472 / 803
第二部 宰相閣下の謹慎事情
517 妄執の果て(12)
しおりを挟む
北方遊牧民族としての問題に、これ以上踏み込まない方が良いと思った私は、話し合いの場に付いては行ったけど、話自体は「おまかせ」で口を挟まないようにしようと思っていた。
私は空気。
三族長とジーノ青年との間で交わされる言葉に、黙って耳を傾けよう――と。
「王都のイユノヴァ・シルバーギャラリーとやらを引き揚げさせるのは、あまり感心しない。これからイラクシ族に逆風が吹くだろう事を考えれば、稼げるものは残しておくべきだ」
イユノヴァさんを戻す事に関して、難しい表情で腕組みをしているカゼッリ族長に「しかしな……」と、ガエターノ族長が口を開く。
「あの姉妹が、婿がねとして固執したくらいだ。それなりに一族の者たちが納得する血筋と言う事なのだろう?例えば今回の騒ぎが沈静化されるまで、と条件を付ける形でこの村に留まらせるのも一考ではないか?」
「いや、それはそれで、あのサラと言う娘では周りが納得せんのではないか?イユノヴァ……彼を残すのであれば『一族の中から嫁を』と言う話になるのは外部の我らでも分かるぞ」
ガエターノ族長の提案に、バラッキ族長が「待った」をかけている。
多分、バラッキ族長の考え方は、他の部族でも少なからず共通している面はあるのかも知れない。
それが証拠に、カゼッリ族長もガエターノ族長も、反論の声を上げなかった。
「……それでは、イユノヴァ殿はこの地に残る事を拒否するでしょうね。彼が残っても良いと言ったのは、彼女と一緒だとの大前提があります。それならば、カゼッリ伯父上の言う通り、王都で稼いで貰うべきでしょう」
トリーフォンの前では、今、村にいる「彼」はラディズ・ロサーナ公爵令息ではなく、イユノヴァさんなんだと言い切るしかないジーノ青年の顔は、ちょっと痙攣っているけれど、それでもあくまでさりげなく、彼をこの村には留めないよう誘導をかけようとしていた。
「本来であれば、族長の血筋とは無関係に、一族全体の中から相応しい人物を選ぶのが最善なのでしょうが」
そうこぼすジーノ青年に、カゼッリ族長が「難しいだろうな」と、シビアに告げた。
多分ジーノ青年自体も、分かっていて口に出した様には見えていた。
「ええ。明確にやらかしている姉妹と違って、表向きのトリーフォン君に瑕疵は見えない。彼がいるのに何故?と言う話になるのは自明。そして恐らく……エレメア側室夫人は、今の段階ではトリーフォン君の実の父親が誰かだなんて、どうあっても認めないでしょう」
意に沿わない結婚をさせられた復讐として、血の繋がらない子を次の族長にする。
病で起き上がれない族長を横目に、真に愛する男性を後見として立てる。
そこにはマカールの意思もトリーフォンの意思さえも存在しない。
エレメア側室夫人が考える、夫人にとっての幸福に満ちた生活。
絶対に、認める事はないだろう。
「そうなると、トリーフォン君を、次の族長にしない理由がない。ここから引っくり返すとするならば――」
一つ、とジーノ青年が人差し指を立てる。
「全てを白日の下に晒して、イラクシ族を解体。他の部族のどこか、あるいは分割して取り込む」
「……あまり賛成は出来んな」
そう声を上げたのは、ネーミ族のバラッキ族長だった。
「我がネーミが、かつて部族がバラバラになっていた時期があるからこその言葉と思って貰いたいが、一度崩れたものを、後日情勢が許すようになったからと、再構築しようとしても、ほぼ取り返しがつかなくなっている場合がほとんどだ。多少辛酸を嘗めようと、そう安易に分割はせぬ方が良かろうよ」
「バラッキ族長……」
重みのあるその言葉に、一瞬ジーノ青年はバルトリをも見ていたけれど、そのまま特に何か声をかける事はせず、二本目の指を立てた。
「二つ目は、族長がお倒れになった原因として、エレメア夫人に責を負って頂く。ビーチェの話は、この際明らかにせずとも良いでしょう。族長の身体にとって有害となるモノを食事に混ぜた。対外的にはそれでも十分な筈です」
「――――」
三族長の視線が、トリーフォンに集中する。
けれどトリーフォンは、特に良いとも悪いとも言わず、黙ってジーノ青年の言葉の続きを待っていた。
「トリーフォン君は、妻帯せず、血を残さず、一代限りの族長として、次代の繋ぎに入って貰うのです。後見としてマカールに付いて貰えば良い。幸い彼も夫人を亡くされた後、独り身を貫いていらっしゃる。彼にも、今後の妻帯は禁止として」
「私は、死んだ妻以外誰も――」
「――それ以上は残酷ですよ、マカール」
声を上げかけたマカールを、ジーノ青年が冷ややかな視線で一瞥する。
確かに、エレメア夫人に何の恋慕もないと力説したいのは分かるけれど、それは子であるトリーフォン君をも否定している事と、表裏一体だからだ。
例え何も言わず、表情も変わっていなくても、言葉の刃は容赦なく彼の心を切り刻んでいる筈だ。
