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第二部 宰相閣下の謹慎事情
506 妄執の果て(1)
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マカールに案内された部屋の寝台には、確かに一人の男性が生気の著しく欠けた顔で横たわっていた。
ただ、ひどくゆっくりにしろ、目は上下左右にと動くようで、こちらの言う事は理解出来ると言った話は正しいのだろうと、こちらにも分かった。
何より気になるのは、呼吸音と言うよりもひゅうひゅうと音が聞こえてくる事だ。
(うーん……瞼がちょっと腫れぼったい……?でも私は医学の勉強はしていないし、これであと、蕁麻疹的な何か外症が分かれば、もうちょっと確信持って言えるかも知れないけど……)
毒が見つからなかったと言うのであれば、倒れている時点で、アレルギー段階を通り越した、アナフィラキシーの症状になっている可能性は否定出来ない。
シーグに、献立を数日分と言えば良かったな……と内心で後悔したものの、ひょっとしたらシーグなら気を利かせてくれるかも知れない、と言う期待も少しある。
いずれにせよ、私はシレアンさんとジーノ青年が口火を切る話に、それらしく乗るしか、今はない。
「!」
ちょっと難しい顔をして、イーゴス族長を見てしまったせいか、気付けばエドヴァルドの手が、肩に回されていた。
族長の様子を見て、怯えたとでも思ったのかも知れない。
顔を上げて見れば、ただ黙って、そっと髪を撫でられた。
「……っ」
いやいや、何の公開処刑ですかっ!
あ、いいな…とか言ったサラさんも、聞こえてます!ロサーナ公爵令息がギョッとしてますよ!
いやいや、私がして欲しいのは一人だけだ――なんて、サラさん、もう恋人同士の雰囲気出してます⁉
あ、いや、あの二人はそれでいいのか。
名前さえ間違えなければ、芝居をしなくても良い雰囲気が出てくるわけだし。
ただちょっと、深刻な空気が弛緩しかかっていたので、気付いたシレアンさんが、小さな咳払いをしてくれたけど、結局エドヴァルドの手は、私の肩からは下ろされなかった。
シレアンさんも、この時点ではエドヴァルドの身分を既に把握していた為に、口に出して何かを言う事なく、むしろ苦々しい表情のジーノ青年の方に、こっちを無視して話を進める事を、顎で微かに促していた。
「――お久しぶりです、イーゴス族長」
エドヴァルドが、あからさますぎるくらいにジーノ青年を煽っているのは、さすがに分かる。
ちょっとジーノ青年の声が揺らいでいたのは、気のせいじゃない筈。
「ユレルミ族のジーノです。こちらに以前伺ったのは、まだ集会所の机にも背が届かない頃の事でしたので、覚えておいでかどうか、少し不安なのですが」
ジーノ青年の声かけに、イーゴス族長の目が上下に少し動いた。
覚えている、と言うことだろうか。
「族長、ジルダ、ゲルダ姉妹の事はお聞き及びですか。正直、族長の後をどなたが継がれようと、どの一族も粛々とそれを受け入れるつもりではいましたが、街道封鎖はさすがに看過出来ません」
族長の目は、今度は少し長い間閉じられていた。
残念だ、と態度に現しているかの様な気もした。
「姉妹の身柄はこちらで預かります。こう言う言い方は私の好むところではありませんが、ユレルミ、ハタラ、ネーミ以外にも、規模は小さいにせよ部族はありますし、家系の絶えそうな部族も少なからず存在する。血を残せる可能性があるとなれば、諸手を上げて歓迎されるでしょう。最も切実に後継者の誕生を必要としている部族に嫁して貰います。姉妹に手を貸した者たちも、女性は姉妹と同様に、男性は辺境開拓の労働力として働いて貰いますよ」
年齢差や正室であるかどうかは無視をされ、一族の存続を最優先に婚姻関係を結ばされると言う事だろう。
イラクシ族の族長の娘であったかどうかなど、考慮されなくなる。
