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第二部 宰相閣下の謹慎事情
535 ただいま経過報告中(後)
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「それと叔父上、この話は娘と娘婿周辺の耳にはくれぐれも届かぬよう留意願いたい」
「……クレスに?」
突然、愛妾の娘であるクレスセンシア姫の名前を持ち出されたレイフ殿下が、訝しげに眉根を寄せた。
なるほど、愛称呼びするほどの情はあるらしい。
と言っても、アンジェスの国王陛下は、そんなコトを忖度する筈もない。
「この話は、大国ギーレンへの牽制も兼ねて、アンジェスとバリエンダールとの間で手を結ぶもの。事前に話が洩れて、ギーレンに横からサレステーデを搔っ攫われるのでは意味がない。娘婿は誰だ?言いたい事は分かると思うが」
「――――」
レイフ殿下の表情が、ますます険しくなった。
フィルバート自身は、レイフ殿下を煽っているつもりも馬鹿にしているつもりもなく、ただ事実を言っているだけなんだろうけど、そう受け取っては貰えないのは、日頃から信頼関係が欠如しているせいだろうなと思う。
ちなみに「娘婿」とはギーレン王宮を追放され、辺境伯となったパトリック元第一王子の事だ。
異母弟であり、第一王子時代から反目しあっていたエドベリ王子に、話を洩らす様な関係性ではないにせよ、周囲の人間もそうだとは限らないのだから、フィルバートが言っている事は至極真っ当な話だった。
まだ婚約中であり、実際にはクレスセンシア姫が輿入れをするので「婿」かと言えばそうでもない。
細かいツッコミは多々あれど、重要なのはそこじゃないと皆が分かっているので、誰も余計な口は挟まなかった。
「国としての話ではなくとも、どこぞの元第一王子に復権の足がかりと見做されても、こちらはたまったものではない。せっかく今、優位にあるバリエンダールとの関係に亀裂が入る。何より元第一王子と共倒れをするつもりは、これっぽっちもない。余計な動きを取るな。取らせるな。勝手に縁組を決めて来たなら最後まで責任を持て」
「……っ」
元々は、フィルバートを追い落としたいが為、資金稼ぎの一環として決めた婚約(本人は、そうとも違うとも明言していないけれど、ゲームのシナリオ上はそうなっている)だ。
勝手に決めた、とフィルバートに言い切られても反論出来ていないのだから、あながち間違いではないんだろう。
ただ、既に整ってしまった話を今更どうこうするつもりはフィルバートにはなく、今はその状況を最大限に活用したいに違いない。
三国会談の後、パトリック元第一王子とレイフ殿下との、舅と義理の息子と言う関係をギーレン王宮にちらつかせる事で、牽制されているのは王宮の方だと、そう言う錯覚を起こさせたいのだと、こちらからは見えた。
何故ならそうなって初めて〝扉の守護者〟としてのシャルリーヌを諦めさせる事や、ミルテ王女との縁談に関して、交渉のテーブルにつかせる事が出来るのだから。
そしてそれとてフィルバート自身の発案ではなく、エドヴァルドが私の話を聞いてくれて、裏から根回しをしようとしていた事だったけど、そこにもちゃんと合理性はあると、国のトップとして判断を下して、レイフ殿下のとった手段と破綻をしないやり方を選んだんだろう。
エヴェリーナ妃やラハデ公爵の助力をこっそり得るにしても、最終的にはエドベリ王子の上、ベルトルド国王の首を縦に振らせないといけない。
そのためには、叔父との日頃の確執なんて二の次だ。
フィルバート・アンジェスと言う人は、そう言う割り切りが出来る一国の主だった。
とにかく、自身の評判や身の安全には無頓着なのだ。
それが良いのか悪いのかは別にしても。
「…………分かった」
多分、ここでゴネたとして、自分の方が器が小さいと思われる事に思い至ったんだろう。
レイフ殿下が苦々しげにそう呟いたのは、どのくらいの時間が経過した後だっただろうか。
実際には大したことはなかったのかも知れないけど、それ以前の沈黙自体が全く居心地が良くなかった為に、実際よりも長く感じてしまったのだ。
恐らく、ここにいる全員が。
「娘には……いや、妻にもこの話はすまいよ。陛下の代理でサレステーデに行く事になったと、それだけ告げておけば問題なかろう」
「結構」
口元に笑みを残したまま、フィルバートはそう言ったものの、話はそこで終わらなかった。
「これで話がギーレンの王あるいは王子に洩れた暁には、首と胴は離れているものと理解しておいて貰えるか?娘と娘婿に関しても、首と胴が繋がっている保証は出来かねる。聡明な叔父上の事だ。そんなバカな策は採られぬものと思うがな」
「……っ」
煽ってどうする、と私なんかは思うのだけれど、エドヴァルドに言わせれば「今更どちらも歩み寄る事はないだろう」と言う事らしい。
つかず離れず。
この先は、物理的にも離れたままになるだろうが――。
後日公爵邸で、そんな風に肩をすくめていた。
「サレステーデの自治領化は既定路線なのか」
今は感情を抑える様に淡々と問うレイフ殿下に、フィルバートの表情が少しだけ動いた。
「……でなければ、バリエンダールの国王自らが来るとは言わないだろうな」
「サレステーデの宰相が首を縦に振ると?」
「振らざるを得んだろう。王族が事実上全滅しているような、今の現状では」
アンジェス以下だ。
断言されたレイフ殿下は、ちょっと言葉に詰まっているみたいだった。
確かに、普通ならば自治領になれ、外から為政者を受け入れろ、などと言われたところで「ふざけるな」と一蹴されるのがオチだ。
国の主権を渡せといわれて、ハイそうですかと渡す王も大臣もいない。
――普通ならば。
王は倒れてから以降国政に携われず、第一王子、第二王子、第一王女が国外で問題を起こし、第三王子は国内で問題を起こした。
王が回復でもしない限りは、誰が舵を取ったとて国は滅ぶ。
それならば自治領となる方が、少なくとも王位継承権争いは起きず、これから寒さの厳しくなる土地で、国民にかかる負担は最小限で済む。
現時点で第三王子を引っ張り出して傀儡にする事もせず、一人国政を支える宰相ならば、間違いなく今回の招聘を拒絶はしないと、エドヴァルドやテオドル大公だけではなく、フィルバートもそう考えたのだ。
「まあ、サレステーデの宰相の苦悩は察するに余りあるが、さすがに無罪放免には出来ん。たとえ王族に口を挟めるような立ち位置でなかったとしても、宰相を名乗る以上はその責任からは逃れられまい」
レイフ殿下に言い聞かせるようでいて、フィルバートの視線は途中から私の方へと向けられていた。
隣でエドヴァルドが、軽く眉を顰めている。
「だから、姉君がサレステーデで立ち上げようとしている商会に宰相を下がらせると言うのは、地位と権力が全ての貴族連中からすれば、納得の処分だろうな。そこに家族が勤めていたとして、誰も気にはすまいよ」
「!」
サラさんの事情に関しては、私はもちろんの事、エドヴァルドやテオドル大公もまだ報告していないだろうに――そう思いはしたけれど、エドヴァルドがため息と共に「……リーシンだろう」と零した事で、何となく状況は把握した。
エドヴァルドの配下であっても直属の部下ではない〝草〟所属のリーシンは、何らかの方法でヘルマン長官へと報告を入れていて、それがフィルバートの耳に届いていると言う事だろう。
「この娘の商会があれば、たとえ私がサレステーデで資金を集めて離反を企てたとしても事前に察知出来るとでも言うつもりか」
レイフ殿下の中では当然、私もフィルバートの「駒」だ。
剣吞な視線で問いかけた叔父に、甥の方は動じる気配すらなかった。
イエスとも、ノーとも言っていない。
「自治領になるとは言え、一国の主には違いない。叔父上もその辺りで手を打たれては如何か。離反したければすれば良いだろうが、その後はもう、敗残兵が向かう先はないと思った方が良い」
「戦にすらなっていないものを、敗残兵とはどう言う了見だ」
「どの国も味方をしないだろうから、当然の話をしているだけだが」
そしてフィルバートは、レイフ殿下の抗議をまるで取りあわなかった。
