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第三部 宰相閣下の婚約者
672 勝訴の条件
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「ええ、もちろん。御礼は必要です。主に私が、ですが」
イフナースの笑顔は、いかにも商売人らしいと言うか、接客業としての愛想を極めた――みたいな表情だと思った。
不動産部門長と言えど、さすが商業ギルド職員と言ったところだろうか。
「カルメル商会は、資金繰りの悪化による倒産の危機は恐らく免れるでしょうけど、刑事責任を問われてギルド参加資格を取り上げられる可能性は残っていますからね。助けるか裁くかはここでの話し合い次第。その結果を、私はギルド長に判断される。結果はまだ分かりませんが、まずはポイント加算の機会を与えて下さって有難うございます……と言ったところですよ」
「………ぶっちゃけましたね」
「ぶっちゃける、と言うのがよく分かりませんが、腹の探り合いも時と場合によるだろうと言う話ですね」
「――少し、いいかね?」
私とイフナースとで、ポイントだなんだと商業ギルド所属の人間にしか通じなさげな会話を繰り広げていたそこへ、それまで無表情に様子を窺っていたオノレ子爵が、軽く片手を上げた。
「結局のところ今回、商会側の原告は誰になる予定なのかね?私はてっきり、そのカルメル商会は被害者で、原告側の中心にいるのだと認識していたのだが……」
「確かに最初は、王都商業ギルドでもそのように考えてはいました。コデルリーエ男爵領の領都商業ギルドと、フラーヴェク商会とチェルースト商会と、四人で原告団を作らせれば良いのではないか、と」
ところがチェルースト商会は、投資詐欺にあった資金を回収すべく、それと知りながら〝痺れ茶〟をヴァジム子爵に流した疑いがあり、カルメル商会もビュケ男爵家を立てようとするあまりに投資詐欺に目を瞑ろうとした疑いが濃厚だ。
どちらも裁判の原告となれば、自分達のやったことも同時に明るみに出るため、訴え出る側としての説得力が大幅になくなってしまったのだ。
ブロッカ商会が裁判の場においてごね始めれば、泥沼化する恐れがあった。
「既にラヴォリ商会の仲介でキヴェカス法律事務所から、コデルリーエ男爵領の領都商業ギルドによる名義貸しによって不法行為が発生したとの届け出があり、その商会がクヴィスト公爵領内ヒチル伯爵家の縁者である、コンティオラ公爵領内フラーヴェク子爵家の領主から資金を巻き上げたとは聞いている」
どうやらカールフェルド商会長代理からのGOが出て、コデルリーエ男爵領領都商業ギルドからの訴えが持ち込まれたと、ヤンネが早々に高等法院に名乗りを上げたらしい。
私がヤンネの事務所で話をしていた時点では、まだフラーヴェク商会やチェルースト商会に関する情報は、事務所には届いていなかった筈が、どうやらいつの間にか情報を入手していたと言うことなんだろう。
ラヴォリ商会のカールフェルド商会長代理か――あるいはあの事務所には今、事務助手としてアストリッド・カッレ侯爵令息が「研修」中だ。
カッレ侯爵家がクヴィスト公爵領内の侯爵家であることを考えれば、ひょっとしたらアストリッド少年が密かに情報を掴んで来た可能性もあった。
「フラーヴェク子爵は今、別の裁判の原告にもなっているが、恐らくそちらと無関係ではなくなるだろうとヤンネが言っていてな。フラーヴェク子爵が正当な『ヒチル伯爵』位を名乗るためには、今のヒチル伯爵家が不当な手段でフラーヴェク子爵を追放したことを明らかにしないとならない。その『不当な手段』に、ここで話題になっている特殊な茶葉が関係しているとなれば、子爵は喜んでこちらの原告団にも加わるだろうがな」
「……さすがキヴェカス卿、仕事が早い」
オノレ子爵の話を聞いたイフナースが、口元に手をあてて考える仕種を見せつつも、既にヤンネが高等法院に出向いていたことを素直に称賛した。
「それを聞いてしまえば、オノレ子爵の言う『原告側の中心人物』はフラーヴェク商会長、すなわちフラーヴェク子爵になるのではないかと思いますよ」
「コデルリーエ男爵領の領都商業ギルドの方はそれで納得するのか?」
「もともと、フォルシアン公爵領内の鉱山の採掘量が心もとなくなって、名義貸しに手を貸した側面がありますからね。コデルリーエ男爵ともども、寄り親のダリアン侯爵あるいは更に上のフォルシアン公爵から注意を受ける可能性が高い。行商人登録の名義貸し自体が地方都市の独自ルールの様なもので、王都からそこを突かれると強弁は振るえないのですよ」
法律違反ではないが、清廉潔白だとも主張出来ない。
誰にとってもグレーゾーンとなっている。
イフナースはそのことをオノレ子爵に仄めかせた。
「ううむ……どこもそれなりに弱みがあって、訴え出ることをしづらいようにしていた訳か」
「いちいち姑息だとは思いますが、こちらからひっくり返すことが難しいことも否定はしません。あとはキヴェカス卿に、フラーヴェク子爵を引き込んで貰うことを期待するしかありませんね」
恐らくは〝痺れ茶〟を盛られてハニトラまがいな目に遭って、伯爵家から追放されたと言うフラーヴェク子爵。
彼自身は投資詐欺に資金は出していなかったようだけれど、子爵領内にハニトラ的な醜聞を流されずに、自身の復権を裁判所に願い出るために、ただ〝痺れ茶〟を通過流通させる話を受け入れていた可能性はあった。
原告になり得る人材の中で、一番司法取引が出来そうな人間ではあるのだ。
