50 / 201
行いの結果
しおりを挟む
僕達はローザとフレイが戻って来たところで子猫を女の子に届けにいく
ローザとフレイの足元には猫がかわるがわるやってきてはスリスリと体を擦り付けている。
マタタビを付けすぎたかもしれない。
女の子に子猫を渡して、ギルドに報告をしに行く。
ギルドの中はなんだか空気がおかしかった。
僕達が中に入るとギルド員の目がギラリとこちらを向いた。
え、怖いんだけど?
僕は後退り、ギルドを出ようとする。
逃げられなかった。ギルド員の男性に腕を掴まれる。
「どうされましたか?依頼報告ですよね?クラリスさんならあちらにいますよ」
クラリスさんがいる受付に並んでいる冒険者の人達も異様な空気を察してか列を開ける。
「……。ちゃんと並びますので大丈夫ですよ」
「…………いえいえ、お先にどうぞ」
クラリスさんと話をしていたガタイのいい男性に順番を譲られる
僕はローザ達を見る
「良くわからないけど、良いって言ってるなら報告してしまいましょう」
ローザが答える。こうゆう時、ローザはたくましい。
「……そうだね」
僕達はクラリスさんに子猫探しの報告をする
「お疲れ様でした。無事見つかって良かったです。それではギルド証を出して下さい」
僕達はギルド証を渡す。
「はい、達成になります。報酬は始めに説明した通りありませんので以上になります」
お、問題なく終わった。もしかして僕の勘違いだったかな?
「……エルクくんはこの後、ギルドで預かりますのでローザちゃん達は帰っても大丈夫よ」
勘違いではなかった。しかも用があるのは僕だけのようだ。
「えっと、なにかありましたか?」
「エルクくん、ごめんね。私の力不足だったわ。」
クラリスさんに謝られる
もしかして、高等部を凍らせた件がバレてしまったのだろうか……
「……えっと、なんで謝ってるんですか?」
「私にもっと力があればエルクくんを守ってあげれたわ。私はエルクくんを売ったのよ」
何かまずい事になっているみたいだけど、勝手に僕を売らないで欲しい
「えっと、用事を思い出したので帰ったらダメですか?」
僕は逃げるを選択する。
「それはやめて。私が耐えられないわ。エルクくんは何も悪く無いけど、私達を助けると思って話を聞いて」
私……達?
「クラリスさんだけではないんですか?僕を売ったのは」
「ギルマスとカッシュさんも共犯よ」
あの2人も僕を売ったのか……
でも、今日の出来事で3人が関係している事はなんとなくわかった。売られた理由はわからないけど……
「わかりました。話を聞きます。僕が悪いわけではないんですよね?」
「ええ、エルクくんは何も悪くないわ。全ては調子に乗った私達が悪いのよ。でも私達ではどうしようもなかったの」
ギルマスまでいて解決できないことを僕がどうにか出来るのだろうか
「それでなんですか?」
「朝に焼きそばを作ったじゃない?」
やっぱり朝の件だ。
「はい、作りましたよ」
「あの匂いのせいでギルドのみんなが限界なのよ」
ん?
「えっと、どうゆうことですか?」
「エルクくんが出て行った後も3人で焼肉と焼きそばを作って食べてたのよ」
「そのつもりで材料を置いていきましたよ。それがどうかしたんですか?」
「私達が焼いてる間、ずっとあの焼きそばの匂いがギルドの中に充満してたみたいなの。その匂いの中で仕事をし続けていたみんなの不満が爆発したの。俺達にも食わせろってね」
「分けてあげればよかったじゃないですか?」
もしかして、断ったのか?さすがにそこまでじゃないと信じたいけど……
「その時には、既に食べ終えた後だったのよ。材料はなにも残ってなかったわ」
結構な量を置いていったのに、本当に食べ切るとは思わなかった……
「……それはどうしようもないですね。」
「一応、材料を買ってこようと思ったのよ。でも揃わなかったわ。あの黒い液体がどこにも売ってなかったの。後、お肉もあんなに美味しいのは見つからなかったわ。まあ、お肉に関しては、みんなは実物を見てないからどうとでもなるけどね」
「それで出所を聞かれて僕を売ったわけですね」
「そうです……」
クラリスさんはしょんぼりしながら答える
これはソースを追加で渡すまでは返してもらえなさそうだ。
「わかりました。材料を寮に取りに行ってきます」
「エルクくん、ありがとう」
僕はまた寮に行くフリをして時間を潰してから、ギルドに戻ってクラリスさんに材料を渡す。
「わざわざありがとうね。これはギルマスからよ。代金として受け取ってね。コンロとかはまた後日に返すわ」
「わかりました。また明日依頼を受けに来ますのでその時にもらいます」
焼きそばを作っただけでこんなに大事になるとは思ってなかったな。
翌日、僕は1人で依頼を受けにギルドに来た。
ギルドに入ってすぐにクラリスさんに呼ばれた。
昨日の焼きそばの件かな……