「……っ」
言葉を失って黙り込むマカールを置いて、ジーノ青年は話を続けた。
「トリーフォン君の次の族長として、姉妹どちらかが嫁ぎ先の跡取りとならない、次男以降の子どもを出産した場合に、引き取って二人で次代の教育を施して貰う。そうすれば、一代は繋ぎが入るとしても、再び族長は直系の血で繋がる」
ふむ……と、三族長のそれぞれが、思案の表情を見せた。
「表向きは、直系の血が受け継がれるだけ……か」
「ええ。当然、姉妹には教育は任せられない。産まれたと同時に引き取るくらいでないと困る。そしてエレメア夫人は、百歩譲ってトリーフォン君の族長就任までは静かにしていたとしても、その先の話には決して頷かないでしょう。だからこそ、彼女に静かになって貰うのです」
エレメア夫人自身、無実ではない。
恐らくは無理やりマカールと関係を結び、生まれた子をイーゴス族長の子と偽り、トリーフォン君の感情を粉々にした。
――族長よりも先に病死をして貰い、騒動の幕引きに。
「今、ここには伯父上を始めバラッキ族長、ガエターノ族長がいらっしゃる。もしトリーフォン君やマカールが、自分の血を残そうと画策したとしても、皆さんがそれを認めないでしょうし、姉妹の子が産まれた時にも、トリーフォン君への養子縁組の手続きを率先して手伝えば良い。監視は可能な筈ですよ」
誰も、何も言葉を発しない。
その事が、皆が内心でその案を採ろうとしているかの様に思えた。
表情の変わらないトリーフォン君を、見つめたままで。
私は空気。
三族長とジーノ青年との間で交わされる言葉に、黙って耳を傾けよう――と。
「王都のイユノヴァ・シルバーギャラリーとやらを引き揚げさせるのは、あまり感心しない。これからイラクシ族に逆風が吹くだろう事を考えれば、稼げるものは残しておくべきだ」
イユノヴァさんを戻す事に関して、難しい表情で腕組みをしているカゼッリ族長に「しかしな……」と、ガエターノ族長が口を開く。
「あの姉妹が、婿がねとして固執したくらいだ。それなりに一族の者たちが納得する血筋と言う事なのだろう?例えば今回の騒ぎが沈静化されるまで、と条件を付ける形でこの村に留まらせるのも一考ではないか?」
「いや、それはそれで、あのサラと言う娘では周りが納得せんのではないか?イユノヴァ……彼を残すのであれば『一族の中から嫁を』と言う話になるのは外部の我らでも分かるぞ」
ガエターノ族長の提案に、バラッキ族長が「待った」をかけている。
多分、バラッキ族長の考え方は、他の部族でも少なからず共通している面はあるのかも知れない。
それが証拠に、カゼッリ族長もガエターノ族長も、反論の声を上げなかった。
「……それでは、イユノヴァ殿はこの地に残る事を拒否するでしょうね。彼が残っても良いと言ったのは、彼女と一緒だとの大前提があります。それならば、カゼッリ伯父上の言う通り、王都で稼いで貰うべきでしょう」
トリーフォンの前では、今、村にいる「彼」はラディズ・ロサーナ公爵令息ではなく、イユノヴァさんなんだと言い切るしかないジーノ青年の顔は、ちょっと痙攣っているけれど、それでもあくまでさりげなく、彼をこの村には留めないよう誘導をかけようとしていた。
「本来であれば、族長の血筋とは無関係に、一族全体の中から相応しい人物を選ぶのが最善なのでしょうが」
そうこぼすジーノ青年に、カゼッリ族長が「難しいだろうな」と、シビアに告げた。
多分ジーノ青年自体も、分かっていて口に出した様には見えていた。
「ええ。明確にやらかしている姉妹と違って、表向きのトリーフォン君に瑕疵は見えない。彼がいるのに何故?と言う話になるのは自明。そして恐らく……エレメア側室夫人は、今の段階ではトリーフォン君の実の父親が誰かだなんて、どうあっても認めないでしょう」
意に沿わない結婚をさせられた復讐として、血の繋がらない子を次の族長にする。
病で起き上がれない族長を横目に、真に愛する男性を後見として立てる。
そこにはマカールの意思もトリーフォンの意思さえも存在しない。
エレメア側室夫人が考える、夫人にとっての幸福に満ちた生活。
絶対に、認める事はないだろう。
「そうなると、トリーフォン君を、次の族長にしない理由がない。ここから引っくり返すとするならば――」
一つ、とジーノ青年が人差し指を立てる。
「全てを白日の下に晒して、イラクシ族を解体。他の部族のどこか、あるいは分割して取り込む」
「……あまり賛成は出来んな」
そう声を上げたのは、ネーミ族のバラッキ族長だった。
「我がネーミが、かつて部族がバラバラになっていた時期があるからこその言葉と思って貰いたいが、一度崩れたものを、後日情勢が許すようになったからと、再構築しようとしても、ほぼ取り返しがつかなくなっている場合がほとんどだ。多少辛酸を嘗めようと、そう安易に分割はせぬ方が良かろうよ」
「バラッキ族長……」
重みのあるその言葉に、一瞬ジーノ青年はバルトリをも見ていたけれど、そのまま特に何か声をかける事はせず、二本目の指を立てた。
「二つ目は、族長がお倒れになった原因として、エレメア夫人に責を負って頂く。ビーチェの話は、この際明らかにせずとも良いでしょう。族長の身体にとって有害となるモノを食事に混ぜた。対外的にはそれでも十分な筈です」
「――――」
三族長の視線が、トリーフォンに集中する。
けれどトリーフォンは、特に良いとも悪いとも言わず、黙ってジーノ青年の言葉の続きを待っていた。
「トリーフォン君は、妻帯せず、血を残さず、一代限りの族長として、次代の繋ぎに入って貰うのです。後見としてマカールに付いて貰えば良い。幸い彼も夫人を亡くされた後、独り身を貫いていらっしゃる。彼にも、今後の妻帯は禁止として」
「私は、死んだ妻以外誰も――」
「――それ以上は残酷ですよ、マカール」
声を上げかけたマカールを、ジーノ青年が冷ややかな視線で一瞥する。
確かに、エレメア夫人に何の恋慕もないと力説したいのは分かるけれど、それは子であるトリーフォン君をも否定している事と、表裏一体だからだ。
例え何も言わず、表情も変わっていなくても、言葉の刃は容赦なく彼の心を切り刻んでいる筈だ。
「……っ」
言葉を失って黙り込むマカールを置いて、ジーノ青年は話を続けた。
「トリーフォン君の次の族長として、姉妹どちらかが嫁ぎ先の跡取りとならない、次男以降の子どもを出産した場合に、引き取って二人で次代の教育を施して貰う。そうすれば、一代は繋ぎが入るとしても、再び族長は直系の血で繋がる」
ふむ……と、三族長のそれぞれが、思案の表情を見せた。
「表向きは、直系の血が受け継がれるだけ……か」
「ええ。当然、姉妹には教育は任せられない。産まれたと同時に引き取るくらいでないと困る。そしてエレメア夫人は、百歩譲ってトリーフォン君の族長就任までは静かにしていたとしても、その先の話には決して頷かないでしょう。だからこそ、彼女に静かになって貰うのです」
エレメア夫人自身、無実ではない。
恐らくは無理やりマカールと関係を結び、生まれた子をイーゴス族長の子と偽り、トリーフォン君の感情を粉々にした。
――族長よりも先に病死をして貰い、騒動の幕引きに。
「今、ここには伯父上を始めバラッキ族長、ガエターノ族長がいらっしゃる。もしトリーフォン君やマカールが、自分の血を残そうと画策したとしても、皆さんがそれを認めないでしょうし、姉妹の子が産まれた時にも、トリーフォン君への養子縁組の手続きを率先して手伝えば良い。監視は可能な筈ですよ」
誰も、何も言葉を発しない。
その事が、皆が内心でその案を採ろうとしているかの様に思えた。
表情の変わらないトリーフォン君を、見つめたままで。
707
685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
お気に入りに追加
12,980
あなたにおすすめの小説

誰にも信じてもらえなかった公爵令嬢は、もう誰も信じません。
salt
恋愛
王都で罪を犯した悪役令嬢との婚姻を結んだ、東の辺境伯地ディオグーン領を治める、フェイドリンド辺境伯子息、アルバスの懺悔と後悔の記録。
6000文字くらいで摂取するお手軽絶望バッドエンドです。
*なろう・pixivにも掲載しています。

【完】お義母様そんなに嫁がお嫌いですか?でも安心してください、もう会う事はありませんから
咲貴
恋愛
見初められ伯爵夫人となった元子爵令嬢のアニカは、夫のフィリベルトの義母に嫌われており、嫌がらせを受ける日々。
そんな中、義父の誕生日を祝うため、とびきりのプレゼントを用意する。
しかし、義母と二人きりになった時、事件は起こった……。

山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・
白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます

婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ
青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。
今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。
婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。
その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。
実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。

国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。