「いつサレステーデに向かって貰うかについては、バリエンダール王家にも確認を入れ、追って伝えるので、どうか叔父上は今の内から渡航準備を」
――誰も、何も反論できなかった。
「……クレスに?」
突然、愛妾の娘であるクレスセンシア姫の名前を持ち出されたレイフ殿下が、訝しげに眉根を寄せた。
なるほど、愛称呼びするほどの情はあるらしい。
と言っても、アンジェスの国王陛下は、そんなコトを忖度する筈もない。
「この話は、大国ギーレンへの牽制も兼ねて、アンジェスとバリエンダールとの間で手を結ぶもの。事前に話が洩れて、ギーレンに横からサレステーデを搔っ攫われるのでは意味がない。娘婿は誰だ?言いたい事は分かると思うが」
「――――」
レイフ殿下の表情が、ますます険しくなった。
フィルバート自身は、レイフ殿下を煽っているつもりも馬鹿にしているつもりもなく、ただ事実を言っているだけなんだろうけど、そう受け取っては貰えないのは、日頃から信頼関係が欠如しているせいだろうなと思う。
ちなみに「娘婿」とはギーレン王宮を追放され、辺境伯となったパトリック元第一王子の事だ。
異母弟であり、第一王子時代から反目しあっていたエドベリ王子に、話を洩らす様な関係性ではないにせよ、周囲の人間もそうだとは限らないのだから、フィルバートが言っている事は至極真っ当な話だった。
まだ婚約中であり、実際にはクレスセンシア姫が輿入れをするので「婿」かと言えばそうでもない。
細かいツッコミは多々あれど、重要なのはそこじゃないと皆が分かっているので、誰も余計な口は挟まなかった。
「国としての話ではなくとも、どこぞの元第一王子に復権の足がかりと見做されても、こちらはたまったものではない。せっかく今、優位にあるバリエンダールとの関係に亀裂が入る。何より元第一王子と共倒れをするつもりは、これっぽっちもない。余計な動きを取るな。取らせるな。勝手に縁組を決めて来たなら最後まで責任を持て」
「……っ」
元々は、フィルバートを追い落としたいが為、資金稼ぎの一環として決めた婚約(本人は、そうとも違うとも明言していないけれど、ゲームのシナリオ上はそうなっている)だ。
勝手に決めた、とフィルバートに言い切られても反論出来ていないのだから、あながち間違いではないんだろう。
ただ、既に整ってしまった話を今更どうこうするつもりはフィルバートにはなく、今はその状況を最大限に活用したいに違いない。
三国会談の後、パトリック元第一王子とレイフ殿下との、舅と義理の息子と言う関係をギーレン王宮にちらつかせる事で、牽制されているのは王宮の方だと、そう言う錯覚を起こさせたいのだと、こちらからは見えた。
何故ならそうなって初めて〝扉の守護者〟としてのシャルリーヌを諦めさせる事や、ミルテ王女との縁談に関して、交渉のテーブルにつかせる事が出来るのだから。
そしてそれとてフィルバート自身の発案ではなく、エドヴァルドが私の話を聞いてくれて、裏から根回しをしようとしていた事だったけど、そこにもちゃんと合理性はあると、国のトップとして判断を下して、レイフ殿下のとった手段と破綻をしないやり方を選んだんだろう。
エヴェリーナ妃やラハデ公爵の助力をこっそり得るにしても、最終的にはエドベリ王子の上、ベルトルド国王の首を縦に振らせないといけない。
そのためには、叔父との日頃の確執なんて二の次だ。
フィルバート・アンジェスと言う人は、そう言う割り切りが出来る一国の主だった。
とにかく、自身の評判や身の安全には無頓着なのだ。
それが良いのか悪いのかは別にしても。
「…………分かった」
多分、ここでゴネたとして、自分の方が器が小さいと思われる事に思い至ったんだろう。
レイフ殿下が苦々しげにそう呟いたのは、どのくらいの時間が経過した後だっただろうか。
実際には大したことはなかったのかも知れないけど、それ以前の沈黙自体が全く居心地が良くなかった為に、実際よりも長く感じてしまったのだ。
恐らく、ここにいる全員が。
「娘には……いや、妻にもこの話はすまいよ。陛下の代理でサレステーデに行く事になったと、それだけ告げておけば問題なかろう」
「結構」
口元に笑みを残したまま、フィルバートはそう言ったものの、話はそこで終わらなかった。
「これで話がギーレンの王あるいは王子に洩れた暁には、首と胴は離れているものと理解しておいて貰えるか?娘と娘婿に関しても、首と胴が繋がっている保証は出来かねる。聡明な叔父上の事だ。そんなバカな策は採られぬものと思うがな」
「……っ」
煽ってどうする、と私なんかは思うのだけれど、エドヴァルドに言わせれば「今更どちらも歩み寄る事はないだろう」と言う事らしい。
つかず離れず。
この先は、物理的にも離れたままになるだろうが――。
後日公爵邸で、そんな風に肩をすくめていた。
「サレステーデの自治領化は既定路線なのか」
今は感情を抑える様に淡々と問うレイフ殿下に、フィルバートの表情が少しだけ動いた。
「……でなければ、バリエンダールの国王自らが来るとは言わないだろうな」
「サレステーデの宰相が首を縦に振ると?」
「振らざるを得んだろう。王族が事実上全滅しているような、今の現状では」
アンジェス以下だ。
断言されたレイフ殿下は、ちょっと言葉に詰まっているみたいだった。
確かに、普通ならば自治領になれ、外から為政者を受け入れろ、などと言われたところで「ふざけるな」と一蹴されるのがオチだ。
国の主権を渡せといわれて、ハイそうですかと渡す王も大臣もいない。
――普通ならば。
王は倒れてから以降国政に携われず、第一王子、第二王子、第一王女が国外で問題を起こし、第三王子は国内で問題を起こした。
王が回復でもしない限りは、誰が舵を取ったとて国は滅ぶ。
それならば自治領となる方が、少なくとも王位継承権争いは起きず、これから寒さの厳しくなる土地で、国民にかかる負担は最小限で済む。
現時点で第三王子を引っ張り出して傀儡にする事もせず、一人国政を支える宰相ならば、間違いなく今回の招聘を拒絶はしないと、エドヴァルドやテオドル大公だけではなく、フィルバートもそう考えたのだ。
「まあ、サレステーデの宰相の苦悩は察するに余りあるが、さすがに無罪放免には出来ん。たとえ王族に口を挟めるような立ち位置でなかったとしても、宰相を名乗る以上はその責任からは逃れられまい」
レイフ殿下に言い聞かせるようでいて、フィルバートの視線は途中から私の方へと向けられていた。
隣でエドヴァルドが、軽く眉を顰めている。
「だから、姉君がサレステーデで立ち上げようとしている商会に宰相を下がらせると言うのは、地位と権力が全ての貴族連中からすれば、納得の処分だろうな。そこに家族が勤めていたとして、誰も気にはすまいよ」
「!」
サラさんの事情に関しては、私はもちろんの事、エドヴァルドやテオドル大公もまだ報告していないだろうに――そう思いはしたけれど、エドヴァルドがため息と共に「……リーシンだろう」と零した事で、何となく状況は把握した。
エドヴァルドの配下であっても直属の部下ではない〝草〟所属のリーシンは、何らかの方法でヘルマン長官へと報告を入れていて、それがフィルバートの耳に届いていると言う事だろう。
「この娘の商会があれば、たとえ私がサレステーデで資金を集めて離反を企てたとしても事前に察知出来るとでも言うつもりか」
レイフ殿下の中では当然、私もフィルバートの「駒」だ。
剣吞な視線で問いかけた叔父に、甥の方は動じる気配すらなかった。
イエスとも、ノーとも言っていない。
「自治領になるとは言え、一国の主には違いない。叔父上もその辺りで手を打たれては如何か。離反したければすれば良いだろうが、その後はもう、敗残兵が向かう先はないと思った方が良い」
「戦にすらなっていないものを、敗残兵とはどう言う了見だ」
「どの国も味方をしないだろうから、当然の話をしているだけだが」
そしてフィルバートは、レイフ殿下の抗議をまるで取りあわなかった。
「いつサレステーデに向かって貰うかについては、バリエンダール王家にも確認を入れ、追って伝えるので、どうか叔父上は今の内から渡航準備を」
――誰も、何も反論できなかった。
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