
「俺もだ。エルクは気づいてないみたいだが、色々と助かっている。ありがとな」
ダイス君には助けてもらってばかりな気がするけど、知らないうちに何かしてたのだろうか……
「今度教えてね」
「ああ、気が向いたらな」
やっぱり、今は言いたくないようだ
「そういえば前に高等部に行った時に、冒険者の人がドラゴンの肉の話をしてたの覚えてる?」
「うん」「ああ」
「レッドドラゴンの肉があるんだけど食べるかなって」
「倒したのか?」
「うん。昨日、お姉ちゃんとルインダンジョンに行ってたから」
「そうか。エルクの姉ちゃんが、去年飛び級した女の子だったんだもんな。初等部に探しに行ってもいないわけだ」
「びっくりしたよ」
「姉弟揃って魔力量がヤバいって、何か特別な訓練法でもあるのか?」
「多分だけど、魔力を全部使って動けなくなってから、さらに魔力を使うようにしてたからだと思うよ」
「そういえば前にそんな事言ってたな。本気で言ってるのか?」
ダイス君のこの反応を見るとやっぱり地獄のような辛さがあるのだろう
「うん。でも、なぜか僕は辛くないんだよね。なんでだろう?お姉ちゃんは回復魔法で辛さを無くしたみたいだよ。それまでは地獄のような辛さだって言ってた。姉の意地で乗り切ったって」
「そうか……。今度試してみる」
ダイス君は地獄に挑戦するようだ
「無理はしないでね。お姉ちゃんも1週間くらいだったから耐えられただけみたいだし……」
「……俺も苦しみから逃れる方法を見つけろってことだな」
「その方がいいかも。じゃないと定期的に苦しみを味わう人生になっちゃうよ……」
考えただけでも悲しい人生だ。強くなるためには辞めることが出来ず、辞めた時には敗北感を味わうのだろう
「それは考えたくないな」
「助言になるかわからないけど、お姉ちゃんは回復魔法で魔力を使いつつ、魔力を回復させてるって言ってたよ。辛さから逃れるヒントはその辺りにあるのかも知れない」
「なんか矛盾してねぇか。ムズいな」
「とりあえず、これあげるよ。やる時には飲んでね」
僕は魔力回復ポーションをダイス君に渡す
「あ…」
ラクネが声を出す
「どうした?」
「それすごく苦いんだよ。すっごく苦い」
ラクネは2回言った。そんなに苦かったのが嫌だったのだろうか
「……ありがたく頂くな」
ダイス君は複雑そうな顔で受け取った
肉の味を楽しむためにステーキだ!
焼き加減をどうするか迷ったけど、魔物だし中までじっくりと焼くことにした
僕はレッドドラゴンのステーキに齧り付く
「うん、美味しいけど期待した程じゃないね」
確かに美味しいけど、創造で創った牛肉の方が断然美味しい
「何言ってるのよ。すごく美味しいわよ。このレベルのお肉を売ってるお店なんてないわよ」
お姉ちゃんに言われる
クラリスさんは無言で頬張っている
僕はいつの間にか舌が肥えてしまったようだ
「そうだね。期待しすぎていただけで美味しいよ」
僕はそう言いながら、こっそりとお姉ちゃんの皿に牛肉を乗せる
「うーん!今食べたところすごく美味しいわ!どこの部位だったのかな?」
お姉ちゃんは僕が置いた牛肉を食べた後に言った
やっぱりレッドドラゴンの肉は牛肉に劣るらしい
「お姉ちゃん、それ僕が持ってた違う肉だよ」
僕はお姉ちゃんに真実を伝える
「……そうね。エルクの言う通りドラゴンの肉もそこそこの美味しさね」
一瞬でお姉ちゃんは意見を変えた。
僕はそんなお姉ちゃんを見ないフリをしつつも、皿には牛肉を乗せてあげた
肉に夢中で僕達のことを忘れていそうなクラリスさんの皿にも乗せておいた
少ししてクラリスさんもお姉ちゃんと同じような反応をしたので、クラリスさんにも焼きそばの時の肉だと伝えた
結果としてレッドドラゴンの肉が薄れてしまい、目的がズレてしまったことに、僕はしまったと思う。
お腹の膨れた僕達は、クラリスさんの家をお暇することにした。
寮に戻る前にお姉ちゃんから、明日放課後に学院長のところに行くと言われた。
なんでも、僕の力を隠してもらっていた件で話をしに行くらしい。
僕は了承の返事をしてお姉ちゃんと別れた
翌日、訓練が始まる前にローザ達に僕の魔力について話をした。
パーティをどうするか決めるためだ
「自分の力に気づいたのね」
ローザに言われる