女性の幸せとしては、とても祝福出来る事じゃないけど、ゲームや小説でよく読む様な「修道院」あるいはそれに類する存在がない以上は、処罰としてはそうならざるを得ないのかも知れない。
私も一歩間違えば……と思わず声を零したサラさんに、ラディズ青年がそっと寄り添っている。
「で、では、トリーフォンが次の――」
イーゴス族長の反応を確かめるよりも早く、エレメア側室夫人がそう言って声を震わせた。
それが、芝居の幕を上げるタイミングだと言っても良かった。
ジーノ青年は、エレメア側室夫人を礼儀正しく無視した。
「イユノヴァさん」
そう言って、ラディズ青年を自分とイーゴス族長が話をしていた寝台脇へと招き寄せた。
「もしかしたら、私よりも遥かに容貌はご記憶でないでしょうが――族長の姉君が嫁がれた先の一族の血を引く青年。族長がお倒れになられた際に、誰かが探し当てた。彼がイユノヴァさんですよ。姉妹の継承権がなくなる前提において、現状トリーフォン君以外に族長の後を継ぐ資格を持つ人間、と言う事になりますね」
「「「…………」」」
「な……っ⁉」
イーゴス族長とマカール、トリーフォン君は無言でそれぞれが目を見開き、唯一エレメア側室夫人だけは、悲鳴ともとれる声を上げていた。
「ど、どうして⁉その者は王都から出る事を拒否していたのではないの⁉こんなところにいるなんておかしいわ!」
叫びながら、トリーフォン君の背中をグイグイ押して、イーゴス族長の前へと立たせようとしている。
何となく、その様子に違和感を感じない訳ではなかったんだけど、この時点ではまだ、その違和感が形にはなっておらず、黙って様子を見ているしかなかった。
「ずっと、この地にいたのはトリーフォン。騒動を起こしたあの姉妹も問題外だけれど、今まで族長に顔を見せにすら来なかった、どこの誰とも知れぬ男に、次の族長など務まる筈がないわ‼」
「……ただ、傍にいたと言うだけならば、彼が次の族長に相応しいと言う、何の根拠にもなりませんよ、夫人。イユノヴァさんには、王都で店を持ち、イラクシ族の誇りとも言うべき紋様を巷に広めると言う、これ以上ない功績があるんですから」
いっそ冷ややかに切って捨てたジーノ青年に、エレメア側室夫人の顔が怒りで朱く染まった。
「そんなの、本人だけが言っているだけかも知れないでしょう⁉本当に店があって、売れているのかどうかなんて、この村から分かる訳がないじゃない‼」
「まあ……夫人でなくとも、そう仰られる人は出ると思いましたよ」
わざとらしく嘆息する仕種を見せたジーノ青年は、そこで初めて、シレアンさんと私の方へと視線を投げてみせた。
どうやら、出番のようです。
ただ、ひどくゆっくりにしろ、目は上下左右にと動くようで、こちらの言う事は理解出来ると言った話は正しいのだろうと、こちらにも分かった。
何より気になるのは、呼吸音と言うよりもひゅうひゅうと音が聞こえてくる事だ。
(うーん……瞼がちょっと腫れぼったい……?でも私は医学の勉強はしていないし、これであと、蕁麻疹的な何か外症が分かれば、もうちょっと確信持って言えるかも知れないけど……)
毒が見つからなかったと言うのであれば、倒れている時点で、アレルギー段階を通り越した、アナフィラキシーの症状になっている可能性は否定出来ない。
シーグに、献立を数日分と言えば良かったな……と内心で後悔したものの、ひょっとしたらシーグなら気を利かせてくれるかも知れない、と言う期待も少しある。
いずれにせよ、私はシレアンさんとジーノ青年が口火を切る話に、それらしく乗るしか、今はない。
「!」
ちょっと難しい顔をして、イーゴス族長を見てしまったせいか、気付けばエドヴァルドの手が、肩に回されていた。
族長の様子を見て、怯えたとでも思ったのかも知れない。
顔を上げて見れば、ただ黙って、そっと髪を撫でられた。
「……っ」
いやいや、何の公開処刑ですかっ!
あ、いいな…とか言ったサラさんも、聞こえてます!ロサーナ公爵令息がギョッとしてますよ!
いやいや、私がして欲しいのは一人だけだ――なんて、サラさん、もう恋人同士の雰囲気出してます⁉
あ、いや、あの二人はそれでいいのか。
名前さえ間違えなければ、芝居をしなくても良い雰囲気が出てくるわけだし。
ただちょっと、深刻な空気が弛緩しかかっていたので、気付いたシレアンさんが、小さな咳払いをしてくれたけど、結局エドヴァルドの手は、私の肩からは下ろされなかった。
シレアンさんも、この時点ではエドヴァルドの身分を既に把握していた為に、口に出して何かを言う事なく、むしろ苦々しい表情のジーノ青年の方に、こっちを無視して話を進める事を、顎で微かに促していた。
「――お久しぶりです、イーゴス族長」
エドヴァルドが、あからさますぎるくらいにジーノ青年を煽っているのは、さすがに分かる。
ちょっとジーノ青年の声が揺らいでいたのは、気のせいじゃない筈。
「ユレルミ族のジーノです。こちらに以前伺ったのは、まだ集会所の机にも背が届かない頃の事でしたので、覚えておいでかどうか、少し不安なのですが」
ジーノ青年の声かけに、イーゴス族長の目が上下に少し動いた。
覚えている、と言うことだろうか。
「族長、ジルダ、ゲルダ姉妹の事はお聞き及びですか。正直、族長の後をどなたが継がれようと、どの一族も粛々とそれを受け入れるつもりではいましたが、街道封鎖はさすがに看過出来ません」
族長の目は、今度は少し長い間閉じられていた。
残念だ、と態度に現しているかの様な気もした。
「姉妹の身柄はこちらで預かります。こう言う言い方は私の好むところではありませんが、ユレルミ、ハタラ、ネーミ以外にも、規模は小さいにせよ部族はありますし、家系の絶えそうな部族も少なからず存在する。血を残せる可能性があるとなれば、諸手を上げて歓迎されるでしょう。最も切実に後継者の誕生を必要としている部族に嫁して貰います。姉妹に手を貸した者たちも、女性は姉妹と同様に、男性は辺境開拓の労働力として働いて貰いますよ」
年齢差や正室であるかどうかは無視をされ、一族の存続を最優先に婚姻関係を結ばされると言う事だろう。
イラクシ族の族長の娘であったかどうかなど、考慮されなくなる。
女性の幸せとしては、とても祝福出来る事じゃないけど、ゲームや小説でよく読む様な「修道院」あるいはそれに類する存在がない以上は、処罰としてはそうならざるを得ないのかも知れない。
私も一歩間違えば……と思わず声を零したサラさんに、ラディズ青年がそっと寄り添っている。
「で、では、トリーフォンが次の――」
イーゴス族長の反応を確かめるよりも早く、エレメア側室夫人がそう言って声を震わせた。
それが、芝居の幕を上げるタイミングだと言っても良かった。
ジーノ青年は、エレメア側室夫人を礼儀正しく無視した。
「イユノヴァさん」
そう言って、ラディズ青年を自分とイーゴス族長が話をしていた寝台脇へと招き寄せた。
「もしかしたら、私よりも遥かに容貌はご記憶でないでしょうが――族長の姉君が嫁がれた先の一族の血を引く青年。族長がお倒れになられた際に、誰かが探し当てた。彼がイユノヴァさんですよ。姉妹の継承権がなくなる前提において、現状トリーフォン君以外に族長の後を継ぐ資格を持つ人間、と言う事になりますね」
「「「…………」」」
「な……っ⁉」
イーゴス族長とマカール、トリーフォン君は無言でそれぞれが目を見開き、唯一エレメア側室夫人だけは、悲鳴ともとれる声を上げていた。
「ど、どうして⁉その者は王都から出る事を拒否していたのではないの⁉こんなところにいるなんておかしいわ!」
叫びながら、トリーフォン君の背中をグイグイ押して、イーゴス族長の前へと立たせようとしている。
何となく、その様子に違和感を感じない訳ではなかったんだけど、この時点ではまだ、その違和感が形にはなっておらず、黙って様子を見ているしかなかった。
「ずっと、この地にいたのはトリーフォン。騒動を起こしたあの姉妹も問題外だけれど、今まで族長に顔を見せにすら来なかった、どこの誰とも知れぬ男に、次の族長など務まる筈がないわ‼」
「……ただ、傍にいたと言うだけならば、彼が次の族長に相応しいと言う、何の根拠にもなりませんよ、夫人。イユノヴァさんには、王都で店を持ち、イラクシ族の誇りとも言うべき紋様を巷に広めると言う、これ以上ない功績があるんですから」
いっそ冷ややかに切って捨てたジーノ青年に、エレメア側室夫人の顔が怒りで朱く染まった。
「そんなの、本人だけが言っているだけかも知れないでしょう⁉本当に店があって、売れているのかどうかなんて、この村から分かる訳がないじゃない‼」
「まあ……夫人でなくとも、そう仰られる人は出ると思いましたよ」
わざとらしく嘆息する仕種を見せたジーノ青年は、そこで初めて、シレアンさんと私の方へと視線を投げてみせた。
どうやら、出番のようです。
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