「エルクくん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」
ん?なんだか様子がおかしいな。クラリスさんは神妙な顔をしている
「なんですか?」
「昨日の子猫探しなんだけど、何かした?」
焼きそばではなく、猫探しの方らしい
「なにかあったんですか?」
「昨日の夜に依頼が2件入ったんだけど、どっちも猫探しなのよ。しかも2件とも近所に住んでいる人よ。偶然とは思えないから、もしかしてエルクくんが何かしたのかと思ってね」
そんな事言われても猫を探しただけで、逃したわけではない
「なんで逃げたかわかりますか?」
「2件とも家の中で猫を飼ってたらしいんだけど、急に窓から逃げたらしいわ。普段は窓を開けてても逃げることなんてないそうなんだけど……」
たまには猫だって外に行きたいこともあるんじゃないかな……
「昨日どうやって子猫を見つけたか教えてもらってもいいかしら?」
昨日見つけた方法は、マタタビを焚いて……マタタビに釣られて家の外に出たんだ
僕は子猫を1匹見つけるために猫を2匹逃したらしい。
「その顔は何か心当たりがありそうね。」
「はい……そうですね」
「それじゃあ、猫探しを今日もしてもらっていいかしら。今度は周りに気をつけてね」
「はい、わかりました」
「それと、これありがとうね。助かったわ。洗ってあるからね」
コンロ等を受け取る
この後僕は、昨日と同じ猫の溜まり場に行って、近くの家の猫を飼っている人に窓を閉めてもらうようにお願いしてからマタタビを焚いて、無事猫を確保した。
ちなみに逃げ出した猫はもう1匹いたので、実際に逃げていたのは3匹だった。
創造で創ったマタタビは効果が普通より強いのかもしれない……
元々は僕の所為なので報酬は辞退する。今日も依頼達成の実績だけが付いた。
2日続いてタダ働きである。いや、焼きそばの代金をギルマスから貰ったのでお金は増えてはいるのか……
僕は複雑な気持ちのままギルドを後にした
ローザとフレイの足元には猫がかわるがわるやってきてはスリスリと体を擦り付けている。
マタタビを付けすぎたかもしれない。
女の子に子猫を渡して、ギルドに報告をしに行く。
ギルドの中はなんだか空気がおかしかった。
僕達が中に入るとギルド員の目がギラリとこちらを向いた。
え、怖いんだけど?
僕は後退り、ギルドを出ようとする。
逃げられなかった。ギルド員の男性に腕を掴まれる。
「どうされましたか?依頼報告ですよね?クラリスさんならあちらにいますよ」
クラリスさんがいる受付に並んでいる冒険者の人達も異様な空気を察してか列を開ける。
「……。ちゃんと並びますので大丈夫ですよ」
「…………いえいえ、お先にどうぞ」
クラリスさんと話をしていたガタイのいい男性に順番を譲られる
僕はローザ達を見る
「良くわからないけど、良いって言ってるなら報告してしまいましょう」
ローザが答える。こうゆう時、ローザはたくましい。
「……そうだね」
僕達はクラリスさんに子猫探しの報告をする
「お疲れ様でした。無事見つかって良かったです。それではギルド証を出して下さい」
僕達はギルド証を渡す。
「はい、達成になります。報酬は始めに説明した通りありませんので以上になります」
お、問題なく終わった。もしかして僕の勘違いだったかな?
「……エルクくんはこの後、ギルドで預かりますのでローザちゃん達は帰っても大丈夫よ」
勘違いではなかった。しかも用があるのは僕だけのようだ。
「えっと、なにかありましたか?」
「エルクくん、ごめんね。私の力不足だったわ。」
クラリスさんに謝られる
もしかして、高等部を凍らせた件がバレてしまったのだろうか……
「……えっと、なんで謝ってるんですか?」
「私にもっと力があればエルクくんを守ってあげれたわ。私はエルクくんを売ったのよ」
何かまずい事になっているみたいだけど、勝手に僕を売らないで欲しい
「えっと、用事を思い出したので帰ったらダメですか?」
僕は逃げるを選択する。
「それはやめて。私が耐えられないわ。エルクくんは何も悪く無いけど、私達を助けると思って話を聞いて」
私……達?
「クラリスさんだけではないんですか?僕を売ったのは」
「ギルマスとカッシュさんも共犯よ」
あの2人も僕を売ったのか……
でも、今日の出来事で3人が関係している事はなんとなくわかった。売られた理由はわからないけど……
「わかりました。話を聞きます。僕が悪いわけではないんですよね?」
「ええ、エルクくんは何も悪くないわ。全ては調子に乗った私達が悪いのよ。でも私達ではどうしようもなかったの」
ギルマスまでいて解決できないことを僕がどうにか出来るのだろうか
「それでなんですか?」
「朝に焼きそばを作ったじゃない?」
やっぱり朝の件だ。
「はい、作りましたよ」
「あの匂いのせいでギルドのみんなが限界なのよ」
ん?
