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第三部 宰相閣下の婚約者
765 原因はイル義父様でした
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ボードリエ伯爵家からの馬車の迎えが来ているとの知らせが届いたのは、そう長い時間が経ってのことではなかったように思う。
ただエリィ義母様の手前、何語にしろそう大きな声では言えなかったんだろうけど、帰る間際のシャルリーヌの口から「どっと疲れたわ……」との言葉が零れ落ちたのを、私は確かに耳にした。
うん。分かる。
主に精神面がね。
例外が急増していて多くの人間が失念しかかっていたけれど、シャルリーヌの場合、一人で〝転移扉〟を使って王宮と邸宅を行き来させるのには、今があくまで「聖女代理」の状態である以上、あまり歓迎されることではないと言う建前が表向き存在していたのだ。
本来〝転移扉〟の使用は、簡易や小型も含めて、外交と五公爵による申告使用に限定されるものであり、私がギーレンに行ったりしたのは、王の許可があってこその特例だからだ。
どうやらどこかの部署の真面目な官吏がそのことを思い出したようで、周囲の誰も反論が出来なかったらしい。
私が〝転移扉〟のメンテナンスで王宮来る都度馬車使用なのかと、世間話の一環でシャルリーヌに尋ねたところ、返ってきたのがそんな答えだった。
だから今は、王都内伯爵家からの馬車の迎えが来て、それを利用して王宮から下がる。
規定に則った、それはやり方だった。
そもそも小型の簡易型転移装置とて無限に在庫があるわけじゃない。
エドヴァルドとて、これまではよほどの場合を除いては税の申告時期くらいしか〝転移扉〟は使用していなかったはずだ。
それを考えれば、いかに今、不測の事態が積み重なっているのかと言う話にもなる。
事態に憤っているのは管理部も含め、王宮全体に対象者がいるのかも知れない。
多分。
……いや、きっと。
そこまで察しているかどうかは分からないものの、ボードリエ伯爵もシャルリーヌも、特に馬車使用への不満を訴えることはなかった。
実際、今もシャルリーヌは淡々と帰り支度を整えている。
「シャルリーヌ嬢。フォルシアン公爵邸の方にも、またいらしてね?」
シャルリーヌにそう言って微笑むエリィ義母様の立ち居振る舞いは、どこから見てもケチのつけようのない、淑女の姿。
「有難うございます、フォルシアン公爵夫人。その際は喜んで伺わせていただきますわ」
返すシャルリーヌのそれも、ギーレンで王妃教育を叩きこまれた成果が遺憾なく発揮されたものだ。
限られた者のみが出入りを許される部屋と言えど、ここは王宮。
さっきまではくだけた会話三昧だったはずが、場に応じてさっと振る舞いを変えられるところは、さすがだと思う。
自分の付け焼き刃ぶりを痛感するばかりだった。
淑女教育1年未満の人間が、肩を並べようとすること自体がおこがましいと言うべきだろう。
多分エドヴァルドはそこまでクドクド言うことはないだろうけど、何事にも限度はあるし、こればっかりは心の母・ヨンナと共にエリィ義母様を師と仰ぐのが最適解のような気がした。
またね、と唇だけを動かしたシャルリーヌに、この場では頷きだけを返しておくことにした。
「レイナちゃん、この後はどうするの? 私と邸宅に戻れるのかしら?」
シャルリーヌの姿が扉の向こうに消えた後、小首を傾げたエリィ義母様に、私も思わず「うーん……」と、同じ仕種を返してしまった。
「結局、さっき軍神の間で話が出来なかった領主の方が何人かいらしたので……エドヴァルド様に聞いてみないと、何とも……」
ダリアン侯爵とは、いずれ別に話をする機会はあるだろうとイル義父様は言っていた。
だけど「ユングベリ商会の商会長」としては、カプート、フラーヴェク両子爵とも話をしておかないことには、王都商業ギルドの幹部の皆さま方に顔向けが出来ない。
エモニエ侯爵やコデルリーエ男爵家の関係者らに関しても、同じことが言える気がした。
「高等法院の牢とか貴族牢とかに突撃する羽目になるかも知れませんし……」
「…………」
私の本音の呟きに、エリィ義母様の流麗な眉根が少し寄った。
「それは、ユングベリ商会の商会長として――と言うことかしら」
「はい。かと言って、今のその……エドヴァルド様のこ、婚約者、と言う立場で強要をするのも筋が違いますし……それが法的に問題なく、かつ、エドヴァルド様にとって不利にならないことをまずは確認しないと……」
