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タイムアタック
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座学のテストが終ってから数日、登校してすぐに僕達チームの3人は先生に呼ばれていた。
「これから前に言った通りダンジョンでタイムアタックを行う。準備は出来てるな?」
心の準備は出来てないよ。急すぎる
「出来てるようだな、それではここに行ってこい。現地には協力していただく冒険者の方がいらっしゃるので、しっかり言う事を聞くように」
いや、出来てないよ?
……行くしかないようだ
僕達は言われたダンジョンに向かう
「試験は今日だったんだな。前もって準備はしてはいるから頑張ろうぜ」
ダイスくんが気持ちを切り替えようとする
「本当に急だったね、ビックリしたよ」
「前もって話をした通りでいいの?先頭からダイスくん、僕、ラクネの順で」
「行ってみて変えるかもしれないが、それでいこうと思う。迷うことがあれば多数決で決める。戦闘中等で話が出来ない時はラクネが指示を出してくれ」
「本当に私でいいの?」
ラクネは心配そうだ
「ああ、頼む。俺が前衛で戦いながら指示を出すのは無理だ。全体が見やすい後衛のラクネが適任だ」
「うん、頑張る」
その後、細かい動き方の確認をしながら向い、指定されたダンジョンに着いた
「おう、お前らこっちだ」
僕達を呼ぶ男性のところへ向かう
「俺が今回の試験官をするボルドだ。説明は受けていると思うが一応確認させてもらう」
説明を受けていないので助かる
「ダンジョンに入ってから10層にいるボスを倒して、ここに戻ってくるまでを測定する。俺も同行するが試験官として同行するだけだ。危険がない限りは干渉しないから、いない者として動いてくれ。タイム以外の加点も俺が採点するが詳細は秘密だ。問題ないな?」
「はい」
ダイスくんが返事をするけど、先生から説明を元々聞いてないので問題があるかどうかは不明なところだ。
「それじゃあ30分後に入るから、準備があるならそれまでに終わらせておけよ」
「わかりました」
そして30分後、僕達の試験が始まる
「ここは右かな」
僕は別れ道で階段に近い方をダイスくんに教える
「おう、右だな」
ダイスくんは別れ道を右に曲がる
「そこの角を曲がった先に魔物がいるよ。気をつけて」
「助かる、確認するから待ってくれ」
ダイスくんが曲がった先を確認する
「スライムがいるだけだ。無視して進むぞ」
「「うん」」
スライムを無視して進むと狙い通り階段があった
「よし、降りるぞ」
順調にダンジョンを進んでいく。
そして5層に降りる階段の手前にて今までと変化があった
「ダイスくん、ちょっとストップ!」
僕は先頭を歩くダイスくんを止める
「どうした?」
「そこにトラップがあるよ」
「マジだ、助かったぜ」
「ちょっと待ってて」
僕は罠をスキルで解除する
「もう大丈夫だよ」
「ありがとな!どうする?ここからは罠があるなら少しスピード落とすか?」
「その方がいいと思うよ」
「私もそう思う。結構いいペースで進めてるから、今は安全を優先した方がいいかな」
全員一致のようだ
「よし、なら少しペース下げるからな。また何か気づいたら教えて欲しい」
「うん」
僕達は少し歩く速度を落として進む
途中、宝箱の反応を見つけたので別れ道で2人に確認する
「階段は右の方だけど、左の方には宝箱があるよ。どっちに行く?」
「俺は宝箱だな。少しペースを落としたけど、かなりいいペースで降りてきているはずだから加点を狙ってもいいと思う」
「私も宝箱でいいと思う。でも前みたいにすぐに見つからないなら諦めた方がいいかも…」
「僕もそう思うよ。タイム以外も狙っていきたいけど、それで時間を食いすぎるのは良くないかな」
「なら、行き止まりまで行って無かったら引き返すか。それならそこまでの時間はロスしないだろう」
