437 / 803
第二部 宰相閣下の謹慎事情
482 狐火灯る夜(中) ☆
しおりを挟む
右手にティーポットとカップの乗るトレイ。
左手には何かしらの毛皮だろうと思しきブランケット。
いや、ブランケットにしてもちょっと大きいような……それはともかく。
「エ…ドヴァルド様……何で、そんな……」
背筋のピンと伸びた、隙のない佇まいもさることながら、手にしているのがティーセットとブランケット。
一瞬どこのコスプレ執事が来たのかと思ってしまった。
と言うか、天下の宰相閣下が何でそんな用意を!
私が慌てて代わりに持とうと立ち上がったけれど、エドヴァルドは「ああ、気にするな」と、ブランケットを持つ手で私を軽く制して、トレイをティーテーブルの上に静かに置いた。
「シ…イオタだったか。ここへ運んで来る途中だった物を代わりに受け取っただけだ。私が貴女と〝狐火〟を見たいのだと言ったら、快く代わってくれた」
ココロヨク、のところだけちょっと違う響きがした様な気がしたけど、きっとそれは気が付かない方が良いんだろうな……。
うん、ゴメンねシーグ。
「どうやら〝狐火〟は、まだみたいだな」
「あ、そ、そうですね。と言うか、必ず毎日出現する訳でもないって聞いてますし……あくまで確率は高いだろう、と言う話で……」
「なるほど。だから、暖を確保して待つ体制なのか」
そう言ったエドヴァルドは、椅子の近くまで来ると、大判なブランケットを自らに羽織らせる様にして、優雅に腰を下ろした。
何だか……ただ椅子に座るだけの仕種さえ、流れる様なスマートさだ。
さすが幼い頃から礼儀作法を叩きこまれた大貴族は、この辺りからして違う。
――などと、うっかり感心していた所為か、エドヴァルドがその一連の動作の延長線上でこちらに差し出して来た手を、うっかりと取ってしまった。
「ふえっ⁉」
自分でもおかしいと思える声を上げたのは、分かっていた。
だけど気が付いた時には、エドヴァルドの長い足の間に挟まれるようにして座っているなどと、他にどうリアクションのしようがあったと言うのか……‼
「えええ、エドヴァルド様……っ⁉」
そのうえ、出て来る言葉も嚙みまくりだ。
「この方が温かいだろう」
いえ、違う意味でアタマが沸騰しそうです……‼
「イオタもこれ一つしか、羽織る物を持って来なかった事だしな」
それはきっと、自分には必要ないと思っていたからだろう、と思いながらも、色々と動揺していて、それが口に出る事はなかった。
だって、所詮はアイアンチェア。
椅子の幅から言って、座っていると言うよりは、エドヴァルドの上に乗ってしまっていると言った方が、限りなく正しいのだ。
「だ、ダメですって…っ、これ、絶対後でエドヴァルド様の足が痺れますって!わ…私だってそこまで軽くは……っ」
重い、などと言うとちょっと悲しくなるので、せめて「軽くない」と言い換えてみたけれど、エドヴァルドはと言えば、そんな事は気にも留めていないようだった。
「心配しなくて良い。貴女はこちらが不安になるほど華奢だ。慣れない北の地で風邪を引かれるのも困る。これくらいで、ちょうど良い」
「え…や…でも…っ」
「私の足が痺れる心配をしてくれるのなら、むしろ暴れずに大人しくしていてくれ。……それとも、まだ寒いか?」
もう私は、これでもかと言うくらいに首を横に振ってしまった。
ブランケットどころかエドヴァルドに包まれているかの様なこの状況で、一体誰が「寒い」などと言えるのか……‼
自分で自分の心臓の音が聞こえるくらいに動揺している私の耳元で、相も変わらず腰砕けになりそうな囁き声が、止む事なく耳に届く。
「フェドート卿によれば、紫や緑、赤と言った色が夜空に散るらしい。どれか一色の日もあれば、複数の色が混ざり合うように見える日もある、と。貴女の国でも、そんな風に?」
頭の片隅で「やっぱり完璧、オーロラだよねそれ……」と思いながらも、思った事がすぐさま声になったかと言えば、そうでもない。
返事のない私を、さすがにエドヴァルドも訝しんだのか、後ろから私を支える腕に少し力が入って――こちらを覗き込もうとしているのが横目に見えた。
「レイナ?」
「はいっ⁉ああっ、えっと、そうですね、私も直接は見た事がないんですけど、写真――絵とかで見たのは、そんな感じ…だった、かも……?」
写真だの旅番組だのと、当たり前だけど説明が出来ずに、結局「絵」としか言えずじまい。
ただ、私が上手く説明出来る語彙を持たなかったのだと、察したエドヴァルドは、それ以上の細かい事は聞いては来なかった。
やっぱり、察しの良い人だと思う。
思う…けど!
