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第三部 宰相閣下の婚約者
690 ロシアンティーを一杯
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「あっ、レイナ……さま!」
エリィ義母様がいようがいまいが、シーグはまだ私をどう呼ぶのが自然か戸惑っているみたいだった。
まあ、私はエヴェリーナ妃やコニー夫人の様なギーレンの人間ではないし、そもそもは反勢力と思っての調査対象だったのだから、無理もないとは思う。
かと言って、タメ口をきいて良いとは思えず――と毎回葛藤していて、その結果ほぼ毎回私を呼び止めるのに躊躇と困惑が溢れ出ていた。
ギーレン王族と家族以外は路傍の石とでも言うように、双子の兄がこちらに対して完全にタメ口であることを思えば、裏街道を走っているのが勿体ない為人じゃなかろうか。
「わ、結構な種類の『ロゼーシャ』を集めたのね、イオタ」
私がこの名前を呼ぶ時は、ユングベリ商会の従業員として扱うと宣言しているようなものだ。
エドベリ王子の侍従として兄と共に仕え、基本的に頭の回転の速いシーグは、すぐにそれを理解して、エリィ義母様を一瞬見た後、ピッと背筋を伸ばした。
「あ……自分で購入した分以外にも、邸宅に飾られていた分とか、色々と分けて貰って……」
どうやらしばらくの間、邸宅の中で飾られている花をほぼバラづくしにして、即席ドライフラワーを複数作り出したらしい。
「いち、に……八種類? 白以外もあるけど、いいの?」
「はい。お店にはもちろんもっとたくさんあったんですけど、私が近いと思った香りの花を見た店主の方が、辿れば同じ原種に行きつくって言う花を、その原種も込みで教えて下さって」
例えるなら、シーグが探したバラと同じ祖先をもつバラを、色の話はさておいてまずはピックアップしたと言うことか。香り優先で。
「ってことは、同じ花は見つからなかった?」
「残念ながら……でも、今は季節外れな可能性とか、アンジェスに流れて来ていない可能性とか色々考えられるんで、今日はあくまで作り方だけ教わろうかと思って……」
シーグは若干しゅんとしながらも、それでも近い香りで色々作れれば、それはそれで今回は満足と思うことにしたのかも知れない。
「あっ、エリィ義母様! すみません、この子がユングベリ商会・ギーレン支店が開業した暁には従業員になる予定のイオタです。薬の調合が得意な子なんで、ギーレンの王立植物園の客員研究員にもなっているんです」
「まぁ! 優秀なお嬢さんなのね。お母様は亡くなられたと聞いたのだけれど……」
エリィ義母様の口調や態度に悪意がないことはシーグにも分かったはずだ。
背筋を正して「イオタ」として、礼儀正しく頭を下げた。
「お初にお目にかかります、フォルシアン公爵夫人。イオタと申します。日頃はギーレンにいる兄と二人で暮らしておりますが、今回ユングベリ商会の開業の手伝いをするためにこちらに来ております」
兄と二人暮らしだ、とだけ告げたシーグは確かに嘘はついていない。
母の死を無言で肯定しただけ。父親の生死は思い切り無視した状態だ。
「お母様との想い出の花を探していると聞いたのだけれど……?」
「はい。ですが私も兄も、花の名前をまるで知らないものですから……いつも命日に供えるお花は、白い花と言うくくりで店に任せていたんです」
「お母様は、白色がお好きだった?」
少し痛ましげに尋ねるエリィ義母様に、シーグは軽く首を傾げている。
「好んでいた花がたまたま白色だったのか、白色自体が好きだったのかは、ちょっと分からないんですが。母の誕生日に毎年贈られてきていた花束が白一色で……とても優しい香りがしていたんです」
「「…………」」
シーグの両親を知る私からすれば、恐らくそれは双子の実父であるベルィフの王弟殿下がこっそり贈っていたに違いないと思うのだけれど、それを知らないエリィ義母様にしても、聞いてしまえばシーグの父親が貴族であることの想像はついたように思えた。
そうか。今となってはもう、その花は来ないのか。
まさか「シーグリック」の方からベルィフに問い合わせる訳にもいかないため、今に至る――と。
だから余計に品種を突き止めることが難しい状況なのかも知れない。
「ま、イオタがギーレンに戻ってからも花が探せて、ドンピシャで見つかればこれらをすぐに作れるように、頑張って覚えて帰ろうか?」
ざっとバラを見渡した後、私がそう言ってシーグを見れば「……はい!」と裏のない、ヤル気に満ちた笑顔が返された。
「あ、そうだ! 実はその件でラズディル料理長からこれを、と……!」
シーグの視線がそこからヨンナに向くのと同時に、いつの間に手にしていたのか、瓶詰の赤色の何かがコトリとヨンナの手からテーブルの上に置かれた。
「……ひょっとして、ジャム?」
見た目にそんな気がして、シーグとヨンナを交互に見やると、二人共が笑顔で大きく頷いていた。
そう言えば「ローズジャム」が作れると言う話だけラズディル料理長の前でして、他のことを先にしろと言われてそのままになっていた。
そもそもローズジャム自体、日本にいた時でも口にする機会はなかったけど。
「シーベリージャムを厨房で作っていたラズディル料理長が『作り方はさっき聞いた。ついでにその花びらでジャムの方も作ってやる』と……」
え、ラズディル料理長さすが。
「紅茶とブレンドしたりクッキーに混ぜ込んだり出来るんなら、ジャムだっていけるんだろうと、こちらの話を聞きながら思ってたみたいです」
それって、ひとりでオリジナルレシピを実践したも同然なんじゃ⁉︎
「えっと、じゃあヨンナやイオタはこのジャムは初見?」
こくこくと頷いている二人を横目に、ぐるんとエリィ義母様の方を振り返る。
「エリィ義母様は――」
「私も果物のジャムしか口にしたことはありませんわね」
「と言うことは、特許権申請また増える……?いや、でも確認しなきゃね……」
エリィ義母様は初めてでも、バラの産地や紅茶の産地ではもしかしたら既に存在しているものかも知れない。
あとでヤンネの事務所に行ったら確認しておいて貰おう。うん。
「レイナちゃん?」
「あの、私も口にしたことはないんですけど、私の居た国ではちょうど紅茶と合わせて飲むメニューがありました」
「あら」
「バラの花びらと紅茶の組み合わせを調べるのとは別で、ジャムとの相性も確認しましょう、エリィ義母様!」
確かロシアンティーと言って、アッサム系の茶葉と相性が良いと聞いたような。
「――レイナ様」
女性陣がキャッキャウフフと盛り上がっているそこへ、恐る恐ると言った態で家令補佐のユーハンが顔を出した。
「ボードリエ伯爵令嬢がお見えです」
どうやらエリィ義母様による紅茶教室も、これで本格的に始められそうだ。
エリィ義母様がいようがいまいが、シーグはまだ私をどう呼ぶのが自然か戸惑っているみたいだった。
まあ、私はエヴェリーナ妃やコニー夫人の様なギーレンの人間ではないし、そもそもは反勢力と思っての調査対象だったのだから、無理もないとは思う。
かと言って、タメ口をきいて良いとは思えず――と毎回葛藤していて、その結果ほぼ毎回私を呼び止めるのに躊躇と困惑が溢れ出ていた。
ギーレン王族と家族以外は路傍の石とでも言うように、双子の兄がこちらに対して完全にタメ口であることを思えば、裏街道を走っているのが勿体ない為人じゃなかろうか。
「わ、結構な種類の『ロゼーシャ』を集めたのね、イオタ」
私がこの名前を呼ぶ時は、ユングベリ商会の従業員として扱うと宣言しているようなものだ。
エドベリ王子の侍従として兄と共に仕え、基本的に頭の回転の速いシーグは、すぐにそれを理解して、エリィ義母様を一瞬見た後、ピッと背筋を伸ばした。
「あ……自分で購入した分以外にも、邸宅に飾られていた分とか、色々と分けて貰って……」
どうやらしばらくの間、邸宅の中で飾られている花をほぼバラづくしにして、即席ドライフラワーを複数作り出したらしい。
「いち、に……八種類? 白以外もあるけど、いいの?」
「はい。お店にはもちろんもっとたくさんあったんですけど、私が近いと思った香りの花を見た店主の方が、辿れば同じ原種に行きつくって言う花を、その原種も込みで教えて下さって」
例えるなら、シーグが探したバラと同じ祖先をもつバラを、色の話はさておいてまずはピックアップしたと言うことか。香り優先で。
「ってことは、同じ花は見つからなかった?」
「残念ながら……でも、今は季節外れな可能性とか、アンジェスに流れて来ていない可能性とか色々考えられるんで、今日はあくまで作り方だけ教わろうかと思って……」
シーグは若干しゅんとしながらも、それでも近い香りで色々作れれば、それはそれで今回は満足と思うことにしたのかも知れない。
