435 / 803
第二部 宰相閣下の謹慎事情
480 ネックレスの真価
しおりを挟む
昨晩の登録洩れによる、本日二本目です!
*******************************
ミルテ王女を巡っての、王家の思惑の濃い縁組を阻止する事はやぶさかではない――。
フェドート元公爵の内心の吐露は間違いなく本音で、本気である事を窺わせている。
それは、エドヴァルドやフィルバートにとってはこの上なく頼もしい話ではあったけれど、ギーレンの某王子との縁談となった場合には、果たして不利にはならないだろうか。
宜しくお願いしたいと、頭を軽く下げているエドヴァルドを横目に、私はホッとするのと同時に、一抹の不安をも抱える事になった。
「それで、明日、どうやってユッカス村へ戻るおつもりかな。公が来られるまでは、途中で抗争に敗れて逃れて来る残存兵との遭遇を危惧して、戻る経路をまだ決めかねている状態だったようなのだが」
フェドート元公爵の問いかけに、エドヴァルドも多分私と同じように「イラクシ族の負け前提なのか」と思ったに違いない。
口元に微かに苦笑めいた色が垣間見えていた。
「――ベルセリウス」
フェドート元公爵の話を補足するよう、視線で問いかけたっぽいエドヴァルドに、ベルセリウス将軍が思わずと言った態で姿勢を正していた。
「は、この邸宅内においてのみの閲覧許可と言う事で、周辺の地図を拝見させて頂く事が出来ており、荷馬車が通れる程度の道で、目立ちにくいところを皆で相談しあっておりました」
「そうか。と言う事は、ユッカス村から荷馬車で来たと言う事か?」
「は、その……」
一瞬だったけど、ベルセリウス将軍の視線が私とマトヴェイ外交部長の方へと向いた。
エドヴァルドも、それですぐさま「馬に乗れない二人」を察したみたいだった。
「なるほど、それで帰路にも気を配る必要があった訳か。ちなみにテオドル大公は、普通に馬車ですか」
「うん?まあ、儂はユッカス村は通っておらぬからな。シェーヴォラから、馬車が通れるだけの道を通って、ここまで来ておるよ。それは、いつもの事だ」
「息子には、テオドルが来た時には、ここまで来る馬車を出すようにと、以前から言ってあるからな。もともと、国内における〝転移扉〟の使用北限はシェーヴォラだ。そして今は、その途中の道がイラクシ族の一部の連中の所為で通れない」
フェドート元公爵の言葉からも、ユッカス村に〝転移扉〟が通じたのは、やはり相当イレギュラーだった事が伺える。
「フェドート家の馬車の事は気にせずとも良い。テオドル一人だと、街道が通れるようになるのを待つしかなかったが、別方向からの迎えが来る事が出来たなら、そちら側から帰って貰って、一向に構わない。息子には私から知らせておく」
「すまんな、ヴァシリー」
え、いやいや、そこで話をまとめられても!
まさかエドヴァルドやテオドル大公が荷馬車に乗って揺られるとか、それはない!
私が弾かれた様にエドヴァルドを見た事で、どうやら言いたい事は伝わったらしかった。
分かっていると、エドヴァルドの目が語っている――気がした。
「ベルセリウス、悪いがその『道』が定まったら、何人か残って馬と荷馬車をユッカス村まで戻しに動いてくれるか。残りは『簡易型転移装置』で直接村に出るつもりだ」
エドヴァルドの一言で、少なくともアンジェス組は「ああ…」と、腑に落ちた表情を見せた。
「なるほど、お館様はそれを使ってこの邸宅へ……?」
「邸宅と言うよりは、ユッカス村からレイナを追おうとしたら、ここへ出たと言うのが正しい。以前、レイナが付けているネックレスには、贈り主である私の魔力が存在していると聞いていたからな。行先を登録するのではなく、そのネックレスの在処を念じた結果、ここにいると言うのが正しい」
そうか、エドヴァルドは前にギーレンでリファちゃんが、ネックレスに籠められていたエドヴァルドの魔力を感知して、手紙の配達に飛んで行った仕組みを覚えていて、応用したに違いない。
逆もまたしかり、それで私を追えるのではないか――と。
魔道具の凄さを称えるべきか、それともネックレスにこもる魔力に驚くべきか……。
便利なものですな!などと笑っているのは、ベルセリウス将軍だけだ。
ウルリック副長始め何人かは、乾いた笑いと共に視線を彷徨わせている。
彼らには発信機の概念はもちろんないだろうけど、多分抱いた感想自体は、私とそう変わらない筈だ。
チラチラと物言いたげに私を見ているあたり、気遣ってはくれているんだろう。
(まあ……何かあっても、これがあれば探して貰えるってコトで良いか)
シャルリーヌがエドベリ王子をこき下ろしているのは、そこに一片の好意も存在しないからだ。
私は――多少の重さは感じるけれど、こき下ろそうとは思わない。
リファちゃんの「お仕事」と今回の「転移」で、いざと言う時に、居場所が双方向に把握出来ると言う事が分かった点で、貴重な体験をしたとさえ思う。
気にしていない、との意味もこめて、私は副長たちに微笑んでおいた。
* * *
最終的に釣り上げられた魚たちは、北部地域あるいはバリエンダール国内でメジャーだと言う料理にあれこれ変貌を遂げていた。
個人的には、15cm前後の小型魚をカリカリに焼き上げたところに、ホワイトクリームをかけてマッシュポテトを添えたと言う料理がヒットだと思った。
何でも北部地域の湖で一番よく見かける白身淡水魚らしく、料理自体もかなりメジャーらしい。
主に軍関係者の皆さま方が、お酒に合うと勢いよく食べていたように思う。
あと、市場にはあまり出回らず、漁師たちの間で消費されてしまう事が多いと言う体長20cmほどの白身魚はムニエルっぽい料理と味付けになっていて、こちらは高位貴族の皆さま方が優雅にお召し上がりだった。
他にも酢漬けにされた魚(これは今日釣れた分は後日に回り、食卓には前に酢漬けして保管されていた分が使用された)や、フィッシュケーキっぽい、魚のほぐし身とジャガイモをパン粉や小麦粉で包んで揚げた一品なんかが、この日は振舞われた。
山菜やキノコは、全て脇の添え野菜に回ったようだった。
フィッシュケーキとコロッケの境界線が難しい……これはレシピ化出来るのか……などと、ぐるぐる考えながら食べていたら、横からエドヴァルドに咳ばらいをされた為、とりあえずその場では食べる事に集中せざるを得なかった。
「――この後は〝狐火〟の出現を待つつもりかね?」
大満足の夕食が終わって、コーヒーを出されているところに、不意にフェドート元公爵がそんな事を聞いてきた。
「あ、はい。その、湖畔に行った方が良いですか?それとも泊まらせて頂くお部屋のベランダでも見えるものですか?」
「湖側の部屋であれば、ベランダからでも十分に見る事は出来るとも。寒さを凌げる厚手の何かを羽織っていればよかろうよ」
聞けば〝狐火〟は、この地域だと比較的早めの時間から、真夜中をピークとするように、一晩に2~3回出現するらしい。
1回につき1時間位現象が続くこともあれど、激しく動いたり光ったりするピークは約10分程なんだそうだ。
場所によっては、真夜中から明け方に見えるところもあり、必ずしも決まった条件があると言う訳ではなく、だからこその「神秘」なのかも知れなかった。
「昨晩と同様に、空は晴れているようだ。今夜も可能性は高いかも知れないな」
フェドート元公爵の言葉に、私の期待は高まりつつあった。
*******************************
ミルテ王女を巡っての、王家の思惑の濃い縁組を阻止する事はやぶさかではない――。
フェドート元公爵の内心の吐露は間違いなく本音で、本気である事を窺わせている。
それは、エドヴァルドやフィルバートにとってはこの上なく頼もしい話ではあったけれど、ギーレンの某王子との縁談となった場合には、果たして不利にはならないだろうか。
宜しくお願いしたいと、頭を軽く下げているエドヴァルドを横目に、私はホッとするのと同時に、一抹の不安をも抱える事になった。
「それで、明日、どうやってユッカス村へ戻るおつもりかな。公が来られるまでは、途中で抗争に敗れて逃れて来る残存兵との遭遇を危惧して、戻る経路をまだ決めかねている状態だったようなのだが」
フェドート元公爵の問いかけに、エドヴァルドも多分私と同じように「イラクシ族の負け前提なのか」と思ったに違いない。
口元に微かに苦笑めいた色が垣間見えていた。
「――ベルセリウス」
フェドート元公爵の話を補足するよう、視線で問いかけたっぽいエドヴァルドに、ベルセリウス将軍が思わずと言った態で姿勢を正していた。
「は、この邸宅内においてのみの閲覧許可と言う事で、周辺の地図を拝見させて頂く事が出来ており、荷馬車が通れる程度の道で、目立ちにくいところを皆で相談しあっておりました」
「そうか。と言う事は、ユッカス村から荷馬車で来たと言う事か?」
「は、その……」
一瞬だったけど、ベルセリウス将軍の視線が私とマトヴェイ外交部長の方へと向いた。
エドヴァルドも、それですぐさま「馬に乗れない二人」を察したみたいだった。
「なるほど、それで帰路にも気を配る必要があった訳か。ちなみにテオドル大公は、普通に馬車ですか」
「うん?まあ、儂はユッカス村は通っておらぬからな。シェーヴォラから、馬車が通れるだけの道を通って、ここまで来ておるよ。それは、いつもの事だ」
「息子には、テオドルが来た時には、ここまで来る馬車を出すようにと、以前から言ってあるからな。もともと、国内における〝転移扉〟の使用北限はシェーヴォラだ。そして今は、その途中の道がイラクシ族の一部の連中の所為で通れない」
フェドート元公爵の言葉からも、ユッカス村に〝転移扉〟が通じたのは、やはり相当イレギュラーだった事が伺える。
「フェドート家の馬車の事は気にせずとも良い。テオドル一人だと、街道が通れるようになるのを待つしかなかったが、別方向からの迎えが来る事が出来たなら、そちら側から帰って貰って、一向に構わない。息子には私から知らせておく」
「すまんな、ヴァシリー」
え、いやいや、そこで話をまとめられても!
まさかエドヴァルドやテオドル大公が荷馬車に乗って揺られるとか、それはない!
私が弾かれた様にエドヴァルドを見た事で、どうやら言いたい事は伝わったらしかった。
分かっていると、エドヴァルドの目が語っている――気がした。
「ベルセリウス、悪いがその『道』が定まったら、何人か残って馬と荷馬車をユッカス村まで戻しに動いてくれるか。残りは『簡易型転移装置』で直接村に出るつもりだ」
エドヴァルドの一言で、少なくともアンジェス組は「ああ…」と、腑に落ちた表情を見せた。
「なるほど、お館様はそれを使ってこの邸宅へ……?」
「邸宅と言うよりは、ユッカス村からレイナを追おうとしたら、ここへ出たと言うのが正しい。以前、レイナが付けているネックレスには、贈り主である私の魔力が存在していると聞いていたからな。行先を登録するのではなく、そのネックレスの在処を念じた結果、ここにいると言うのが正しい」
そうか、エドヴァルドは前にギーレンでリファちゃんが、ネックレスに籠められていたエドヴァルドの魔力を感知して、手紙の配達に飛んで行った仕組みを覚えていて、応用したに違いない。
逆もまたしかり、それで私を追えるのではないか――と。
魔道具の凄さを称えるべきか、それともネックレスにこもる魔力に驚くべきか……。
便利なものですな!などと笑っているのは、ベルセリウス将軍だけだ。
ウルリック副長始め何人かは、乾いた笑いと共に視線を彷徨わせている。
彼らには発信機の概念はもちろんないだろうけど、多分抱いた感想自体は、私とそう変わらない筈だ。
チラチラと物言いたげに私を見ているあたり、気遣ってはくれているんだろう。
(まあ……何かあっても、これがあれば探して貰えるってコトで良いか)
シャルリーヌがエドベリ王子をこき下ろしているのは、そこに一片の好意も存在しないからだ。
私は――多少の重さは感じるけれど、こき下ろそうとは思わない。
リファちゃんの「お仕事」と今回の「転移」で、いざと言う時に、居場所が双方向に把握出来ると言う事が分かった点で、貴重な体験をしたとさえ思う。
気にしていない、との意味もこめて、私は副長たちに微笑んでおいた。
* * *
最終的に釣り上げられた魚たちは、北部地域あるいはバリエンダール国内でメジャーだと言う料理にあれこれ変貌を遂げていた。
個人的には、15cm前後の小型魚をカリカリに焼き上げたところに、ホワイトクリームをかけてマッシュポテトを添えたと言う料理がヒットだと思った。
何でも北部地域の湖で一番よく見かける白身淡水魚らしく、料理自体もかなりメジャーらしい。
主に軍関係者の皆さま方が、お酒に合うと勢いよく食べていたように思う。
あと、市場にはあまり出回らず、漁師たちの間で消費されてしまう事が多いと言う体長20cmほどの白身魚はムニエルっぽい料理と味付けになっていて、こちらは高位貴族の皆さま方が優雅にお召し上がりだった。
他にも酢漬けにされた魚(これは今日釣れた分は後日に回り、食卓には前に酢漬けして保管されていた分が使用された)や、フィッシュケーキっぽい、魚のほぐし身とジャガイモをパン粉や小麦粉で包んで揚げた一品なんかが、この日は振舞われた。
山菜やキノコは、全て脇の添え野菜に回ったようだった。
フィッシュケーキとコロッケの境界線が難しい……これはレシピ化出来るのか……などと、ぐるぐる考えながら食べていたら、横からエドヴァルドに咳ばらいをされた為、とりあえずその場では食べる事に集中せざるを得なかった。
「――この後は〝狐火〟の出現を待つつもりかね?」
大満足の夕食が終わって、コーヒーを出されているところに、不意にフェドート元公爵がそんな事を聞いてきた。
「あ、はい。その、湖畔に行った方が良いですか?それとも泊まらせて頂くお部屋のベランダでも見えるものですか?」
「湖側の部屋であれば、ベランダからでも十分に見る事は出来るとも。寒さを凌げる厚手の何かを羽織っていればよかろうよ」
聞けば〝狐火〟は、この地域だと比較的早めの時間から、真夜中をピークとするように、一晩に2~3回出現するらしい。
1回につき1時間位現象が続くこともあれど、激しく動いたり光ったりするピークは約10分程なんだそうだ。
場所によっては、真夜中から明け方に見えるところもあり、必ずしも決まった条件があると言う訳ではなく、だからこその「神秘」なのかも知れなかった。
「昨晩と同様に、空は晴れているようだ。今夜も可能性は高いかも知れないな」
フェドート元公爵の言葉に、私の期待は高まりつつあった。
750
685 忘れじの膝枕 とも連動!