「そうだね」
僕達は宝箱を探しにいく。
宝箱の方に歩いて行くとポツンと宝箱が置いてあった。
ダイスくんが開けようとする。
今回はタイムアタックなので、誰が開けるか確認しないのはいいけど問題がある。
「ダイスくん、開けないで」
僕は宝箱を開けようとしているダイスくんを止める
「なんでだ?せっかく見つけたのに」
ダイスくんは不満そうだ
「その宝箱はトラップだから解除するよ」
宝箱からトラップの反応があるので、僕は解除してから開ける
「なんかメダルが入ってたよ」
僕は2人にメダルを見せる
「あー、このメダルか。これはダンジョンでたまに見つかるメダルだよ。なんのメダルかわかってないから価値はあまりないな。希少って程少ないわけでもないしな」
「そっか。残念だね」
「用途が判れば価値が上がるかも知れないから持っとくといいかもな。俺はいらないから2人の欲しい方がもらっていいぜ」
「エルクくん、もらっていいよ。私も特に欲しいものではないから」
「ありがとう。それじゃあもらっちゃうね」
僕はメダルをバックに入れる
「それじゃあ、また下を目指すか」
僕達はまた10層に向かって進み始める
「ダイスくん、そこの壁にトラップあるよ。気を付けて」
「わかった」
「ダイスくん、階段の前にトラップあるよ。解除するから待ってて」
「ああ」
「ダイスくん、そこの床にトラップあるから端を歩いて」
「お、おう」
無事トラップを回避しながら、遂に10層まで辿り着いた。
そして、目の前には禍々しい扉がある
「よし、ボス部屋だな。準備はいいか?」
ダイスくんが気合を入れる
「ちょっと待って」
「なんだ?」
「扉にもトラップが仕掛けられてるよ」
「このダンジョン、トラップが多すぎるだろ!どんどんわかりにくくなってるし、俺だけだったら全部引っかかってたぞ。悪意を感じる」
「私も気づかなかった。仕掛け方が陰湿だよ……」
「僕はスキルで気付いてるだけだからね。解除しちゃうね」
僕はトラップを解除する
「これで大丈夫だよ」
扉を開けると因縁の相手がいた……
「これから前に言った通りダンジョンでタイムアタックを行う。準備は出来てるな?」
心の準備は出来てないよ。急すぎる
「出来てるようだな、それではここに行ってこい。現地には協力していただく冒険者の方がいらっしゃるので、しっかり言う事を聞くように」
いや、出来てないよ?
……行くしかないようだ
僕達は言われたダンジョンに向かう
「試験は今日だったんだな。前もって準備はしてはいるから頑張ろうぜ」
ダイスくんが気持ちを切り替えようとする
「本当に急だったね、ビックリしたよ」
「前もって話をした通りでいいの?先頭からダイスくん、僕、ラクネの順で」
「行ってみて変えるかもしれないが、それでいこうと思う。迷うことがあれば多数決で決める。戦闘中等で話が出来ない時はラクネが指示を出してくれ」
「本当に私でいいの?」
ラクネは心配そうだ
「ああ、頼む。俺が前衛で戦いながら指示を出すのは無理だ。全体が見やすい後衛のラクネが適任だ」
「うん、頑張る」
その後、細かい動き方の確認をしながら向い、指定されたダンジョンに着いた
「おう、お前らこっちだ」
僕達を呼ぶ男性のところへ向かう
「俺が今回の試験官をするボルドだ。説明は受けていると思うが一応確認させてもらう」
説明を受けていないので助かる
「ダンジョンに入ってから10層にいるボスを倒して、ここに戻ってくるまでを測定する。俺も同行するが試験官として同行するだけだ。危険がない限りは干渉しないから、いない者として動いてくれ。タイム以外の加点も俺が採点するが詳細は秘密だ。問題ないな?」
「はい」
ダイスくんが返事をするけど、先生から説明を元々聞いてないので問題があるかどうかは不明なところだ。
「それじゃあ30分後に入るから、準備があるならそれまでに終わらせておけよ」
「わかりました」
そして30分後、僕達の試験が始まる
