747 / 815
第三部 宰相閣下の婚約者
756 その鳥は戯れる
しおりを挟む
ある程度の食事が終わったとは言え、イル義父様がエリィ義母様とダリアン侯爵の弟さんを連れて来るはずで、帰るに帰れない。
かと言って、ここでリファちゃん用の虫は広げられないよなー……と思っていると、トーカレヴァが思いがけないモノを手元に乗せて、こちらに差し出してきた。
「レヴ、それは?」
「ここまでくると、魔道具と言うよりタダの玩具なんですが」
それは小さな籐にも似たボールで、上側少しだけ穴が開いた状態で、覗き込んでみたら植物の種やら木の実の砕いたモノやらが中に詰められていた。
「テーブルの上を転がすと、位置によってエサが出てくる仕組みです。嘴で摘まむ時に研ぎの役割も持たせられるとかで、本来は鳥類全般の暇つぶしの玩具みたいなモノらしいんですが」
何でも手紙を運ぶ魔道具を開発した友人とはまた別の管理部の人間が、純粋に「鳥用玩具」として作ってプレゼントしてくれたらしい。
ギーレンからの移民二世とかで、その父親は多種多様な植物を使って工芸品を作ったりしていたらしく、技術はしっかりと受け継いでいたということなんだろう。
「リファちゃん大人気……」
手紙を運ぼうと運ぶまいと、普通に管理部の中でもアイドルと化してやしないだろうか。
「まあ、口で言うよりも見た方が早いと思いますが」
そう言ったトーカレヴァが、小さなラタンボールをテーブルの上にコトリと置いた。
「!」
その途端、とてて……と小さな足で走り寄ってきたリファちゃんが、籐製のボールを齧ったり、嘴で摘まんで投げたり、それを追いかけたり――と、テンション爆上がりの一人遊びを目の前でしはじめた。
しかも時折エサが零れ落ちるのだから、玩具としては相当に優秀だ。
「か……」
「か?」
何か聞き逃したかと、こちらを向いたトーカレヴァに、私とシャルリーヌの叫びがキレイにハモった。
「「カワイイ――っ‼︎」」
「⁉︎」
何コレ、何コレ、問答無用にカワイイよ、リファちゃん‼︎
言葉にならなかった私のテンションを察したシャルリーヌも、ぶんぶんと首を縦に振っている。
「そっか、そっか、コレでリファちゃんのキック力も鍛えられてるのかぁ……!」
「いやいやいや!」
そんなワケないでしょう! と、トーカレヴァは片手を横に振っているけれど、アレで嘴どころか足の爪のメンテナンスだってされているだろうから、あながち間違いではないはずだ。
「管理部、ホントになんでもアリなんだね!」
と言うか、普通に手先が器用な人間が集まっているんだろうな、と感心してしまう。
「レヴ、これ私も1個欲しい!」
「……見せれば、言うと思いましたよ……」
今度リファちゃんがイデオン邸なりフォルシアン邸なりに来たら、絶対にコレで遊ぼう!
そう決意して思わず拳を握った私に、トーカレヴァは苦笑していた。
「まあ、今は管理部もそれどころじゃないんで、しばらくかかるとは思いますよ」
「そうなのよねー……」
国王陛下の魔剣(笑)の再調整やら、全自動お掃除ロボと化した害獣除けの罠の効果のほどを検証したりするのやらがもちろん先だろうから、たとえ小ぶりでも、鳥用玩具にすぎないランタンボールの存在は後回しにされる可能性が大だ。
「それまでは時々レヴに借りるわ」
「仕方ないですね……」
リファちゃんに関しては、もはや私にあれこれ言うことは諦めた。
トーカレヴァの声も表情も、そんな感じだ。
いいの、可愛いは正義!
内心でそう声を上げていると、ちょうどそのタイミングで入口の扉がノックされた。
「……レイナ様、フォルシアン公爵閣下がいらしてますね」
より、扉に近い位置にいたノーイェルが、半開きの扉の向こうを確認しながらそう告げてくる。
「え、イル義父様? 一人で?」
「いえ、夫人ともう一人……先ほど、ダリアン侯爵の弟君と紹介を受けていらした方がご一緒のようです」
なるほど、イル義父様が「行ければ行く」的な曖昧な表現に留めていたのは正しかったんだろう。
ダリアン侯爵自身は解放されず、エドヴァルドは宰相としてその場に残らざるを得ず、何とかイル義父様がエリィ義母様とその異母弟であるレンナルト卿を連れて、一時的に席を外して来たと言うことか。
頷いた私の仕種に合わせるように、ノーイェルが半開きだった扉を大きく開けて、外の三人を中へと促した。
それと同時にトーカレヴァが、リファちゃんをサッと肩に乗せて、部屋の隅へと引き下がった。
私もシャルリーヌも、ちょっと残念な表情になっていたかも知れないけれど、何とかそれは悟られまいと、イル義父様の方へと向き直った。
「やあ、レイナちゃん。疲れているだろうところ、すまないね。エリィとレンナルト殿にもどのみち事情の説明は必要だから、この際一度で済ませてしまおうかと思ってね」
そう言って誓約の間に入って来たイル義父様の表情は、当然と言うべきか、疲労の色が色濃く滲み出ていた。
「あの……イル義父様、エドヴァルド様は……?」
イル義父様の口調から、公的なものでなくともいいと判断した私も、敢えて「エドヴァルド様」と尋ねることにした。
少なくともそれで、後ろに立つレンナルト・ダリアン卿には、私とエドヴァルドの親しさがそれなりに伝わると思ったからだ。
「ああ……」
チラ、とレンナルトに視線を投げたイル義父様も、すぐにそのことは察してくれたようだった。
口調を糺すよう注意してくることはしない。
「私達と入れ違いに、カプート子爵とフラーヴェク子爵を連れて、後で来ることになると思うよ。今は軍神の間は、すぐに来れる部署の長官を呼んで事情聴取と対応を協議しているところだ。軍務・刑務は貴族牢の連中の処置のこともあって、長官のシクステンも手が離せないようだから、後回し。その間に、エリィとレンナルト殿にも説明をしておこう……となった訳さ」
公安のロイヴァス・ヘルマン長官と、財務のアダム・ブレヴァル長官がどうやら今は軍神の間に呼ばれているらしい。
「ヘルマン長官発狂してそうですね……」
「いやいや、今回は誰だって発狂すると思うよ」
私の呟きに、イル義父様はそう言って苦笑いを浮かべている。
「ところで二人とも〝ジェイ〟づくしの料理は充分堪能出来たのかな?」
「あっ、はい、それはもう! ですけど、イル義父様たちの分は……」
コティペルト支配人に言えば、まだ用意して貰えるのだろうかと腰を浮かしかけた私に「ああ、いい、いい!」と、イル義父様が片手を振ってそれを制した。
「エリィとレンナルト殿にも、陛下名義で多少の給仕はあったようだからね。私の執務室で、少しは口にしていたみたいだから、レイナちゃんは気を遣わずとも大丈夫だよ」
そうか、もともとが茶会向けの食べやすい料理がほとんどだったのだから、ついでにイル義父様の執務室にもお裾分けしておくことくらいは、すぐに対応できたんだろう。
「さすがに飲み物は用意して貰おうかと思っていたけれどね」
そう言って部屋を見渡した先に、コティペルト支配人の姿を認めて軽く頷いている。
アイコンタクト、と言って良いだろう。
コティペルト支配人も、それに合わせて「承知しました」とばかりの優雅な一礼を見せた。
かと言って、ここでリファちゃん用の虫は広げられないよなー……と思っていると、トーカレヴァが思いがけないモノを手元に乗せて、こちらに差し出してきた。
「レヴ、それは?」
「ここまでくると、魔道具と言うよりタダの玩具なんですが」
それは小さな籐にも似たボールで、上側少しだけ穴が開いた状態で、覗き込んでみたら植物の種やら木の実の砕いたモノやらが中に詰められていた。
「テーブルの上を転がすと、位置によってエサが出てくる仕組みです。嘴で摘まむ時に研ぎの役割も持たせられるとかで、本来は鳥類全般の暇つぶしの玩具みたいなモノらしいんですが」
何でも手紙を運ぶ魔道具を開発した友人とはまた別の管理部の人間が、純粋に「鳥用玩具」として作ってプレゼントしてくれたらしい。
ギーレンからの移民二世とかで、その父親は多種多様な植物を使って工芸品を作ったりしていたらしく、技術はしっかりと受け継いでいたということなんだろう。
「リファちゃん大人気……」
手紙を運ぼうと運ぶまいと、普通に管理部の中でもアイドルと化してやしないだろうか。
「まあ、口で言うよりも見た方が早いと思いますが」
そう言ったトーカレヴァが、小さなラタンボールをテーブルの上にコトリと置いた。
「!」
その途端、とてて……と小さな足で走り寄ってきたリファちゃんが、籐製のボールを齧ったり、嘴で摘まんで投げたり、それを追いかけたり――と、テンション爆上がりの一人遊びを目の前でしはじめた。
しかも時折エサが零れ落ちるのだから、玩具としては相当に優秀だ。
「か……」
「か?」
何か聞き逃したかと、こちらを向いたトーカレヴァに、私とシャルリーヌの叫びがキレイにハモった。
「「カワイイ――っ‼︎」」
「⁉︎」
何コレ、何コレ、問答無用にカワイイよ、リファちゃん‼︎
言葉にならなかった私のテンションを察したシャルリーヌも、ぶんぶんと首を縦に振っている。
「そっか、そっか、コレでリファちゃんのキック力も鍛えられてるのかぁ……!」
「いやいやいや!」
そんなワケないでしょう! と、トーカレヴァは片手を横に振っているけれど、アレで嘴どころか足の爪のメンテナンスだってされているだろうから、あながち間違いではないはずだ。
「管理部、ホントになんでもアリなんだね!」
と言うか、普通に手先が器用な人間が集まっているんだろうな、と感心してしまう。
「レヴ、これ私も1個欲しい!」
「……見せれば、言うと思いましたよ……」
今度リファちゃんがイデオン邸なりフォルシアン邸なりに来たら、絶対にコレで遊ぼう!
そう決意して思わず拳を握った私に、トーカレヴァは苦笑していた。
「まあ、今は管理部もそれどころじゃないんで、しばらくかかるとは思いますよ」
「そうなのよねー……」
国王陛下の魔剣(笑)の再調整やら、全自動お掃除ロボと化した害獣除けの罠の効果のほどを検証したりするのやらがもちろん先だろうから、たとえ小ぶりでも、鳥用玩具にすぎないランタンボールの存在は後回しにされる可能性が大だ。
「それまでは時々レヴに借りるわ」
「仕方ないですね……」
リファちゃんに関しては、もはや私にあれこれ言うことは諦めた。
トーカレヴァの声も表情も、そんな感じだ。
いいの、可愛いは正義!
内心でそう声を上げていると、ちょうどそのタイミングで入口の扉がノックされた。
「……レイナ様、フォルシアン公爵閣下がいらしてますね」
より、扉に近い位置にいたノーイェルが、半開きの扉の向こうを確認しながらそう告げてくる。
「え、イル義父様? 一人で?」
「いえ、夫人ともう一人……先ほど、ダリアン侯爵の弟君と紹介を受けていらした方がご一緒のようです」
なるほど、イル義父様が「行ければ行く」的な曖昧な表現に留めていたのは正しかったんだろう。
ダリアン侯爵自身は解放されず、エドヴァルドは宰相としてその場に残らざるを得ず、何とかイル義父様がエリィ義母様とその異母弟であるレンナルト卿を連れて、一時的に席を外して来たと言うことか。
頷いた私の仕種に合わせるように、ノーイェルが半開きだった扉を大きく開けて、外の三人を中へと促した。
それと同時にトーカレヴァが、リファちゃんをサッと肩に乗せて、部屋の隅へと引き下がった。
私もシャルリーヌも、ちょっと残念な表情になっていたかも知れないけれど、何とかそれは悟られまいと、イル義父様の方へと向き直った。
「やあ、レイナちゃん。疲れているだろうところ、すまないね。エリィとレンナルト殿にもどのみち事情の説明は必要だから、この際一度で済ませてしまおうかと思ってね」
そう言って誓約の間に入って来たイル義父様の表情は、当然と言うべきか、疲労の色が色濃く滲み出ていた。
「あの……イル義父様、エドヴァルド様は……?」
イル義父様の口調から、公的なものでなくともいいと判断した私も、敢えて「エドヴァルド様」と尋ねることにした。
少なくともそれで、後ろに立つレンナルト・ダリアン卿には、私とエドヴァルドの親しさがそれなりに伝わると思ったからだ。
「ああ……」
チラ、とレンナルトに視線を投げたイル義父様も、すぐにそのことは察してくれたようだった。
口調を糺すよう注意してくることはしない。
「私達と入れ違いに、カプート子爵とフラーヴェク子爵を連れて、後で来ることになると思うよ。今は軍神の間は、すぐに来れる部署の長官を呼んで事情聴取と対応を協議しているところだ。軍務・刑務は貴族牢の連中の処置のこともあって、長官のシクステンも手が離せないようだから、後回し。その間に、エリィとレンナルト殿にも説明をしておこう……となった訳さ」
公安のロイヴァス・ヘルマン長官と、財務のアダム・ブレヴァル長官がどうやら今は軍神の間に呼ばれているらしい。
「ヘルマン長官発狂してそうですね……」
「いやいや、今回は誰だって発狂すると思うよ」
私の呟きに、イル義父様はそう言って苦笑いを浮かべている。
「ところで二人とも〝ジェイ〟づくしの料理は充分堪能出来たのかな?」
「あっ、はい、それはもう! ですけど、イル義父様たちの分は……」
コティペルト支配人に言えば、まだ用意して貰えるのだろうかと腰を浮かしかけた私に「ああ、いい、いい!」と、イル義父様が片手を振ってそれを制した。
「エリィとレンナルト殿にも、陛下名義で多少の給仕はあったようだからね。私の執務室で、少しは口にしていたみたいだから、レイナちゃんは気を遣わずとも大丈夫だよ」
そうか、もともとが茶会向けの食べやすい料理がほとんどだったのだから、ついでにイル義父様の執務室にもお裾分けしておくことくらいは、すぐに対応できたんだろう。
「さすがに飲み物は用意して貰おうかと思っていたけれどね」
そう言って部屋を見渡した先に、コティペルト支配人の姿を認めて軽く頷いている。
アイコンタクト、と言って良いだろう。
コティペルト支配人も、それに合わせて「承知しました」とばかりの優雅な一礼を見せた。
966
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
何もできない王妃と言うのなら、出て行くことにします
天宮有
恋愛
国王ドスラは、王妃の私エルノアの魔法により国が守られていると信じていなかった。
側妃の発言を聞き「何もできない王妃」と言い出すようになり、私は城の人達から蔑まれてしまう。
それなら国から出て行くことにして――その後ドスラは、後悔するようになっていた。
平民の娘だから婚約者を譲れって? 別にいいですけど本当によろしいのですか?
和泉 凪紗
恋愛
「お父様。私、アルフレッド様と結婚したいです。お姉様より私の方がお似合いだと思いませんか?」
腹違いの妹のマリアは私の婚約者と結婚したいそうだ。私は平民の娘だから譲るのが当然らしい。
マリアと義母は私のことを『平民の娘』だといつも見下し、嫌がらせばかり。
婚約者には何の思い入れもないので別にいいですけど、本当によろしいのですか?
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
【完結】婚約破棄されたので、引き継ぎをいたしましょうか?
碧井 汐桜香
恋愛
第一王子に婚約破棄された公爵令嬢は、事前に引き継ぎの準備を進めていた。
まっすぐ領地に帰るために、その場で引き継ぎを始めることに。
様々な調査結果を暴露され、婚約破棄に関わった人たちは阿鼻叫喚へ。
第二王子?いりませんわ。
第一王子?もっといりませんわ。
第一王子を慕っていたのに婚約破棄された少女を演じる、彼女の本音は?
彼女の存在意義とは?
別サイト様にも掲載しております
皆さん勘違いなさっているようですが、この家の当主はわたしです。
和泉 凪紗
恋愛
侯爵家の後継者であるリアーネは父親に呼びされる。
「次期当主はエリザベスにしようと思う」
父親は腹違いの姉であるエリザベスを次期当主に指名してきた。理由はリアーネの婚約者であるリンハルトがエリザベスと結婚するから。
リンハルトは侯爵家に婿に入ることになっていた。
「エリザベスとリンハルト殿が一緒になりたいそうだ。エリザベスはちょうど適齢期だし、二人が思い合っているなら結婚させたい。急に婚約者がいなくなってリアーネも不安だろうが、適齢期までまだ時間はある。お前にふさわしい結婚相手を見つけるから安心しなさい。エリザベスの結婚が決まったのだ。こんなにめでたいことはないだろう?」
破談になってめでたいことなんてないと思いますけど?
婚約破棄になるのは構いませんが、この家を渡すつもりはありません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。