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
書籍刊行記念 書き下ろし番外編小説「森のピクニック」は下記ページ バックナンバー2022年6月欄に掲載中!
2巻刊行記念「オムレツ狂騒曲」は2023年4月のバックナンバーに、3巻刊行記念「星の影響-コクリュシュ-」は2024年3月のバックナンバーに掲載中です!
そして4巻刊行記念「月と白い鳥」はコミックス第1巻と連動!
https://www.regina-books.com/extra
今回から見方が変わりました。何か一話、アルファポリス作品をレンタル頂くことで全てご覧いただけますので宜しくお願いしますm(_ _)m
お気に入りに追加
12,980
あなたにおすすめの小説

【完】お義母様そんなに嫁がお嫌いですか?でも安心してください、もう会う事はありませんから
咲貴
恋愛
見初められ伯爵夫人となった元子爵令嬢のアニカは、夫のフィリベルトの義母に嫌われており、嫌がらせを受ける日々。
そんな中、義父の誕生日を祝うため、とびきりのプレゼントを用意する。
しかし、義母と二人きりになった時、事件は起こった……。

山に捨てられた令嬢! 私のスキルは結界なのに、王都がどうなっても、もう知りません!
甘い秋空
恋愛
婚約を破棄されて、山に捨てられました! 私のスキルは結界なので、私を王都の外に出せば、王都は結界が無くなりますよ? もう、どうなっても知りませんから! え? 助けに来たのは・・・
白い結婚三年目。つまり離縁できるまで、あと七日ですわ旦那様。
あさぎかな@電子書籍二作目発売中
恋愛
異世界に転生したフランカは公爵夫人として暮らしてきたが、前世から叶えたい夢があった。パティシエールになる。その夢を叶えようと夫である王国財務総括大臣ドミニクに相談するも答えはノー。夫婦らしい交流も、信頼もない中、三年の月日が近づき──フランカは賭に出る。白い結婚三年目で離縁できる条件を満たしていると迫り、夢を叶えられないのなら離縁すると宣言。そこから公爵家一同でフランカに考え直すように動き、ドミニクと話し合いの機会を得るのだがこの夫、山のように隠し事はあった。
無言で睨む夫だが、心の中は──。
【詰んだああああああああああ! もうチェックメイトじゃないか!? 情状酌量の余地はないと!? ああ、どうにかして侍女の準備を阻まなければ! いやそれでは根本的な解決にならない! だいたいなぜ後妻? そんな者はいないのに……。ど、どどどどどうしよう。いなくなるって聞いただけで悲しい。死にたい……うう】
4万文字ぐらいの中編になります。
※小説なろう、エブリスタに記載してます

婚約破棄 ~家名を名乗らなかっただけ
青の雀
恋愛
シルヴィアは、隣国での留学を終え5年ぶりに生まれ故郷の祖国へ帰ってきた。
今夜、王宮で開かれる自身の婚約披露パーティに出席するためである。
婚約者とは、一度も会っていない親同士が決めた婚約である。
その婚約者と会うなり「家名を名乗らない平民女とは、婚約破棄だ。」と言い渡されてしまう。
実は、シルヴィアは王女殿下であったのだ。

国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
うたた寝している間に運命が変わりました。
gacchi
恋愛
優柔不断な第三王子フレディ様の婚約者として、幼いころから色々と苦労してきたけど、最近はもう呆れてしまって放置気味。そんな中、お義姉様がフレディ様の子を身ごもった?私との婚約は解消?私は学園を卒業したら修道院へ入れられることに。…だったはずなのに、カフェテリアでうたた寝していたら、私の運命は変わってしまったようです。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

初耳なのですが…、本当ですか?
あおくん
恋愛
侯爵令嬢の次女として、父親の仕事を手伝ったり、邸の管理をしたりと忙しくしているアニーに公爵家から婚約の申し込みが来た!
でも実際に公爵家に訪れると、異世界から来たという少女が婚約者の隣に立っていて…。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。