「ここは右かな」
僕は別れ道で階段に近い方をダイスくんに教える
「おう、右だな」
ダイスくんは別れ道を右に曲がる
「そこの角を曲がった先に魔物がいるよ。気をつけて」
「助かる、確認するから待ってくれ」
ダイスくんが曲がった先を確認する
「スライムがいるだけだ。無視して進むぞ」
「「うん」」
スライムを無視して進むと狙い通り階段があった
「よし、降りるぞ」
順調にダンジョンを進んでいく。
そして5層に降りる階段の手前にて今までと変化があった
「ダイスくん、ちょっとストップ!」
僕は先頭を歩くダイスくんを止める
「どうした?」
「そこにトラップがあるよ」
「マジだ、助かったぜ」
「ちょっと待ってて」
僕は罠をスキルで解除する
「もう大丈夫だよ」
「ありがとな!どうする?ここからは罠があるなら少しスピード落とすか?」
「その方がいいと思うよ」
「私もそう思う。結構いいペースで進めてるから、今は安全を優先した方がいいかな」
全員一致のようだ
「よし、なら少しペース下げるからな。また何か気づいたら教えて欲しい」
「うん」
僕達は少し歩く速度を落として進む
途中、宝箱の反応を見つけたので別れ道で2人に確認する
「階段は右の方だけど、左の方には宝箱があるよ。どっちに行く?」
「俺は宝箱だな。少しペースを落としたけど、かなりいいペースで降りてきているはずだから加点を狙ってもいいと思う」
「私も宝箱でいいと思う。でも前みたいにすぐに見つからないなら諦めた方がいいかも…」
「僕もそう思うよ。タイム以外も狙っていきたいけど、それで時間を食いすぎるのは良くないかな」
「なら、行き止まりまで行って無かったら引き返すか。それならそこまでの時間はロスしないだろう」
「そうだね」
僕達は宝箱を探しにいく。
宝箱の方に歩いて行くとポツンと宝箱が置いてあった。
ダイスくんが開けようとする。
今回はタイムアタックなので、誰が開けるか確認しないのはいいけど問題がある。
「ダイスくん、開けないで」
僕は宝箱を開けようとしているダイスくんを止める
「なんでだ?せっかく見つけたのに」
ダイスくんは不満そうだ
「その宝箱はトラップだから解除するよ」
宝箱からトラップの反応があるので、僕は解除してから開ける
「なんかメダルが入ってたよ」
僕は2人にメダルを見せる
「あー、このメダルか。これはダンジョンでたまに見つかるメダルだよ。なんのメダルかわかってないから価値はあまりないな。希少って程少ないわけでもないしな」
「そっか。残念だね」
「用途が判れば価値が上がるかも知れないから持っとくといいかもな。俺はいらないから2人の欲しい方がもらっていいぜ」
「エルクくん、もらっていいよ。私も特に欲しいものではないから」
「ありがとう。それじゃあもらっちゃうね」
僕はメダルをバックに入れる
「それじゃあ、また下を目指すか」
僕達はまた10層に向かって進み始める
「ダイスくん、そこの壁にトラップあるよ。気を付けて」
「わかった」
「ダイスくん、階段の前にトラップあるよ。解除するから待ってて」
「ああ」
「ダイスくん、そこの床にトラップあるから端を歩いて」
「お、おう」
無事トラップを回避しながら、遂に10層まで辿り着いた。
そして、目の前には禍々しい扉がある
「よし、ボス部屋だな。準備はいいか?」
ダイスくんが気合を入れる
「ちょっと待って」
「なんだ?」
「扉にもトラップが仕掛けられてるよ」
「このダンジョン、トラップが多すぎるだろ!どんどんわかりにくくなってるし、俺だけだったら全部引っかかってたぞ。悪意を感じる」
「私も気づかなかった。仕掛け方が陰湿だよ……」
「僕はスキルで気付いてるだけだからね。解除しちゃうね」
僕はトラップを解除する
「これで大丈夫だよ」
扉を開けると因縁の相手がいた……
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