どんな内容の話にしろ、私を通せばエドヴァルドが頷くと言ったような前例を作るわけにはいかない。
あくまで規則の範囲内で、出来ることをする。
たまに拡大解釈があろうとも、それは全ての人に悟られていいものではない。
「……惜しいわね、レイナちゃん」
軽く拳を握って力説した私に、エリィ義母様からのダメ出しが入った。
「惜しい、ですか?」
「ええ。そこまでちゃんとイデオン公爵のことを思っているのに、どうして『婚約者』のところで噛んじゃうのかしら」
「⁉」
しかも、ナナメ上からのダメ出しだ。
うっかりずっこけそうになった私は、悪くない――はず。
「レイナちゃんは、先代宰相閣下と同じく生涯独身かとさえ思われていた、あのイデオン公爵に希われたのよ? もう少し堂々としていていいと思うわ。ユングベリ商会の商会長としては、赤の他人に強気に振る舞えているのに、どうしてかしら」
「エ、エリィ義母様……」
「能力でも見た目でもなく、レイナちゃん自身を望まれることに慣れない感じかしら」
「……っ」
返す言葉に困ってしまった私に、エリィ義母様はやんわりと口元を綻ばせた。
「まあ、分からなくもないわね。私とて、フォルシアン公爵夫人にと望まれた時には戸惑いが先に立ったもの」
「エリィ義母様が?」
思いがけないエリィ義母様の話に、思わず目を見開いてしまう。
それはそうよ、とエリィ義母様は生真面目に言った。
「レイナちゃん、頭の中にイェルム・フォルシアンという高位貴族の顔を思い浮かべてみて? そうね、今ではなく……20数年若くした、公爵令息を想像しながら」
イル義父様を若く。
問われた私の頭の中は、危うくキラキラと輝きそうになった。
今だって、国宝級イケメンコンテストのアダルト部門があれば、ぶっちぎりの1位になりそうな容貌の人だ。
若ければ若いほど、某アイドルデュオの「王子」に近付いていくだけだろう。
国宝級云々はともかく、私の内心はなんとなく察せられたのか――「ね?」と、エリィ義母様が微笑った。
「こんな言い方は良くないけれど、どんな美女、美少女でもよりどりみどりでしょうに、どうして私? ……って、普通は思うわよね」
エリィ義母様だって、20数年若くすれば国民的美少女コンテストをぶっちぎっていそうな容貌だけれど、今はそう言う話じゃないんだろう。
重要なのはイル義父様の視点だろうからだ。
「一見すると人あたりもいいから、騙されてるとか弄ばれるだけだとか、それはもう当時色々と言う人がいたわよ? なんならダリアン侯爵家だって、一家ごと信用していなかったと言っても過言じゃなかったわ」
なんとなく分からなくもない、とは思ったものの、私からするとイル義父様はほとんどの場合、目が笑っていない。
人あたりの良さを表に出しつつ、相手の器量を測っている場合が多いと思うのだ。
「でもね?」
そう言って笑ったエリィ義母様は、私と一緒で、その事を最初から察していたように見えた。
「そんな人が国に5つしかない公爵家の後を継げるとは思えなかった。養子を取ったり、お義姉様に婿養子を迎えたり、いくらだってやりようはあるはずだから。でも実際には、あの人が『次期公爵』だった。そうして、ダリアン侯爵家の後を継ぐことを嫌がる兄の外堀を埋めてまで、私がいいと言って下さった。……疑うのは失礼だと思ったのよ」
「エリィ義母様……」
「それに、ちょっと不安げな表情をするたびに『愛が足りなかったようだ』って、ひどい目に遭うのだもの。いくら私でも学習するわよね」
「っ‼」
私は、今ほど何も飲んでいなくて良かったと思ったことはなかった。
飲んでいたら盛大に吹いていたかも知れない。
間違いない。確信した。
私生活におけるエドヴァルドの行動は、ほぼほぼイル義父様のそれをなぞっている。
まさか、とかもしや、とか思っていたけれど、殊ここに至ってはもはや疑うべくもなかった。
「ね、レイナちゃん。イデオン公爵は絶対に揺らがないわ。理由は貴女のお義父様。あの人も一生揺らぐことはないと、私は知っているもの」
だから自信を持って、とエリィ義母様は鮮やかに笑う。
「あの……エリィ義母様……」
その「ひどい目」に何度もあわないためにはどうしたらいいのか――思わず素で聞きそうになったその時、誓約の間の扉がノックされた。
「ぴゃっ⁉」
いや、後ろめたいことを聞こうとしたから驚いたわけじゃないので!!