「……お義兄様、宜しくお願いしますね」
何気に裁判に関わるよう巻き込んではみたものの、気付けばフラーヴェク子爵に復権をさせることが、高等法院における勝訴の条件であるかのようになってしまっている。
「は⁉」
私が「出向中の助手」たるお義兄様の服の袖を引っ張ると、想定していたのかいなかったのか、お義兄様は盛大に顔を顰めていた。
「フラーヴェク子爵領はコンティオラ公爵領内の子爵家ですけど、元のヒチル伯爵家はクヴィスト公爵領内の伯爵家です。フラーヴェク子爵の係争中の裁判と並行してこちらの裁判も進めるのであれば、どうしたってキヴェカス卿は再度クヴィスト公爵領内の伯爵家と争うのだと話題になってしまう。十数年前の裁判の再来。一度騒がれてしまえば、なかなか身動きが取りにくくなる可能性があります。お義兄様のフォローは必須ですよ」
「……っ!」
キヴェカス伯爵領とクヴィスト公爵領内旧グゼリ伯爵領とで争われた、乳製品の産地偽装問題裁判。
18年もたてば人の口に噂も上らなくなった頃合いだった。
それが、フラーヴェク子爵の裁判に関わることで、再びクローズアップされてしまう可能性がある。
ユセフはイデオン公爵領の人間ではないし、アストリッド少年はむしろクヴィスト公爵領の侯爵家の出だ。
それでも、今回の投資詐欺と〝痺れ茶〟の流通を完膚なきまで叩きのめすには、二人の「助手」は必須になる。
「特許権の案件と並行しろとか、そこまで鬼みたいなことは言いませんから……」
私は噓偽りなくそう言ったつもりだったけど〝鷹の眼〟を中心に、この場の誰も、それを信じてくれなかった。
――信じてくれないなら、いっそ言っちゃうよホントに⁉
イフナースの笑顔は、いかにも商売人らしいと言うか、接客業としての愛想を極めた――みたいな表情だと思った。
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私とイフナースとで、ポイントだなんだと商業ギルド所属の人間にしか通じなさげな会話を繰り広げていたそこへ、それまで無表情に様子を窺っていたオノレ子爵が、軽く片手を上げた。
「結局のところ今回、商会側の原告は誰になる予定なのかね?私はてっきり、そのカルメル商会は被害者で、原告側の中心にいるのだと認識していたのだが……」
「確かに最初は、王都商業ギルドでもそのように考えてはいました。コデルリーエ男爵領の領都商業ギルドと、フラーヴェク商会とチェルースト商会と、四人で原告団を作らせれば良いのではないか、と」
ところがチェルースト商会は、投資詐欺にあった資金を回収すべく、それと知りながら〝痺れ茶〟をヴァジム子爵に流した疑いがあり、カルメル商会もビュケ男爵家を立てようとするあまりに投資詐欺に目を瞑ろうとした疑いが濃厚だ。
どちらも裁判の原告となれば、自分達のやったことも同時に明るみに出るため、訴え出る側としての説得力が大幅になくなってしまったのだ。
ブロッカ商会が裁判の場においてごね始めれば、泥沼化する恐れがあった。
「既にラヴォリ商会の仲介でキヴェカス法律事務所から、コデルリーエ男爵領の領都商業ギルドによる名義貸しによって不法行為が発生したとの届け出があり、その商会がクヴィスト公爵領内ヒチル伯爵家の縁者である、コンティオラ公爵領内フラーヴェク子爵家の領主から資金を巻き上げたとは聞いている」
どうやらカールフェルド商会長代理からのGOが出て、コデルリーエ男爵領領都商業ギルドからの訴えが持ち込まれたと、ヤンネが早々に高等法院に名乗りを上げたらしい。
私がヤンネの事務所で話をしていた時点では、まだフラーヴェク商会やチェルースト商会に関する情報は、事務所には届いていなかった筈が、どうやらいつの間にか情報を入手していたと言うことなんだろう。
ラヴォリ商会のカールフェルド商会長代理か――あるいはあの事務所には今、事務助手としてアストリッド・カッレ侯爵令息が「研修」中だ。
カッレ侯爵家がクヴィスト公爵領内の侯爵家であることを考えれば、ひょっとしたらアストリッド少年が密かに情報を掴んで来た可能性もあった。
「フラーヴェク子爵は今、別の裁判の原告にもなっているが、恐らくそちらと無関係ではなくなるだろうとヤンネが言っていてな。フラーヴェク子爵が正当な『ヒチル伯爵』位を名乗るためには、今のヒチル伯爵家が不当な手段でフラーヴェク子爵を追放したことを明らかにしないとならない。その『不当な手段』に、ここで話題になっている特殊な茶葉が関係しているとなれば、子爵は喜んでこちらの原告団にも加わるだろうがな」
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「コデルリーエ男爵領の領都商業ギルドの方はそれで納得するのか?」
「もともと、フォルシアン公爵領内の鉱山の採掘量が心もとなくなって、名義貸しに手を貸した側面がありますからね。コデルリーエ男爵ともども、寄り親のダリアン侯爵あるいは更に上のフォルシアン公爵から注意を受ける可能性が高い。行商人登録の名義貸し自体が地方都市の独自ルールの様なもので、王都からそこを突かれると強弁は振るえないのですよ」
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685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
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