「うん、色々とやらかしてたみたいでごめんね」
「そんなことはいいのよ。それでパーティを抜けたいってこと?」
「抜けたいわけじゃないよ。楽しかったから……。でもカッシュさんに力量差が大きいパーティは良くないって言われてね。僕は抜けたくないんだけど、ローザ達を困らせるのは嫌だなって」
「それなら抜ける必要なんてないわよ。何を勘違いしてるのか知らないけど、私達はエルクの力には前から気づいていたわ。その上で一緒にパーティを組んでいたんだから、今更言われたところで困らないわよ」
「そっか、変なこと言ってごめんね、これからもよろしく」
良かった
「エルクは変わらないのね。なんか色々気にしていた私の方がバカみたいね」
「そんなことないよ。僕のためにしてくれたってことが嬉しいよ」
いい友達を持ったと本当に思う
「聞かないようにしてたんだけど、別荘に向かった時にルドガーに何かした?」
フレイに聞かれる
「回復魔法を掛けたよ」
「それだけ?」
「……防護魔法も掛けたよ」
フレイ達には話してもいいだろう。創造の事は言わないけど、疑われたところで悪いようにはしないはずだ
「防護魔法も使えたのね。他には何もしてない?」
僕は思い返す……。
「してないよ」
「テントにはなにかした?」
「結界と遮音……」
「遮音はなんとなくわかるけど、結界って何かしら?」
「指定した相手しか入れない見えない壁かな。こういうの」
僕は自分の周りに結界を張る
「この辺り触ってみて」
僕はフレイに結界に触るように言う
「本当だ。ここに見えない壁がある」
フレイは結界をペタペタと触る
ローザも触ろうとして、結界をすり抜ける
「ローザは指定してあるから結界に当たらないんだよ」
「ありがとう。大体謎が解けたわ。後一つだけ、私がおかしくなった時に回復魔法掛けたよね?あれって本当に回復魔法?」
あの時に使ったスキルのほとんどが怪しまれていたようだ
「本当は浄化魔法だよ。けがれたものを取り除く魔法なんだけど、服とか身体の汚れが取れるんだ」
「そう、わかったわ」
「ねえ、なんでそんなにスキルが使えるのよ?」
ローザに聞かれてしまう
「ごめん。それは言えない」
嘘で誤魔化したくなかったので、言わないと宣言した
「そう、無理には聞かないわ」
「うん、他の人にはスキルがたくさん使える事は内緒にしておいてね」
「それはもちろん構わないけど、既にみんなの前で色々と使っちゃってるじゃない」
確かにそうではある
「これ以上は秘密って事でお願い」
「わかったわ」
「訓練を始めるぞ。全員集まれ」
サウス先生が入ってきた
「それじゃあね」
訓練を終えた後、今度はラクネとダイス君に話をした
「エルク君は神の遣いってことだよね?」
話をした後にラクネに言われた
最近は普通だったのに、また崇拝モードになってしまった
「違うよ」
僕は否定しながら思う。経緯はどうあれ、転生した僕が神の遣いというのも、あながち間違いではないのかもしれないと……
「ラクネ、エルクが困ってるだろ。自分の力に自覚しただけでこいつは何も変わってないぜ」
「う、うん。そうだね」
「ラクネもダイス君もありがとうね」
「お礼を言うのは私の方だよ。お姉ちゃんの事ありがとね」
「俺もだ。エルクは気づいてないみたいだが、色々と助かっている。ありがとな」
ダイス君には助けてもらってばかりな気がするけど、知らないうちに何かしてたのだろうか……
「今度教えてね」
「ああ、気が向いたらな」
やっぱり、今は言いたくないようだ
「そういえば前に高等部に行った時に、冒険者の人がドラゴンの肉の話をしてたの覚えてる?」
「うん」「ああ」
「レッドドラゴンの肉があるんだけど食べるかなって」
「倒したのか?」
「うん。昨日、お姉ちゃんとルインダンジョンに行ってたから」
「そうか。エルクの姉ちゃんが、去年飛び級した女の子だったんだもんな。初等部に探しに行ってもいないわけだ」
「びっくりしたよ」
「姉弟揃って魔力量がヤバいって、何か特別な訓練法でもあるのか?」
「多分だけど、魔力を全部使って動けなくなってから、さらに魔力を使うようにしてたからだと思うよ」
「そういえば前にそんな事言ってたな。本気で言ってるのか?」
ダイス君のこの反応を見るとやっぱり地獄のような辛さがあるのだろう
