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第三部 宰相閣下の婚約者
584 家族の肖像
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半袖部分は全て透ける素材になっていて、ところどころが豪奢な刺繍が施されている。
それと同じ模様がラウンドネックの襟から袖を除けばノースリーブに見える上半身を覆っている。
一方で腰から下は飾り気のないスレンダーラインになっていて、生地は足元まで届いている。
ヘルマンさん曰く「突然の来客にも対応しうる自宅の屋内用」衣装と言うことらしい。
色はお察しだ。
むしろ紺青色以外の色がどこにも入っていない。
確かに家の中でまで着飾る必要はないわけなんだけど。
さほどファッションセンスのよくない私でも、差し色のひとつくらいあっても良いんじゃなかろうかと思ってしまうのだ。
とは言え〝マダム・カルロッテ〟で調査を兼ねて妹用の衣装を頼んだ以外、自分の衣装をまだ一度も買ったことがないのだから、あれこれと言えた話でもない。
「お……おはようございます。イル義父様、エリィ義母様」
とりあえずはそのドレスを着て、フォルシアン公爵邸のダイニングルームに顔を出したところ、挨拶はもちろん返してくれるのだけれど、二人ともが複雑そうな表情を見せていた。
「これは、アレかな?さっさとレイナちゃんをイデオン公爵邸に戻せと言うエドヴァルドの無言の主張かな」
「多少はそれもあると思いますけれど……八割九割は、こちらの邸宅に出入りする男性全員への牽制ではないですかしら」
「全員って……ユセフもユティラも今は不在で、私も王宮に出仕していることが多い。誰が訪ねてくることもないだろうにかい?」
「ご自分の目が届かない範囲では、家令のラリでさえ牽制の対象だと思いますわよ?ご自身に置き換えてお考えになられてみては?」
「…………」
あ、黙っちゃうんですね。
それで理解出来ちゃったんだ。
さすがは奥様ひとすじ。
「ま、まあ、とりあえず食べようか」
ダイニングテーブルの所謂「お誕生日席」に公爵――お義父様がいて、その右斜め向かいにエリサベト夫人、すなわちお義母様がいて、私の席はその義母の向かい。
父と母とで食卓を囲む――前はいつだったのか、記憶にない。
日本にいた間も、私は机に置かれていた袋入りのパンをテーブルから取って、そのまま学校に向かっていたからだ。
夕食も大抵、舞菜の機嫌で始められてしまうので、私はあとで一人で残り物を食べることが多かったし、勉強をするからと部屋の前に置いておいて貰うことも多かった。
エドヴァルドと朝食を共にしているのとは、また別の感慨がここにはあった。
「レイナちゃん?どうかして?苦手な食材があれば、遠慮なく言ってくれて構わないのよ?」
私の様子に首を傾げる義母に、私は慌てて首を横に振った。
「ああ、すみません!その……父と母と食卓を囲んだ記憶がほとんどないので……思い出そうとして、挫折していました」
私はなるべく深刻にならないよう、軽い調子で言ったつもりだったけど、夫妻は思わずと言った態で顔を見合わせていた。
「そう……じゃあ、この邸宅にいる限りは、可能な限り一緒に食事をしましょうね?そうでなくとも、イデオン公爵様が公務で不在の時は、ここに来てくれて構わないのよ?」
「ああ、そうだね、それがいい。もともとアイツは王宮で食事を済ませることが多かった筈だ。結婚後も毎晩ウチに昼食や夕食をとりに来てくれても一向に構わないよ。ここはもう、貴女の家だ」
私の元の生活を詳しく聞いてこず、あくまで今とこれからの話を二人はしてくれた。
ありがとうございます、と色々な意味を込めて頭を下げて、朝食を有難くいただくことにした。
フォルシアン家の朝食は、果物のジュースに、サラダにパンに、ハム、チーズにフルーツ……と言った、ザ・コンチネンタルと言って良い朝食だった。
朝からフルコース満載の家もあると、家庭教師からは聞いていたけれど、どうやらフォルシアン公爵家もイデオン公爵家よりのシンプル推奨派らしかった。
私としても、朝からそもそもそこまで食べていなかったので、これでも十分なくらいだ。
そして朝食が終わって、コーヒーの時間へと移行しかけたころ、ダイニングにフォルシアン公爵邸家令ラリが姿を現した。
こちらはセルヴァンよりも更に年上で、黒よりも白髪の割合が多い男性だ。
先代公爵時代からこの邸宅で働いていて、フォルシアン公爵邸の生き字引の様に扱われているそうだ。
ユセフの代に備えて、後継者絶賛教育中らしく、ラリの傍には常に数名の家令補佐が付いている状態だった。
「お食事中失礼致します。旦那様、イデオン公爵様がお見えです」
既にテーブルの上はコーヒーだけになっているけれど、食事中は食事中だ。
ちゃんと分かっていて声をかけていますよ、と言うことを彼は言外に滲ませていた。
「はははっ、やっぱり来たか!本当なら、私と連れ立って王宮に出仕なんて、したくもないだろうに」
そう言って笑い声をあげた義父は、異論反論が出る前に、片手を上げてラリにエドヴァルドを中へ通すよう指示を出していた。
「早朝から失礼する。婚約者の様子を見に来ただけで、それ以外の他意はないとご容赦願いたい」
そう言ってダイニングに入ってきたエドヴァルドは、フォルシアン公爵はまるっと無視する形で、エリサベト夫人を真正面に、頭を下げていた。
「構いませんわ、イデオン公爵様。ところで、お時間はおありになるのかしら?珈琲くらいは用意させていただきたいのですけれど」
「いや……確かに、まったくないわけでは……」
そう言いながら、エドヴァルドはチラリとフォルシアン公爵の方を見た。
貴方次第だ、とでも言いたげだった。
「くく……少し早めに、珈琲の時間くらいの余裕を見越して来たのだろうに、よく言う。さあ、彼女の隣に座ると良い。お茶の時間まで取り上げるほど、物わかりが悪いつもりはないから」
片手で私の左隣の席を指し示されたエドヴァルドは、何とも複雑そうな表情を見せたまま、私の隣の席にやって来た。
そして腰を下ろす直前、右手が私の頭の上に置かれて、そっと髪を撫でられた。
「……昨夜は眠れたか?いきなり違う環境に置かれて、戸惑ったのではないか?」
「……っ」
むしろ今、その手と声に戸惑ってます!
なんてことはもちろん言えず、私は「だ、大丈夫です!」とカミカミの返事しかその場で出来なかった。
************************
聖女の姉ですが、宰相閣下は無能な妹より私がお好きなようですよ?
電子書籍版の予約受付も始まりました!
一部を除いて7/15(金)配信予定です。
詳しくは近況ボードをご覧下さいm(_ _)m
紙書籍でQRコード記載だった特別番外編も、アンケートは変わらず必須ですが、特設HPにすぐ飛べるようになる予定です。
そちらはまた明日改めて……。
それと同じ模様がラウンドネックの襟から袖を除けばノースリーブに見える上半身を覆っている。
一方で腰から下は飾り気のないスレンダーラインになっていて、生地は足元まで届いている。
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色はお察しだ。
むしろ紺青色以外の色がどこにも入っていない。
確かに家の中でまで着飾る必要はないわけなんだけど。
さほどファッションセンスのよくない私でも、差し色のひとつくらいあっても良いんじゃなかろうかと思ってしまうのだ。
とは言え〝マダム・カルロッテ〟で調査を兼ねて妹用の衣装を頼んだ以外、自分の衣装をまだ一度も買ったことがないのだから、あれこれと言えた話でもない。
「お……おはようございます。イル義父様、エリィ義母様」
とりあえずはそのドレスを着て、フォルシアン公爵邸のダイニングルームに顔を出したところ、挨拶はもちろん返してくれるのだけれど、二人ともが複雑そうな表情を見せていた。
「これは、アレかな?さっさとレイナちゃんをイデオン公爵邸に戻せと言うエドヴァルドの無言の主張かな」
「多少はそれもあると思いますけれど……八割九割は、こちらの邸宅に出入りする男性全員への牽制ではないですかしら」
「全員って……ユセフもユティラも今は不在で、私も王宮に出仕していることが多い。誰が訪ねてくることもないだろうにかい?」
「ご自分の目が届かない範囲では、家令のラリでさえ牽制の対象だと思いますわよ?ご自身に置き換えてお考えになられてみては?」
「…………」
あ、黙っちゃうんですね。
それで理解出来ちゃったんだ。
さすがは奥様ひとすじ。
「ま、まあ、とりあえず食べようか」
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父と母とで食卓を囲む――前はいつだったのか、記憶にない。
日本にいた間も、私は机に置かれていた袋入りのパンをテーブルから取って、そのまま学校に向かっていたからだ。
夕食も大抵、舞菜の機嫌で始められてしまうので、私はあとで一人で残り物を食べることが多かったし、勉強をするからと部屋の前に置いておいて貰うことも多かった。
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私の元の生活を詳しく聞いてこず、あくまで今とこれからの話を二人はしてくれた。
ありがとうございます、と色々な意味を込めて頭を下げて、朝食を有難くいただくことにした。
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朝からフルコース満載の家もあると、家庭教師からは聞いていたけれど、どうやらフォルシアン公爵家もイデオン公爵家よりのシンプル推奨派らしかった。
私としても、朝からそもそもそこまで食べていなかったので、これでも十分なくらいだ。
そして朝食が終わって、コーヒーの時間へと移行しかけたころ、ダイニングにフォルシアン公爵邸家令ラリが姿を現した。
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ユセフの代に備えて、後継者絶賛教育中らしく、ラリの傍には常に数名の家令補佐が付いている状態だった。
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そう言いながら、エドヴァルドはチラリとフォルシアン公爵の方を見た。
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片手で私の左隣の席を指し示されたエドヴァルドは、何とも複雑そうな表情を見せたまま、私の隣の席にやって来た。
そして腰を下ろす直前、右手が私の頭の上に置かれて、そっと髪を撫でられた。
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