700 / 803
第三部 宰相閣下の婚約者
709 雪と氷の舞う館(中)
しおりを挟む
フォルシアン公爵邸の食堂へ、結局エドヴァルドに「お姫様抱っこ」状態で抱えあげられたまま、運ばれることになってしまっていた。
不本意な話酸欠寸前でフラフラになっていて、とても満足げな表情をしているエドヴァルドに「下ろしてくれ」と言う隙もなく運ばれた、というのが正しかった。
食堂にいたお義兄様が、チベットスナギツネを彷彿とさせる虚無の表情になっていたのは無理からぬことだと思う。
その視線を避けるように、イル義父様とエリィ義母様はまだなのか……と、中を見回したまさにその瞬間、背後から「んんっ」と咳払いをする音が聞こえた。
「……何故そうなっている、エドヴァルド」
「細かいことは気にするな。そちらが手を繋いで来たのと大差ないだろう」
「いやいやいや!」
一緒にしてくれるな! と、声を上げたのはイル義父様だ。
「こっちは、レイナちゃん直伝の『ひざまくら』をエリィと楽しんだだけだ! 一緒にするな、図々しい!」
エリィ義母様は手を繋がれたまま「アナタ……」と、困った様に頬を染めながら俯いていた。
そんなに「ひざまくら」が衝撃でしたか、エリィ義母様。
恥じらうお義母様、ちょっと可愛いですが。
そもそもイル義父様! 私、イル義父様に「直伝」はしていませんよね⁉
「まさかそっちは『叩き出されるようなコト』をしてきたんじゃないだろうな、エドヴァルド?」
「この短時間でどうしろと言うんだ、イル。ひざまくらにしたって、充分に時間があったとは思えないんだが?」
「……それは……まあ……」
私がお義兄様並みに呆然とコトの成り行きを窺っている間にも、とても公爵同士とは思えないやり取りが続いている。
ただ納得したような、していないような微妙な表情をイル義父様が見せたところで、さすがに耐え切れなくなったのかお義兄様が「何でもいいから座って下さい……」とぼやいて、そこでようやく皆がハッと我に返っていた。
「あ、ああ。引き止めて済まなかったな、ユセフ。どうせ深夜仕事になるだろうから、ついでに食べて行けばいいと思ってな」
そこは父親らしくイル義父様が、皆を代表した形でお義兄様に話しかけ、エドヴァルドは渋々と言った態で私を椅子に下ろすと、自分はその隣に腰を下ろした。
所謂「お誕生日席」にイル義父様が座ったところでイル義父様の斜め向かいにエドヴァルドが座る形になり、逆側にはもともとお義兄様が腰を下ろしていたため、エリィ義母様は必然的に私の向かい側に座る形なって……イル義父様が、何だかちょっと残念そうだった。
もう、イル義父様のエリィ義母様へのベタ惚れっぷりは相当なものだと思う。
これだから、時折エドヴァルドが影響を受けたっぽいおかしな振る舞いを見せるんだろう。
絶対に、公務と違って手本となるような人物が周囲におらず、基準がイル義父様仕様になっている。
うっかりため息をつきそうになってしまって、慌ててそれを呑み込んだ。
「レイナ?」
「いえっ、なんでも!」
エドヴァルドは一瞬、ぶんぶんと首を横に振ったを胡乱げに見たものの、それ以上を深く聞いて来ることはなく、まずは……と、王都商業ギルドで何を話してきたのかをこの場で詳らかにするよう促してきた。
「あー……っと……」
ギルドから預かって来た地図はどうしたっけ、と思ったところにどこからともなく筒状に丸められた紙が頭上に突然現れて、ポトリと目の前に落ちた。
「…………」
誰だ、横着をしているのは。
あるいはこの場に関わりたくないと、すぐさま逃亡したのか。
若干不満に思いながらも、今この場ではどうしようもないことなので、とりあえず私は王都商業ギルドが調べた〝痺れ茶〟の流通路が書き込まれた地図を、エドヴァルドとイル義父様になるべく見えるように広げて見せた。
「これは……」
「まだ全部が全部〝痺れ茶〟だとは特定出来ていないそうなんですが、それでもこれまで国内で見かけなかった茶葉と言う括りになっているそうなので、限りなく『クロ』なんだと思います」
私の隣で地図を凝視するエドヴァルドのさらに向こうで「さすが王都商業ギルドだな」と呟いたのは、イル義父様だ。
「それにしても……我がコデルリーエ男爵領だけではなく、アルノシュト伯爵領も関わりがありそうだとされているな。どうするつもりだ、エドヴァルド?」
イル義父様に問われたエドヴァルドは意外にも「別にどうもしない」と、淡々としていた。
「もともとあの地はボードストレーム商会と共に、疑うべくもないレイフ殿下の派閥だった。邸宅から茶葉が見つかるようなら、陛下からの茶会案内がいやでも欠席不可の召喚状に化けるだけのこと。今更私にはどうにも出来ん。せいぜい、そのあとに誰を据えるのかを今から考えておくだけのことだ」
「……確かにな。ウチはどちらかと言えば、男爵が茶葉を通したと言うよりは、領都の商業ギルドに保証人としての名義貸しをして、詐欺の温床を作ってしまったと言うのが問題だからな。また話が違うのか」
「コデルリーエは、シャプル商会への名義貸しと、鉱山における採掘が上手くいっていなかったことを隠していたことにこそ問題があるからな。そちらはせいぜい、上層部の首を挿げ替えれば終わりだろう」
エドヴァルドの言い方は「アルノシュト伯爵領はそれではすまない」と言っているようなものであり、イル義父様も当然その言葉の裏は読み取っていた。
「……候補はある、いや、いるのか?」
アルノシュト家を潰すのか、との意味をこめて聞くイル義父様に、エドヴァルドはゆっくりと首を横に振った。
「今は未だそれどころではない。少なくとも領主一家は、レイフ殿下と共に旅立たせてやろうとは思っているが」
「まあ……確かにな」
どうやら国王陛下の思い付きの夜会――ならぬ茶会に、王宮内は今現在、上を下への大騒ぎらしい。
侍従じゃなく侍女長を捕まえての、貴族令嬢の嗜み・お茶会講座……的な授業を何故か楽しそうに受けている陛下が、ここ一日二日目撃されているそうだ。
(……怖っ)
殺る気と書いて、ヤル気満々。
何なら今現在焼き刃な状態で学んでいる私よりも洗練された主人ぶりを発揮しそうだ。
「王宮の〝草〟が持っている情報と照らし合わせて、まずは国内で既に出回っている茶葉の回収だろうな。諸々の話はその後だ」
「エドヴァルド様は、この地図の信憑性は高いとご判断されるんですね?」
念のためと思い私の方から聞いてみれば「もちろんだ」と間髪入れずに答えが返って来た。
「天下の王都商業ギルドが、そもそも裏も取らずにこちらに案件を回してくるはずがない。恐らくこれは、自分たちの側は手を組む用意がある、との関係者たちからの無言の主張だろう」
あのギルド長ならば、そのくらいはやりそうだと言うエドヴァルドに、私も頷きしか返せない。
「けれどリーリャギルド長や、バリエンダールのナザリオギルド長なんかはそれぞの王に『進退伺い』を出す必要があるのかも知れないと言ってました」
「…………ああ、そうか」
私の言葉に、少しの間エドヴァルドも考える仕種を見せていた。
不本意な話酸欠寸前でフラフラになっていて、とても満足げな表情をしているエドヴァルドに「下ろしてくれ」と言う隙もなく運ばれた、というのが正しかった。
食堂にいたお義兄様が、チベットスナギツネを彷彿とさせる虚無の表情になっていたのは無理からぬことだと思う。
その視線を避けるように、イル義父様とエリィ義母様はまだなのか……と、中を見回したまさにその瞬間、背後から「んんっ」と咳払いをする音が聞こえた。
「……何故そうなっている、エドヴァルド」
「細かいことは気にするな。そちらが手を繋いで来たのと大差ないだろう」
「いやいやいや!」
一緒にしてくれるな! と、声を上げたのはイル義父様だ。
「こっちは、レイナちゃん直伝の『ひざまくら』をエリィと楽しんだだけだ! 一緒にするな、図々しい!」
エリィ義母様は手を繋がれたまま「アナタ……」と、困った様に頬を染めながら俯いていた。
そんなに「ひざまくら」が衝撃でしたか、エリィ義母様。
恥じらうお義母様、ちょっと可愛いですが。
そもそもイル義父様! 私、イル義父様に「直伝」はしていませんよね⁉
「まさかそっちは『叩き出されるようなコト』をしてきたんじゃないだろうな、エドヴァルド?」
「この短時間でどうしろと言うんだ、イル。ひざまくらにしたって、充分に時間があったとは思えないんだが?」
「……それは……まあ……」
私がお義兄様並みに呆然とコトの成り行きを窺っている間にも、とても公爵同士とは思えないやり取りが続いている。
ただ納得したような、していないような微妙な表情をイル義父様が見せたところで、さすがに耐え切れなくなったのかお義兄様が「何でもいいから座って下さい……」とぼやいて、そこでようやく皆がハッと我に返っていた。
「あ、ああ。引き止めて済まなかったな、ユセフ。どうせ深夜仕事になるだろうから、ついでに食べて行けばいいと思ってな」
そこは父親らしくイル義父様が、皆を代表した形でお義兄様に話しかけ、エドヴァルドは渋々と言った態で私を椅子に下ろすと、自分はその隣に腰を下ろした。
所謂「お誕生日席」にイル義父様が座ったところでイル義父様の斜め向かいにエドヴァルドが座る形になり、逆側にはもともとお義兄様が腰を下ろしていたため、エリィ義母様は必然的に私の向かい側に座る形なって……イル義父様が、何だかちょっと残念そうだった。
もう、イル義父様のエリィ義母様へのベタ惚れっぷりは相当なものだと思う。
これだから、時折エドヴァルドが影響を受けたっぽいおかしな振る舞いを見せるんだろう。
絶対に、公務と違って手本となるような人物が周囲におらず、基準がイル義父様仕様になっている。
うっかりため息をつきそうになってしまって、慌ててそれを呑み込んだ。
「レイナ?」
「いえっ、なんでも!」
エドヴァルドは一瞬、ぶんぶんと首を横に振ったを胡乱げに見たものの、それ以上を深く聞いて来ることはなく、まずは……と、王都商業ギルドで何を話してきたのかをこの場で詳らかにするよう促してきた。
「あー……っと……」
ギルドから預かって来た地図はどうしたっけ、と思ったところにどこからともなく筒状に丸められた紙が頭上に突然現れて、ポトリと目の前に落ちた。
「…………」
誰だ、横着をしているのは。
あるいはこの場に関わりたくないと、すぐさま逃亡したのか。
若干不満に思いながらも、今この場ではどうしようもないことなので、とりあえず私は王都商業ギルドが調べた〝痺れ茶〟の流通路が書き込まれた地図を、エドヴァルドとイル義父様になるべく見えるように広げて見せた。
「これは……」
「まだ全部が全部〝痺れ茶〟だとは特定出来ていないそうなんですが、それでもこれまで国内で見かけなかった茶葉と言う括りになっているそうなので、限りなく『クロ』なんだと思います」
私の隣で地図を凝視するエドヴァルドのさらに向こうで「さすが王都商業ギルドだな」と呟いたのは、イル義父様だ。
「それにしても……我がコデルリーエ男爵領だけではなく、アルノシュト伯爵領も関わりがありそうだとされているな。どうするつもりだ、エドヴァルド?」
イル義父様に問われたエドヴァルドは意外にも「別にどうもしない」と、淡々としていた。
「もともとあの地はボードストレーム商会と共に、疑うべくもないレイフ殿下の派閥だった。邸宅から茶葉が見つかるようなら、陛下からの茶会案内がいやでも欠席不可の召喚状に化けるだけのこと。今更私にはどうにも出来ん。せいぜい、そのあとに誰を据えるのかを今から考えておくだけのことだ」
「……確かにな。ウチはどちらかと言えば、男爵が茶葉を通したと言うよりは、領都の商業ギルドに保証人としての名義貸しをして、詐欺の温床を作ってしまったと言うのが問題だからな。また話が違うのか」
「コデルリーエは、シャプル商会への名義貸しと、鉱山における採掘が上手くいっていなかったことを隠していたことにこそ問題があるからな。そちらはせいぜい、上層部の首を挿げ替えれば終わりだろう」
エドヴァルドの言い方は「アルノシュト伯爵領はそれではすまない」と言っているようなものであり、イル義父様も当然その言葉の裏は読み取っていた。
「……候補はある、いや、いるのか?」
アルノシュト家を潰すのか、との意味をこめて聞くイル義父様に、エドヴァルドはゆっくりと首を横に振った。
「今は未だそれどころではない。少なくとも領主一家は、レイフ殿下と共に旅立たせてやろうとは思っているが」
「まあ……確かにな」
どうやら国王陛下の思い付きの夜会――ならぬ茶会に、王宮内は今現在、上を下への大騒ぎらしい。
侍従じゃなく侍女長を捕まえての、貴族令嬢の嗜み・お茶会講座……的な授業を何故か楽しそうに受けている陛下が、ここ一日二日目撃されているそうだ。
(……怖っ)
殺る気と書いて、ヤル気満々。
何なら今現在焼き刃な状態で学んでいる私よりも洗練された主人ぶりを発揮しそうだ。
「王宮の〝草〟が持っている情報と照らし合わせて、まずは国内で既に出回っている茶葉の回収だろうな。諸々の話はその後だ」
「エドヴァルド様は、この地図の信憑性は高いとご判断されるんですね?」
念のためと思い私の方から聞いてみれば「もちろんだ」と間髪入れずに答えが返って来た。
「天下の王都商業ギルドが、そもそも裏も取らずにこちらに案件を回してくるはずがない。恐らくこれは、自分たちの側は手を組む用意がある、との関係者たちからの無言の主張だろう」
あのギルド長ならば、そのくらいはやりそうだと言うエドヴァルドに、私も頷きしか返せない。
「けれどリーリャギルド長や、バリエンダールのナザリオギルド長なんかはそれぞの王に『進退伺い』を出す必要があるのかも知れないと言ってました」
「…………ああ、そうか」
私の言葉に、少しの間エドヴァルドも考える仕種を見せていた。
756
685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
お気に入りに追加
12,979
あなたにおすすめの小説

誰にも信じてもらえなかった公爵令嬢は、もう誰も信じません。
salt
恋愛
王都で罪を犯した悪役令嬢との婚姻を結んだ、東の辺境伯地ディオグーン領を治める、フェイドリンド辺境伯子息、アルバスの懺悔と後悔の記録。
6000文字くらいで摂取するお手軽絶望バッドエンドです。
*なろう・pixivにも掲載しています。

今日結婚した夫から2年経ったら出ていけと言われました
四折 柊
恋愛
子爵令嬢であるコーデリアは高位貴族である公爵家から是非にと望まれ結婚した。美しくもなく身分の低い自分が何故? 理由は分からないが自分にひどい扱いをする実家を出て幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱く。ところがそこには思惑があり……。公爵は本当に愛する女性を妻にするためにコーデリアを利用したのだ。夫となった男は言った。「お前と本当の夫婦になるつもりはない。2年後には公爵邸から国外へ出ていってもらう。そして二度と戻ってくるな」と。(いいんですか? それは私にとって……ご褒美です!)

【完結】王女と駆け落ちした元旦那が二年後に帰ってきた〜謝罪すると思いきや、聖女になったお前と僕らの赤ん坊を育てたい?こんなに馬鹿だったかしら
冬月光輝
恋愛
侯爵家の令嬢、エリスの夫であるロバートは伯爵家の長男にして、デルバニア王国の第二王女アイリーンの幼馴染だった。
アイリーンは隣国の王子であるアルフォンスと婚約しているが、婚姻の儀式の当日にロバートと共に行方を眩ませてしまう。
国際規模の婚約破棄事件の裏で失意に沈むエリスだったが、同じ境遇のアルフォンスとお互いに励まし合い、元々魔法の素養があったので環境を変えようと修行をして聖女となり、王国でも重宝される存在となった。
ロバートたちが蒸発して二年後のある日、突然エリスの前に元夫が現れる。
エリスは激怒して謝罪を求めたが、彼は「アイリーンと自分の赤子を三人で育てよう」と斜め上のことを言い出した。

完結 穀潰しと言われたので家を出ます
音爽(ネソウ)
恋愛
ファーレン子爵家は姉が必死で守って来た。だが父親が他界すると家から追い出された。
「お姉様は出て行って!この穀潰し!私にはわかっているのよ遺産をいいように使おうだなんて」
遺産などほとんど残っていないのにそのような事を言う。
こうして腹黒な妹は母を騙して家を乗っ取ったのだ。
その後、収入のない妹夫婦は母の財を喰い物にするばかりで……

山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・

お前のせいで不幸になったと姉が乗り込んできました、ご自分から彼を奪っておいて何なの?
coco
恋愛
お前のせいで不幸になった、責任取りなさいと、姉が押しかけてきました。
ご自分から彼を奪っておいて、一体何なの─?

【完】お義母様そんなに嫁がお嫌いですか?でも安心してください、もう会う事はありませんから
咲貴
恋愛
見初められ伯爵夫人となった元子爵令嬢のアニカは、夫のフィリベルトの義母に嫌われており、嫌がらせを受ける日々。
そんな中、義父の誕生日を祝うため、とびきりのプレゼントを用意する。
しかし、義母と二人きりになった時、事件は起こった……。
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。