「えっと、どうゆうことですか?」
「エルクくんが出て行った後も3人で焼肉と焼きそばを作って食べてたのよ」
「そのつもりで材料を置いていきましたよ。それがどうかしたんですか?」
「私達が焼いてる間、ずっとあの焼きそばの匂いがギルドの中に充満してたみたいなの。その匂いの中で仕事をし続けていたみんなの不満が爆発したの。俺達にも食わせろってね」
「分けてあげればよかったじゃないですか?」
もしかして、断ったのか?さすがにそこまでじゃないと信じたいけど……
「その時には、既に食べ終えた後だったのよ。材料はなにも残ってなかったわ」
結構な量を置いていったのに、本当に食べ切るとは思わなかった……
「……それはどうしようもないですね。」
「一応、材料を買ってこようと思ったのよ。でも揃わなかったわ。あの黒い液体がどこにも売ってなかったの。後、お肉もあんなに美味しいのは見つからなかったわ。まあ、お肉に関しては、みんなは実物を見てないからどうとでもなるけどね」
「それで出所を聞かれて僕を売ったわけですね」
「そうです……」
クラリスさんはしょんぼりしながら答える
これはソースを追加で渡すまでは返してもらえなさそうだ。
「わかりました。材料を寮に取りに行ってきます」
「エルクくん、ありがとう」
僕はまた寮に行くフリをして時間を潰してから、ギルドに戻ってクラリスさんに材料を渡す。
「わざわざありがとうね。これはギルマスからよ。代金として受け取ってね。コンロとかはまた後日に返すわ」
「わかりました。また明日依頼を受けに来ますのでその時にもらいます」
焼きそばを作っただけでこんなに大事になるとは思ってなかったな。
翌日、僕は1人で依頼を受けにギルドに来た。
ギルドに入ってすぐにクラリスさんに呼ばれた。
昨日の焼きそばの件かな……
「エルクくん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど…」
ん?なんだか様子がおかしいな。クラリスさんは神妙な顔をしている
「なんですか?」
「昨日の子猫探しなんだけど、何かした?」
焼きそばではなく、猫探しの方らしい
「なにかあったんですか?」
「昨日の夜に依頼が2件入ったんだけど、どっちも猫探しなのよ。しかも2件とも近所に住んでいる人よ。偶然とは思えないから、もしかしてエルクくんが何かしたのかと思ってね」
そんな事言われても猫を探しただけで、逃したわけではない
「なんで逃げたかわかりますか?」
「2件とも家の中で猫を飼ってたらしいんだけど、急に窓から逃げたらしいわ。普段は窓を開けてても逃げることなんてないそうなんだけど……」
たまには猫だって外に行きたいこともあるんじゃないかな……
「昨日どうやって子猫を見つけたか教えてもらってもいいかしら?」
昨日見つけた方法は、マタタビを焚いて……マタタビに釣られて家の外に出たんだ
僕は子猫を1匹見つけるために猫を2匹逃したらしい。
「その顔は何か心当たりがありそうね。」
「はい……そうですね」
「それじゃあ、猫探しを今日もしてもらっていいかしら。今度は周りに気をつけてね」
「はい、わかりました」
「それと、これありがとうね。助かったわ。洗ってあるからね」
コンロ等を受け取る
この後僕は、昨日と同じ猫の溜まり場に行って、近くの家の猫を飼っている人に窓を閉めてもらうようにお願いしてからマタタビを焚いて、無事猫を確保した。
ちなみに逃げ出した猫はもう1匹いたので、実際に逃げていたのは3匹だった。
創造で創ったマタタビは効果が普通より強いのかもしれない……
元々は僕の所為なので報酬は辞退する。今日も依頼達成の実績だけが付いた。
2日続いてタダ働きである。いや、焼きそばの代金をギルマスから貰ったのでお金は増えてはいるのか……
僕は複雑な気持ちのままギルドを後にした
3
お気に入りに追加
545
あなたにおすすめの小説
自分から売り込みに行ってやる〜娼館エンドなんてまっぴらゴメン〜
かぜかおる
ファンタジー
殴られ、倒れた拍子に頭を打って自分が悪役令嬢に転生したことに気付いたロザリー
ヒロインを虐め倒すはずが、乙女ゲームの設定とは違い虐められている!?
このままいくとロザリーは娼館エンドまっしぐらだが・・・
娼館に売られるくらいなら、自分から売り込みに行ってやる!
プロローグ的なロザリーのモノローグ
R15は保険です。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
異世界で魔法使いとなった俺はネットでお買い物して世界を救う
馬宿
ファンタジー
30歳働き盛り、独身、そろそろ身を固めたいものだが相手もいない
そんな俺が電車の中で疲れすぎて死んじゃった!?
そしてらとある世界の守護者になる為に第2の人生を歩まなくてはいけなくなった!?
農家育ちの素人童貞の俺が世界を守る為に選ばれた!?
10個も願いがかなえられるらしい!
だったら異世界でもネットサーフィンして、お買い物して、農業やって、のんびり暮らしたいものだ
異世界なら何でもありでしょ?
ならのんびり生きたいな
小説家になろう!にも掲載しています
何分、書きなれていないので、ご指摘あれば是非ご意見お願いいたします
異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?
よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ!
こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ!
これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・
どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。
周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ?
俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ?
それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ!
よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・
え?俺様チート持ちだって?チートって何だ?
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる