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秘密がバレた
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久しぶりに学校に行く
教室でローザ達と次の依頼について相談しているとダイスくんが教室に入ってきて話しかけられる
「盛り上がっている所悪いな、少しエルクを貸してくれ」
「ええ、もちろんよ」
ローザが答える
「ちょっと行ってくるよ、今週末は大丈夫だから予定決まったら教えてね」
僕はダイスくんに連れられて教室を出て、人がいない踊り場までやってきた
「それで、何の用?人に聞かれたらまずい話なの?」
「聞きたい事があるだけだ。あんまり他の人に聞かれるのは良くないかもな。」
なんだろうか?
「何を聞きたいの?」
「先週休んでいただろ?冒険者活動だってのは知ってるけどどこに言ってたんだ?」
「スマスラ遺跡の調査だよ。失敗しちゃったけどね…」
「スマスラ遺跡……。本当にスマスラ遺跡に行ったのか?」
「なんでそんな事聞くの?」
もしかして僕が逆方向に行ったのを知ってるのかな?恥ずかしいから知られたくないんだけど
「いや、スレーラ領でエルクに似た人を見たって聞いたからな。気になっただけだ」
ダイスくんの知り合いに見られていたようだ
「恥ずかしいから知られたくなかったんだけどね。実は向かう村の名前を見間違えてスレーラ領に行ってたよ」
「そうか、やっぱりエルクだったか……。ありがとう」
「なんでダイスくんがお礼を言うの?」
「知らなかったのか?スレーラ領は俺の叔父が治めている地域だよ。俺の母親の兄だ」
「そうなんだ……でもなんでお礼を言うの?」
「ダンジョン見つけたのはエルクなんだろ?」
バレているようだ……
「……そうだよ」
「やっぱりか。……叔父が恩賞を渡したがっていたが本当にいらないのか?」
「いらないよ。そのおじさんは僕の事知ってるの?」
「まだ言ってない。俺がたまたま気づいただけだ。それにわざわざ匿名にしてるんだから、勝手に教えたりはしないさ」
「そう、良かった。そのまま隠しといてね」
「わかった」
「聞きたいのはそれだけ?」
「……ああ。ありがとな」
ダイスくんと教室に戻るとラクネとサウス先生以外誰もいなかった
「ダイスにエルク、遅刻だぞ。他の皆はもう行ったぞ。お前達も早く始めろよ。」
「え、何のこと?」
僕は何のことかさっぱりわからない
「いいから、行くぞ。ラクネも待たせて悪かったな」
僕は訳がわからないまま外に行き、馬車に乗り込む
「えっと、これから何をするのか聞いてもいい?」
「ああ、先週いなかったから知らないのか。これから高等部に行って、模擬戦を見学するんだ。模擬戦といっても高等部のチーム対抗戦だから迫力がスゴイぞ。俺達の課題は模擬戦を見てレポートを出すこと。これはチームの課題で、自分達ならどう動くかをまとめるんだ」
「面白そうだね」
「ああ、今週はずっとこの課題だ。高等部は遠いからな、毎日中等部に集まって馬車で向かうんだ。あと、これはエルクの分だ」
ダイスくんから帽子とサングラスをもらう
「これは?」
「屋外でやるからな。日にやられて倒れないようにだ。学院長からの指示らしい。去年倒れた奴が居たんじゃないか?」
「そっか、熱中症対策だね」
「それと、驚かないように先に言っておくよ。高等部の人達は皆、魔法で顔が見えなくなっているけど、これは知り合いがいる人への配慮だからな。勝てばいいけど、負けるところを見られたくはないだろ?」
色々と考えられてるんだな
「そうだね。僕も負けるところ見られると考えたら恥ずかしいから、気持ちはわかるよ」
馬車にしばらく揺られていると高等部に着いた
「会場は向こうだ。そろそろ始まるし急ごう」
僕達は急いで向かう。
そこにあったのはグラウンドではなく、コロシアムを連想させるような建物だった
「やっぱり前の方は全部取られてるな。しょうがない後ろの方で我慢するか。ラクネ悪かったな、俺が遅刻したせいだ」
「大丈夫。後ろからでも充分見えるよ」
僕達は後ろの方の空いてた席に座る
「なんだか人が多いけど、中等部の人だけじゃないよね?」
「今週は高等部の公開日なんだ。申請すれば誰でも入れるんだよ。あの辺りは冒険者だな。優秀な人材を探しに来てるんだ。あっちは商業ギルドかな。アピールの場でもあるから気合いが入ってるぞ」
「そうなんだ。すごい熱気だもんね」
「帽子被っとけよ」
「うん」
僕は帽子とサングラスを付ける
「そろそろ1試合目が始まるぞ」
周りがさらに熱気を帯びる
「これ、飲み物とクッキーね。あとサンドイッチ。好きに食べてね」
かなり暑いので飲み物を2人に渡す。飲み物だけだと少し寂しいのでお菓子と軽食も付ける
「ありがとう」
「ありがとな」
飲み物を飲みながら観戦する
ダイスくんが言っていた顔が見えないというのがどうゆうことかわかった。認識阻害みたいな魔法のようだ。顔がボヤける。
高等部の人が使う魔法はすごかった。
どちらも同じ火魔法のはずなのに、こっちのチームは相手のチームを炎で囲うように使って、向こうのチームは炎を龍の形にして放っている
僕はスキルを色々使えるだけで熟練度が低いから、同じように使うことは出来ない。
すごく勉強になる
僕もどれかのスキルに絞って熟練度を上げた方がいいかも知れない。
「あれ、あっちのチーム1人いなくなってない?」
僕は気になったので2人に聞く
「あ、本当だ。上から見てても私は気付けなかったから、相手も多分気づいてないね」
ラクネが答える
「俺も気付かなかった。よく気付いたな。言われればすぐわかるのに気づかないってことは何かのスキルで隠れてるのかもな。多分、隠れるスキルと認識阻害のスキルを併用してる」
「そうなんだ。この後が楽しみだね」
しばらくして、隠れていた人が相手チームの後ろから急に現れて不意をついた。
それで体制が崩れたのが決め手になりその後の戦いは一方的な展開になった。
スキルの使い方と作戦の立て方が上手いと思う
「すごかったね」
「うん」
「次の試合までどうする?1時間くらいあるが…」
「日陰に行ってご飯でも食べようか」
「そうするか。ここにいても暑いだけだからな。後ろの方だし席取られることもないだろ」
「ご飯買いに行こうか」
「僕が持ってるから大丈夫だよ」
「前から思ってたけど、エルクのバックはどうなっているんだ?なんでも入ってるよな?今日だけでも飲み物とクッキーとサンドイッチが出てきたのに、まだ飯が入っているのか?」
「…………。」
教室でローザ達と次の依頼について相談しているとダイスくんが教室に入ってきて話しかけられる
「盛り上がっている所悪いな、少しエルクを貸してくれ」
「ええ、もちろんよ」
ローザが答える
「ちょっと行ってくるよ、今週末は大丈夫だから予定決まったら教えてね」
僕はダイスくんに連れられて教室を出て、人がいない踊り場までやってきた
「それで、何の用?人に聞かれたらまずい話なの?」
「聞きたい事があるだけだ。あんまり他の人に聞かれるのは良くないかもな。」
なんだろうか?
「何を聞きたいの?」
「先週休んでいただろ?冒険者活動だってのは知ってるけどどこに言ってたんだ?」
「スマスラ遺跡の調査だよ。失敗しちゃったけどね…」
「スマスラ遺跡……。本当にスマスラ遺跡に行ったのか?」
「なんでそんな事聞くの?」
もしかして僕が逆方向に行ったのを知ってるのかな?恥ずかしいから知られたくないんだけど
「いや、スレーラ領でエルクに似た人を見たって聞いたからな。気になっただけだ」
ダイスくんの知り合いに見られていたようだ
「恥ずかしいから知られたくなかったんだけどね。実は向かう村の名前を見間違えてスレーラ領に行ってたよ」
「そうか、やっぱりエルクだったか……。ありがとう」
「なんでダイスくんがお礼を言うの?」
「知らなかったのか?スレーラ領は俺の叔父が治めている地域だよ。俺の母親の兄だ」
「そうなんだ……でもなんでお礼を言うの?」
「ダンジョン見つけたのはエルクなんだろ?」
バレているようだ……
「……そうだよ」
「やっぱりか。……叔父が恩賞を渡したがっていたが本当にいらないのか?」
「いらないよ。そのおじさんは僕の事知ってるの?」
「まだ言ってない。俺がたまたま気づいただけだ。それにわざわざ匿名にしてるんだから、勝手に教えたりはしないさ」
「そう、良かった。そのまま隠しといてね」
「わかった」
「聞きたいのはそれだけ?」
「……ああ。ありがとな」
ダイスくんと教室に戻るとラクネとサウス先生以外誰もいなかった
