13 / 40
【Case.1】狙われた竜の卵
13 竜の牧場
しおりを挟む
冒険者ギルド本部から一度外へ出た僕は、敷地内ではあるけれど、馬車を留めておくのに少し広い場所を確保してある、騎獣訓練の為の施設、通称「竜の牧場」へと向かう幌馬車の乗り場へと向かった。
「坊主、この馬車は騎獣訓練場に行く馬車だが、行き先は間違っちゃいねぇな?」
馬車の前には、リュート叔父さんやギルさんよりは遥かに体格の良い中年男性がいて、僕にそう問いかけてきた。
ただその人の表情を見ていると、僕を馬鹿にしているというよりは、単に行先を間違えて乗ることのないように確認しているだけだと思えた。
「はい、大丈夫です」
現に僕がそう言って頷くと、豪快な笑顔と共に「よっしゃ、乗りな」と後ろの幌馬車を親指で指さしているので、僕もちょっとだけホッとしながら、幌馬車へと乗り込んだ。
貴族階級者は、子供にしろ大人にしろ自家の馬車を使うと事前に聞いていた事もあってか、出発時点で幌馬車の中にいたのは、僕を含めて三人だった。
そして僕の向かい側に腰を下ろしている二人は、兄弟か親戚か幼馴染か。
どっちにしても、親しい顔見知り同士である事は間違いなさそうだった。
隣同士に腰を下ろしていて、僕が来るまで、普通に何か話をしていた。
年齢が近そうで、その会話に交ざってみても良かったんだけど、でも初対面で馴れ馴れしい態度をとるのも気がひけたから、ここはそのまま黙って座っておく事にした。
「坊主ども、馬車出すからなー? 途中、道の悪いところもあったりするから、基本的には座ってろよ? 行く前からケガしてりゃ、世話ないからな!」
僕に「騎獣訓練場へ行くのか」と、さっき話しかけてきた男性は、一度幌馬車の中を覗き込んた後、そう大きな声で念押しをして、それから幌馬車の前の馭者席に腰を下ろした。
そして馬車は一度大きく揺れた後、騎獣訓練場に向けて走り出した。
訓練場までは一時間半くらいと聞いていて、移動距離としては短い部類だとは思う。
そもそも、ギルド本部のある地区から街の外へと出るのに30分くらいかかるのだ。
実質副都から一時間というのが、訓練場までの距離と言えるだろう。
副都自体、全ギルドの本部を抱えるだけあって、活気のある都市だと思うけど、それでもたかだか一時間ほどの距離のところに、首長竜が暮らせる山があって、訓練と称してそれが上空を飛び交っているというのも凄い話だと思う。
それでも騒ぎにならないのは、騎獣軍の大型竜が飛行するのとは違って、ほとんどの住民が、昔からの見慣れた光景ということなんだろう。
デュルファー王国が〝竜の国〟との別名を持っているのも道理だ。
やがて幌馬車の後方から見える景色は、街の門から山道へと変わっていき、そして更に道を進んで行くと、間違えようのない咆哮が、耳にも届くようになった。
僕もそうだけど、同じ馬車に乗る二人もちょっとビックリして辺りをキョロキョロと見回している。
「ガハハ……! ビビんな、ビビんな、坊主ども! ありゃ首長竜の挨拶みたいなモンだ! ここでビビってるようじゃ、乗れるようになるまで何日かかるやらだぜ?」
もしかしたら、馭者のオジサンが豪快に笑っているのは、あまり僕たちが怯えないようにと思ってくれているのかも知れない。
幌馬車が止まって、外へと出ると、そこは周囲を岩肌に囲まれた、山の合間の窪地の様な場所だった。
「ふむ、午後の部は三人か」
馬車から下り立った目の前には、馭者のオジサンほどではないにしろ、リュート叔父さんたちを基準にするとやや年上の男性が二人、僕たちを待っていた。
「B級冒険者のダドリーとテッドだ。ここは月替わりでB級冒険者が指導員を務めることになっている。A級になるにあたっての条件の一つみたいなもので、今月は俺たち二人がその当番にあたっている。まあヨロシクな」
なるほど上位の冒険者ともなれば、後進を育てていくことも立派な責務の一つ。
上位ランカーであることを笠に着て、下位の冒険者を虐げる様では論外ということなんだろう。
「ハルトヴィンです。宜しくお願いします。学校で二人乗りの経験はあるんですが、一人で乗れるようにと、訓練に参加しました」
「カリです。こっちは弟のティモ。俺たちは、まったく乗ったこともなくて、ただ、一人で乗るつもりはなくて、俺がティモを連れて、乗れるようにと訓練に参加しました。宜しくお願いします」
「……お願いします」
僕の挨拶に続いて、二人も名前を名乗って、頭を下げていた。
ここでようやく僕も、二人の名前と関係性を把握した。
「ああ、だから指導員は二人でいいって話だったのか」
僕らの話に、テッドさんが納得したと言わんばかりに頷いている。
なんでも、指導は基本的に一対一なんだそうだ。
そうしておかないと、身分や財力で指導の片寄りが出てしまう場合があるらしい
ぶっちゃけると、複数人の中から高位貴族の子弟を優遇して指導する、と言った具合にだ。
「まあ、弟の年齢でも一人で乗るヤツは乗るが、人それぞれだしな。アニキくらいの年齢になって、一人で乗りたいと思うようになったら、また来ればいい話だ」
僕に対してもだけど、あまりクドクドと個人情報を聞いてこないのは、冒険者ならではの習性かも知れない。
正直僕も、そこはすごく有難かった。
叔父さんの名前に随分と助けられていることは否定が出来ないけど、だけど叔父さんとは切り離して見て欲しいと思う自分も確かにいて、我ながら未熟だしワガママだなと思うのだ。
僕も早く一人前と思われるように頑張らないと!
そんな風に僕が決意を新たにしている間に、僕にはダドリーさんが、兄弟の方にはテッドさんが付くと言う形で、騎獣訓練がスタートすることになった。
「坊主、この馬車は騎獣訓練場に行く馬車だが、行き先は間違っちゃいねぇな?」
馬車の前には、リュート叔父さんやギルさんよりは遥かに体格の良い中年男性がいて、僕にそう問いかけてきた。
ただその人の表情を見ていると、僕を馬鹿にしているというよりは、単に行先を間違えて乗ることのないように確認しているだけだと思えた。
「はい、大丈夫です」
現に僕がそう言って頷くと、豪快な笑顔と共に「よっしゃ、乗りな」と後ろの幌馬車を親指で指さしているので、僕もちょっとだけホッとしながら、幌馬車へと乗り込んだ。
貴族階級者は、子供にしろ大人にしろ自家の馬車を使うと事前に聞いていた事もあってか、出発時点で幌馬車の中にいたのは、僕を含めて三人だった。
そして僕の向かい側に腰を下ろしている二人は、兄弟か親戚か幼馴染か。
どっちにしても、親しい顔見知り同士である事は間違いなさそうだった。
隣同士に腰を下ろしていて、僕が来るまで、普通に何か話をしていた。
年齢が近そうで、その会話に交ざってみても良かったんだけど、でも初対面で馴れ馴れしい態度をとるのも気がひけたから、ここはそのまま黙って座っておく事にした。
「坊主ども、馬車出すからなー? 途中、道の悪いところもあったりするから、基本的には座ってろよ? 行く前からケガしてりゃ、世話ないからな!」
僕に「騎獣訓練場へ行くのか」と、さっき話しかけてきた男性は、一度幌馬車の中を覗き込んた後、そう大きな声で念押しをして、それから幌馬車の前の馭者席に腰を下ろした。
そして馬車は一度大きく揺れた後、騎獣訓練場に向けて走り出した。
訓練場までは一時間半くらいと聞いていて、移動距離としては短い部類だとは思う。
そもそも、ギルド本部のある地区から街の外へと出るのに30分くらいかかるのだ。
実質副都から一時間というのが、訓練場までの距離と言えるだろう。
副都自体、全ギルドの本部を抱えるだけあって、活気のある都市だと思うけど、それでもたかだか一時間ほどの距離のところに、首長竜が暮らせる山があって、訓練と称してそれが上空を飛び交っているというのも凄い話だと思う。
それでも騒ぎにならないのは、騎獣軍の大型竜が飛行するのとは違って、ほとんどの住民が、昔からの見慣れた光景ということなんだろう。
デュルファー王国が〝竜の国〟との別名を持っているのも道理だ。
やがて幌馬車の後方から見える景色は、街の門から山道へと変わっていき、そして更に道を進んで行くと、間違えようのない咆哮が、耳にも届くようになった。
僕もそうだけど、同じ馬車に乗る二人もちょっとビックリして辺りをキョロキョロと見回している。
「ガハハ……! ビビんな、ビビんな、坊主ども! ありゃ首長竜の挨拶みたいなモンだ! ここでビビってるようじゃ、乗れるようになるまで何日かかるやらだぜ?」
もしかしたら、馭者のオジサンが豪快に笑っているのは、あまり僕たちが怯えないようにと思ってくれているのかも知れない。
幌馬車が止まって、外へと出ると、そこは周囲を岩肌に囲まれた、山の合間の窪地の様な場所だった。
「ふむ、午後の部は三人か」
馬車から下り立った目の前には、馭者のオジサンほどではないにしろ、リュート叔父さんたちを基準にするとやや年上の男性が二人、僕たちを待っていた。
「B級冒険者のダドリーとテッドだ。ここは月替わりでB級冒険者が指導員を務めることになっている。A級になるにあたっての条件の一つみたいなもので、今月は俺たち二人がその当番にあたっている。まあヨロシクな」
なるほど上位の冒険者ともなれば、後進を育てていくことも立派な責務の一つ。
上位ランカーであることを笠に着て、下位の冒険者を虐げる様では論外ということなんだろう。
「ハルトヴィンです。宜しくお願いします。学校で二人乗りの経験はあるんですが、一人で乗れるようにと、訓練に参加しました」