「あっ、エリィ義母様! すみません、この子がユングベリ商会・ギーレン支店が開業した暁には従業員になる予定のイオタです。薬の調合が得意な子なんで、ギーレンの王立植物園の客員研究員にもなっているんです」
「まぁ! 優秀なお嬢さんなのね。お母様は亡くなられたと聞いたのだけれど……」
エリィ義母様の口調や態度に悪意がないことはシーグにも分かったはずだ。
背筋を正して「イオタ」として、礼儀正しく頭を下げた。
「お初にお目にかかります、フォルシアン公爵夫人。イオタと申します。日頃はギーレンにいる兄と二人で暮らしておりますが、今回ユングベリ商会の開業の手伝いをするためにこちらに来ております」
兄と二人暮らしだ、とだけ告げたシーグは確かに嘘はついていない。
母の死を無言で肯定しただけ。父親の生死は思い切り無視した状態だ。
「お母様との想い出の花を探していると聞いたのだけれど……?」
「はい。ですが私も兄も、花の名前をまるで知らないものですから……いつも命日に供えるお花は、白い花と言うくくりで店に任せていたんです」
「お母様は、白色がお好きだった?」
少し痛ましげに尋ねるエリィ義母様に、シーグは軽く首を傾げている。
「好んでいた花がたまたま白色だったのか、白色自体が好きだったのかは、ちょっと分からないんですが。母の誕生日に毎年贈られてきていた花束が白一色で……とても優しい香りがしていたんです」
「「…………」」
シーグの両親を知る私からすれば、恐らくそれは双子の実父であるベルィフの王弟殿下がこっそり贈っていたに違いないと思うのだけれど、それを知らないエリィ義母様にしても、聞いてしまえばシーグの父親が貴族であることの想像はついたように思えた。
そうか。今となってはもう、その花は来ないのか。
まさか「シーグリック」の方からベルィフに問い合わせる訳にもいかないため、今に至る――と。
だから余計に品種を突き止めることが難しい状況なのかも知れない。
「ま、イオタがギーレンに戻ってからも花が探せて、ドンピシャで見つかればこれらをすぐに作れるように、頑張って覚えて帰ろうか?」
ざっとバラを見渡した後、私がそう言ってシーグを見れば「……はい!」と裏のない、ヤル気に満ちた笑顔が返された。
「あ、そうだ! 実はその件でラズディル料理長からこれを、と……!」
シーグの視線がそこからヨンナに向くのと同時に、いつの間に手にしていたのか、瓶詰の赤色の何かがコトリとヨンナの手からテーブルの上に置かれた。
「……ひょっとして、ジャム?」
見た目にそんな気がして、シーグとヨンナを交互に見やると、二人共が笑顔で大きく頷いていた。
そう言えば「ローズジャム」が作れると言う話だけラズディル料理長の前でして、他のことを先にしろと言われてそのままになっていた。
そもそもローズジャム自体、日本にいた時でも口にする機会はなかったけど。
「シーベリージャムを厨房で作っていたラズディル料理長が『作り方はさっき聞いた。ついでにその花びらでジャムの方も作ってやる』と……」
え、ラズディル料理長さすが。
「紅茶とブレンドしたりクッキーに混ぜ込んだり出来るんなら、ジャムだっていけるんだろうと、こちらの話を聞きながら思ってたみたいです」
それって、ひとりでオリジナルレシピを実践したも同然なんじゃ⁉︎
「えっと、じゃあヨンナやイオタはこのジャムは初見?」
こくこくと頷いている二人を横目に、ぐるんとエリィ義母様の方を振り返る。
「エリィ義母様は――」
「私も果物のジャムしか口にしたことはありませんわね」
「と言うことは、特許権申請また増える……?いや、でも確認しなきゃね……」
エリィ義母様は初めてでも、バラの産地や紅茶の産地ではもしかしたら既に存在しているものかも知れない。
あとでヤンネの事務所に行ったら確認しておいて貰おう。うん。
「レイナちゃん?」
「あの、私も口にしたことはないんですけど、私の居た国ではちょうど紅茶と合わせて飲むメニューがありました」
「あら」
「バラの花びらと紅茶の組み合わせを調べるのとは別で、ジャムとの相性も確認しましょう、エリィ義母様!」
確かロシアンティーと言って、アッサム系の茶葉と相性が良いと聞いたような。
「――レイナ様」
女性陣がキャッキャウフフと盛り上がっているそこへ、恐る恐ると言った態で家令補佐のユーハンが顔を出した。
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