――そんな風に思ったのがいけなかったのか。
そのノックは、エドヴァルドがカプート、フラーヴェク両子爵を連れて、ここにやって来たと言う先触れのノックでもあった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いつも読んでいただいて、応援&感想有難うございます!m(_ _)m
本日「聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?」
1巻発売からちょうど1年がたちました……!
おかげさまで2巻まで出させていただいて、なんと先日はアニメ!アニメ!サイトにおいて「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2023年上半期)」ランキング10位にランクインとなりました!
3巻あるいはコミカライズもそうですが、どれか叶えばいいなと思っております。
頑張りますので引き続きどうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m
ただエリィ義母様の手前、何語にしろそう大きな声では言えなかったんだろうけど、帰る間際のシャルリーヌの口から「どっと疲れたわ……」との言葉が零れ落ちたのを、私は確かに耳にした。
うん。分かる。
主に精神面がね。
例外が急増していて多くの人間が失念しかかっていたけれど、シャルリーヌの場合、一人で〝転移扉〟を使って王宮と邸宅を行き来させるのには、今があくまで「聖女代理」の状態である以上、あまり歓迎されることではないと言う建前が表向き存在していたのだ。
本来〝転移扉〟の使用は、簡易や小型も含めて、外交と五公爵による申告使用に限定されるものであり、私がギーレンに行ったりしたのは、王の許可があってこその特例だからだ。
どうやらどこかの部署の真面目な官吏がそのことを思い出したようで、周囲の誰も反論が出来なかったらしい。
私が〝転移扉〟のメンテナンスで王宮来る都度馬車使用なのかと、世間話の一環でシャルリーヌに尋ねたところ、返ってきたのがそんな答えだった。
だから今は、王都内伯爵家からの馬車の迎えが来て、それを利用して王宮から下がる。
規定に則った、それはやり方だった。
そもそも小型の簡易型転移装置とて無限に在庫があるわけじゃない。
エドヴァルドとて、これまではよほどの場合を除いては税の申告時期くらいしか〝転移扉〟は使用していなかったはずだ。
それを考えれば、いかに今、不測の事態が積み重なっているのかと言う話にもなる。
事態に憤っているのは管理部も含め、王宮全体に対象者がいるのかも知れない。
多分。
……いや、きっと。
そこまで察しているかどうかは分からないものの、ボードリエ伯爵もシャルリーヌも、特に馬車使用への不満を訴えることはなかった。
実際、今もシャルリーヌは淡々と帰り支度を整えている。
「シャルリーヌ嬢。フォルシアン公爵邸の方にも、またいらしてね?」
シャルリーヌにそう言って微笑むエリィ義母様の立ち居振る舞いは、どこから見てもケチのつけようのない、淑女の姿。
「有難うございます、フォルシアン公爵夫人。その際は喜んで伺わせていただきますわ」
返すシャルリーヌのそれも、ギーレンで王妃教育を叩きこまれた成果が遺憾なく発揮されたものだ。
限られた者のみが出入りを許される部屋と言えど、ここは王宮。
さっきまではくだけた会話三昧だったはずが、場に応じてさっと振る舞いを変えられるところは、さすがだと思う。
自分の付け焼き刃ぶりを痛感するばかりだった。
淑女教育1年未満の人間が、肩を並べようとすること自体がおこがましいと言うべきだろう。
多分エドヴァルドはそこまでクドクド言うことはないだろうけど、何事にも限度はあるし、こればっかりは心の母・ヨンナと共にエリィ義母様を師と仰ぐのが最適解のような気がした。
またね、と唇だけを動かしたシャルリーヌに、この場では頷きだけを返しておくことにした。
「レイナちゃん、この後はどうするの? 私と邸宅に戻れるのかしら?」
シャルリーヌの姿が扉の向こうに消えた後、小首を傾げたエリィ義母様に、私も思わず「うーん……」と、同じ仕種を返してしまった。
「結局、さっき軍神の間で話が出来なかった領主の方が何人かいらしたので……エドヴァルド様に聞いてみないと、何とも……」
ダリアン侯爵とは、いずれ別に話をする機会はあるだろうとイル義父様は言っていた。
だけど「ユングベリ商会の商会長」としては、カプート、フラーヴェク両子爵とも話をしておかないことには、王都商業ギルドの幹部の皆さま方に顔向けが出来ない。
エモニエ侯爵やコデルリーエ男爵家の関係者らに関しても、同じことが言える気がした。
「高等法院の牢とか貴族牢とかに突撃する羽目になるかも知れませんし……」
「…………」
私の本音の呟きに、エリィ義母様の流麗な眉根が少し寄った。
「それは、ユングベリ商会の商会長として――と言うことかしら」
「はい。かと言って、今のその……エドヴァルド様のこ、婚約者、と言う立場で強要をするのも筋が違いますし……それが法的に問題なく、かつ、エドヴァルド様にとって不利にならないことをまずは確認しないと……」