「うん。でも、なぜか僕は辛くないんだよね。なんでだろう?お姉ちゃんは回復魔法で辛さを無くしたみたいだよ。それまでは地獄のような辛さだって言ってた。姉の意地で乗り切ったって」
「そうか……。今度試してみる」
ダイス君は地獄に挑戦するようだ
「無理はしないでね。お姉ちゃんも1週間くらいだったから耐えられただけみたいだし……」
「……俺も苦しみから逃れる方法を見つけろってことだな」
「その方がいいかも。じゃないと定期的に苦しみを味わう人生になっちゃうよ……」
考えただけでも悲しい人生だ。強くなるためには辞めることが出来ず、辞めた時には敗北感を味わうのだろう
「それは考えたくないな」
「助言になるかわからないけど、お姉ちゃんは回復魔法で魔力を使いつつ、魔力を回復させてるって言ってたよ。辛さから逃れるヒントはその辺りにあるのかも知れない」
「なんか矛盾してねぇか。ムズいな」
「とりあえず、これあげるよ。やる時には飲んでね」
僕は魔力回復ポーションをダイス君に渡す
「あ…」
ラクネが声を出す
「どうした?」
「それすごく苦いんだよ。すっごく苦い」
ラクネは2回言った。そんなに苦かったのが嫌だったのだろうか
「……ありがたく頂くな」
ダイス君は複雑そうな顔で受け取った
72
お気に入りに追加
744
あなたにおすすめの小説

病弱が転生 ~やっぱり体力は無いけれど知識だけは豊富です~
於田縫紀
ファンタジー
ここは魔法がある世界。ただし各人がそれぞれ遺伝で受け継いだ魔法や日常生活に使える魔法を持っている。商家の次男に生まれた俺が受け継いだのは鑑定魔法、商売で使うにはいいが今一つさえない魔法だ。
しかし流行風邪で寝込んだ俺は前世の記憶を思い出す。病弱で病院からほとんど出る事無く日々を送っていた頃の記憶と、動けないかわりにネットや読書で知識を詰め込んだ知識を。
そしてある日、白い花を見て鑑定した事で、俺は前世の知識を使ってお金を稼げそうな事に気付いた。ならば今のぱっとしない暮らしをもっと豊かにしよう。俺は親友のシンハ君と挑戦を開始した。
対人戦闘ほぼ無し、知識チート系学園ものです。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています

迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

念動力ON!〜スキル授与の列に並び直したらスキル2個貰えた〜
ばふぉりん
ファンタジー
こんなスキルあったらなぁ〜?
あれ?このスキルって・・・えい〜できた
スキル授与の列で一つのスキルをもらったけど、列はまだ長いのでさいしょのすきるで後方の列に並び直したらそのまま・・・もう一個もらっちゃったよ。
いいの?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

外れスキルと馬鹿にされた【経験値固定】は実はチートスキルだった件
霜月雹花
ファンタジー
15歳を迎えた者は神よりスキルを授かる。
どんなスキルを得られたのか神殿で確認した少年、アルフレッドは【経験値固定】という訳の分からないスキルだけを授かり、無能として扱われた。
そして一年後、一つ下の妹が才能がある者だと分かるとアルフレッドは家から追放処分となった。
しかし、一年という歳月があったおかげで覚悟が決まっていたアルフレッドは動揺する事なく、今後の生活基盤として冒険者になろうと考えていた。
「スキルが一つですか? それも攻撃系でも魔法系のスキルでもないスキル……すみませんが、それでは冒険者として務まらないと思うので登録は出来ません」
だがそこで待っていたのは、無能なアルフレッドは冒険者にすらなれないという現実だった。
受付との会話を聞いていた冒険者達から逃げるようにギルドを出ていき、これからどうしようと悩んでいると目の前で苦しんでいる老人が目に入った。
アルフレッドとその老人、この出会いにより無能な少年として終わるはずだったアルフレッドの人生は大きく変わる事となった。
2024/10/05 HOT男性向けランキング一位。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる