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第三部 宰相閣下の婚約者
752 淑女たちの二次会
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王宮護衛騎士トーカレヴァ・サタノフとデレク・ノーイェルの先導を受けて案内された王宮内「誓約の間」は、なるほど元は王の個人的な客をもてなす部屋と言うだけあって、イデオン公爵邸やフォルシアン公爵邸のダイニングルーム程度の広さであるように見えた。
「お待ちしておりました。どうぞこちら、おかけ下さい」
そしてそこには既にレストラン〝アンブローシュ〟の従業員たちが複数待機をしていて、私とシャルリーヌの姿を認めたコティペルト支配人が、代表して一礼した。
その優雅さは、さすが王都一の高級レストランの支配人と言うべきか、一瞬ここが王宮内であることを忘れそうになるくらいだった。
どうぞ、とコティペルト支配人が指し示した先には、十人くらいが座れそうな楕円形のテーブルがあって、そのテーブル全体を覆い隠すテーブルクロスの上に、既に料理が所狭しと並べられている。
だけど椅子は、私とシャルリーヌだけがテーブルの中央辺りで向かい合って腰を下ろすような配置となっていて、既に見た目の時点で贅沢感が満載だった。
「やー……料理ほぼ無事だったんですね……」
うっかり零してしまった私に、さすがにコティペルト支配人も苦笑ぎみだ。
「陛下が早い段階で、こちらで仕切り直しを――と仰っておられましたので」
その上、アルノシュト伯爵領内の水を使っていないテーブルは数が限られていたこともあって、こちらにはほぼ無傷で運ばれたと言うことのようだった。
「他のテーブルの分は……」
「王宮の厨房で調理をしなおして、急な滞在客のための食事になると聞いておりますが」
「……なるほど」
リメイクをして、貴族牢に放り込まれている、あるいはこれから放り込まれる予定の人たちの食事へと変貌すると言うことか。
コティペルト支配人はにこやかな笑みでそれ以上詳しくは教えてくれなかったけど、多分そう言うことだろうと思い、私もそれ以上は追及しないことにした。
確かに〝痺れ茶〟入りでもないし、今すぐ食して倒れるわけでもない。
ただちょっと、落ち着かない気分になるだろうな……と言うだけのことだ。
もし、貴族として過ごしてきたのに突然牢に放り込まれて精神的に不安定になっているとすれば、更に追い込まれる食事になりかねないのだけど。
多分、一人や二人は追い込まれるであろうことを分かったうえで、陛下は指示したんだろう。
これはもう「なるほど」以外に言いようがない。
コティペルト支配人も、接客のプロとして、笑顔で全てを覆い隠している気がした。
「ちゃんと、取り調べ出来るのかしらね……」
なんて、ポツリと呟いているシャルリーヌも、多分ある程度は察したんだろう。
三者三様、深く追求しないと割り切った瞬間だとも言えた。
「食べよっか」
「食べよっか」
奇しくも私とシャルリーヌで同じことを言い合って、それぞれ椅子に腰を下ろした。
「やっぱり、この魚醬がアクセントだって言う、ホタテと野菜のエキスが入ったクリームスープが絶妙で斬新だよねぇ……」
そしてまず、ひと口サイズのガラスの器に入ったクリームスープを口にしながら、私はほう……と息を吐き出した。
ハッキリ言って、日本でも未体験だった味だ。
「私はシンプルに炙りホタテのちょい塩オリーブオイルがけかなぁ……」
この肉厚っぷりがたまらない……とシャルリーヌも嬉しそうに口に運んでいる。
もう、人が宙を舞ったお茶会のことはいったん記憶の奥底にしまいこもうと、暗黙の了解が見事に成立していた。
多分「ホタテ」って何だろう……? と支配人も内心では思っているだろうけど、そこもちゃんと聞かなかったフリをしつつ、仕事に徹してくれていた。
「シャーリーの食べてるそのホタテが、ブラーガ産で、一番高級なモノらしいよ?」
「ああ、確かに稚貝からここまで成長させるのには、それなりの年月がかかりそうだものね」
「養殖で一年半から二年って聞いたことはあるかも」
それも普通の大きさで、だ。
ブラーガ産のホタテはかなり肉厚だし、大体がこっちの世界で養殖文化が浸透しているとは聞いていない。
「じゃあ、天然モノならもっとかかるでしょうよ」
シャルリーヌのツッコミは、至極まっとうなものであり、私も「そうなのよね」とそこは深く頷いた。
「将来的にユングベリ商会で取り扱おうとか、思ってる?」
「うーん……」
問われた私は、さすがに即答出来なかった。
「何の商品にせよ、既存の商会にケンカを売りたいとは思ってないのよ、私。ユングベリ商会の出発点って、イデオン公爵領の名産品をアンテナショップみたくまとめて売り出したいってところにあったから……」
「あ、そうなんだ? 私てっきり、ひとり立ちのための仕込みかと思ってたわ」
「あー……それはねぇ……考えなかったと言ったら嘘になるけど、何度か先回りして芽を摘まれた時点で諦めた」
はは、と思わず乾いた笑いを溢してしまう。
オムレツのレシピでひとり立ちしようかと思ったら特許権の話を持ち出され、バリエンダールに移住するのもありかと思ったら、宰相権限駆使してでも行かせないと言い切られた。
そんなことまではさすがにシャルリーヌには言わないけど、私の乾いた笑いである程度は察してしまったらしい。
「……公爵邸に監禁しないだけマシなレベルでヤバいわね」
「…………」
一瞬言葉に詰まった私にシャルリーヌがちょっと眉を顰めたので、私は「や、心配しないで?」と、慌てて片手を振った。
「家令や侍女長がいてくれるから、大丈夫。そこまではいかないって」
何せ、私の心の父と母だ。
シャルリーヌも、何度か公爵邸に来ている時点で、あの二人がいかに頼りがいがあるかは多分分かっているはず。
「……ああ、それは言えてるかもね」
脳裡で二人の姿を思い浮かべたっぽいシャルリーヌも、そこで納得の表情に変わっていた。
「閣下の愛が重すぎて潰れそうになったら、きっとこっそりボードリエ伯爵邸とかフォルシアン公爵邸とかに避難させてくれそう」
コメントに困ることを言わないで欲しい、とは思うけど。
「まあでも、政略結婚も珍しくないこの世界で、重いくらいに愛があるだけいいのかな。私も重量級でなくともいいから、好意くらいは持ち合える相手が欲しいな」
「シャーリー……」
明らかにさっきのドレス騒動で、この後周囲が騒がしくなるような気はしているものの、本人がその気にならなければどうしようもないし「エドベリ王子よりはマシ」レベルでは、はたして好意と呼んでいいのかも分からない。
「ま、私のことは気にしないで、レイナ。現時点でないものねだりをしても仕方がないわけだから」
……仮に周囲から探りを入れられようとも、私は沈黙を通そうとこの時決めた。
「とにかく今のところレイナは、ホタテは個人輸入程度に考えてるってことよね」
次にカルパッチョを口元に運びながら、シャルリーヌがひとりで別方向に話をまとめている。
まだ何も言ってない、と私は言おうとしたけれど、ホタテを定期的に食卓に乗せて欲しいことは間違いないので、うぬぬ……と眉間に皺を寄せてしまった。
「確かに、出来れば海産物をもっと多く公爵邸に仕入れて欲しいとは思うけど、その辺りはあちらのお部屋の話し合いが終わらないことには、何も言えないわね」
「あー……お話し合いね……」
あはは、とシャルリーヌも困ったように笑っている。
「自業自得の人たちはさておいても、これだけの料理を食べられない、巻き込まれの関係者さんたちはさすがに気の毒よね……」
もちろん料理はさすが〝アンブローシュ〟の料理人が腕を振るっただけのことはあって、何の文句もない。当然、シャルリーヌも。
ただただ、ここまでの経緯とこの空気がいたたまれないだけだ。
「あ」
ホタテのベーコン巻きを口に入れようとして、私はふと思い立った。
「シャーリー、もふもふは好き?」
「…………はい?」
「食事終わったら、一緒に癒されない?」
「もふもふ? え、なに、いきなり?」
うん、決めた。そうしよう!
拒否権? そんなものはありません!
ぐるんっと私が上半身を斜め後ろに傾ければ――そこでは、トーカレヴァが盛大に顔を痙攣らせていたのだった。
「お待ちしておりました。どうぞこちら、おかけ下さい」
そしてそこには既にレストラン〝アンブローシュ〟の従業員たちが複数待機をしていて、私とシャルリーヌの姿を認めたコティペルト支配人が、代表して一礼した。
その優雅さは、さすが王都一の高級レストランの支配人と言うべきか、一瞬ここが王宮内であることを忘れそうになるくらいだった。
どうぞ、とコティペルト支配人が指し示した先には、十人くらいが座れそうな楕円形のテーブルがあって、そのテーブル全体を覆い隠すテーブルクロスの上に、既に料理が所狭しと並べられている。
だけど椅子は、私とシャルリーヌだけがテーブルの中央辺りで向かい合って腰を下ろすような配置となっていて、既に見た目の時点で贅沢感が満載だった。
「やー……料理ほぼ無事だったんですね……」
うっかり零してしまった私に、さすがにコティペルト支配人も苦笑ぎみだ。
「陛下が早い段階で、こちらで仕切り直しを――と仰っておられましたので」
その上、アルノシュト伯爵領内の水を使っていないテーブルは数が限られていたこともあって、こちらにはほぼ無傷で運ばれたと言うことのようだった。
「他のテーブルの分は……」
「王宮の厨房で調理をしなおして、急な滞在客のための食事になると聞いておりますが」
「……なるほど」
リメイクをして、貴族牢に放り込まれている、あるいはこれから放り込まれる予定の人たちの食事へと変貌すると言うことか。
コティペルト支配人はにこやかな笑みでそれ以上詳しくは教えてくれなかったけど、多分そう言うことだろうと思い、私もそれ以上は追及しないことにした。
確かに〝痺れ茶〟入りでもないし、今すぐ食して倒れるわけでもない。
ただちょっと、落ち着かない気分になるだろうな……と言うだけのことだ。
もし、貴族として過ごしてきたのに突然牢に放り込まれて精神的に不安定になっているとすれば、更に追い込まれる食事になりかねないのだけど。
多分、一人や二人は追い込まれるであろうことを分かったうえで、陛下は指示したんだろう。
これはもう「なるほど」以外に言いようがない。
コティペルト支配人も、接客のプロとして、笑顔で全てを覆い隠している気がした。
「ちゃんと、取り調べ出来るのかしらね……」
なんて、ポツリと呟いているシャルリーヌも、多分ある程度は察したんだろう。
三者三様、深く追求しないと割り切った瞬間だとも言えた。
「食べよっか」
「食べよっか」
奇しくも私とシャルリーヌで同じことを言い合って、それぞれ椅子に腰を下ろした。
「やっぱり、この魚醬がアクセントだって言う、ホタテと野菜のエキスが入ったクリームスープが絶妙で斬新だよねぇ……」
そしてまず、ひと口サイズのガラスの器に入ったクリームスープを口にしながら、私はほう……と息を吐き出した。
ハッキリ言って、日本でも未体験だった味だ。
「私はシンプルに炙りホタテのちょい塩オリーブオイルがけかなぁ……」
この肉厚っぷりがたまらない……とシャルリーヌも嬉しそうに口に運んでいる。
もう、人が宙を舞ったお茶会のことはいったん記憶の奥底にしまいこもうと、暗黙の了解が見事に成立していた。
多分「ホタテ」って何だろう……? と支配人も内心では思っているだろうけど、そこもちゃんと聞かなかったフリをしつつ、仕事に徹してくれていた。
「シャーリーの食べてるそのホタテが、ブラーガ産で、一番高級なモノらしいよ?」
「ああ、確かに稚貝からここまで成長させるのには、それなりの年月がかかりそうだものね」
「養殖で一年半から二年って聞いたことはあるかも」
それも普通の大きさで、だ。
ブラーガ産のホタテはかなり肉厚だし、大体がこっちの世界で養殖文化が浸透しているとは聞いていない。
「じゃあ、天然モノならもっとかかるでしょうよ」
シャルリーヌのツッコミは、至極まっとうなものであり、私も「そうなのよね」とそこは深く頷いた。
「将来的にユングベリ商会で取り扱おうとか、思ってる?」
「うーん……」
問われた私は、さすがに即答出来なかった。
「何の商品にせよ、既存の商会にケンカを売りたいとは思ってないのよ、私。ユングベリ商会の出発点って、イデオン公爵領の名産品をアンテナショップみたくまとめて売り出したいってところにあったから……」
「あ、そうなんだ? 私てっきり、ひとり立ちのための仕込みかと思ってたわ」
「あー……それはねぇ……考えなかったと言ったら嘘になるけど、何度か先回りして芽を摘まれた時点で諦めた」
はは、と思わず乾いた笑いを溢してしまう。
オムレツのレシピでひとり立ちしようかと思ったら特許権の話を持ち出され、バリエンダールに移住するのもありかと思ったら、宰相権限駆使してでも行かせないと言い切られた。
そんなことまではさすがにシャルリーヌには言わないけど、私の乾いた笑いである程度は察してしまったらしい。
「……公爵邸に監禁しないだけマシなレベルでヤバいわね」
「…………」
一瞬言葉に詰まった私にシャルリーヌがちょっと眉を顰めたので、私は「や、心配しないで?」と、慌てて片手を振った。
「家令や侍女長がいてくれるから、大丈夫。そこまではいかないって」
何せ、私の心の父と母だ。
シャルリーヌも、何度か公爵邸に来ている時点で、あの二人がいかに頼りがいがあるかは多分分かっているはず。
「……ああ、それは言えてるかもね」
脳裡で二人の姿を思い浮かべたっぽいシャルリーヌも、そこで納得の表情に変わっていた。
「閣下の愛が重すぎて潰れそうになったら、きっとこっそりボードリエ伯爵邸とかフォルシアン公爵邸とかに避難させてくれそう」
コメントに困ることを言わないで欲しい、とは思うけど。
「まあでも、政略結婚も珍しくないこの世界で、重いくらいに愛があるだけいいのかな。私も重量級でなくともいいから、好意くらいは持ち合える相手が欲しいな」
「シャーリー……」
明らかにさっきのドレス騒動で、この後周囲が騒がしくなるような気はしているものの、本人がその気にならなければどうしようもないし「エドベリ王子よりはマシ」レベルでは、はたして好意と呼んでいいのかも分からない。
「ま、私のことは気にしないで、レイナ。現時点でないものねだりをしても仕方がないわけだから」
……仮に周囲から探りを入れられようとも、私は沈黙を通そうとこの時決めた。
「とにかく今のところレイナは、ホタテは個人輸入程度に考えてるってことよね」
次にカルパッチョを口元に運びながら、シャルリーヌがひとりで別方向に話をまとめている。
まだ何も言ってない、と私は言おうとしたけれど、ホタテを定期的に食卓に乗せて欲しいことは間違いないので、うぬぬ……と眉間に皺を寄せてしまった。
「確かに、出来れば海産物をもっと多く公爵邸に仕入れて欲しいとは思うけど、その辺りはあちらのお部屋の話し合いが終わらないことには、何も言えないわね」
「あー……お話し合いね……」
あはは、とシャルリーヌも困ったように笑っている。
「自業自得の人たちはさておいても、これだけの料理を食べられない、巻き込まれの関係者さんたちはさすがに気の毒よね……」
もちろん料理はさすが〝アンブローシュ〟の料理人が腕を振るっただけのことはあって、何の文句もない。当然、シャルリーヌも。
ただただ、ここまでの経緯とこの空気がいたたまれないだけだ。
「あ」
ホタテのベーコン巻きを口に入れようとして、私はふと思い立った。
「シャーリー、もふもふは好き?」
「…………はい?」
「食事終わったら、一緒に癒されない?」
「もふもふ? え、なに、いきなり?」
うん、決めた。そうしよう!
拒否権? そんなものはありません!
ぐるんっと私が上半身を斜め後ろに傾ければ――そこでは、トーカレヴァが盛大に顔を痙攣らせていたのだった。
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