どんな内容の話にしろ、私を通せばエドヴァルドが頷くと言ったような前例を作るわけにはいかない。
あくまで規則の範囲内で、出来ることをする。
たまに拡大解釈があろうとも、それは全ての人に悟られていいものではない。
「……惜しいわね、レイナちゃん」
軽く拳を握って力説した私に、エリィ義母様からのダメ出しが入った。
「惜しい、ですか?」
「ええ。そこまでちゃんとイデオン公爵のことを思っているのに、どうして『婚約者』のところで噛んじゃうのかしら」
「⁉」
しかも、ナナメ上からのダメ出しだ。
うっかりずっこけそうになった私は、悪くない――はず。
「レイナちゃんは、先代宰相閣下と同じく生涯独身かとさえ思われていた、あのイデオン公爵に希われたのよ? もう少し堂々としていていいと思うわ。ユングベリ商会の商会長としては、赤の他人に強気に振る舞えているのに、どうしてかしら」
「エ、エリィ義母様……」
「能力でも見た目でもなく、レイナちゃん自身を望まれることに慣れない感じかしら」
「……っ」
返す言葉に困ってしまった私に、エリィ義母様はやんわりと口元を綻ばせた。
「まあ、分からなくもないわね。私とて、フォルシアン公爵夫人にと望まれた時には戸惑いが先に立ったもの」
「エリィ義母様が?」
思いがけないエリィ義母様の話に、思わず目を見開いてしまう。
それはそうよ、とエリィ義母様は生真面目に言った。
「レイナちゃん、頭の中にイェルム・フォルシアンという高位貴族の顔を思い浮かべてみて? そうね、今ではなく……20数年若くした、公爵令息を想像しながら」
イル義父様を若く。
問われた私の頭の中は、危うくキラキラと輝きそうになった。
今だって、国宝級イケメンコンテストのアダルト部門があれば、ぶっちぎりの1位になりそうな容貌の人だ。
若ければ若いほど、某アイドルデュオの「王子」に近付いていくだけだろう。
国宝級云々はともかく、私の内心はなんとなく察せられたのか――「ね?」と、エリィ義母様が微笑った。
「こんな言い方は良くないけれど、どんな美女、美少女でもよりどりみどりでしょうに、どうして私? ……って、普通は思うわよね」
エリィ義母様だって、20数年若くすれば国民的美少女コンテストをぶっちぎっていそうな容貌だけれど、今はそう言う話じゃないんだろう。
重要なのはイル義父様の視点だろうからだ。
「一見すると人あたりもいいから、騙されてるとか弄ばれるだけだとか、それはもう当時色々と言う人がいたわよ? なんならダリアン侯爵家だって、一家ごと信用していなかったと言っても過言じゃなかったわ」
なんとなく分からなくもない、とは思ったものの、私からするとイル義父様はほとんどの場合、目が笑っていない。
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「でもね?」
そう言って笑ったエリィ義母様は、私と一緒で、その事を最初から察していたように見えた。
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「エリィ義母様……」
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「っ‼」
私は、今ほど何も飲んでいなくて良かったと思ったことはなかった。
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間違いない。確信した。
私生活におけるエドヴァルドの行動は、ほぼほぼイル義父様のそれをなぞっている。
まさか、とかもしや、とか思っていたけれど、殊ここに至ってはもはや疑うべくもなかった。
「ね、レイナちゃん。イデオン公爵は絶対に揺らがないわ。理由は貴女のお義父様。あの人も一生揺らぐことはないと、私は知っているもの」
だから自信を持って、とエリィ義母様は鮮やかに笑う。
「あの……エリィ義母様……」
その「ひどい目」に何度もあわないためにはどうしたらいいのか――思わず素で聞きそうになったその時、誓約の間の扉がノックされた。
「ぴゃっ⁉」
いや、後ろめたいことを聞こうとしたから驚いたわけじゃないので!!
――そんな風に思ったのがいけなかったのか。
そのノックは、エドヴァルドがカプート、フラーヴェク両子爵を連れて、ここにやって来たと言う先触れのノックでもあった。
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1巻発売からちょうど1年がたちました……!
おかげさまで2巻まで出させていただいて、なんと先日はアニメ!アニメ!サイトにおいて「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2023年上半期)」ランキング10位にランクインとなりました!
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685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
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