「ダイスにエルク、遅刻だぞ。他の皆はもう行ったぞ。お前達も早く始めろよ。」
「え、何のこと?」
僕は何のことかさっぱりわからない
「いいから、行くぞ。ラクネも待たせて悪かったな」
僕は訳がわからないまま外に行き、馬車に乗り込む
「えっと、これから何をするのか聞いてもいい?」
「ああ、先週いなかったから知らないのか。これから高等部に行って、模擬戦を見学するんだ。模擬戦といっても高等部のチーム対抗戦だから迫力がスゴイぞ。俺達の課題は模擬戦を見てレポートを出すこと。これはチームの課題で、自分達ならどう動くかをまとめるんだ」
「面白そうだね」
「ああ、今週はずっとこの課題だ。高等部は遠いからな、毎日中等部に集まって馬車で向かうんだ。あと、これはエルクの分だ」
ダイスくんから帽子とサングラスをもらう
「これは?」
「屋外でやるからな。日にやられて倒れないようにだ。学院長からの指示らしい。去年倒れた奴が居たんじゃないか?」
「そっか、熱中症対策だね」
「それと、驚かないように先に言っておくよ。高等部の人達は皆、魔法で顔が見えなくなっているけど、これは知り合いがいる人への配慮だからな。勝てばいいけど、負けるところを見られたくはないだろ?」
色々と考えられてるんだな
「そうだね。僕も負けるところ見られると考えたら恥ずかしいから、気持ちはわかるよ」
馬車にしばらく揺られていると高等部に着いた
「会場は向こうだ。そろそろ始まるし急ごう」
僕達は急いで向かう。
そこにあったのはグラウンドではなく、コロシアムを連想させるような建物だった
「やっぱり前の方は全部取られてるな。しょうがない後ろの方で我慢するか。ラクネ悪かったな、俺が遅刻したせいだ」
「大丈夫。後ろからでも充分見えるよ」
僕達は後ろの方の空いてた席に座る
「なんだか人が多いけど、中等部の人だけじゃないよね?」
「今週は高等部の公開日なんだ。申請すれば誰でも入れるんだよ。あの辺りは冒険者だな。優秀な人材を探しに来てるんだ。あっちは商業ギルドかな。アピールの場でもあるから気合いが入ってるぞ」
「そうなんだ。すごい熱気だもんね」
「帽子被っとけよ」
「うん」
僕は帽子とサングラスを付ける
「そろそろ1試合目が始まるぞ」
周りがさらに熱気を帯びる
「これ、飲み物とクッキーね。あとサンドイッチ。好きに食べてね」
かなり暑いので飲み物を2人に渡す。飲み物だけだと少し寂しいのでお菓子と軽食も付ける
「ありがとう」
「ありがとな」
飲み物を飲みながら観戦する
ダイスくんが言っていた顔が見えないというのがどうゆうことかわかった。認識阻害みたいな魔法のようだ。顔がボヤける。
高等部の人が使う魔法はすごかった。
どちらも同じ火魔法のはずなのに、こっちのチームは相手のチームを炎で囲うように使って、向こうのチームは炎を龍の形にして放っている
僕はスキルを色々使えるだけで熟練度が低いから、同じように使うことは出来ない。
すごく勉強になる
僕もどれかのスキルに絞って熟練度を上げた方がいいかも知れない。
「あれ、あっちのチーム1人いなくなってない?」
僕は気になったので2人に聞く
「あ、本当だ。上から見てても私は気付けなかったから、相手も多分気づいてないね」
ラクネが答える
「俺も気付かなかった。よく気付いたな。言われればすぐわかるのに気づかないってことは何かのスキルで隠れてるのかもな。多分、隠れるスキルと認識阻害のスキルを併用してる」
「そうなんだ。この後が楽しみだね」
しばらくして、隠れていた人が相手チームの後ろから急に現れて不意をついた。
それで体制が崩れたのが決め手になりその後の戦いは一方的な展開になった。
スキルの使い方と作戦の立て方が上手いと思う
「すごかったね」
「うん」
「次の試合までどうする?1時間くらいあるが…」
「日陰に行ってご飯でも食べようか」
「そうするか。ここにいても暑いだけだからな。後ろの方だし席取られることもないだろ」
「ご飯買いに行こうか」
「僕が持ってるから大丈夫だよ」
「前から思ってたけど、エルクのバックはどうなっているんだ?なんでも入ってるよな?今日だけでも飲み物とクッキーとサンドイッチが出てきたのに、まだ飯が入っているのか?」
「…………。」
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