「カリです。こっちは弟のティモ。俺たちは、まったく乗ったこともなくて、ただ、一人で乗るつもりはなくて、俺がティモを連れて、乗れるようにと訓練に参加しました。宜しくお願いします」
「……お願いします」
僕の挨拶に続いて、二人も名前を名乗って、頭を下げていた。
ここでようやく僕も、二人の名前と関係性を把握した。
「ああ、だから指導員は二人でいいって話だったのか」
僕らの話に、テッドさんが納得したと言わんばかりに頷いている。
なんでも、指導は基本的に一対一なんだそうだ。
そうしておかないと、身分や財力で指導の片寄りが出てしまう場合があるらしい
ぶっちゃけると、複数人の中から高位貴族の子弟を優遇して指導する、と言った具合にだ。
「まあ、弟の年齢でも一人で乗るヤツは乗るが、人それぞれだしな。アニキくらいの年齢になって、一人で乗りたいと思うようになったら、また来ればいい話だ」
僕に対してもだけど、あまりクドクドと個人情報を聞いてこないのは、冒険者ならではの習性かも知れない。
正直僕も、そこはすごく有難かった。
叔父さんの名前に随分と助けられていることは否定が出来ないけど、だけど叔父さんとは切り離して見て欲しいと思う自分も確かにいて、我ながら未熟だしワガママだなと思うのだ。
僕も早く一人前と思われるように頑張らないと!
そんな風に僕が決意を新たにしている間に、僕にはダドリーさんが、兄弟の方にはテッドさんが付くと言う形で、騎獣訓練がスタートすることになった。
0
お気に入りに追加
350
あなたにおすすめの小説

Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

「魔王のいない世界には勇者は必要ない」と王家に追い出されたので自由に旅をしながら可愛い嫁を探すことにしました
夢幻の翼
ファンタジー
「魔王軍も壊滅したし、もう勇者いらないよね」
命をかけて戦った俺(勇者)に対して魔王討伐の報酬を出し渋る横暴な扱いをする国王。
本当ならばその場で暴れてやりたかったが今後の事を考えて必死に自制心を保ちながら会見を終えた。
元勇者として通常では信じられないほどの能力を習得していた僕は腐った国王を持つ国に見切りをつけて他国へ亡命することを決意する。
その際に思いついた嫌がらせを国王にした俺はスッキリした気持ちで隣町まで駆け抜けた。
しかし、気持ちの整理はついたが懐の寒かった俺は冒険者として生計をたてるために冒険者ギルドを訪れたがもともと勇者として経験値を爆あげしていた僕は無事にランクを認められ、それを期に国外へと向かう訳あり商人の護衛として旅にでることになった。
といった序盤ストーリーとなっております。
追放あり、プチだけどざまぁあり、バトルにほのぼの、感動と恋愛までを詰め込んだ物語となる予定です。
5月30日までは毎日2回更新を予定しています。
それ以降はストック尽きるまで毎日1回更新となります。
ボッチになった僕がうっかり寄り道してダンジョンに入った結果
安佐ゆう
ファンタジー
第一の人生で心残りがあった者は、異世界に転生して未練を解消する。
そこは「第二の人生」と呼ばれる世界。
煩わしい人間関係から遠ざかり、のんびり過ごしたいと願う少年コイル。
学校を卒業したのち、とりあえず幼馴染たちとパーティーを組んで冒険者になる。だが、コイルのもつギフトが原因で、幼馴染たちのパーティーから追い出されてしまう。
ボッチになったコイルだったが、これ幸いと本来の目的「のんびり自給自足」を果たすため、町を出るのだった。
ロバのポックルとのんびり二人旅。ゴールと決めた森の傍まで来て、何気なくフラっとダンジョンに立ち寄った。そこでコイルを待つ運命は……
基本的には、ほのぼのです。
設定を間違えなければ、毎日12時、18時、22時に更新の予定です。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる