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第二部 宰相閣下の謹慎事情
470 その鳥は寒波の襲来を告げる(後)
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頭の中が真っ白になった私は、とりあえず目の前で、ふくら雀みたいになっているリファちゃんの背中を撫でてみた。
「だ…大丈夫だよ、リファちゃん?落ち着いて――」
「ぴぃ……」
リファちゃんが、そんな私の手に身体をこすりつけてきた。
えっと…?落ち着かなきゃいけないのはお互い様?そ、そっか。
「レイナ」
――どうやら後ろから抱きすくめられているのは、夢でも気のせいでもないみたいです。
「エドヴァルド様……?」
「ああ」
「ど、どうやってここに……」
動揺している私をよそに、ちょっと離れたところから、トーカレヴァが痙攣った表情のまま物凄い小声で必死に「リファ。リーファ」と、何度かリファちゃんを呼んでいた。
しかもその隣でシーグが、どこからか捕獲してきたらしい、虫が何匹か入った箱をこっちに向けている。
「ぴぃぃっ」
「あ、リファちゃん⁉」
…案の定、リファちゃんはシーグに向かって一直線に飛んで行った。
「え、捨てられた?私、リファちゃんに捨てられちゃった?」
「そんなワケないでしょう!」
相変わらずの小声ながら、トーカレヴァがこちらに向けて口を動かしている。
「小型にせよ〝転移扉〟が出現した魔力にあてられて、驚いただけですから!後で虫をやれば、すぐに機嫌直りますから!」
そう言い置いた後は「すみません、閣下!邪魔者は退散しますので!」と、シーグを急き立てて邸宅の方に下がって行ってしまった。
「ああ、リファちゃん……」
「……レイナ?」
「!」
そして、行ってしまったリファちゃんに気を取られ、エドヴァルドの声や周囲の気温がさっきより冷えている事に、気付くのが遅れてしまった。
「……はい」
「殊、ここに至るまでの事情が知りたいのだが?」
耳元で囁かれた声に私が身体をのけ反らせそうになっているのを押さえようと、後ろから抱きしめているエドヴァルドの腕に力が入る。
「大公殿下や他の皆はどこに?何故、すぐにユレルミ族の拠点の村に戻ろうとしていなかった?」
「……っ」
どう答えれば良いのか、頭の中で上手くまとめられずに言い淀んでいると、それをどう捉えたのかエドヴァルドは、くるりと私の身体を自分の方へ向けさせると、両手で私の左右の頬をそれぞれ挟んだ。
「――私がどれほど貴女の身を案じていたと思う」
「エドヴァルド様……」
「陛下を説き伏せて、バリエンダール王宮まで来てみれば、北方遊牧民達との話し合いに、貴女までもが出向いたと言う。バリエンダールの当代聖女に頭を下げて、貴女が向かったと言うユレルミ族の拠点まで〝転移扉〟を開いて貰えば、今度はテオドル大公の居場所が分かって、そこに迎えに行ったと言われる。これで不安に思うなと言う方がどうかしている」
「……っ」
「挙句、王宮では宰相に貴女はこの国に残して、王女殿下との縁組を検討する気はないかだの、ユレルミ族の拠点では、その息子が、あまりの狭量は本人の為にならないだのと――」
返す言葉もございません。
と言うか、フォサーティ宰相、エドヴァルドにミルテ王女薦めた⁉
息子は息子で、エドヴァルドを牽制した⁉
何やってんですか、フォサーティ父子!
「あ、あの、エドヴァルド様……」
「分かっている。そもそも貴女は無自覚で他人を味方に引き込む傾向がある。そこに貴女の意思は微塵もなかっただろう。王宮では王太子も止めに入っていたしな」
あ、うん。それはそうだろうと思う。
バルキン公爵よりは余程無茶ぶりではないにせよ、エドヴァルドの年齢はミルテ王女のほぼ倍だ。
しかも「冷徹」だの「鉄壁」だのの前評判や、既に婚約者がいるとの話が伝わっていれば、わざわざ波風を立てる気にもならないだろう。
そうでなくとも王太子、かなりのシスコンな筈だし、私も――いくらミルテ王女が良い子だったとしても、さすがにそんな話は、ちょっと許容しづらい。
「まあ王太子は、部屋中凍り付いた結果、顔色を変えて止めていたフシはあるがな。王太子の執務室止まりだったのは、キアラ宰相夫人に敬意を払った結果だと、威圧もしておいたしな」
「……魔道具壊れちゃったんですか」
あまりに事態が突き抜けすぎて、気付けば私も間の抜けた質問を返していた。
確か「氷柱事件」の後、エドヴァルドの魔力暴走を止めるべく、魔道具で実験をするとかなんとか言っていた筈なのに。
そう思って聞いた後のエドヴァルドの答えは、恐ろしくあっさりとしたものだった。
「初めからバリエンダールへは持ち込んでいない。貴女の帰国が遅れると聞いた時に一度壊しているが、その後は陛下が、バリエンダール王宮が凍り付く分には、面白いから再装着不要と、手ぶらを許可していたからな」
陛下――っ‼
面白いから、で他国の王宮氷漬けを推奨しないで――‼
「もちろん初めから魔力を暴走させるつもりはなかった。宰相や息子が、愚かな事を言わなければ良かっただけの話だ」
「え……もしかして、ユレルミ族の拠点――ユッカス村も、どこか凍ったりしたんですか?」
「………」
何でそこだけ無言⁉
「レイナ、話はバリエンダール王宮に戻ってからだ。陛下から簡易型転移装置を一往復分だけ貸与されて来ている。片道はユレルミ族の拠点から此処に来るのに使ってしまったが、あと一回、直接アンジェスに戻る事は可能だ。ただテオドル大公が使者としての返信を未だ受け取っていない以上は、戻るならバリエンダール王宮であり、そこから正式な〝転移扉〟で戻るのが筋だろうからな」
今すぐテオドル大公を呼んで、バリエンダール王宮まで戻る――的な話をされた私は、ちょっと慌てた。
「ああっ、あの!今すぐ戻るのは、ちょっと……」
「何か不都合が?」
感情の読み取れない声で、エドヴァルドが私の顔を覗き込んで来る。
ち、近い…っ!
近すぎるエドヴァルドとの距離に、触れられている頬が赤く、熱くなっていくのを自覚しつつも、私は言わない訳にはいかなかった。
何しろ、オーロラ観賞がかかってる。
せめて今夜だけでもチャレンジしたい――!
「あのっ……晴れた夜に、この地域とサレステーデでしか見られない景色があるって聞いて……」
「レイナ……」
「今夜だけ!今夜だけで良いんです!多分、私の居た国でもあった自然現象で、死ぬまでに一度は見るべきって言われていて……こっちでも、見ると幸せになれるって言い伝えがあるとか…特に夫婦とか恋人同士とか――」
まだ日も暮れていない中で、求婚への返事を飛び越して、とても子作りだの将来の子供だのと言った話を口に出来る筈がなかった。
見ると幸せになれる、もあながち間違ってはいない筈だし、今の私に言えるのはそれが限界だ。
「……見ると幸せに……」
「わがまま……ですか?」
かなり端折ってしまったけど、だけど私の話でも、エドヴァルドは充分に怯んでいた。
何とか近すぎる美形顔に耐えながら、更に手持ちの情報を晒す。
「元々テオドル大公が滞在していらした湖畔の邸宅は、アンジェスの先代宰相閣下と結婚する筈だった姫の、お兄様の邸宅だそうで、今夜はそこで泊めていただいて、その景色が見られるか、一晩だけ待ってみようと……」
「……トーレン殿下の?」
「そうなんです。それで、テオドル大公とユリア夫人も一緒に見た事があるとかで……っ」
今ちょうど、人数が増えた分の夕食の材料を何とか、かさましさせるべく皆で外で採取しているところだったと説明したところで、エドヴァルドが微かに眉根を寄せた。
心臓がロップイヤー並みに音を立てているけど、さすがにここで視線は逸らせない。
頑張って、じっとエドヴァルドを見ていたら、やがて「……一晩」と、ポツリと呟いた。
「エドヴァルド様……?」
「その景色を見る事が出来ても出来なくても、一晩以上の猶予はないが、いいな?」
「!」
「どのみち大公殿下からも話を聞かないとならないしな。その姫の兄とやらに、我々の滞在についても頭を下げるよりほかないだろう」
「あのっ、私、私がお願いしますから……んっ⁉」
これは私のわがままだから――そう言いかけた私の言葉は、エドヴァルドの唇で、塞がれた。
「……私が、貴女ひとりに頭を下げさせる事を潔しとするとでも?」
「……っ」
一緒に見るのだろう――?
耳元で問われた私は、激しく首を縦に振る事しか出来なかった。
「だ…大丈夫だよ、リファちゃん?落ち着いて――」
「ぴぃ……」
リファちゃんが、そんな私の手に身体をこすりつけてきた。
えっと…?落ち着かなきゃいけないのはお互い様?そ、そっか。
「レイナ」
――どうやら後ろから抱きすくめられているのは、夢でも気のせいでもないみたいです。
「エドヴァルド様……?」
「ああ」
「ど、どうやってここに……」
動揺している私をよそに、ちょっと離れたところから、トーカレヴァが痙攣った表情のまま物凄い小声で必死に「リファ。リーファ」と、何度かリファちゃんを呼んでいた。
しかもその隣でシーグが、どこからか捕獲してきたらしい、虫が何匹か入った箱をこっちに向けている。
「ぴぃぃっ」
「あ、リファちゃん⁉」
…案の定、リファちゃんはシーグに向かって一直線に飛んで行った。
「え、捨てられた?私、リファちゃんに捨てられちゃった?」
「そんなワケないでしょう!」
相変わらずの小声ながら、トーカレヴァがこちらに向けて口を動かしている。
「小型にせよ〝転移扉〟が出現した魔力にあてられて、驚いただけですから!後で虫をやれば、すぐに機嫌直りますから!」
そう言い置いた後は「すみません、閣下!邪魔者は退散しますので!」と、シーグを急き立てて邸宅の方に下がって行ってしまった。
「ああ、リファちゃん……」
「……レイナ?」
「!」
そして、行ってしまったリファちゃんに気を取られ、エドヴァルドの声や周囲の気温がさっきより冷えている事に、気付くのが遅れてしまった。
「……はい」
「殊、ここに至るまでの事情が知りたいのだが?」
耳元で囁かれた声に私が身体をのけ反らせそうになっているのを押さえようと、後ろから抱きしめているエドヴァルドの腕に力が入る。
「大公殿下や他の皆はどこに?何故、すぐにユレルミ族の拠点の村に戻ろうとしていなかった?」
「……っ」
どう答えれば良いのか、頭の中で上手くまとめられずに言い淀んでいると、それをどう捉えたのかエドヴァルドは、くるりと私の身体を自分の方へ向けさせると、両手で私の左右の頬をそれぞれ挟んだ。
「――私がどれほど貴女の身を案じていたと思う」
「エドヴァルド様……」
「陛下を説き伏せて、バリエンダール王宮まで来てみれば、北方遊牧民達との話し合いに、貴女までもが出向いたと言う。バリエンダールの当代聖女に頭を下げて、貴女が向かったと言うユレルミ族の拠点まで〝転移扉〟を開いて貰えば、今度はテオドル大公の居場所が分かって、そこに迎えに行ったと言われる。これで不安に思うなと言う方がどうかしている」
「……っ」
「挙句、王宮では宰相に貴女はこの国に残して、王女殿下との縁組を検討する気はないかだの、ユレルミ族の拠点では、その息子が、あまりの狭量は本人の為にならないだのと――」
返す言葉もございません。
と言うか、フォサーティ宰相、エドヴァルドにミルテ王女薦めた⁉
息子は息子で、エドヴァルドを牽制した⁉
何やってんですか、フォサーティ父子!
「あ、あの、エドヴァルド様……」
「分かっている。そもそも貴女は無自覚で他人を味方に引き込む傾向がある。そこに貴女の意思は微塵もなかっただろう。王宮では王太子も止めに入っていたしな」
あ、うん。それはそうだろうと思う。
バルキン公爵よりは余程無茶ぶりではないにせよ、エドヴァルドの年齢はミルテ王女のほぼ倍だ。
しかも「冷徹」だの「鉄壁」だのの前評判や、既に婚約者がいるとの話が伝わっていれば、わざわざ波風を立てる気にもならないだろう。
そうでなくとも王太子、かなりのシスコンな筈だし、私も――いくらミルテ王女が良い子だったとしても、さすがにそんな話は、ちょっと許容しづらい。
「まあ王太子は、部屋中凍り付いた結果、顔色を変えて止めていたフシはあるがな。王太子の執務室止まりだったのは、キアラ宰相夫人に敬意を払った結果だと、威圧もしておいたしな」
「……魔道具壊れちゃったんですか」
あまりに事態が突き抜けすぎて、気付けば私も間の抜けた質問を返していた。
確か「氷柱事件」の後、エドヴァルドの魔力暴走を止めるべく、魔道具で実験をするとかなんとか言っていた筈なのに。
そう思って聞いた後のエドヴァルドの答えは、恐ろしくあっさりとしたものだった。
「初めからバリエンダールへは持ち込んでいない。貴女の帰国が遅れると聞いた時に一度壊しているが、その後は陛下が、バリエンダール王宮が凍り付く分には、面白いから再装着不要と、手ぶらを許可していたからな」
陛下――っ‼
面白いから、で他国の王宮氷漬けを推奨しないで――‼
「もちろん初めから魔力を暴走させるつもりはなかった。宰相や息子が、愚かな事を言わなければ良かっただけの話だ」
「え……もしかして、ユレルミ族の拠点――ユッカス村も、どこか凍ったりしたんですか?」
「………」
何でそこだけ無言⁉
「レイナ、話はバリエンダール王宮に戻ってからだ。陛下から簡易型転移装置を一往復分だけ貸与されて来ている。片道はユレルミ族の拠点から此処に来るのに使ってしまったが、あと一回、直接アンジェスに戻る事は可能だ。ただテオドル大公が使者としての返信を未だ受け取っていない以上は、戻るならバリエンダール王宮であり、そこから正式な〝転移扉〟で戻るのが筋だろうからな」
今すぐテオドル大公を呼んで、バリエンダール王宮まで戻る――的な話をされた私は、ちょっと慌てた。
「ああっ、あの!今すぐ戻るのは、ちょっと……」
「何か不都合が?」
感情の読み取れない声で、エドヴァルドが私の顔を覗き込んで来る。
ち、近い…っ!
近すぎるエドヴァルドとの距離に、触れられている頬が赤く、熱くなっていくのを自覚しつつも、私は言わない訳にはいかなかった。
何しろ、オーロラ観賞がかかってる。
せめて今夜だけでもチャレンジしたい――!
「あのっ……晴れた夜に、この地域とサレステーデでしか見られない景色があるって聞いて……」
「レイナ……」
「今夜だけ!今夜だけで良いんです!多分、私の居た国でもあった自然現象で、死ぬまでに一度は見るべきって言われていて……こっちでも、見ると幸せになれるって言い伝えがあるとか…特に夫婦とか恋人同士とか――」
まだ日も暮れていない中で、求婚への返事を飛び越して、とても子作りだの将来の子供だのと言った話を口に出来る筈がなかった。
見ると幸せになれる、もあながち間違ってはいない筈だし、今の私に言えるのはそれが限界だ。
「……見ると幸せに……」
「わがまま……ですか?」
かなり端折ってしまったけど、だけど私の話でも、エドヴァルドは充分に怯んでいた。
何とか近すぎる美形顔に耐えながら、更に手持ちの情報を晒す。
「元々テオドル大公が滞在していらした湖畔の邸宅は、アンジェスの先代宰相閣下と結婚する筈だった姫の、お兄様の邸宅だそうで、今夜はそこで泊めていただいて、その景色が見られるか、一晩だけ待ってみようと……」
「……トーレン殿下の?」
「そうなんです。それで、テオドル大公とユリア夫人も一緒に見た事があるとかで……っ」
今ちょうど、人数が増えた分の夕食の材料を何とか、かさましさせるべく皆で外で採取しているところだったと説明したところで、エドヴァルドが微かに眉根を寄せた。
心臓がロップイヤー並みに音を立てているけど、さすがにここで視線は逸らせない。
頑張って、じっとエドヴァルドを見ていたら、やがて「……一晩」と、ポツリと呟いた。
「エドヴァルド様……?」
「その景色を見る事が出来ても出来なくても、一晩以上の猶予はないが、いいな?」
「!」
「どのみち大公殿下からも話を聞かないとならないしな。その姫の兄とやらに、我々の滞在についても頭を下げるよりほかないだろう」
「あのっ、私、私がお願いしますから……んっ⁉」
これは私のわがままだから――そう言いかけた私の言葉は、エドヴァルドの唇で、塞がれた。
「……私が、貴女ひとりに頭を下げさせる事を潔しとするとでも?」
「……っ」
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