「レイナ、俯いたままだと、せっかく〝狐火〟が顕れても見えないんじゃないか?」
「こっ…こんな姿勢で見るとか…思わなかったので…っ」
だから普通に座りたいと言う私の無言のアピールは、今度は分かっていて無視された。
「日が暮れてしまったから、良くは分からないが……さぞ、貴女の顔は赤くなっているんだろうな……もったいない」
「もっ…⁉」
「今、ここには私しかいない。他の誰にも見られる事はないのは良いとして、肝心の私ですらそれを見る事が出来ないとはな」
「……っ」
そんなモノは見なくても良いです――‼
また、ジタバタと動きかけたところ、ダメだとでも言うように、エドヴァルドの腕に力が入った。
「貴女のいた世界に、私の知らない貴女がいるのは仕方がない。そこは妥協をする」
うん?妥協?
「だが」
聞き捨てならない言葉を振り返る間もなく、言葉が次々と耳元をすり抜けていく。
「今は――私が貴女と言う存在を知った今は、喜怒哀楽における、貴女の表情の全てを、私は知りたい。私しか知らない表情を見せてくれればそれが最良だが、少なくともその逆は、許容出来そうにない」
「⁉」
もう、何を言っているのか理解が及びません――‼
「ああ……それだ」
蕩けるような、色気二割増の声が聞こえた気がした。
「その表情、他の誰にも見せないでくれるか……」
「……っ」
エドヴァルドの右手が私の左頬にかかり、あまりに自然な仕種で斜め上を向かせられてしまった。
「ん…んっ」
ここ、他人ん家――‼︎
なかなか止まないどころか、どんどんと深くなる口づけに、抗議の意味もこめてペシペシと頬に触れられたままの手を叩いてみたけれど、まるで効いた様子がなかった。
そう言えば、宰相室と言いラハデ公爵邸と言い、考えてみれば気にする人じゃなかった!
「……ああ、すまない」
呼吸困難寸前のタイミングで、ようやくエドヴァルドの整った顔が少しだけ視界から外れた。
「これでは〝狐火〟が顕れても見えないな」
さも、今思い出したかの様に言っているけれど、口元に愉悦の笑みが浮かんでいるからには、明らかに、わざとだ。
私は「怒ってます」と主張するつもりで軽く睨んでみたら、何故かエドヴァルドには「レイナ……」と、盛大なため息を零されてしまった。
「確かに、そんな表情をさせてしまった私にも非はあるが、そのまま睨もうとしないでくれ。私には、煽られているとしか見えなくなってしまう」
「⁉︎」
「今すぐ寝台に連れて行きたくなってしまうから、やめてくれ」
「……ハイ」
どんな表情だとか、煽るって何、とか思うところはあれど、とりあえずワカリマシタ。
ここは「はい」一択だと言う事だけは、理解しました。
今の拍子にずり落ちかけていたブランケットを羽織り直すように、体制を元――と言っても、ブランケットとエドヴァルドに包まれた状態――に戻したエドヴァルドが、そこでふと視線を前に向けて、目を細めた。
「始まる……のか?」
何が、とは今は聞くまでもないだろう。
私も慌てて同じように、エドヴァルドが見ている方角に視線を投げた。
左手には何かしらの毛皮だろうと思しきブランケット。
いや、ブランケットにしてもちょっと大きいような……それはともかく。
「エ…ドヴァルド様……何で、そんな……」
背筋のピンと伸びた、隙のない佇まいもさることながら、手にしているのがティーセットとブランケット。
一瞬どこのコスプレ執事が来たのかと思ってしまった。
と言うか、天下の宰相閣下が何でそんな用意を!
私が慌てて代わりに持とうと立ち上がったけれど、エドヴァルドは「ああ、気にするな」と、ブランケットを持つ手で私を軽く制して、トレイをティーテーブルの上に静かに置いた。
「シ…イオタだったか。ここへ運んで来る途中だった物を代わりに受け取っただけだ。私が貴女と〝狐火〟を見たいのだと言ったら、快く代わってくれた」
ココロヨク、のところだけちょっと違う響きがした様な気がしたけど、きっとそれは気が付かない方が良いんだろうな……。
うん、ゴメンねシーグ。
「どうやら〝狐火〟は、まだみたいだな」
「あ、そ、そうですね。と言うか、必ず毎日出現する訳でもないって聞いてますし……あくまで確率は高いだろう、と言う話で……」
「なるほど。だから、暖を確保して待つ体制なのか」
そう言ったエドヴァルドは、椅子の近くまで来ると、大判なブランケットを自らに羽織らせる様にして、優雅に腰を下ろした。
何だか……ただ椅子に座るだけの仕種さえ、流れる様なスマートさだ。
さすが幼い頃から礼儀作法を叩きこまれた大貴族は、この辺りからして違う。
――などと、うっかり感心していた所為か、エドヴァルドがその一連の動作の延長線上でこちらに差し出して来た手を、うっかりと取ってしまった。
「ふえっ⁉」
自分でもおかしいと思える声を上げたのは、分かっていた。
だけど気が付いた時には、エドヴァルドの長い足の間に挟まれるようにして座っているなどと、他にどうリアクションのしようがあったと言うのか……‼
「えええ、エドヴァルド様……っ⁉」
そのうえ、出て来る言葉も嚙みまくりだ。
「この方が温かいだろう」
いえ、違う意味でアタマが沸騰しそうです……‼
「イオタもこれ一つしか、羽織る物を持って来なかった事だしな」
それはきっと、自分には必要ないと思っていたからだろう、と思いながらも、色々と動揺していて、それが口に出る事はなかった。
だって、所詮はアイアンチェア。
椅子の幅から言って、座っていると言うよりは、エドヴァルドの上に乗ってしまっていると言った方が、限りなく正しいのだ。
「だ、ダメですって…っ、これ、絶対後でエドヴァルド様の足が痺れますって!わ…私だってそこまで軽くは……っ」
重い、などと言うとちょっと悲しくなるので、せめて「軽くない」と言い換えてみたけれど、エドヴァルドはと言えば、そんな事は気にも留めていないようだった。
「心配しなくて良い。貴女はこちらが不安になるほど華奢だ。慣れない北の地で風邪を引かれるのも困る。これくらいで、ちょうど良い」
「え…や…でも…っ」
「私の足が痺れる心配をしてくれるのなら、むしろ暴れずに大人しくしていてくれ。……それとも、まだ寒いか?」
もう私は、これでもかと言うくらいに首を横に振ってしまった。
ブランケットどころかエドヴァルドに包まれているかの様なこの状況で、一体誰が「寒い」などと言えるのか……‼
自分で自分の心臓の音が聞こえるくらいに動揺している私の耳元で、相も変わらず腰砕けになりそうな囁き声が、止む事なく耳に届く。
「フェドート卿によれば、紫や緑、赤と言った色が夜空に散るらしい。どれか一色の日もあれば、複数の色が混ざり合うように見える日もある、と。貴女の国でも、そんな風に?」
頭の片隅で「やっぱり完璧、オーロラだよねそれ……」と思いながらも、思った事がすぐさま声になったかと言えば、そうでもない。
返事のない私を、さすがにエドヴァルドも訝しんだのか、後ろから私を支える腕に少し力が入って――こちらを覗き込もうとしているのが横目に見えた。
「レイナ?」
「はいっ⁉ああっ、えっと、そうですね、私も直接は見た事がないんですけど、写真――絵とかで見たのは、そんな感じ…だった、かも……?」
写真だの旅番組だのと、当たり前だけど説明が出来ずに、結局「絵」としか言えずじまい。
ただ、私が上手く説明出来る語彙を持たなかったのだと、察したエドヴァルドは、それ以上の細かい事は聞いては来なかった。
やっぱり、察しの良い人だと思う。
思う…けど!
「レイナ、俯いたままだと、せっかく〝狐火〟が顕れても見えないんじゃないか?」
「こっ…こんな姿勢で見るとか…思わなかったので…っ」
だから普通に座りたいと言う私の無言のアピールは、今度は分かっていて無視された。
「日が暮れてしまったから、良くは分からないが……さぞ、貴女の顔は赤くなっているんだろうな……もったいない」
「もっ…⁉」
「今、ここには私しかいない。他の誰にも見られる事はないのは良いとして、肝心の私ですらそれを見る事が出来ないとはな」
「……っ」
そんなモノは見なくても良いです――‼
また、ジタバタと動きかけたところ、ダメだとでも言うように、エドヴァルドの腕に力が入った。
「貴女のいた世界に、私の知らない貴女がいるのは仕方がない。そこは妥協をする」
うん?妥協?
「だが」
聞き捨てならない言葉を振り返る間もなく、言葉が次々と耳元をすり抜けていく。
「今は――私が貴女と言う存在を知った今は、喜怒哀楽における、貴女の表情の全てを、私は知りたい。私しか知らない表情を見せてくれればそれが最良だが、少なくともその逆は、許容出来そうにない」
「⁉」
もう、何を言っているのか理解が及びません――‼
「ああ……それだ」
蕩けるような、色気二割増の声が聞こえた気がした。
「その表情、他の誰にも見せないでくれるか……」
「……っ」
エドヴァルドの右手が私の左頬にかかり、あまりに自然な仕種で斜め上を向かせられてしまった。
「ん…んっ」
ここ、他人ん家――‼︎
なかなか止まないどころか、どんどんと深くなる口づけに、抗議の意味もこめてペシペシと頬に触れられたままの手を叩いてみたけれど、まるで効いた様子がなかった。
そう言えば、宰相室と言いラハデ公爵邸と言い、考えてみれば気にする人じゃなかった!
「……ああ、すまない」
呼吸困難寸前のタイミングで、ようやくエドヴァルドの整った顔が少しだけ視界から外れた。
「これでは〝狐火〟が顕れても見えないな」
さも、今思い出したかの様に言っているけれど、口元に愉悦の笑みが浮かんでいるからには、明らかに、わざとだ。
私は「怒ってます」と主張するつもりで軽く睨んでみたら、何故かエドヴァルドには「レイナ……」と、盛大なため息を零されてしまった。
「確かに、そんな表情をさせてしまった私にも非はあるが、そのまま睨もうとしないでくれ。私には、煽られているとしか見えなくなってしまう」
「⁉︎」
「今すぐ寝台に連れて行きたくなってしまうから、やめてくれ」
「……ハイ」
どんな表情だとか、煽るって何、とか思うところはあれど、とりあえずワカリマシタ。
ここは「はい」一択だと言う事だけは、理解しました。
今の拍子にずり落ちかけていたブランケットを羽織り直すように、体制を元――と言っても、ブランケットとエドヴァルドに包まれた状態――に戻したエドヴァルドが、そこでふと視線を前に向けて、目を細めた。
「始まる……のか?」
何が、とは今は聞くまでもないだろう。
私も慌てて同じように、エドヴァルドが見ている方角に視線を投げた。
807
685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
お気に入りに追加
12,979
あなたにおすすめの小説

誰にも信じてもらえなかった公爵令嬢は、もう誰も信じません。
salt
恋愛
王都で罪を犯した悪役令嬢との婚姻を結んだ、東の辺境伯地ディオグーン領を治める、フェイドリンド辺境伯子息、アルバスの懺悔と後悔の記録。
6000文字くらいで摂取するお手軽絶望バッドエンドです。
*なろう・pixivにも掲載しています。

今日結婚した夫から2年経ったら出ていけと言われました
四折 柊
恋愛
子爵令嬢であるコーデリアは高位貴族である公爵家から是非にと望まれ結婚した。美しくもなく身分の低い自分が何故? 理由は分からないが自分にひどい扱いをする実家を出て幸せになれるかもしれないと淡い期待を抱く。ところがそこには思惑があり……。公爵は本当に愛する女性を妻にするためにコーデリアを利用したのだ。夫となった男は言った。「お前と本当の夫婦になるつもりはない。2年後には公爵邸から国外へ出ていってもらう。そして二度と戻ってくるな」と。(いいんですか? それは私にとって……ご褒美です!)

【完結】王女と駆け落ちした元旦那が二年後に帰ってきた〜謝罪すると思いきや、聖女になったお前と僕らの赤ん坊を育てたい?こんなに馬鹿だったかしら
冬月光輝
恋愛
侯爵家の令嬢、エリスの夫であるロバートは伯爵家の長男にして、デルバニア王国の第二王女アイリーンの幼馴染だった。
アイリーンは隣国の王子であるアルフォンスと婚約しているが、婚姻の儀式の当日にロバートと共に行方を眩ませてしまう。
国際規模の婚約破棄事件の裏で失意に沈むエリスだったが、同じ境遇のアルフォンスとお互いに励まし合い、元々魔法の素養があったので環境を変えようと修行をして聖女となり、王国でも重宝される存在となった。
ロバートたちが蒸発して二年後のある日、突然エリスの前に元夫が現れる。
エリスは激怒して謝罪を求めたが、彼は「アイリーンと自分の赤子を三人で育てよう」と斜め上のことを言い出した。

完結 穀潰しと言われたので家を出ます
音爽(ネソウ)
恋愛
ファーレン子爵家は姉が必死で守って来た。だが父親が他界すると家から追い出された。
「お姉様は出て行って!この穀潰し!私にはわかっているのよ遺産をいいように使おうだなんて」
遺産などほとんど残っていないのにそのような事を言う。
こうして腹黒な妹は母を騙して家を乗っ取ったのだ。
その後、収入のない妹夫婦は母の財を喰い物にするばかりで……

山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・

お前のせいで不幸になったと姉が乗り込んできました、ご自分から彼を奪っておいて何なの?
coco
恋愛
お前のせいで不幸になった、責任取りなさいと、姉が押しかけてきました。
ご自分から彼を奪っておいて、一体何なの─?

【完】お義母様そんなに嫁がお嫌いですか?でも安心してください、もう会う事はありませんから
咲貴
恋愛
見初められ伯爵夫人となった元子爵令嬢のアニカは、夫のフィリベルトの義母に嫌われており、嫌がらせを受ける日々。
そんな中、義父の誕生日を祝うため、とびきりのプレゼントを用意する。
しかし、義母と二人きりになった時、事件は起こった……。
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。